朝倉かすみのレビュー一覧

  • よむよむかたる

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    後期高齢者による小樽の読書会に、小説を書けなくなった作家が参加し、支援したりされたりするお話。

    北海道弁の響きが面白い。会話はフランクで軽妙で、その分、深く考えずに口に出しているような印象を受ける。
    そして、登場する後期高齢者たちは実際に、思ったことをすぐに口に出してしまう。
    おまけに、皆わがままで辛抱が出来ない。

    要は老人なのだが、しぐさや表情の描写、そして、シルバニアやマンマ、蝶ネクタイなどキャラ付けが上手く、愛らしくさえ感じてしまう。

    老人たちの描き方が秀逸でした。

    一方で、もう一つの柱である、本が書けなくなった小説家の話は、少しおざなりな印象を受けましたので星3つとさせていただ

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    2026年03月26日
  • 田村はまだか

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    ネタバレ

    一言で言うなれば、「人生」

    個人的には、田村のひと言が良かった。
    「どうせ死ぬから、今生きてるんじゃないのか」
    結末や先のことを考え、今を無意味に感じるのではなく、
    今、この時に全力を尽くすのが人生だなと感じた。

    最初の登場人物がいいちこの人、腕白な人とかなのに、
    読み終える頃にはそれぞれ名前がつく。

    その人の人生を知ることで、
    ただの他人から一人の登場人物に変わる感覚。
    ただの三次会の一場面が、
    よりリアルなものへと変わる感覚。
    素敵な小説体験だと思う。


    ただ、物語の起伏が少なかったり、
    場面転換が急だったりと読みにくさはあるので、☆3。

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    2026年03月15日
  • 平場の月

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    切なくて、あっという間で、身の丈を知っている大人の恋愛。20代の私にはまだ読むのが早かったような気がしないでもない。結局人は死ぬ、どうしたって死ぬ時は一人。

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    2026年03月14日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    50代の恋愛小説
    若さ故の燃え上がるような情熱的な恋愛ではないが、信頼と安心をベースにした相互互助会からスタートした落ち着きのある恋愛もあるのだなと発見
    後半は癌と共に営む生活を細かく実態をもって描写されていて、癌患者を支える人の心情も共感できるところが多かった。

    まさに自分にとっての知らない世界を覗いたような感覚で、自分の全く違う人生を追体験できる読書の価値ここにあり

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    2026年03月14日
  • ぼくは朝日

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    朝日くん、朴訥としてなんかかわいい。小さい時ってこんなにもちゃんと考えてたかな、考えてたんだろうな、ってのがいい感じ。お姉ちゃん、何があったんだろうなぁ。

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    2026年03月12日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    日常の何気ない瞬間こそが最大限の幸せを感じる瞬間であることを教えてくれる。

    年齢を重ね、酸いも甘いも知った2人の恋愛は良い意味でも悪い意味でもゆっくりなスピードで、、
    何か起きるような起きないようなそんなもどかしい時間過ぎていく感覚

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    2026年03月01日
  • 田村はまだか

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    田村を待つ同級生たち
    学生のころ一緒にいた仲間が仕事や結婚や家族などそれぞれの人生経験を経て再び集まる
    学生の頃の記憶は断片的にしか覚えていないけれど強烈に記憶に残る言葉もある
    それでも今を生きるんですよね

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    2026年02月26日
  • 平場の月

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    恋愛自体は50代でも一緒なんだと所々思ったものの、これまでの過去とか病気とか、若いうちはまず考えることのない話題が出てきてて新鮮だった。

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    2026年02月22日
  • よむよむかたる

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    ネタバレ

    お話が動き出すまで結構かかる印象。後半楽しめました。竜子さんが読む会20周年記念に寄せたエッセイが心に響きました。

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    2026年02月20日
  • よむよむかたる

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    リアルさを求めて登場人物の口調を口語体にして描写したのかもしれないが、会話のテンポが生理的に受け付けず、前半〜中盤は読むのが苦痛だった。文章ではなく映像化されるとまた印象が変わるのだろうか。

    とある人物の通夜参列後の、登場人物のやりきれなさを表現したシーンは秀逸に感じた。このシーンを読めただけでも読んだ甲斐があったかも。

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    2026年02月20日
  • 平場の月

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    映画化されるということで手に取った。
    中学の同級生だった、お互い結婚歴のある50代の男女が再会し、恋愛関係になる。
    こう書いてしまうとなんだか単純な話のようだが、さすがに50年も生きてきていれば、人には話せないような過去もある訳で…。
    そんな話も全て打ち明けられるような相手に出会えて、二人は幸せだったと思う。
    本当に短い間だったけど、きっと。

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    2026年02月18日
  • 平場の月

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    ネタバレ

    最初は年齢設定もわからず、どうせ若い男女ののらりくらりの恋物語かと、気持ち半分で読み始めた。が、途中「ん?年齢設定いくつ?」とググって、中学の同窓生が50代で再会、しかも映画になっていて、青砥役堺雅人、須藤役井川遥と知るや俄然話が輝き始めた。
    平場とは一般庶民(多分)、月は青砥が須藤にプレゼントしたペンダントのデザイン。50になってもなおカツカツのパート暮らしで、着るものも食事も贅沢せずつましく生きてきた須藤は、大腸がんの壮絶な治療に耐え、青砥に甘えることを拒否し、ひとりで死んでいった。年齢的なものなのか、プライドなのか‥強いね、須藤は。ストーマの付け外しも見られてるわけだから、もう身体を預

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    2026年02月17日
  • 平場の月

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    細かい描写が多かった割に、登場者の心情にうまく入り込むことができなくて、もどかしかった。
    違うタイミングで読んでいたら、共感する部分がもっと多かったかもしれません。

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    2026年02月08日
  • よむよむかたる

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    先日のお茶会で、「雨の日の心理学」と共におススメいただいたのがこちらの小説。
    ここ数年、心のホームグラウンドのように通う読書会のお話を契機に、「そう言えば読書会の素敵な小説がありますよ」と教えてもらったのが、
    朝倉かすみさん著「よむよむかたる」。

    朝倉かすみさんは、昔、タイトルに惹かれて読んだ「田村はまだか」以来の2作目。本当にずいぶんと昔に読んだきりなので、ちゃんと覚えていないんだが、思ってた感じと違った!という印象の残る作家さんだった。

    さて、今回の物語。
    小樽にある喫茶シトロン。
    再婚で小樽を離れるここのオーナーである叔母から、雇われ店長としてお店を任され、主人公の安田は埼玉から昔住

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    2026年02月04日
  • よむよむかたる

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    78歳から92歳の読書会に参加することになった、
    28歳・安田のやっくん。

    読書会の名まえは、坂の途中で本を読む会。

    朗読から始まるのが、なんかいいなーと。
    メンバーに聴かせるために練習してきて、
    メンバーはそれを味わうように傾聴する。
    みんなで受け止める雰囲気が生まれている感じ、ほっこりする。

    課題本の「だれも知らない小さな国」は、子どもたち向けのお話だけど、
    メンバーたちに語らせると、
    死が差し迫ったお話になる。
    人生経験豊かすぎる解釈だなーとこちらも興味深い。

    朝倉かすみさん、初読みでしたがワードセンスがツボにはまる。
    「リアルでピュアでトゥルーなフェイス」
    「わたしの怪しさをか

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    2026年01月25日
  • 平場の月

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    もやもやして気持ちが晴れない読後感でした。
    重たい内容な上に最初に結末がわかるので、あきらめの気持ちで読み進めました。相手の気持ちを全て理解するのは難しいけど、3分の2くらいはわかっていたいし、伝えたいです。独りぼっちになるかもしれない相手に悲しい思いは多くない方がいいけど、難しいですね。

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    2026年01月18日
  • よむよむかたる

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    本について語るのかと思ってたけど、まあそれがナイわけではないけど、これは読書会ではないね。
    そういうものだと知ってれば…読んだかな。
    井上紋の登場で物語が過去から一気に動きだす構成はよかった。

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    2025年12月25日
  • たそがれどきに見つけたもの

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    3.7 50代は人生の終わりではないと言う短編集。黄昏は迫っているが、暗闇ではない物語。最後の居酒屋の話が何となく好き。今あるものを大切にしようと思う。

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    2025年12月19日
  • よむよむかたる

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    半分も読まずに途中リタイアしてしまった。疲れた。
    高齢者たちの読書会の話で、難しい内容ではない。
    難解な言葉や抽象的すぎる表現もない。
    ただただ、登場人物たちが何を言っているのか分からない。
    感受性が足りない自分のせいだと思う。

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    2025年12月17日
  • よむよむかたる

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    初めての朝倉かすみさんの作品

    坂の途中で本を読む会ってなんだろうと思った。

    読書はひとりでするものだと思っていたが、そうとは限らないかもしれない。
    朗読と解釈、ふたつの読みに気づく

    いつか、読書会に参加したいと思う作品

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    2025年11月22日