柏井壽のレビュー一覧
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ネタバレ思い出の味を探し出して、再現してくれる食堂。
亡くなった母や妻が作った料理、幼い頃の旅先で食べたけどそれがどこだったか思い出せない、など、依頼者のおぼろげな記憶をもとにレシピを見つけ出して再現してくれる料理人。
連作短編集で、全話「依頼者から話を聞く場面」と「再現した料理を食べる場面」の2部構成。再現した料理を食べながら、どうやって探し当てたか説明してくれるけど、探している場面は書かれていないので、あっさりしたイメージ。
料理人、依頼者とも詳しい人物像は描かれていなくて、会話から職業などを推測するだけなので、ちょっとフワフワした印象でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ8作目にもなると話の展開も
マンネリ化してしまうかと思っていたら
いつもいる流がいなかったり、最近出て
こなかった妙さんがあんなことに
なっていたり・・・そして時事ネタも
入っているのでちょっと現実味も増し、
もしかしたら京都に行ったら「鴨川食堂」
あるんかも!いやっ!あったらいいなと・・・
話は息子の本当の気持ちがわかる鰻丼の話や
表立って祝ってやれなかった母の気持ちが
わかるいなり寿司の話。流がそういった事も
するんだとちょっと以外に思ったピザの話。
谷めしという初めて聞いた言葉に、あぁ~
そういう発想もいいなと思った焼うどんの話。
自分は嫌な思い出だったとしても妹の視点と
なるとまったく違っていた素敵な姉妹の
豆腐飯の話。どれも本当にほっこりと
いい話でこの時期に読んだので余計に沁みた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ7冊目でストーリーの展開は
基本的には一緒なはずが、少しイレギュラーな
展開なんかも入れつつも安心して読める作品。
一つ一つの料理が食べた人の心の奥に残って
いてその料理を食べることによって作った人の
その時の気持ちがわかる。なんかそういう点が
読んでいてほっこりしたり感動します。
ブフテキの話で思い出のブフテキを食べる
事により認知症の父が少しシャキッとしたり、
その後の話が気になる春巻きの話。お互い
ちょっとしたことですれ違ったチキンライス
の話。星の評価に悩むシェフのハムカツの話。
どの話もよかったけど最近こいしのいい人?
浩が出てきていないことが気になる・・・
そして毎回流が依頼人につくるおまかせ料理が
毎回食べた事がないような品々でこれが食べら
れるのであればすぐにでも京都に行きたい! -
ネタバレ 購入済み
残念
一度読んだけれど、内容を忘れていて、再読した。読み始めて、納得。面白くなかったからだ。さっと読み飛ばしたんだった。作者の他の作品が、面白かったので、つい購入したが、残念な結果だった。
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ネタバレ 購入済み
う~~ん。微妙。
微妙……一度読んだけれど、内容を、すっかり忘れていて、再読した。私にしては、とても珍しいことなので、不思議に思って読み返していて、納得。京都旅行のガイドマップなんだか、ミステリー小説なんだか、どっちつかずで、多分、どっちの内容も、頭に残って無かったんだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ毎回、依頼人が鴨川食堂を探して訪れ、
食事をして依頼人の食とその食に対する思いの
説明を聞き、後日板前の流がその食を
再現して依頼人にお出しする・・・
このマンネリなストーリー展開は
正直嫌いじゃないですwww。今回の作品は
「おにぎり」に込められた思いと依頼人の
思いにほろっとし、「豚のしょうが焼き」の
依頼人には流れもこいしもいつもと違う対応に
にまっとし、「マカロニグラタン」では
母と子の繋がっていないようでつながった
感じがした話にほっとしました。
流と一緒に食探しに行ったのはあった記憶が
あるのですが今作はめずらしくこいしが一人で
食を探しに行ったのが新しかった。
(前作までにも一人でってありましたっけ?) -
Posted by ブクログ
ネタバレ食を捜してもらうという今まであまり
読んだことのないジャンルの作品。
依頼人が「鴨川食堂」を探して訪れ
食事をし、依頼の食を記憶をたどりながら
説明し後日再現した食を提供される・・・
どの話もこのパターンで進められて
いくのですが、それぞれの依頼人が
捜してもらった食にまた出会うことで
これまでよりまた違った思い出の食に
関する感じ方になっていくのが
食ってすごいもんだなと改めて思いました。
ただ文体が京都の訛りのせいが読みづらく、
「鴨川食堂」の世界にあまり
入り込めなかった気がします。
「鴨川食堂」はシリーズ化され続刊も
たくさん出ているので数冊読んだらどっぷり
「鴨川食堂」の世界にはまると思う・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ第1章 京のブランド力-虚像でできた街の強さ
・なぜ人は京都に惹かれるのか→ブランド力→希少性があってこそ、ないものをあるように見せる力
・しかしブランド力に翳り。ずかずかと京都に入ってくる=観光客誘致の結果
・錦市場での食べ歩き、本来の錦は観光ではない。
・京都の店は火曜日と水曜日に休むのか?「か」「み」→かみ、といったこじつけ。水曜日は中央市場が休みだから。
・おいでやす、と おこしやすの違い。おこしやすぅ、おはようおかえりやすな
第2章 イケズの本質-京女の言葉力 京男の伊達力
・「えらいええ腕時計してはりますな。うちみたいな店には似合いませんで」といいながら、普段づかいの器で料理を出す主人。あんな時計で器に傷をつけられたらたまらん。
・京都のぶぶ漬け伝説。京都人はいけずというステレオタイプ。
・一見さんおことわり。花街のお茶屋さん、信用第一。お茶屋遊びはキャッシュレス=後払い。飲食代、芸妓舞妓さんの花代、席料、タクシー代、手土産、後席のバー、それらをその場で現金でやり取りしない。後日請求書、支払いに行くか銀行振り込み。
第3章 京のイメージ力-京都はイメージでできている
・「志津屋」のカルネ。カツサンドはビフカツ。「マドラグ」のたまごサンド。
・抹茶スイーツが流行した理由?抹茶を飲む機会が激減したから。茶道の存在。→京都イコール抹茶
・京都→舞妓→写真→カメラ→ライカ。ライカの店が祇園花見小路に。
・5代以上続いていないと、代目を語る資格がない、京都の暗黙のしきたり
・ただの道に「鯖街道」とつける→物語にする=京の便乗力。鯖街道、たった20年前のこと
・「本家尾張屋」「懐石近又」。京都になじんでいるが迎合しない店。ほかの「よそさん」の店。「京」をなぞっているだけ。京を屋号にいれて昔からあるように見せる、擬態。
・「よそさんのお寺」R院。16年前までK亭という料理旅館。紅葉の名所。→瑠璃光院、岐阜県の光明寺が買収。田中源太郎、京都電燈社長、のちに京福電鉄。拝観料が2千円。
第4章 京の美食力-なぜ京都の食は無敵なのか
・「京」の文字がないものこそ、ほんものの京都。京料理、京割烹、京野菜などなど
・水。京都は軟水=昆布の旨みを引き出す。水道水でも。京都盆地の地下に巨大な水がめ。琵琶湖と同じくらいの水量という。
・京都でお造り=明石の鯛。お造りをてんこ盛りにした海鮮丼、ごちゃごちゃいろんな色の造りが載ったもんは、京都の店には会いまへん
・京都の餃子。「餃子の王将」「ミスター・ギョーザ」「珉珉」。東山三条「マルシン飯店」
○著者は「京都ぎらい」を著した井上先生に反感を持っているような気がする。京都人と京都に住む人は別のものとするのが一般的、井上先生はそれを差別と感じているが、この著者は区別であって差別ではないと。「差別」とは、されている側が感じること、している側がいう言葉ではないと自分は思う。著者はいかにも京都人だと思う。
第5章 京都の厄除力とリセット力
観光客 2001年 4132万人うち外国人38万4千人
2008年 5021万人うち外国人94万人
2019年 5352万人うち額黒人380万人←20年前の10倍
一般市民への支障
・コロナ←厄除け。代表が祇園祭。神様をお迎えする場所「神泉苑」
・神泉苑は空海と守敏僧都の雨乞い対決。守敏によって龍神様が封じ込められていた。空海は竜王を神泉苑に勧請して祈祷
・巨旦将来は牛頭天王(スサノオノミコト)に宿を提供しなかった。
・蘇民将来は快く迎え入れた→蘇民将来にほうび=護符「蘇民将来子孫也」その護符をつけた粽が厄除け
・崇神天皇、手水の作法を広める。右手に持った柄杓で左手を清め、持ち替えて右手を清める。右手に持ち替え、左手で水を受け、口をすすぐ。口をつけない。→感染予防
・鬼門除け。鬼門=鬼が出入りする門口。丑寅の方角=北東の方角。鬼は浮上、清浄を嫌うので清潔を保つ必要あり。北東に洗面所や水回りは造らない。
・鬼門に柊や南天を植える。=北東、子供でも方角がわかる。迷子にならない。通り名のわらべ歌。