朝倉かすみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朝倉かすみさん、大好きだ。
この短編集の中では、ダントツ良かったのは、「令和枯れすすき」
ジジババの、枯れよう、切なさを描かせたら、この人の右に出るものは今のところいないのでは。
少しだけ残念なのは「非常持ちだし袋」
この5篇の中では一番長く、途中までは、主人公の姉弟の行く末が気になって、これはまた味わい深いと思っていたのだが、主人公が自衛官を目指すあたりから、着地点がわからなくなってしまった。最後の終わり方も、青龍ってそういう子だったっけ?とポカンとしてしまった。
これは、長編として一冊の小説にしないといけない内容なのでは。
大河小説になりそうなくらい主人公たちが動き始めたのに、字数の関係 -
Posted by ブクログ
北海道で夫が特養に入っていて一人暮らしをする80代のおもちさんの日々。日常が淡々と綴られているといえばいえるんだけど、おもちさんの日常としてみるとそれはそれでいろいろな悲喜こもごもがあるんだな。
おもちさんは近所に息子の妻がいてよく相手をしてくれるし、東京に住む娘も時折帰ってくるし毎日2回電話をし合う仲。友達も多いし、書きものをしたり自分の好みも存分に出しながら暮らしている。糖尿病を抱えているし時々記憶がふわってなるけどいまのところ大丈夫。
最初は『おらおらでひとりいぐも』を彷彿とさせる気がして、6本の連作短編のうち2編目くらいまではおもちさんの頭のなかと現実が行ったり来たりしているのかなと思 -
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Posted by ブクログ
女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。
泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。
個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています