朝倉かすみのレビュー一覧

  • よむよむかたる

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    初めての朝倉かすみさんの作品

    坂の途中で本を読む会ってなんだろうと思った。

    読書はひとりでするものだと思っていたが、そうとは限らないかもしれない。
    朗読と解釈、ふたつの読みに気づく

    いつか、読書会に参加したいと思う作品

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    2025年11月22日
  • 平場の月

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    映画が始まったみたいであちらこちらで宣伝を見かけるけど、私にはこの作品の映画が見られるかどうか。
    私自身が青砥や須藤と同世代で、彼らの友人達との会話なんかもなんとなく自分のものと似ていたりして読んでいる最中ずっと感傷的になってしまった。
    とっても切なくて、でも優しくてだけど寂しい。須藤の様に太く生きていくのもかっこいいかもしれないけど、私はお母さんの様に甘えさせてくれている人がいたら思いっきり甘えて感謝して生きていきたいなぁ。

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    2025年11月20日
  • たそがれどきに見つけたもの

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    一気に秋になった。寒いから衣替えしながら、本の整理していて(笑)
    積ん読本。今読む本だなと手に取る。
    どの短編も普通の日常の中のちょっとした心のおりとか、虚勢とか、不安とか、愛する人への思いとか、楽しみとかが描かれていて。
    どの短編も終わりは少し悲しい。けど温かいじんわりが胸に残る。

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    2025年10月26日
  • 少しだけ、おともだち

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    ネタバレ

    『生方家の奥さん』
    『子猫の目』は朝倉さんらしいなぁのお話
    最初に『たからばこ』を持ってきたのには
    意味があるのだろうか
    辛く、次のお話を読み始めるまでに時間を
    要してしまった

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    2025年10月23日
  • よむよむかたる

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    高齢者の読書サークル。死と隣り合わせだけど、この会を生きがいに楽しく生きている。
    この会に新しく入った若い青年が視点なのが良かった。読みやすい。

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    2025年10月22日
  • よむよむかたる

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    高齢者の読書会のお話。本との付き合い方と余生との付き合い方が垣間見られた。とても微笑ましいが、物語の起伏は少ない。

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    2025年10月21日
  • よむよむかたる

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    ネタバレ

    【収録作品】
    1 老人たちの読書会
    2 いつかの手紙
    3 ご返事ご無用
    4 恋はいいぞ
    5 冷麦の赤いの
    6 一瞬、微かに
    7 おぅい、おぅい

    小樽の古民家カフェを叔母から引き継いだ、書けない小説家の安田。そこでは「坂の途中で本を読む会」という、超高齢読書サークルが月に1回の活動をしていた。

    朗読と20周年記念事業を柱にしつつ、とっちらかる会話の様が目に浮かぶ。まだ20代後半の安田がよくそれに付き合うなと感心した。

    個性的な面々ではあるが、この会ではみな善性が前面に出ているようで、キレやすいのは会長だけ。それもすぐに機嫌が直る。
    高齢者とそれに付き合う若者のいいとこ取りのような話ではある

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    2025年10月12日
  • 平場の月

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    飛ばし読みです。すみません
    体調は50歳、デパート行ったり一年後の温泉旅行を約束したりのやりとりは30代後半かなぁ

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    2025年10月07日
  • 平場の月

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    朝倉かすみさんの作品を読むのは2冊め

    50歳で再会した中学の同級生の、大人の恋を描いた作品

    まず最初に結末から明かされます。

    どうってことない話をして「ちょうどいいしあわせ」になってお互いの屈託をこっそり逃す関係の青砥と須藤の約2年間の関係が丁寧に描かれています。
    それぞれに経験したことの影響か、思いやりすぎるからか、なかなかお互いに一歩を踏み込めず、とてももどかしかったです。

    静かに時に重たく話はすすみ、あまりに不器用で慎重な2人に泣いてしまいました。
    須藤にはもっともっと青砥に甘えてほしかったです。

    読後感2人の理想だった、空の青さ風の行く先を感じられるちょうどいい幸せを噛みしめ

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    2025年10月05日
  • よむよむかたる

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    おばあちゃんになっても人生を楽しんでいたいなと思った。
    72歳でもワクワクドキドキ選べない数えきれないって一説がすごく良い。
    本を読むこともずっと続けていたくなる。

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    2025年10月03日
  • 平場の月

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    この世界のどこかにいるような、女と男の物語。不器用な二人の、何でもない、書くまでもないよう一つ一つの言動を、丁寧に描いていく。その描き方が丁寧すぎるからこそ、片方が失われた時の喪失感がやるせない。何でもない日常の大切さを改めて知らされる…。「あたりまえ」であることは、やはりこの上もなく、大切なのです。

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    2025年09月19日
  • よむよむかたる

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    まぁ面白い
    老人たちが集まり、喫茶シトロンで行う読書会
    元は元アナウンサーの会長のお話を聞く会からの発足、82, 86 上は92 歳 月一で集まることがそりゃ生き甲斐で楽しいはず。
    そんな後期高齢者になりたいものだ

    主題は読む会とは別にありそうな、作者目線で収束
    思い出せば…な、展開。そして表紙。
    なんか可愛らしい表紙の女の子が実は…

    一つ残念なのは、登場人物の設定で、言葉遣いだったり自虐ネタだったり、ギャアギャア騒がしい感じが受け入れ難く… 笑と取ればいいのか?歳を重ねて行くと納得するものなのか?それでももっと穏やかな仲間はあるはずで…

    個人的にはもっと美しい文章の話の方が好きかなぁー

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    2025年09月12日
  • よむよむかたる

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    やさしいのかやさしくないのか(笑)混乱したストーリー。
    (超個人的感想です)
    公式の紹介によると
    ”最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル。”
    そうか、、超高齢なんですねぇ
    これ、まさに今私が在籍する小組織と同じ年齢構成で
    社会的には”超高齢”というところに位置しているのだと、
    改めてしみじみと考えさせられました。
    そして、私自身美智留と同世代で、似たような立ち位置
    会長と同じく糖尿病その他の既往歴をもつ人おり、
    アンガーマネージメントがナニな人おり、
    エモーショナルでアンステーブルで、、、
    うちも似たような老人の問題あり、面白さあり。
    ということで、妙にあるある本的な

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    2025年09月02日
  • よむよむかたる

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    「平均年齢85歳の高齢者たちの読書サークル」というなかなかの制約のかかった舞台設定なんだけど、若干のサスペンスも交えながら物語を展開させる構成の巧さが光る。もちろん読書会の醍醐味や奥深さもしっかりと伝わってくる。このイラストを表紙に据える大胆さよ。

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    2025年08月17日
  • 遊佐家の四週間

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    家族の話だよね。と 読み始めて みえこが登場してから 家族の話が ちょっとづつ変わっていく、やっぱり家族の話 だよね。思っていたのと 違う展開に ちょっとちょっと となったけど。結局 この家族 どうしたかったんだろ〜?というモヤモヤで 終わってしまった。朝倉かすみさんってこういう話も書いていたんだと 新しい発見。なんとなく 消化不良な感じがするのは ホント 個人の感想です(笑)

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    2025年08月11日
  • よむよむかたる

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    坂の途中で本を読む会という老人たちの月一回の読書会。6人のメンバーの個性豊かな存在感が躍動する。「だれも知らない小さな国」の解釈も面白かった。

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    2025年08月11日
  • よむよむかたる

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    タイトルどおり読書会のみなさんよく読んでよく語ってたね。彼らをまとめる安田のやっくんも若いのにすごいなって思った。なかなかできないよね。
    朗読のある読書会はとてもいいと思った。声に出すことは脳科学的にもいいらしいから。

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    2025年08月09日
  • よむよむかたる

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    「ほとびるような笑顔」「大大とした丸顔」方言はともかく、初めての形容詞。老人とそんなに話してないけど、そもそも小樽って、方言あったっけ。かま栄のパンロールは懐かしいが。これが直木賞候補?平場の月は面白かったが…。

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    2025年07月31日
  • 田村はまだか

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    ネタバレ

    田村を待ち続けながらそれぞれの人物の人生が短編で読める。
    人生っていろんなことがあるよね、いつ誰が田村のようになってもおかしくないよね。
    人生何があるか分からないよ、そんな印象でした。

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    2025年07月07日
  • よむよむかたる

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    初めての朝倉かすみさん。

    喫茶シトロンで超高齢のおじいちゃん・おばあちゃんが月イチで取り組む『坂の途中で本を読む会』。ひとクセある…いやいや個性的なメンバーが勢揃いした、おじいちゃん・おばあちゃんたちです。

    本を朗読・感想を話す。読書会は行ったことがないけど、そういう流れになるのかとは思っている。
    『だれもしらない小さな国』という本がここの会では読むテーマで、とある夫婦の子どもが読んでいた本。それを思い出しつつ話を進めていくとここの会は感想をいう時になぜか話が脱線していく(笑)
    よく道端で話している高齢者の会話ってこういうものなのか?なんて思いながら読んでいきましたが、実は脱線する会話の中

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    2025年07月04日