朝倉かすみのレビュー一覧

  • よむよむかたる

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    アサバマリエさんの装画
    読書
    北海道小樽市
    だれも知らない小さな国
    さとうさとる

    実家に帰った時、道新の記事でこの本を知ってからずっと読みたいと思っていた。私の好きなものが詰まった物語。本にも書いてあるけれど、私の記憶、匂いや手触りと作中の言葉がつながり新たな気づきに出会う。そんなひとときだった。

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    2025年11月22日
  • 平場の月

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    映画予告を観て、主題歌が良いし、映画を観にいくかを決めるのに原作を読んでみようとおもった。
    主人公の男性(青砥)の目線での話のなので、相手女性(須藤)の素直じゃない対応にイライラしながら読んでいたが、最後の2ページで主人公と共に大反省して泣いた。
    須藤、気持ちをわかってあげられずごめん。
    映画も観に行ってみようとおもう!


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    2025年11月21日
  • 平場の月

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    すぐ自分の横にありそうな50代世代のあるあるなアレコレに共感したり。親の介護問題やら、自分自身の健康問題、身近な人の死とか。青砥の立場になると、大切な人の最期に寄り添えなかったこと、サインに気付けなかったとか、悔やまれる部分はあるけど、須藤の生き方と心の太さとか男前やとは思ったりしたけど、2人の1年という時間のちょうどよい幸せの詰まった濃さに感動した。心の描写も読んでてゾクゾクしました。

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    2025年11月21日
  • 平場の月

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    時間の流れるスピードが少しゆっくりしている感じをずっと感じながら読んだ。
    色んなものと折り合いをつけて、無くしたものも多く、諦める事を時間の中で受け入れるような感覚。
    いやだけど、現実を受け入れながら生きていく強さも感じた小説。

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    2025年11月21日
  • 平場の月

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    映画をみて、再読。感想を書いてないじゃん!と驚いた。初読のときは 最後は泣きで。そうそう この感じなのよー。2周いや3周回って出会うって こういう感じよー。と1人で盛り上がって 何人に勧めたことか。
    ずーっと地元も 悪くない というか 緩さがたまらないわけ。映画もよかったけど 泣かなかった。地元の友だちと じゃれあいたくなっちゃった(笑)

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    2025年11月20日
  • 平場の月

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    誰にも頼りたくない須藤とそれでも須藤の力になりたいと思う青砥。そんな2人の恋の物語でした。中学以来再会した2人の関係性は若い年齢の恋愛とはまた違った良さがあり、しみじみと感じました。

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    2025年11月18日
  • 平場の月

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    青春と言われる時代を共にして、人生を一通り経験してから再会した男女

    お互いに色々なことを経験してきたんだろうけれど
    とっても不器用なんだよな〜〜

    ちょうどいい幸せってどれくらいだろうね

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    2025年11月17日
  • 平場の月

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    二人は幸運だったのか。。
    うん、たぶん幸せだったと思う。

    最初に結末があってからの、それまでを、描く。
    古畑みたいな感じ。

    まだ自分は30代だが、50代の恋愛を感じれた。青砥の気持ちはわかる、須藤の気持ちが知りたいな〜。映画みたい〜主題歌めちゃ良いらしい〜。

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    2025年11月16日
  • 平場の月

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    人生後半、盛りを過ぎて、自分一人なんとか生きている男と女。少ない収入で細々と何とか心を保って日々を送る中、残りの人生を共に過ごすという、行幸のような希望の光がさす。
    ほんの少しのありふれたしあわせ、そのことの難しさ。伸び伸び育てなかった末の自己評価の低さが悲しい。とてもリアルで苦しい。キレイな夢のような悲恋というより、どこの駅でも息を潜めていそうな現実感ある中年の話。
    筆者の本は初読。語り口が少し違和感あるが、中盤以降読めるようになった。

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    2025年11月15日
  • 平場の月

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    映画公開前に。
    読みながら、50の身体弱ってる私には読みすすめるのが辛かった。
    家族にも兄弟にも強がってしまう、だってそういうふうにしか生きてこなかったのだ、できないのだ、甘えるのが。 
    彼女の周囲の人間も(青砥も含めて)みな、自分のさがをなかなか変えられないし、そうやって生きてく、死んでいく。誰もが平等に死ぬ。幸せそうに見えても人は死ぬ時はひとりだ。
    残された人は、ひとつの死を、その人が残した死に方を勝手に解釈してしまうけど、本人にしか本心はわからない。死に方を選べたのかどうかも。

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    2025年11月13日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    おじさんミーツおばさん。

    おばさんの方は病魔に蝕まれ、少しずつ損なわれていく。それでも己の信念を最後まで貫いて、無機質にそして強く、″太く″死んでいく。そんなふうにするべきじゃないのに。

    おじさんの方はただただ優しく、大人で、何も考えていない。何も考えていないうちに、まわりの大切な人が死んでいく。そんなふうであるべきじゃなかったのに。

    須藤。
    「あわせる顔がないんだよ」じゃねえ。
    どんな顔だってよかったんだよ。会えよ。
    自分だって会いたいだろうに、なんで勝手に死んでんだよ。

    青砥。
    気づけよ。検査の結果はしつこく聞けよ。
    結婚はゴリ押ししろよ。
    1年てなんだよ。そんなには待てないんだよ

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    2025年11月09日
  • 平場の月

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    もうすぐ映画公開ということで読んでみました
    元同級生でお互い今は独身で50歳で病院で再会 ちょうどよくしあわせはなんとなく分かる 病気の話がなければ不倫じゃない大人の恋愛ってこうなのかもと思う でも青砥さんにもう少し甘えて欲しかった様な不器用な2人にもどかしさとリアルさと悲しさと強さを感じました

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    2025年11月03日
  • 平場の月

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    あの頃は若かったなぁ、痛かったなぁ、馬鹿だったなぁ、って振り返って言い合える相手がいること。あの頃の延長線を、あの頃より老いて弱くなった身体ですること。ぜんぶいとしいと思いたいなあ。
    淡々と現実的な感じがよかった。変に読者の感情を煽ってこないところが、個人的には特によかった。きっと特別ドラマチックじゃない、ありふれているかもしれない、でもかけがえのないものをひとつ見たような気がする。

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    2025年10月29日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    【手に取った理由】
    ・店舗で物色していたら、ポスターで見た映画の原作と知ったので。
    ・堺雅人が好きなので。
    【読んでる途中】
    ・読み進めるのが辛い小説だった。
    ・悲しく、不安な気持ちになるので、ダメージを受けても良い時間帯に、小分けに読むように心がけた。
    ・読み始めたことを、少し後悔した。
    【読後】
    ・最期は、流石に涙を浮かべてしまった。青砥に感情移入し、泣くしかなかった。
    ・みっちゃんとの対話で、少し救われたが、50を超えた大人の恋の結末に、自分の未来を重ね、愛する妻との別れを思い、切なくなる。
    ・どうしようもない気持ちを、中江有里さんの解説が救ってくれた。
    「人生の贖罪と残り時間を照らし合

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    2025年10月25日
  • 平場の月

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    田村はまだかがタイトルだけかーい!
    だったなと思ったので
    それ以来、読んでなかった作家さん

    映画化、星野源の主題歌聴いて
    なんかよさそう…って読んでみた 

    最初は独特なテンポ?文節?に
    あれ?やっぱいまいち?
    って思ったりもしたけど
    すぐ気にならんようになった

    須藤はめんどくさい
    すげーめんどくさい
    おまえの心の一線、どこで引いとん?!
    ってなる
    そしてミステリアス加減とか
    わりと男勝りな口調とか
    わかる…惹かれるの、わかるぜ…
    ってなる

    結局、須藤がなんでそんな決断したんか
    こっちで勝手な解釈させてもらえるの
    読者としてはありがたいなと思う
    こういう理由があってね…って
    ご開帳される

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    2025年10月23日
  • よむよむかたる

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    最初しっかり読んでいたが、半分以上読んでから
    飛ばし読み。歳取ってこんなサークルあったら、楽しいかも。おそらくグダグダ無駄話が多いかもしれないが。

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    2025年10月05日
  • 満潮

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    ネタバレ

    いや〜まいった
    この本、好き嫌いが分かれそう
    眉子さんを囲む色んな人の語りが入るから
    没入してないと何度かページを戻ることに
    なるかもしれない
    私は没入出来た派だ
    眉子さんには一切共感出来ない
    でも居る、絶対眉子さんは居る
    読み終えて暫く考えたけど
    眉子さんをほんとにほんとに理解してた
    人物は居ないのだろう
    母親でさえ、チャー坊でさえ…
    分ってるつもり!だったんじゃないのかな

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    2025年10月03日
  • 少しだけ、おともだち

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    書名が表す通りのお話が8話並ぶのだが、最初の「たからばこ」が怖い。幼稚園児のうてなが友達の家にひとりで遊びに行って、一人で帰る話なのだが、おとなのおにいさんに声をかけられる話。うてなはお母さんやおとうさんにはおにいさんとの事は話さない。リアルで怖くて辛くなったので、次の話を読むことがしばらく出来ずに、本を放って置いた。

    「チェーンウォレット」もイヤな気分になる話だが、最後の「今度、ゆっくり」は後味が良い。私と同じ職業同じような年のおばさんは好感が持てる。私も薄い付き合いの人が多いけど、それでも幸せだし大丈夫だと思えた。

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    2025年09月29日
  • たそがれどきに見つけたもの

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    また最近朝倉かすみさんにハマっている
    昔、朝倉さんの本は不安がつきまとう…と
    感想を書いた
    その不安が知りたくて読む
    でも最近読んだ朝倉さんの本は
    それに【イタさ】もつきまとう
    痛さじゃなくてイタさ
    何やってるんだよ、私ならしないよ
    と思うけど、みんなしかねないイタさを
    上手に上手に書いてある
    面白かった

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    2025年09月25日
  • 植物たち

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    久しぶりに朝倉かすみさんの本を読んだ
    あぁ、またハマってしまいそうだ
    不思議で不気味
    ラストがスキッと終わるわけじゃなく
    どうなったんだ?
    どうなっていくんだ?と思わせる
    登場人物が繋がる話もあるけど
    とにかく全てモワッとした不思議感
    面白かった

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    2025年09月22日