朝倉かすみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ5つの短編が収められた作品。著者のデビュー作のほか、表題の『肝、焼ける』の2つが文学賞を取っていたようです。
巻末解説の豊崎女史は全作品を絶賛してましたが、個人的には『肝、焼ける』と最後に置かれた『一入』以外は、それほど面白いとは思えず。まぁ、すべての作品において主人公が妙齢の(時に妙齢以上の)独身女性なので、共感して読めということに無理があることを考えると、仕方ないか。
主人公とされている女性と同じような立場の方が読んだら、どんな印象を持つんだろう、というところが、ちょっと気になりました。共感なのか、同族嫌悪なのか、憐憫なのか。
それによって、この著者の作品が今後も読まれ続けるかどうかが -
Posted by ブクログ
タイトル買い。
帯には三十代独身女性のじれったさを軽妙、鮮烈に描いた小説現代新人受賞作を含む、全五編・・・ということでここも気になり購入。
解説の豊崎由美という書評家がこの小説家、朝倉かすみを大絶賛しているのであるが、それほど・・・というわけではないが、中年の入り口に立つ女性をなかなかに良く表現していると思う。というのも著者が40代ということもあるかもしれないが、それをうまく読者に伝えることができているのではないか。なかでも「コマドリさんのこと」は、何だか痛い痛いぐらいに伝わってくるものがあった。
ただ他の作品も絶対読みたいというような気にはさせられなかった。 -
購入済み
田村で期待した…
『田村はまだか』が良かったので、同じ作者で読んでみたけれど、読後感が全然違って好きじゃなかったです。
登場人物たちの心理描写とか、とくに勘違いヤローの切ない感じとかは、同作者って感じだったけど。最後が救われずというか、ハッピーエンドが好きなので、後味が悪かったです。