【感想・ネタバレ】わたしたちはその赤ん坊を応援することにしたのレビュー

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Posted by ブクログ

短編集。面白い。好みです。
自分だけは正しいと思っている自分を、目の前に差し出されているような。
みんな傷ついたり傷つけられたり。人の事に口出しして自分に返ってきたり。我が身を振り返り嫌な気持ちがして、読んでいて楽しい話ではないけれど、最終話まで読むと、それでもなんとなく許されているような、人間って仕方ないなぁって言われてるような、優しい話のような気もしてくる。
そしてどの話も、わからない人には全然響かないんだろうなぁと思いました。

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2016年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短篇集。

「森のような、大きな生き物」オリンピック代表の彼女を応援する“わたしたち”のお話。

「ニオイスミレ」“志願母”スミレのお話。

「あなたがいなくなってはいけない」ガンになった彼女の人生と、チョピンの話。

「地元裁判」望月姉妹を怪しむ亜子ちゃんと、異質なものを許さない地域のお話。

相談」若い波多野の相談で、色々妄想してしまう50代独身課長さんののお話。

「ムス子」小説家で生計を建てられそうな加賀谷の恩人?ムス子。彼女は息子を亡くしていた。

「お風呂、晩ごはん、なでしこ」愚鈍を思われながらも、マイペースな、フージコさんの日常。

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2015年03月18日

Posted by ブクログ

皮肉り屋さん。すき、すごくすき。うんうん、と同じ目線であらゆることを皮肉りたくなる人にはわかると思うな。
すごく好みな短編集。

1勝手に優れたこの子の未来を応援しよう、と決めたわたしたち。
2産む女を国家全体で支援する世界に住む女たちの話。
3入院が決まり逝く準備をしようとする中で考えることごと。
4まちの結束を乱す人間は、結束を守ることに命がけな人間たちの話。
5ゆとり世代代表男と勘違い50代課長。
6元同級生、あだ名はムス子とのこと。
7愚鈍なフージコさん。

私がとくに好きなのは1.2.5。

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2015年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝倉さんらしい、短編。どの話もテイストが違うようで似ているような。
そして「そこで終わるのかい」と突っ込んでしまうそれぞれのラスト。

「相談」がやっぱりわかりやすくて面白いですよね。
「ニオイスミレ」の世界観(?)や「ムス子」の衝撃の展開も忘れられない。

どこから読んでもグッと来ますが、朝倉さんを初めて読むという人にはお勧めしないかなぁ。いい感じの毒ですけどね。ツウ好みの毒というか。ちょっとね。

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2015年06月29日

Posted by ブクログ

いや、どうもすみません…となにやら謝りたくなるような、日々感じている「あるある」を少々ブラックに描いた短編集。「森のような、大きな生き物」はオリンピックの時期なんかによく感じる気持ち悪さがまとめられていて、「そう、それなんですよ」と思った。

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2015年06月30日

Posted by ブクログ

応援をテーマにした短編集。
ちょっとブラックな応援storyだが1話1話の毛色が違う感じ。
“相談” が素直に笑えた。
いるいるこういう人!ってにやりと笑えた。

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2015年05月26日

Posted by ブクログ

確かひとつきほど前に読んだまま書くのを忘れており、詳しい内容も同じく忘れてる。が、一編一編趣向を凝らした短編集だったことは覚えている。

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2015年04月25日

Posted by ブクログ

子ども、子どもって言うけれど。
人の成長に一喜一憂し、幻想を押し付けることがあります。(ちょっと反省)

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2015年04月24日

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