あらすじ
ドラマ化もされた“おいしい小説”第9弾!
京都のとある食堂の奥には、「思い出の味」を捜し出す探偵事務所があるそうで──。
料理人の父・流と探偵の娘・こいしが、依頼人の悩みにそっと寄り添い、あたたかい料理でもてなします。
第一話 焼鳥……消えた父に伝えたい
第二話 駅弁……迷い込んだ心
第三話 イタリアン……強い男を演じた夫
第四話 巻き寿司……毎日一から出直し
第五話 フィッシュアンドチップス……大切な名前
第六話 すき焼き……忘れられない一日
ドラマ化もされた大人気シリーズ、待望の最新刊!
(底本 2022年5月発行作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いつもどおり旨そうなもんがズラズラと…( ̄¬ ̄)今回、第六話2の書き出しで「遂にこの時が来たか?(゚д゚;)ドキッ」と思ったけれど、心配無用だったわ~(^o^;)
Posted by ブクログ
今回は純粋なこいしちゃんがぷりぷりしてしまうような依頼が数件あった。もちろん依頼人なのだから、流さんがいうように仕事をするだけなのだけど。想い出がどのように作用するかは人それぞれだな。
良いなぁ
良いなぁ。どの話にも、余韻が有って。
その人の料理に纏わる思いが有って、その料理を食べた所で、話は終わる。わざと、書かないけれど、なんとなく想像できる。心憎い演出(笑)
Posted by ブクログ
いつものごとく流さんの作るご飯はおいしそう。今回の食の探偵の依頼人たちは、心温まるエピソードの人もいたけど、いつも以上にどこかダークな人が多かったような…
コロナ禍を表す言葉もちらほらと。
やっぱりこのシリーズ好きです。
Posted by ブクログ
流さんが作る、絶品のお料理。
こいしちゃんとの面談。
またまた流さんが作る、あの時の、再現レシピ。
どれも美味しそうで幸せ…
定期的に読まないと気が済まなくなる、
クセになる鴨川食堂!
Posted by ブクログ
Audibleにて。
深く考えずほわわーんと聴けて良かった。
再現してくれた食事で、コレコレーってなれるのかは置いといて、鴨川食堂の料理は食べてみたい。
Posted by ブクログ
父の鴨川流(かもがわ ながれ)が食堂の担当、娘の鴨川こいしが探偵の担当、鴨川食堂シリーズ第九弾。
このシリーズ、たまに腹の立つ男が出てきますが、今回もかなり突出した奴が出てきます。
そして、まるで口直しのように真逆の人物も登場するのは作者の優しさか。
貧しい子供にもたくさん食べさせてやりたい、そういう動機で料理を作る人を天使だと思いました。
さまざまなお客さんたちに、こいしがいちいち感情むき出しで(もちろん、お客さんの前では少し押さえていますが)怒ったり涙したりするのを、最初の頃は大人げないなあと思っていましたが、これはもしかすると読者目線なのかなと気づきました。
お父ちゃんの、忘れたふりしてわざと言わんのも優しさ。
そして、うちは人探しはしないんですと言いつつ、相変わらず掟破りの父娘でした。
流さんの「おまかせ」料理は季節感たっぷり。
毎回頭の中で一生懸命想像しています。
第一話 焼鳥
離れて暮らしていた父と最後に食べた焼鳥を、婚約者にも食べさせてあげたいというけれど・・・
第二話 駅弁
老画家が妻に秘めた、スケッチ旅行中の思い出の駅弁
第三話 イタリアン
癌で逝った夫が残したノートに心乱れる
第四話 巻き寿司
食探しで金儲け!?こいし怒る
第五話 フィッシュアンドチップス
志を継ぐことは彼が望むことなのか
第六話 すき焼き
もしも自分が入れ替わっていたら・・・という、双子の兄の涙。
著者の他の作品「京都スタアホテル」の中で、自分は鴨川食堂の役に立っていないのではないかと悩んでいたこいしだが、今回はいい仕事をしました。
Posted by ブクログ
シリーズ物と知らずに読み出したけど問題なかった。
京都にある食の探偵、鴨川食堂。
人ではなく食を探すというのが面白い。
依頼人は食につながる人や人との思い出を見つけてもらうことになる。
京都弁がいいなぁ。
ちょうど秋に入ったことだし、京都行きたいなぁ。
料理担当の父、流がつくる京料理が食べてみたい。
でも料金は決まっておらず、依頼人の気持ちに見合った金額を支払うのが、ちと恐ろしい。
Posted by ブクログ
シリーズ第九作。もはや定番と言えるグルメ人情、ちょっとミステリー小説。いつも美味しそうなランチとともに出てくるアルコールが魅力的でしたが、今回はアルコール分控えめでした。気になったのは、芋焼酎『だいやめ』。ネコのひるねがレアキャラになってます。
Posted by ブクログ
思い出の味はそのときの強烈な記憶と
結びついて、おいしい!と感じるもの。
もしかして特別美味しいのではないのかも?
思い込みが最高の調味料とも言える。
相変わらずのセリフと
いつもと違う依頼人だけの幸せに
ふくれるこいし。
そろそろ新展開がある予感がする。
Posted by ブクログ
今回は連載3本、書き下ろし3本とあってちょっと違った印象。ホテル王めっちゃ嫌な感じだったけど流さんの一貫した態度良かった!
コロナ禍真っ只中の鴨川食堂の話たち
フィッシュ&チップスの話が好き
Posted by ブクログ
鴨川食堂第9弾。
焼鳥、駅弁、イタリアン、巻き寿司、フィッシュアンドチップス、すき焼きの6編。
このシリーズあるあるの浮気男が今回も。
自分を正当化しつつ後ろめたさがあるから言い訳がましいのがイラっとさせる。
何十年と夫婦だったのに妻がぼけた途端、旅先で会った初対面の女の人の肖像画を描くのが画家人生の集大成だって?妻の肖像画は一度も描いたことないのに?自分だったら怒り通り越して虚無になるわ…と妻側に同情してしまった。
後半の2話が良かった。
Posted by ブクログ
人は何かに頼る、悩みのない人はいないと思う、食 宗教友達 職場関係などいずれかに頼る 自分のはけ口としてそれもできなくなると精神的に辛くなる、自分に合った居場所を作りたい人生の思い出食、迷いの人たちが来る食堂、読んでいて飽きない本。
Posted by ブクログ
これまでもいろんな人が鴨川食堂に訪れたが
今回は少し年齢が高め?でちょっと
クセが強めの依頼人が多かったかな?
予約もなしに突然訪れても依頼人が驚く
京料理をあっという間に作ってしまう流、
凄い以前に人間かっ!そして毎回読んでて
思うのが私も食べてみたい。今回の作品で
「すき焼き」や「巻き寿司」などまだまだ
メジャーな食べ物が残ってるということは
当分鴨川食堂は続きそうですね。
今回の話ではわたしも食べたことがある
「イタリアン」の話や食べることによって
初心に戻れた「巻き寿司」の話、
ちょっとしたすれ違いからおこるが
何だかんだといい感じのラストになった
「すき焼き」の話がよかったかな?
次巻は第10巻!どんな料理が出てくるか
今からとても楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズ第9作。
いつもながら美味しそうな料理と人生の機微に触れるエピソード。
今作ではお店は簡単に見つかっている感じ。
こいしの人生に進展はない。