朝倉かすみのレビュー一覧

  • 夏目家順路

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    初めは、どう読み進めればいいのか
    ペースを掴めないところがあって。

    読んでいくうちに、夏目家の三軒隣くらいから
    この家族を見ているような気持に。

    それにしても、家族ってやっぱり厄介です。

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    2016年08月02日
  • 幸福な日々があります

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    嫌いになったわけではないのに、突然夫と一緒に暮らすことが嫌になった森子。熟年女性の心の奥に潜む本音を鋭く描く長編小説。
    『熟年離婚』は、女性側が一方的に申し出ることがほとんどだそうだ。男が気付かない我慢の鬱積が爆発した結果だと思っていたが、朝倉流はもっと根深い。人が一緒に暮らすという夫婦や家族の定義を考えてしまう。

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    2016年05月29日
  • 玩具の言い分

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    独身アラフォー女性を描いた短編集。
    男の自分にはリアルなのか否か分かりませんが、物哀しい印象ばかりてす。
    周りの独身女性たちはここまで病んでないと思うけどなぁ。

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    2016年03月12日
  • 好かれようとしない

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     恥がかけない、必死になれない女性・風吹が、一目惚れをきっかけに足掻くようになる、そのみっともなさこそが人間臭くて魅力的。

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    2015年12月21日
  • 恋に焦がれて吉田の上京

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    23歳にして人生初の恋に落ちた吉田苑美は、ストーカーの如く40男のエノマタさんに張りついていく。
    異端な恋愛ものなら朝倉さん。本人の気持ちは純愛だが、端から見ると恐怖しかない。でも何故か応援したくなるのが不思議だ。主人公の吉田以上に興味が湧くのは親友の前田。二人の会話は漫才のように面白い。「吉田前田」ってコンビでいけそう。

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    2015年12月07日
  • 恋に焦がれて吉田の上京

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    出てくるひとたちと関係性が絶妙。
    うざすぎず、かわいすぎず。
    あざとくない。いい。

    言わないとわかんないことは、言ってもわかんないんだよね。
    っていうことばを思い出した。

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    2016年09月13日
  • 肝、焼ける

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    読んでいて居たたまれなくなりそうないい歳をした女性の痛々しさを、同世代の女性が描いているところが複雑です。同性が読むと笑い飛ばせるのか、苦笑いするのか。
    オトコである自分には謎です。

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    2015年09月03日
  • 感応連鎖

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    ネタバレ

    2015/8/19
    紹介文通り痛快極まりないかどうかはわからんけど。
    節子が幸せならばそれでよい。
    いかにも女性作家の作品。もちろんいい意味で。
    ユーモラスなのに薄ら寒いのがいい。

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    2015年08月22日
  • ともしびマーケット

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    地元のスーパーマーケットを軸に描かれる人間模様。
    出だしの「かならずネスカフェなのでした」が印象的。
    少し俯瞰的な、距離のある描写がいい。
    1話毎に別の人物の話しだけど、どこかリンクしている。

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    2014年08月10日
  • 夏目家順路

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    元ブリキ職人・夏目清茂が亡くなって、その息子、娘、元妻、友人知人など、葬儀に集う人々の色々な思いを描いた連作小説。
    関わりがあれば、必ず故人に対する思いはある。その思いにけりを付ける為に、通夜と告別式があるのかもしれない。残った者たちの人生が変わるわけではないが、考えることは多少変わるのが葬儀の日。

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    2013年12月01日
  • 静かにしなさい、でないと

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    イタい女たちが日常生活で考えていることを描いた短篇集。ホントにイタすぎます。
    不細工な女の子は性格がいいというのは迷信に過ぎず、また人生において、異性から優しく大切にされた経験が少ないので、大概が卑屈な性格になります。そんな救いようのない女性たちを、より一層救いしづらくしてしまう話しばかり。イタいイタい。

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    2013年11月14日
  • ともしびマーケット

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    あまり満たされない生活を送る普通の女性たちが登場する連作短編集。
    各編で登場人物が異なるが、同じスーパーを通して緩やかにつながっている。
    ある程度淡々と進行する物語が最終編で一気につながりをもって動き出すところは見事。

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    2013年09月07日
  • ロコモーション

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    アカリはどこで壊れてしまったのだろう。家族、親友、男、それとも彼女自身の本質なのか。
    物語に具体的な心の崩壊を示す出来事はないが、アカリが生まれる前の祖母の語りから、何故か不気味な空気が漂う。
    ハッピーでもバッドでもないエンディング。アカリのその後の人生が気になってしょうがない。

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    2013年05月31日
  • 玩具の言い分

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    こんなはずじゃなかった、いやこんなもんだろう。アラフォー女性の苦くて甘い恋愛事情と人生観を描いた短編集。
    私と同世代の女性たちの飾らない本音を覗いてしまったようで、正直怖い。今、この感想を書いているカフェの隣の席では、この小説に登場する女性たちの同世代が、けたたましく会話している。そのギャップがやっぱり怖い。

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    2013年05月16日
  • 夏目家順路

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    夏目清茂の死をきっかけに、お葬式に集った人びとがそれぞれに想いをめぐらせる。清茂との関わり通して描かれる人間模様が面白い。そしてそれぞれが抱える秘密、気持ちをこっそり覗き見ているような感覚は不思議。
    死ぬまで毎日を生きる。それをどう生きるかか大切なんだろな。それにしても詩織ちゃんの大人達を見る観察眼はすごいね。

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    2013年05月11日
  • 夏目家順路

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    先々を謀ることなく、今できること、すべきことに一心に取り組む。そうすることで移ろう一瞬に気持ちを宿らせることができると詩織は理解する。
    難しいことのようだが、でも、形は違えどけっこうみんなそうしているようにも思える。できなかったときには後悔することだってある。ゆえに清茂のことをうらやましくも感じるのだと思う。

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    2013年04月30日
  • 静かにしなさい、でないと

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    短編集。
    こんな人間になりたくないなあと思いながら読んでたけど、もしかしたらわたしはすでにこんな人間なのかもしれないと思えてきた。ぞっとするね。

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    2013年03月14日
  • 好かれようとしない

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    薦めがあったので読んでみた。
    なんだか話のテンポがうまくつかめなくて後半からわかってきた。不思議な恋愛小説。

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    2013年01月18日
  • ロコモーション

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    DでBでWくらいの毒っ気が良かったんだけど、いかんせん異世界すぎた。やっと文章に慣れて面白くなってきたかと思えばあの展開。たまにならいいけどやっぱり重くない毒の朝倉かすみの方が良い。

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    2012年12月19日
  • 玩具の言い分

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    文庫版の表紙はビミョウ。 『田村はまだか』の浅倉かすみさんによる短編集。30代半ば~40代前半くらいの女性たちをめぐるお話。意外なことにセックスがらみがテーマになっていて、タイトルの「玩具」というのは、「玩具にされる」ということにつながっているそうで。とはいえ、エロい感じはあまりせず、山田詠美の『学問』における性のような、そういう原始的な感じでした。高校の同級生だった4人が35歳のときと43歳になったときに集まるお話が2篇入っており、それがこの短編集をまとめる風になっています。その4人が、性を本能として理解している風の女性(独身)と、そんな風には受け入れられず頭でっかちで奥手ながらいったん理解

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    2012年11月22日