朝倉かすみのレビュー一覧

  • わたしたちはその赤ん坊を応援することにした

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    確かひとつきほど前に読んだまま書くのを忘れており、詳しい内容も同じく忘れてる。が、一編一編趣向を凝らした短編集だったことは覚えている。

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    2015年04月25日
  • わたしたちはその赤ん坊を応援することにした

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    子ども、子どもって言うけれど。
    人の成長に一喜一憂し、幻想を押し付けることがあります。(ちょっと反省)

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    2015年04月24日
  • ともしびマーケット

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    地元のスーパーマーケットを軸に描かれる人間模様。
    出だしの「かならずネスカフェなのでした」が印象的。
    少し俯瞰的な、距離のある描写がいい。
    1話毎に別の人物の話しだけど、どこかリンクしている。

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    2014年08月10日
  • 夏目家順路

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    元ブリキ職人・夏目清茂が亡くなって、その息子、娘、元妻、友人知人など、葬儀に集う人々の色々な思いを描いた連作小説。
    関わりがあれば、必ず故人に対する思いはある。その思いにけりを付ける為に、通夜と告別式があるのかもしれない。残った者たちの人生が変わるわけではないが、考えることは多少変わるのが葬儀の日。

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    2013年12月01日
  • 静かにしなさい、でないと

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    イタい女たちが日常生活で考えていることを描いた短篇集。ホントにイタすぎます。
    不細工な女の子は性格がいいというのは迷信に過ぎず、また人生において、異性から優しく大切にされた経験が少ないので、大概が卑屈な性格になります。そんな救いようのない女性たちを、より一層救いしづらくしてしまう話しばかり。イタいイタい。

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    2013年11月14日
  • ともしびマーケット

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    あまり満たされない生活を送る普通の女性たちが登場する連作短編集。
    各編で登場人物が異なるが、同じスーパーを通して緩やかにつながっている。
    ある程度淡々と進行する物語が最終編で一気につながりをもって動き出すところは見事。

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    2013年09月07日
  • ロコモーション

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    アカリはどこで壊れてしまったのだろう。家族、親友、男、それとも彼女自身の本質なのか。
    物語に具体的な心の崩壊を示す出来事はないが、アカリが生まれる前の祖母の語りから、何故か不気味な空気が漂う。
    ハッピーでもバッドでもないエンディング。アカリのその後の人生が気になってしょうがない。

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    2013年05月31日
  • 玩具の言い分

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    こんなはずじゃなかった、いやこんなもんだろう。アラフォー女性の苦くて甘い恋愛事情と人生観を描いた短編集。
    私と同世代の女性たちの飾らない本音を覗いてしまったようで、正直怖い。今、この感想を書いているカフェの隣の席では、この小説に登場する女性たちの同世代が、けたたましく会話している。そのギャップがやっぱり怖い。

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    2013年05月16日
  • 夏目家順路

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    夏目清茂の死をきっかけに、お葬式に集った人びとがそれぞれに想いをめぐらせる。清茂との関わり通して描かれる人間模様が面白い。そしてそれぞれが抱える秘密、気持ちをこっそり覗き見ているような感覚は不思議。
    死ぬまで毎日を生きる。それをどう生きるかか大切なんだろな。それにしても詩織ちゃんの大人達を見る観察眼はすごいね。

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    2013年05月11日
  • 夏目家順路

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    先々を謀ることなく、今できること、すべきことに一心に取り組む。そうすることで移ろう一瞬に気持ちを宿らせることができると詩織は理解する。
    難しいことのようだが、でも、形は違えどけっこうみんなそうしているようにも思える。できなかったときには後悔することだってある。ゆえに清茂のことをうらやましくも感じるのだと思う。

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    2013年04月30日
  • 静かにしなさい、でないと

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    短編集。
    こんな人間になりたくないなあと思いながら読んでたけど、もしかしたらわたしはすでにこんな人間なのかもしれないと思えてきた。ぞっとするね。

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    2013年03月14日
  • 好かれようとしない

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    薦めがあったので読んでみた。
    なんだか話のテンポがうまくつかめなくて後半からわかってきた。不思議な恋愛小説。

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    2013年01月18日
  • ロコモーション

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    DでBでWくらいの毒っ気が良かったんだけど、いかんせん異世界すぎた。やっと文章に慣れて面白くなってきたかと思えばあの展開。たまにならいいけどやっぱり重くない毒の朝倉かすみの方が良い。

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    2012年12月19日
  • 玩具の言い分

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    文庫版の表紙はビミョウ。 『田村はまだか』の浅倉かすみさんによる短編集。30代半ば~40代前半くらいの女性たちをめぐるお話。意外なことにセックスがらみがテーマになっていて、タイトルの「玩具」というのは、「玩具にされる」ということにつながっているそうで。とはいえ、エロい感じはあまりせず、山田詠美の『学問』における性のような、そういう原始的な感じでした。高校の同級生だった4人が35歳のときと43歳になったときに集まるお話が2篇入っており、それがこの短編集をまとめる風になっています。その4人が、性を本能として理解している風の女性(独身)と、そんな風には受け入れられず頭でっかちで奥手ながらいったん理解

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    2012年11月22日
  • 好かれようとしない

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    同じ作家の本ばかり読んでいるせいかもしれないけど、最初はすごく読みづらかった。言い回しがすっと頭に入ってこないし、何度読んでも理解できない文があったりした。
    それでも最後まで読んだのは、主人公の性格や振る舞いが自分と似ていたからだと思う。最初はだらだら読んでたけど、話が進むにつれ、わくわくしながらページをめくっていた。終わりはすっきりしていて、読後感もよかった。

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    2012年07月17日
  • ともしびマーケット

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    ネタバレ

    連作短編集。「ともしびマーケット」というスーパーと、それに関連した人たちのお話。

    全9章で各章いろんな人物が主役として登場。14歳の中学生から70のじいさんまでバリエーションに富んでいますが、それが各章の好感度の差につながってしまった気がします。

    14歳女子中学生の、中二病ど真ん中の妄想を拡大させながら、悶え苦しみつつ(?)告白するエピソードはとても面白かったですが、うらぶれた中年男女のエピソードはあまり引き込まれず…

    あと、連作の軸となる「ともしびマーケット」があんまり機能していないような… スーパー外でのエピソードが多すぎて存在感が希薄なのに加え、各章の人物たちがさほど密接に絡んでい

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    2012年07月11日
  • 肝、焼ける

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    ネタバレ

    5つの短編が収められた作品。著者のデビュー作のほか、表題の『肝、焼ける』の2つが文学賞を取っていたようです。

    巻末解説の豊崎女史は全作品を絶賛してましたが、個人的には『肝、焼ける』と最後に置かれた『一入』以外は、それほど面白いとは思えず。まぁ、すべての作品において主人公が妙齢の(時に妙齢以上の)独身女性なので、共感して読めということに無理があることを考えると、仕方ないか。

    主人公とされている女性と同じような立場の方が読んだら、どんな印象を持つんだろう、というところが、ちょっと気になりました。共感なのか、同族嫌悪なのか、憐憫なのか。
    それによって、この著者の作品が今後も読まれ続けるかどうかが

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    2012年06月11日
  • 好かれようとしない

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    ネタバレ

    2012/6/10
    ちょいとニヤニヤする本。
    自分が”女の子”するのがとてつもなく恥ずかしいというのに共感。
    私ごときを好きになるような男は嫌だっていうのも非常によくわかる。
    ヒロエ・Oと鍵屋の関係は理解できん。
    「あれこれ思うは人の心、ふっと思うは神の心」は実践したい。
    ふっと思ったことはやろうぜ!私。

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    2012年06月10日
  • 肝、焼ける

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    ネタバレ

    短編集。

    「コマドリさんのこと」は読んでいて辛いほど(でもくせになりそうな)乙女なおばさんの話。
    イタイけど、最後はちょっとだけ未来を感じさせる終わりだったのでよかった。

    「一入」は、コマドリさんの後だからか、妙に幸せな気持ちになった。
    13年つきあった恋人にプロポーズをしたら「考えさせて」と言われ、ショックを受けつつ女友達と温泉旅館へ行く話。

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    2012年04月23日
  • ロコモーション

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    【読書】「ロコモーション」朝倉かすみ(光文社文庫) いきなりこの本はお勧めしません。ティナ・ターナー?って人は特に(笑)分かる方向けか。その前に「田村はまだか」という作品をまずはお勧めします。特にアラフォー世代の方々。是非。それ以外の方でもですが。 

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    2012年03月16日