柏井壽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食を探す鴨川食堂と鴨川探偵事務所シリーズ第四弾!
母の味を探す「味噌汁」
昔の恋人の味を探す「おにぎり」
愛人の味を探す「豚のしょうが焼き」
祖母の味を探す「冷やし中華」
人生を振り返る味を探す「から揚げ」
二度と会えない息子との思い出の味を探す「マカロニグラタン」
四作目も安定のワンパターン。
いよいよ慣れてきて、物足りなさも心地良く思えてきた。
しかも、常に気になっていた「自分で探せばいいのに」の部分についてはこいしがちゃんと毎回補足説明してくる。
今回は初めてこいしが調査に出かけたり、少しの変化あり。
そして、依頼人のドラマが今までで一番グッときた。
でもこれはミステリーではない。
食と人間ドラマだ。
特に最初に出される「おまかせ」とお酒のマリアージュが想像だけでも美味しい。
ごちそうさまでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ移転してからどうなっちゃうんだろうと
思っていた「鴨川食堂」なんですが、
ふつうに本屋で新刊が売っていたので
あと後どうなったんだと思いながら読んだら
普通に美味しいご飯と食探しのストーリが
描かれていました。途中浩さんどうすんねん!
なんて思いながらも読み進めていましたが
落ち着くところに落ち着いたようでよかった。
食探しについては子供時代に食べたお弁当の
記憶と大人になって改めて思い出した
記憶の中のお弁当の味がこうも違うものかと
思ったんですが、人間の記憶ってあいまいだし
逆に母親の心遣いにぐっときた「牡蛎フライ」
の話や、昔の淡い思い出をいつまでも
持っている事って普通のことだと思うのですが
この夫婦のようにお互い知らなかったとはいえ
ここまで近くでこのような出来事があれば
気まずいというか申し訳ない気持ちに
なっちゃうのかな?でも鴨川親娘が言うように
普通のことだし恥じるようなことはないと
思えた「ヒレの網焼き」が個人的には
おもしろかったかな?
次回以降、浩さんとの進展はあるのか?
こいしはどうするのかなんて食に関係ない
所ですがそのへん少しだけ気になりますね。 -
Posted by ブクログ
朱堂明美(すどう あけみ)が老舗料亭『糺の森山荘(ただすのもりさんそう)』の九代目を務める、第2弾。
現実世界でも、コロナ禍がきっかけだったのか、京都の有名な菓子補を含む老舗が何軒か暖簾を下ろしたという話を聞いた。
高野川を挟んで、『糺の森山荘』の向かいに大きなホテルが建つという。
お座敷からの景観が台無しになるだろう。お客も取られるかもしれない。
老舗料亭がどう生き残るか、ここが正念場かもしれない。
・・・という深刻な場面は、ホテルができてみないと分からないので次回に持ち越しかもしれない。
ネットショップの話がとんとん拍子に、いつの間にか進んでいた。ちょっと軽い。
心配事はひとまず置いといて、「とりあえず料理対決が優先」な感じがする。
まあ、明美の夫の旬が主人公を務めた『写真帖』のシリーズも軽かったので、この辺りはこんな感じなのかも。
極々、個人的にですが、老舗料亭のホームページにゲーム要素だとかアバターがどうとか、ちょっと雰囲気が合わないと感じます。
若いお客さんを呼び込むには、今までとは違う目新しさが必要だとは思うけれど、飛躍しすぎというか・・・
料理対決のお料理は美味しそう。
正統派和食の岩田さん、攻めてる萩原さん。
萩原は、自分が任されている『泉川食堂』で出せる料理をと具体的に経営も考えている姿勢が好感。
グルメ評論家・秋山のちょっと嫌んな感じも、キャラ立っている。
『華山』の娘の木平芳子さんは・・・明美よりは随分しっかりした人なんじゃないかと思えます。