柏井壽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと読みたいなーと思っていた本。
文体が自分に合っているのか、すらすら読める。
中身的に「得した」かというとか、自分が京都に対して思っていたこと、実践していたことが「こっちの方が良いよ」の方ばかりだったので、「ああ、やっぱりそうよね」という感じ。
そう思うのは、筆者と感覚が似ているからかもしれない。
でも、結局、「食べたいものを食べる」「見たいものを見る」「泊まりたいところに泊まる」。
それが一番の旅の醍醐味で、本人がそれで良しとしているのであれば、「損」などではないと思うところ。
ただし。。
移動手段の「地下鉄」「バス」?は、筆者の言う通り実践した方が、有意義な旅になると思うよ。 -
Posted by ブクログ
京都に行く前に読むことをおすすめします。
大学生の頃、京都に住んでいたのだけれどその頃にこんな本と出会えてたら良かったなぁと思いました。
作者の柏井壽さんは鴨川食堂という小説を書かれています。そっちは読んだことないんだけど、今度読んでみようかな。
ただ、やはり我々京都以外の人間と京都で生まれ育った人とはやはり感覚が違うのか、ちょいちょい京都人らしいなと思うところも。
あくまで私個人の感想ですが、観光客向けのナンチャッテ京都らしいお店とかそのお店に並ぶ観光客を上から目線で語られているところもあるなぁと感じました。
観光で潤っている都市なのだから、そういう部分もあるのは仕方ないよね。
そうい -
Posted by ブクログ
料理を扱った小説が読みたくて手に取った。
舞台は京都。
学生時代を含む10年近くを過ごしているから、懐かしい。
探偵が料理を探す、という設定。
たらこスパゲティ、焼きおにぎり、かやくご飯など、どれも美味しそうだけど、一番懐かしく印象に残ったのは「じゃがたま」。読み始めて、あ、いもねぎ!と思い出した。「別のソース」というのは複雑な気持ちになったけれど。
そしてそして、思い出に彩られた依頼の料理とは別に、最初に振舞われる食事のなんて品があっておいしそうなことよ。
シリーズ化されていて、ドラマ化もされているそうです。たしかにドラマ向きなストーリー。
いもねぎ、久しぶりに作ってみよう。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍の中、旅行もできないので、少しばかり「本で旅気分」と読んでみた。
著者が言うように、本や雑誌(ウェブも)情報の大半は「書き尽くされてきたことを、ただなぞっているだけ」だ(それでも編集や写真に優れたものはあるように思う)。
脇見や道草したり、生活者の感覚が入ってたりする本書は、一般のガイドブックと視点が少し違っていて面白い。
京都は2~3年に1回、出張で行く程度で、正直なところ、マニアックすぎる情報については、あんまり頭に入らなかったのだが、一通りガイドブックに載っている京都を堪能したリピーターには格好の”次の一冊“だろう(住宅地にまで観光客が入ってきて写真を撮ったり、食べ -
Posted by ブクログ
このまま無くなっては惜しい店、惜しい料理を買い取るという不思議なエージェントの物語。
京都の百貨店の相談役である小堀善次郎の下で、買い取るべき価値ある料理を探すのは、芸妓ふく梅、小さな割烹店の店長森下淳、市役所の相談室副室長の木原裕二。
田舎者の僻みか、うわぁ、と最初は腰が引けた。
こういう「文化に貢献してます」っていう旦那衆かあ。
京都のお座敷で磨かれた味覚を持つ芸妓。
地元の人しか知らない小さな店で腕を振るう料理人。
京都の暮らしを知り尽くした地元の役人。
敷居が高いこと、夥しい。
と思うんだけれど、そこはうまくバランスをとってある。
小堀は東京出身。
淳はバスケをしに渡米して、目が