あらすじ
京都発! 旨さも温もりも大増量!
思い出の「味」、探します。
迷い人に優しい食堂は、今日も元気に営業中!
京都発ベストセラー!
第一話 味噌汁………………………………帰りたいのに帰れない
第二話 おにぎり……………………………果たされなかった約束
第三話 豚のしょうが焼き……………夫婦は仲良ぅせんとあかん
第四話 冷やし中華……………………夏休みとお祖母ちゃんの家
第五話 から揚げ………………………負け犬青年と消えた料理人
第六話 マカロニグラタン………すがるのは過去の思い出ばかり
板前の父と探偵の娘、トラ猫の“ひるね”がお迎えします!
感情タグBEST3
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シリーズ4作目。もう会えない人が作ってくれた「おにぎり」の話に感動。
新潟のかんずりについての描写を見た後に、たまたま2日後にかんずりを食べる機会があり縁を感じた。
良いなぁ
料理も、美味しそう。話も、しみじみと心に染みる。出てくる人達も良いし、昼寝ちゃんも、良い味出してる。話の長さも、短すぎず長過ぎず、ちょうど良い。
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いつもながらいいお話…。
今回、常連の妙さんという人が出てきて、探偵希望の人に出すものとは違っていたとしても払った金額にビックリ。まあでもこの食材で、器もいいし。手も混んでるし…妥当だな。しょっちゅう来るセレブになりたいが、到底難しいなぁ。
料理の説明の時にほとんどあるかけるものや薬味の説明に感動。美味しそうすぎる。
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お父ちゃんと娘が思い出の食を再現する、「鴨川食堂」第4弾。
今回も、何ということは無いお馴染のメニューが並ぶが、お客さんもいろいろ、そして、料理人の人生にもいろいろあるのだと思った。
相変わらず親子の仲の良さが微笑ましい。
初来店時に出される「おまかせ」料理が美味しそうすぎて、悶絶。
探し出された料理は、明日へ踏み出す背中を押す。
第一話『味噌汁』
父の悲しい体験から、弁護士を目指すようになった青年。
なかなか司法試験に受からず、故郷にも帰り難く、しかし望郷の思いも募る。
故郷を旅立った日の朝を、味噌汁とともに思い出す。
第二話『おにぎり』
約束のおにぎり。
4年待ちました。
とても哀しいが、しみじみと良かった。
第三話『豚のしょうが焼き』
このお客は、しょうがない豚野郎ですね!
おっと失礼!
すぐに怒りが態度に出てお父ちゃんに叱られる直情型のこいし、「忘れたふり」が武器の老練なおとうちゃん。
読者はニヤリとする。
第四話『冷やし中華』
このお客もちょっといけすかなかった。
久々登場の妙さんと火花を散らす。
高齢の父親が食べたがっている冷やし中華に、複雑な過去の思い出。
記憶の底に眠る意匠。
第五話『から揚げ』
仕事に行き詰って懐かしむ、青春の日のから揚げ。
これは、食の謎が解けてからが山場だった。
何を食べさせるか以上に大切なのは、どういう気持ちで食べさせるか。
第六話『マカロニグラタン』
身から出たさびで息子と会えなくなる。
マカロニグラタンは二人の共通の思い出になったのだろうか。
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美味しそうなご飯ばかり。
ドラマを見たせいか、イメージしやすかった。
思い出の食を探しだすことで、その人の人生の一歩を踏み出す後押しをしてくれる。
中には、謝った一歩を踏み出そうとしているのをただしてくれる。
シリーズの回を重ねても、ほっこりあたたかくしてくれます。
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2017年出版。シリーズ第4作。お決まりのパターンを繰り返すので、第3作を読み終えてから暫く期間を開けて改めて読んだ。うん、何か今回は少し捻って来てる。クセの強い登場人物、展開も「めでたしめでたし」からズラしたり。それらの変化?が、良い方向に効いてる気がする。このシリーズの特徴?だけど、シリーズを通した長いストーリーが乏しい。その分だけ深みを感じにくいのは少し残念。
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流さん&こいしちゃんの2人が織りなす
「食探し」
流さんのお手製料理はいつも食べたくなる!
こいしちゃんと何気ない会話もしてみたい!
京都に本当にあったら良いのに…
今作の依頼人は特殊な人が多かったです笑
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鴨川食堂続編がこんなに刊行されてると知らずひさしぶりに続編を手にしたけどやっぱり面白い…こんなにお腹空く話あるかな。流さんのご飯が食べたすぎて…日本酒もいっちゃいたい。内容もほっこりするものから少しピリ辛なものもあって終始面白く読んだ。
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今回も定形フォーマットに依頼人の個性に合わせて少しだけ改変してあてはめるような流れで、とても読みやすいです。料理の奥深さを感じさせる描写や鴨川食堂の2人による魅力的なキャラ設定による定番の掛け合い、必要に応じてごくたまに出現する常連客の妙さんも活きてますね。
「冷やし中華」と「マカロニグラタン」にやられました。親が子を思い遣る内容に個人的に弱いようです。次回作も読みます。
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料理がおいしそう、と、人間ドラマがすてき、が、ちょうどいい塩梅で描かれているところが好き。
第2話のおにぎりがよい話だった。何気ない料理だけど、誰かが握ってくれたおにぎり食べたくなった。
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第四弾でした。第三弾と間違って購入してしまった。「味噌汁」「おにぎり」「豚のしょうが焼き」「冷やし中華」「から揚げ」「マカロニグラタン」の6篇。今回はこいしも食を捜しにいったので、少し雰囲気違うものもあったかな。
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食探偵シリーズ第4弾。
今回も美味しい料理がたくさん並ぶ。相変わらず物語が大きく動く事は無いが今回はちょっと違う顔も見えた。お父さんが静かに怒っていた。嘆いていたという方が正しいのかもしれない。旨さを感じるのは舌でもなければ胃袋でもなく心なのだと。こういう事をちゃんと言える人に憧れる。
最後のマカロニグラタンはちょっとハラハラした。都合よく美化した過去よりも今を生きる事に意味がある。心を込めた料理は食べる人の心に届く。素敵連鎖。
それにしてもふだんお店ではどんな料理を出しているのだろう。お昼に1万円。おまかせの料理を見ていれば安く無い事は解るけれど。おいそれとは行かれないお店なのが辛い。
そう言えば読んでいる最中、お父ちゃんはずっと土井善晴先生の声や顔で動き回っていて楽しい。
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4巻目。いやあ、とりあえずのランチを食べてみたいものだ。でも、1万は出せんなあ~
鴨川親子が忽那汐里と萩原健一にしか思えなくて、困ったものだ。元々のイメージは違ったのに・・・
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いつもと変わらず、美味しそうな「おまかせ」&「思い出の食」(*^^*)♪でも最後のマカロニはいつもと少し違う展開にドキドキした(^^;)いつも食べたいと思っている「おまかせ」は常連の妙さんが昼食代に一万円札を置いていっているから、「やっぱり、おまかせ もそのくらいはするよね~(--;)」と思った(-.-)
Posted by ブクログ
シリーズ4作目です。
様々な今を生きるお客さんが探し求める、
遠ぃ記憶にある大切な思い出の「食」を、
元刑事の料理人の父・流と娘のこいしが、
本人も忘れていた思い出と共に捜し出し、
その思い出とともに食べさせてくれる、
鴨川食堂と鴨川探偵事務所のお話です。
作品の体も、所謂、探偵小説にある、
依頼編と解決編の2つから構成され、
お約束のパターンも、そのまんまで、
それでも、状況がいろいろなので、
各話、新しく読むことができます。
本シリーズの作風、構成を、
お約束と思ぅか、ワンパターンと思ぅか、
それによって、評価も変わるでそぅが、
ボクは、お約束と思って、安心できます。
とは言え、やはり、4作目ともなると、
そのお約束が崩れなぃ程度に、
何かしらのプチ変化も欲しぃところも…。
そんな中、既作品と比べると、
解決編の中で、父親の流の感情や想いが、
若干ながらも、前に出ている話もあった。
ただ、第3話の、気を利かせた部分は、
作品的には、うっすらと違和感も…??
すごく微妙なところ、なんですけどね。
でも、全体としては、変わらずいぃ感じ。
Posted by ブクログ
食を探す鴨川食堂と鴨川探偵事務所シリーズ第四弾!
母の味を探す「味噌汁」
昔の恋人の味を探す「おにぎり」
愛人の味を探す「豚のしょうが焼き」
祖母の味を探す「冷やし中華」
人生を振り返る味を探す「から揚げ」
二度と会えない息子との思い出の味を探す「マカロニグラタン」
四作目も安定のワンパターン。
いよいよ慣れてきて、物足りなさも心地良く思えてきた。
しかも、常に気になっていた「自分で探せばいいのに」の部分についてはこいしがちゃんと毎回補足説明してくる。
今回は初めてこいしが調査に出かけたり、少しの変化あり。
そして、依頼人のドラマが今までで一番グッときた。
でもこれはミステリーではない。
食と人間ドラマだ。
特に最初に出される「おまかせ」とお酒のマリアージュが想像だけでも美味しい。
ごちそうさまでした。
Posted by ブクログ
毎回、依頼人が鴨川食堂を探して訪れ、
食事をして依頼人の食とその食に対する思いの
説明を聞き、後日板前の流がその食を
再現して依頼人にお出しする・・・
このマンネリなストーリー展開は
正直嫌いじゃないですwww。今回の作品は
「おにぎり」に込められた思いと依頼人の
思いにほろっとし、「豚のしょうが焼き」の
依頼人には流れもこいしもいつもと違う対応に
にまっとし、「マカロニグラタン」では
母と子の繋がっていないようでつながった
感じがした話にほっとしました。
流と一緒に食探しに行ったのはあった記憶が
あるのですが今作はめずらしくこいしが一人で
食を探しに行ったのが新しかった。
(前作までにも一人でってありましたっけ?)
Posted by ブクログ
職を探すという探偵の娘と再現可能な腕を持つ、元警官の父。そこにやってくる様々な人生を持つ人々。
何遍読んでも、毎回喉がなるような美味しそうな料理の描写は必読!
Posted by ブクログ
鴨川食堂第4弾。
今回は味噌汁、おにぎり、豚のしょうが焼き、冷やし中華、から揚げ、マカロニグラタンの6編。
今回は郷愁を誘うエピソードが多かった。
4作目になっても色んなエピソードが出てきますね。優柔不断な浮気男は前にも出てきた気がするけど。
こいしが来店したお客さんにたまに感じ悪い態度をとる描写はなんなんだろう?
2話目のおにぎりの話が良かった。じーんときた。
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徹底的にワンパターン化しても飽きさせないように職探しに纏わるエピソードに工夫がされていますが、個人的にはメイン舞台にもう少し変化が欲しいところです。
あと、遠方へ出張に出かけていることを両者が認識しているにもかかわらず、料金を全て客に決めさせるのは不親切な気がして、各編の最後に毎回引っ掛かりを感じてしまう。
Posted by ブクログ
流とこいしの、依頼人と食に真摯に向き合う姿勢が好きだ。
探していた食を食べて、前を向く依頼人にも心が励まされるような気がする。
今回もあたたかな話だった。
Posted by ブクログ
シリーズ4冊目もお腹が空きました。おまかせが美味しそう、と、こいしぶっきらぼう、はいつもと同じ感想です。ぶたのしょうが焼きと、からあげの依頼者への、流さんの対応は好きでした。どんな事情があっても変わらず食を探す、というスタンスでも、流さんのこういうところはいいなと思いました。さらっと出された、こいしと浩さん付き合い始めたの?みたいな描写にびっくりしました。鴨川親娘の情報、ほとんどないからなぁ。妙さんも好きなのですが。あまり、ほっとするお話でもないのですが、読んでしまうシリーズです。
Posted by ブクログ
家を出た、あの日の味噌汁
プロポーズのおにぎり
未練を残す彼女の豚のしょうが焼き
祖母の冷やし中華
学生時代のから揚げ
息子を想うマカロニグラタン
流さんの作る「おまかせ」の手の込んだ繊細なお料理に対しての、依頼人が探す料理の定番ぶりに毎回ちょっと拍子抜け。
でも、その定番料理が曲者で、どれもダタモノではないアレンジにお腹がグーとなる。
「味噌汁三百六十五日」ほしい。。。え?そんな隠し味?
ケイハン冷やし中華、ザンギから揚げ!
食べたい。家で作れるかな。
今回はこいしと流の感情がジトリと流れ出る場面もあり、よかった。
常連さんの元気そうな姿やこいしと浩さんもいい感じでホッとしたし。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾も安定の展開ぶり。徳島祖谷の蕎麦米雑炊、津山のホルモンうどん・・・、味が想像できるものが出てくるとなんだか嬉しい。五行歌なるものに少し興味湧く。
Posted by ブクログ
探してほしい料理、私だったら何だろうなぁと思いながら4作目も読む。ぱっと思い浮かばない私は幸せということなのかな。
それにしても、調査・料理代はお気持ちにあう金額でって…
私的にいちばん困ること。どのくらい振り込んでいるのだろうと野暮なことが毎回気になる(笑)
Posted by ブクログ
再読3回目。
今回も美味しそうなお料理に満足。
ただ、少し飽きてきたかも。こういう連作ものは、何を目指してはるかにもよるとは思うけど、何かしら、新しい展開とかがないと、と思ってしまうのはわたしの読書体験が浅いからなのか...。