朝倉かすみのレビュー一覧

  • よむよむかたる

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    朝倉さんの作品を手に取るのは『平場の月』以来となりました。平均年齢85才の高齢の男女6人に、28才の若者“安田”が加わって、月に1度開かれる読書会の様子が時にユーモラスに時にシリアスに描かれていました。

    人は年齢を重ねていくにつれて、だんだんと自分のことばかり話したり、人の話を聞かなかったり、加えて認知が揺らいだりするので、読書会の方も混沌としてくる場面もあるのですが、この安田君が偉いのは、人生の大先輩の方々をリスペクトしつつ、温かく見守りながら支えているところではないかと思いました。

    だからでしょうか。老齢の6人もこと本の話をする時には、頭と心のピントがきっちり合って、実に味わい深いディ

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    2026年03月31日
  • 田村はまだか

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    面白かった。この作家さん、初めましてでした。好きな部類かも。
    同窓会の三次会、田村を待つ間の話だけど、淡々としているようで、妙に惹き付ける感じがあって、中盤からは読むスピードが上がりました。
    舞台とかで会話劇にしても面白そう。
    朝倉かすみさん、他の作品も読んでみたい。
    オススメあるかた、教えて下さい

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    2026年03月31日
  • 平場の月

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    舞台が地元であり、朝倉かすみさんも近隣に在住のようでサイン本が地元の書店に平積みされていた本書。
    友人からのオススメもあり、映画化もされたしということで、「大人の恋愛」にちょっと敬遠しつつも手に。

    「大人の恋愛」というテーマは確かにある。
    だけど、私には「闘病生活で支える者と支えられる者の関係」という課題について考えさせられる小説だった。

    私の亡き母も若くして須藤と同じ病と後遺症に苦しみながらの闘病生活を送ったことを思い出す。
    先日、海外在住の姉が帰国し滞在していた際に、母の闘病生活をいかに家族は捉えていたかについて思い出話をしたばかり。
    母の闘病生活をサポートできなかったことに、父も姉も

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    2026年03月28日
  • 田村はまだか

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    5人の同級生とバーのマスターの6人で田村の到着をただ待ってる話なんですが
    その間それぞれの人生を振り返り一話一話じわじわと考え深い話になり田村は結局来ないのかななどと思いながら最後まで読めました

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    2026年03月27日
  • 平場の月

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    2026/03/15

    読み始めた時は、なんとなく文章に読みづらさを感じて、なかなか進められなかった。
    でも、読み進めていくうちに青砥と須藤が心の中に住み着き始めた。
    須藤が迷惑をかけたくないと思う気持ちも、青砥がそれでも一緒にいたいと思う気持ちも、痛いほどわかって、苦しい。
    残された青砥の背中は、街なかの明るい夜に、ぽつんと頼りなく浮かぶ月のように所在なげに写った。
    映画のトレーラーをYouTubeで見て、星野源の歌に泣いた。笑
    映画絶対みます。

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    2026年03月17日
  • 平場の月

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    再会した中学の同級生である青砥と須藤。
    50歳にもなれば、それぞれにそれまでの人生経験があり背負ってきたものもある。
    けれど、残りの人生をただ側で寄り添い合っていたかった。
    それだけだと思うのに
    逃れられない黒い運命が憎い。

    中年期と呼ばれる二人だが、会話がなんだか可愛い。
    幸せになって欲しかったな。



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    2026年03月16日
  • 平場の月

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    50代の男女を描いた、静かな恋愛小説。
    大きな出来事が次々起こるわけではないが、淡々と、しかし確実に終わりへ向かって進んでいく。
    結婚や別れを経て、人生に諦めのようなものを抱えた二人。その中でふと生まれる感情や相手を思う気持ちの揺れが繊細に描かれていて、派手ではないが強く心を動かされた。
    特に、癌患者本人や、その周囲にいる人たちの戸惑いや痛みの描写がとてもリアル。きれいごとでは済まされない現実がある。この生々しさこそがこの作品の魅力だと思う。

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    2026年03月14日
  • 平場の月

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    きらきらしくない、お金持ちでない恋愛。極端に不幸でもない2人、でも50代になれば誰の身にも起こりうる病気のリアリティ。医療が人にもたらす影響を考えざるを得なかった。
    全体に青砥さん目線で書かれているので、女性読者が注意深く読むと、途中から『あ、これ、男女で意識ズレてきてるな。でも言うほどでなくて溜まっちゃうやつかも』と気づくかもしれない。女性が突然びっくりするようなことを言い出すと男の人は驚くけど、まぁでも、積み重ねです。青砥さんが特に悪いわけでもなく。

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    2026年03月05日
  • 平場の月

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    井川遥と堺雅人で映画になったと聞いて興味を持った。
    だから、読んでいても二人がちらついた。
    でも、ぴったりな感じ。
    あータイミング悪いなぁ
    これは青砥、一生後悔するパターンだよ。
    須藤は、強くて罪な女だよ。

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    2026年02月27日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    本作は、人生の“平場”に立ち尽くす人々の静かな息遣いを、驚くほど繊細にすくい上げた物語である。劇的な事件も、華やかな成功もない。ただ、歳月を重ねた男女が再会し、慎重に、ぎこちなく、しかし確かに心を近づけていく。その過程がこれほどまでに豊かで、これほどまでに胸を打つものになるとは思わなかった。

     若さゆえの衝動ではなく、経験を経たからこその逡巡。相手の人生を思い、自分の立場を思い、踏み出しかけては立ち止まる。そのためらいは弱さではない。むしろ、人生を真摯に生きてきた者だけが持つ誠実さの証であるように感じられる。本作は、その慎重さを否定せず、焦らせず、静かに肯定する。

     タイトルにある「平場」

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    2026年02月26日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    映画化ということで手にした山本周五郎賞受賞作。「恋愛ものはもういい」という敬遠を、鮮やかに裏切られた傑作。
    50代の男女が苗字で呼び合う距離感や、金銭・家庭環境の生々しさは、まさに私たちが生きる「平場(ひらば)」のリアリティ。金銭事情や家族関係、地方都市の閉塞感。50代という年齢の「若くはないが、老い切ってもいない」微妙な立ち位置の描写がリアルすぎて、ヒリヒリする。
    特筆すべきは、構成の見事さ。冒頭の須藤の死には最初何も感じなかったが、彼女の生い立ちや、中2の頃から「青砥」が初恋の人だったと知った後に読み返すと、光景が一変して涙が溢れた。
    病に蝕まれる過程もドラマチックすぎず、淡々と、けれど確

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    2026年02月25日
  • 平場の月

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    映画を観たので原作を。
    あの2人がずっと思い浮かんでいて、映画にもあったシーンを思い出し、映画ではなかったシーンは想像し。

    須藤の死を知ったあと、青砥が妹と話すシーンは、本を読んでいても映画を観ていた時のことが鮮明に思い出された。

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    2026年02月17日
  • 平場の月

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    ちょっと切ない。
    どういう気持ちで須藤は逝ったのか。。
    青砥は寄り添いたかっただけだと思うんやけど。

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    2026年02月17日
  • 平場の月

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    青砥が須藤に対する気持ちを描写するときに語彙力が無くなる感じが、難しい言葉を並べられるより「好き」を表していた。

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    2026年02月13日
  • 平場の月

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    自分が若い頃、恋愛しているおじさん、おばさんの粘度が高めのまとわりつくような視線が苦手だった。正直、この本も居心地の悪さを感じながら読みはじめたけど…最後には意外なほど胸を打たれた。

    相手の人生を尊重する。
    たとえ好意を寄せ合った相手であっても、全力で寄りかかったりしない。常に自分が、自分の人生の船頭で、その上で「できるだけ一緒に生きていきたい」って、めちゃくちゃ純粋な愛の形だな、と思った。

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    2026年02月10日
  • よむよむかたる

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    人が人を癒すことができる。その人なりに人生を生きてきたからこそできることもある。そんな優しい物語だった。
    読み終えて今はいないおばあちゃんを想った。おばあちゃんは優しくて賢くて、読書が好きな人だった。手帳に読書メモをとっていた。おばあちゃんと本の話をしたかった。きっと楽しくて、すごく癒されたはずだ。

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    2026年02月05日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    一人の女性が、自分の人生を自分の力でいきていこうとする力強い意志が伝わる小説だった。

    自分の今までの行動の結果の今を、受け入れようと、自分の人生に、きちんと向き合う生き方、誰かに頼ることを良しとしない行動は、痛いほど切なく感じた。

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    2026年02月04日
  • たそがれどきに見つけたもの

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    人生を折り返した中年たちの危うさやら寂しさ、不格好な欲望が静かに描かれていて面白かった。

    主人公たちは明確な夢や目標も持たず、流されるように年を重ねた人たちだ。基準になるような理想像はなかったのに、なぜかこの人生は望んだものと違うという淡い失望感を抱えている。
    こんなはずじゃなかったと思いながら、じゃあどんなはずだったのかと問われても答えられないのだ。
    重松清作品の主人公のような人生の岐路で己の過去の棚卸をするほどの差し迫った感覚もなく、ただただ匂いのように違和感にまとわりつかれているだけ。

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    2026年01月21日
  • 泥酔懺悔

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    下戸の人の感覚を知ることができた一冊。
    私は飲める方だから、酔って泥酔までしても懺悔するほどの失態は今のところない。
    強いて言えば、二次会で食べきれなかったおつまみのベイクドガーリックをアルミホイルに包んでバッグに突っ込み、お持ち帰りしてきたことかなあ。
    バッグの中から出したときの母の顔は忘れられないし、次の日焼き直して食べたときの意外なおいしさも記憶に濃い。
    お酒は楽しいな。私、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • よむよむかたる

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    ネタバレ

    2025/12/20
    お年寄りの話はヒヤヒヤするのね。
    だっていつ死んじゃうかわからない。
    なので薄眼で見ます。
    自分もここに足突っ込み始めたぐらいかと思うけど、老いを感じること増えたもんね。
    年がいけばいくほど、頑張って探さないと楽しいこと減っていく気がする。
    心しとかないとなと。
    『坂の途中で本を読む会』というネーミングがかっこいい。

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    2025年12月26日