【感想・ネタバレ】鴨川食堂ごちそうのレビュー

あらすじ

ドラマ化もされた大人気シリーズ第8弾!

京都にある、しもた屋。そこは「思い出の味」を求めて訪れる人々に料理を振る舞う食堂だった。

料理人である鴨川流と娘のこいしが、思い悩む依頼人にそっと寄り添い、あたたかい料理で迎えます。

第一話 鰻丼……息子に先立たれた父

第二話 いなり寿司……待ち人は来ず

第三話 ピザ……生涯貫いた嘘

第四話 焼きうどん……山メシ、谷メシ

第五話 タマゴサンド……まわり道して今がある

第六話 豆腐飯……愛情に包まれた原点


流とこいしによる、おいしさも温もりもいっぱい詰まった料理をたんと召し上がれ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマ化もしやすいようにと考えられた、お馴染みの展開。
パターンが決まっているので飽きるっちゃ飽きるけど、定番だと思うと安心感があるし、面白い。
どのお話も、ほっこりするなあ。

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2023年07月08日

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今回の依頼も難儀な食からまぼろしのお店、世界的デザイナーまで。お客様の幅が広い。そして、流さんのお料理は自分も食べてみたいっ!

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2023年03月15日

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久しぶりに鴨川食堂シリーズを探してみたら思いのほかたくさん出版されていたので、慌てて読んでいなかった分を購入。
こちらはその一冊。

鴨川食堂シリーズは、食べ物にまつわるストーリーがとても素晴らしくて、よくこれだけ異なるたくさんの話を毎回書けるのだと感心しながら、また読み終わるごとに感激しています。

今回もどれも素敵なお話でしたが、鰻丼のお話が人の凝り固まった心を優しく溶かせてくれるお話しで、とても良かったと思います。

豆腐飯のお話を読んでいて、おでんの豆腐と、麻婆豆腐丼が食べたくなりました(笑)

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2022年12月23日

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本読みたい熱がすごくて(せやろな)昨日は雨やしひたすら読書した
どうしようもない依頼人(失礼)のときもあるのに、今回の話はどれも刺さったなあ…

個人的には甘すぎるおいなりさんが気になる。まさかの弘前。わたしは東北地方にだけは行ったことがないなあ

沖縄も行ったことなかった(どうでもいい)

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2022年12月18日

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 今回は、話の運びのルーティーンをわざと少し変えたようなところはある。しかし、話は、いつもの「ええ話」。

 最後の書き下ろしの一話は、コロナ禍の風俗を取り入れている。これも当世のならい。

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2022年02月13日

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シリーズ最新作。今まで読んだ中で一番良かったと思う。描かれる食事は相変わらず読んでいるだけで匂い立つ程美味しそうなのだが、それ以上に食事がなぜこれほどまでに人の心に残るのかをしみじみと感じさせてくれる内容だった。
大事なのは、何を食べたかよりも誰と食べたかなのかもしれない。

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2021年12月31日

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ネタバレ

鴨川流(かもがわ ながれ)と娘のこいしのシリーズ、第8弾。
もうそんなになる、驚きです。
今回の「ごちそう」に込められた意味とは?

鴨川食堂・探偵事務所に依頼人たちが持ってくる「食さがし」は、どれももう、自分では探しようのないほど時間が経ってしまっているものが多い。
その長い時間の間、依頼人の頭の片隅に、あるいは奥底に埋もれるようにして、思い続けてきた物なのだろう。
その間にも生活はあり人生はあり、思いは変化し、あるいは熟していく。
それがどうにも抱えきれなくなった時に、鴨川探偵事務所にめぐりあうのだろう。
それは、今こそ知るべき時を迎えた、ということなのかもしれない。

たとえば、第一話。ずっと食べずに捨てていた鰻。
最初の時に開けていたら和解していただろうか?
第二話のいなり寿司も、すぐに理由を知ったところで親の心をありがたいと思う気持ちになっただろうか?
なかなか難しいと思う。
物事には満ちる時期というものがあるのだろう。

長く読んできて初めて気が付いて・・・お恥ずかしいのだが、お客に話を聞いて、だいたい結果を知らせて再来店してもらうのが二週間後である。
二週間といえば、二十四節気の一区切り。
毎回、「二週間も経てば」と、季節の移り変わりが描かれていたのに、当たり前のこと、とさして気にも留めずに読んでいた。
「季節が次の節気に移る」ということは、依頼人の心に訪れる変化、人生が一歩進む、という暗示もまた、表しているのだろうと思う。
季節はどんどん進んでいく。

やりきれない話、まだ間に合う話、しみじみ偲ぶ話・・・いつもバランス良く。
一件落着して依頼人が帰った後、親娘が掬子さんの仏壇の前で会話し、掬子さんに話しかける場面がしみじみ温かく、仲の良い家族だなと思う。

第一話 鰻丼
第二話 いなり寿司
第三話 ピザ
第四話 焼きうどん
第五話 タマゴサンド
第六話 豆腐飯

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2021年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回はいつもよりイレギュラーな感じだった。例えば流さんが最後まで帰って来ず食事は依頼飯と一緒のディナーとか、食が見つからず当時のガイドブックで作るとか、おまかせ料理を容赦なくぶった斬って鱧のフルコース作らせる客とか。だからなのか新鮮でいつもの感じなのに新しさがあってより楽しめました。

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2023年03月21日

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シリーズ第八弾。お決まりお約束が続くが、今回は依頼時のおまかせ食事無しの話あり。今回の日本酒は、奈良の篠峯、丹後の玉川、伏見の琥珀光。ひるねの出番が少ない。

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2021年12月14日

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京都の小さな食堂、ひっそりとした佇まいのお店、元刑事鴨川流と言う人はこの食堂で料理人をしてる。思い悩む思い出の料理の事で流が料理をし娘が話しを聞き料理の再現する。期待を裏切ら無い話、本当に切ない話しだけど最後は心温かく成る

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2021年09月12日

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安定のシリーズ。

依頼時のおまかせ料理の豪華?さに比べて依頼される料理は質素、庶民的だが、そこに付随する物語にやられてしまう。

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2021年09月03日

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前作を読んでから約1年。このシリーズにもコロナ禍が現れてきた。でも、そこは特に関係なくいつもの流とこいし。今回も6編のハートフルストーリーが綴られる。どの話も深い愛情が伺える。話が起承転結、コンパクトなのも好み。相変わらず流さんの造るとりあえずの料理のうまそうなこと。未だにショーケンにしか思えないわ・・・

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2021年08月11日

ネタバレ 購入済み

う~~ん

今回の話は、悲しくて、少し不思議な感じだった。全体に、コロナの影が、色濃く影響しているのも、暗く感じる理由かとも思うけれど、次は、明るい話が良いなぁ。

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2021年08月04日

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流さんの作るごはん、おまかせはいつの回を読んでも美味しそうで一度食べてみたい。

今回は明記はされていないけれど、作中もコロナ禍であることが背景に描かれている。
そして、流さんの作るおまかせも、お重の形を取ることが多かったり、食材が話ごとに重複している部分があったような気がした。
食材探しのミステリー、流さんのおまかせは健在ではあるけれど、どこか暗い雰囲気が背景に流れている気がした。

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2021年07月23日

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食、捜します。

もし捜してもらうなら何にしよう
と思えた心温まるお話。

鴨川流(ながれ)お父さんとこいしさん(娘)のペアの巧みな食捜し動線
流さんが作る心ときめく京都料理
こいしさんの温かい聞き取り

京都の言葉なのんで関西弁なんですけど
決してキツイ印象がない。

相談者みんなそれぞれに物語と結末が待っている。

あらすじは短編小説だからこんな感じだけど
特に流さんのお料理、美味しそうな描写が多くて食べたくなった!

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2024年08月22日

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ほっこりとしたお話が多いですね。
こういうお店が近くにあったらいいなぁ。
探偵さんに、何を探してもらおうか。
楽しみが広がります。

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2023年04月20日

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鴨川食堂第8弾。
鰻丼、いなり寿司、ピザ、焼きうどん、タマゴサンド、豆腐飯の6編。

なんだか切ない話が多めだったような。1・2話目が好き。
憎しみやわだかまりを抱いている人間から送られた食べ物を食べる気にならないのは理解できる。時を経て鴨川食堂で食探しをしたからこそ辿り着いた温かいエピソード。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

そろそろネタ切れになったりマンネリ化してきたりしそうなのに、まだちゃんと楽しめた。美味しいものが好きな人や、人の優しさに触れたい人におすすめしたいです。

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2021年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ8作目にもなると話の展開も
マンネリ化してしまうかと思っていたら
いつもいる流がいなかったり、最近出て
こなかった妙さんがあんなことに
なっていたり・・・そして時事ネタも
入っているのでちょっと現実味も増し、
もしかしたら京都に行ったら「鴨川食堂」
あるんかも!いやっ!あったらいいなと・・・

話は息子の本当の気持ちがわかる鰻丼の話や
表立って祝ってやれなかった母の気持ちが
わかるいなり寿司の話。流がそういった事も
するんだとちょっと以外に思ったピザの話。
谷めしという初めて聞いた言葉に、あぁ~
そういう発想もいいなと思った焼うどんの話。
自分は嫌な思い出だったとしても妹の視点と
なるとまったく違っていた素敵な姉妹の
豆腐飯の話。どれも本当にほっこりと
いい話でこの時期に読んだので余計に沁みた。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

家で前日に食べた甘すぎる「いなり寿司」、
恩師との煮貝思い出が詰まった「タマゴサンド」…。
鴨川食堂には、今日も陣瀬の迷い人が訪れる。
美味しいミステリー第8弾。

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2021年07月15日

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