朝倉かすみのレビュー一覧

  • たそがれどきに見つけたもの

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    3.7 50代は人生の終わりではないと言う短編集。黄昏は迫っているが、暗闇ではない物語。最後の居酒屋の話が何となく好き。今あるものを大切にしようと思う。

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    2025年12月19日
  • 平場の月

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    …で?となってしまった。男女お互いちゃんと言うべきことを言えばいいのに、伝えずに永遠にお別れしてしまう的な恋愛小説が私は好きでないのだなとふと気づかされる。こういう展開て、ロマンチックなのではなく、登場人物たちが恋愛偏差値低いだけやん(非合理的で賢くないだけやん)と思ってしまい。。

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    2025年12月19日
  • よむよむかたる

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    半分も読まずに途中リタイアしてしまった。疲れた。
    高齢者たちの読書会の話で、難しい内容ではない。
    難解な言葉や抽象的すぎる表現もない。
    ただただ、登場人物たちが何を言っているのか分からない。
    感受性が足りない自分のせいだと思う。

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    2025年12月17日
  • 平場の月

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    また実写化を契機に。というか、その映画主題歌の星野源のいきどまりがよかったので、どんなものかと原作にあたってみた。
    大人の恋愛、といえばキレイなモノのように感じてしまうが、ストーマのあたりが読むのが精神的に辛くなってしまった。解説にて患者からすればあくまで日常、という話があったが、これを想像できていなかった。ストーマのことは知っていた。けど、その生活になること、その生活がどんなものかというところにまったく意識が向いておらず、実際に描写を目の当たりにして、自分が辛くなってしまった。年をとること、患うこと、失うこと、それらにいかに無頓着に過ごしていたか。

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    2025年12月14日
  • 平場の月

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    映画公開のお知らせをきっかけに、
    本屋さんで見かけて購入しました。
    もう恋愛小説は自分の年齢には
    合わないかな…と思っていたけれど、
    久しぶりに一気読みしてしまうほど
    心に沁みる物語でした。

    若くもなく、お年寄りでもない
    50歳の二人が育むのは、
    情熱よりも静かな寄り添い。
    お互いの孤独をそっと包むような関係に、
    じわじわと胸が温かくなり。
    病と向き合う彼女に、青砥が淡々と
    寄り添う姿もとても印象的でした。

    冒頭で結末が示されているからこそ、
    二人が重ねた時間の尊さが
    より深く心に残りました。
    読み終わった後の余韻が…。
    それにしても切ないなぁ

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    2025年12月07日
  • 平場の月

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    決して静かな話ではないけれど、静かに進んでいくように感じられてよかった。
    と言いきれないので☆3。あらすじと最初の章で須藤の最期がわかってしまい、そこに幸せのにおいがしないから。これを「大人の恋」というなら、大人の恋はとても悲しい。須藤には生きて欲しかった。
    でも、解説の中江有里は「本書は悲恋に終わるが、幸運に見舞われた二人の奇跡でもある」と言っている。そうなのかも。
    (中江有里の解説がよかった。)

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    2025年12月06日
  • 平場の月

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    「ちょうどよく幸せなんだ」
    ただそばにいられればそれでよかったのに、高望みするから得られるものも得られない。
    日常の些細なことに、ほんの少しの幸せを感じられる程度が、いかに「ちょうどよい」幸せなのか。

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    2025年11月30日
  • 平場の月

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    読み始めから、何か分かりにくい書き方だなと思った。
    私にはあんまり共感出来ない感じだったかな。
    暫くしたらもう一度読んでみます。

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    2025年11月30日
  • よむよむかたる

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    初めての朝倉かすみさんの作品

    坂の途中で本を読む会ってなんだろうと思った。

    読書はひとりでするものだと思っていたが、そうとは限らないかもしれない。
    朗読と解釈、ふたつの読みに気づく

    いつか、読書会に参加したいと思う作品

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    2025年11月22日
  • たそがれどきに見つけたもの

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    一気に秋になった。寒いから衣替えしながら、本の整理していて(笑)
    積ん読本。今読む本だなと手に取る。
    どの短編も普通の日常の中のちょっとした心のおりとか、虚勢とか、不安とか、愛する人への思いとか、楽しみとかが描かれていて。
    どの短編も終わりは少し悲しい。けど温かいじんわりが胸に残る。

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    2025年10月26日
  • 少しだけ、おともだち

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    ネタバレ

    『生方家の奥さん』
    『子猫の目』は朝倉さんらしいなぁのお話
    最初に『たからばこ』を持ってきたのには
    意味があるのだろうか
    辛く、次のお話を読み始めるまでに時間を
    要してしまった

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    2025年10月23日
  • よむよむかたる

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    高齢者の読書サークル。死と隣り合わせだけど、この会を生きがいに楽しく生きている。
    この会に新しく入った若い青年が視点なのが良かった。読みやすい。

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    2025年10月22日
  • よむよむかたる

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    高齢者の読書会のお話。本との付き合い方と余生との付き合い方が垣間見られた。とても微笑ましいが、物語の起伏は少ない。

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    2025年10月21日
  • よむよむかたる

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    ネタバレ

    【収録作品】
    1 老人たちの読書会
    2 いつかの手紙
    3 ご返事ご無用
    4 恋はいいぞ
    5 冷麦の赤いの
    6 一瞬、微かに
    7 おぅい、おぅい

    小樽の古民家カフェを叔母から引き継いだ、書けない小説家の安田。そこでは「坂の途中で本を読む会」という、超高齢読書サークルが月に1回の活動をしていた。

    朗読と20周年記念事業を柱にしつつ、とっちらかる会話の様が目に浮かぶ。まだ20代後半の安田がよくそれに付き合うなと感心した。

    個性的な面々ではあるが、この会ではみな善性が前面に出ているようで、キレやすいのは会長だけ。それもすぐに機嫌が直る。
    高齢者とそれに付き合う若者のいいとこ取りのような話ではある

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    2025年10月12日
  • よむよむかたる

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    おばあちゃんになっても人生を楽しんでいたいなと思った。
    72歳でもワクワクドキドキ選べない数えきれないって一説がすごく良い。
    本を読むこともずっと続けていたくなる。

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    2025年10月03日
  • よむよむかたる

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    まぁ面白い
    老人たちが集まり、喫茶シトロンで行う読書会
    元は元アナウンサーの会長のお話を聞く会からの発足、82, 86 上は92 歳 月一で集まることがそりゃ生き甲斐で楽しいはず。
    そんな後期高齢者になりたいものだ

    主題は読む会とは別にありそうな、作者目線で収束
    思い出せば…な、展開。そして表紙。
    なんか可愛らしい表紙の女の子が実は…

    一つ残念なのは、登場人物の設定で、言葉遣いだったり自虐ネタだったり、ギャアギャア騒がしい感じが受け入れ難く… 笑と取ればいいのか?歳を重ねて行くと納得するものなのか?それでももっと穏やかな仲間はあるはずで…

    個人的にはもっと美しい文章の話の方が好きかなぁー

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    2025年09月12日
  • よむよむかたる

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    やさしいのかやさしくないのか(笑)混乱したストーリー。
    (超個人的感想です)
    公式の紹介によると
    ”最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル。”
    そうか、、超高齢なんですねぇ
    これ、まさに今私が在籍する小組織と同じ年齢構成で
    社会的には”超高齢”というところに位置しているのだと、
    改めてしみじみと考えさせられました。
    そして、私自身美智留と同世代で、似たような立ち位置
    会長と同じく糖尿病その他の既往歴をもつ人おり、
    アンガーマネージメントがナニな人おり、
    エモーショナルでアンステーブルで、、、
    うちも似たような老人の問題あり、面白さあり。
    ということで、妙にあるある本的な

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    2025年09月02日
  • よむよむかたる

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    「平均年齢85歳の高齢者たちの読書サークル」というなかなかの制約のかかった舞台設定なんだけど、若干のサスペンスも交えながら物語を展開させる構成の巧さが光る。もちろん読書会の醍醐味や奥深さもしっかりと伝わってくる。このイラストを表紙に据える大胆さよ。

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    2025年08月17日
  • 遊佐家の四週間

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    家族の話だよね。と 読み始めて みえこが登場してから 家族の話が ちょっとづつ変わっていく、やっぱり家族の話 だよね。思っていたのと 違う展開に ちょっとちょっと となったけど。結局 この家族 どうしたかったんだろ〜?というモヤモヤで 終わってしまった。朝倉かすみさんってこういう話も書いていたんだと 新しい発見。なんとなく 消化不良な感じがするのは ホント 個人の感想です(笑)

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    2025年08月11日
  • よむよむかたる

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    坂の途中で本を読む会という老人たちの月一回の読書会。6人のメンバーの個性豊かな存在感が躍動する。「だれも知らない小さな国」の解釈も面白かった。

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    2025年08月11日