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小堀商店。その扉はとびきりの料理のために開かれる。百貨店相談役の小堀善次郎、彼の右腕たる木原、芸妓(げいこ)ふく梅、若き和食店主淳。非凡な舌を持つ四名が後世に伝えるべきレシピをここに集めているのだ。ある日、小堀が見知らぬ男に刺されるという事件が起こる。その背景には明石焼をめぐる過去の経緯が――。さまざまな美味、通いあう人情、京の四季。あなたを虜にする、絶品グルメ小説集。(解説・澤木政輝)
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Posted by ブクログ
シリーズ第二作。美味しそうな料理、人情、そして京都弁が満載です。本作のなかでは、もみじ揚げの話が一番良かった。レシピ買取価格が知りたくなりますが、知らないままの方がいいのでしょうね。
30鴨川からずっと進化して作者がホンマに言いたいことを表現したいというのが伝わってくる。京都の柔らかい言葉も、出汁や仕込みの手順も、残すべきものと一時の流行りは区別できる人でありたいですね。
『祇園白川小堀商店レシピ買います』に続くシリーズ第二巻。 日本各地に存在する長く人を惹きつけてきたレシピを買い取る商店。店主は、京都老舗デパートの相談役、小堀善次郎。 そして、其の手となり足となるのは、小堀商店の隠れ蓑、『和食ZEN』の店長、森下淳くん、アシスタント理恵ちゃん。京都市相談科の実質的...続きを読む室長、木原裕二さん。そして祇園の芸妓ふく梅。 いろいろな事情で消えてしまう運命の名レシピを、其の作者の人生も考えて買い受ける。情けもあり、粋な商談。 様々なケースを盛り込んだ短編が組み合わさった形式。 このほのぼの〜〜っとしたところ、気になる。 と思っていたら京都を舞台にし、食をテーマに人生の中の幸せな瞬間を提供する『鴨川食堂』や、下鴨の老舗料亭の婿入り若旦那が本職のカメラを通じて出会った人の悩みに寄り添う『京都下鴨なぞとき写真帖』のさくしゃでもあった。なるほど。
料理は美味しそうで、物語の人たちも魅力的ですが、京都弁が多いのはちょっと読みにくかったかな。文体って、その物語の印象に思ったよりも影響がありますね。
京都が舞台なだけあって、京都市内の地名も色々出てくる。 お料理の描写は細かく、素晴らしいと思うが、京都弁がくどく感じる。 面白くないわけではないが、私的には、鴨川食堂シリーズの方が好きです。
京都好きで、食べることが大好きな私にはうってつけの本です。 柏井先生の本は京都の慣わしの勉強もできるので、以前から読んでいます。 ここに描かれている料理の数々を食べることができる場所があればいいのに。
シリーズ第2作。 なんだけど、読んだのはこれが初。 なくなりそうになっている良き料理レシピを買い取る。 ちょっとびっくりの設定。 これで、採算が取れるのか? いや、たぶん、道楽に近いような。。 読んでいて、料理描写がとてもよい。 お腹のすく本かも。 この作者の方の別のシリーズを読んだことがある...続きを読むけれど、それに近いなーという印象。
京都を舞台に 後世に残したいレシピを買い取る「小堀商店」 様々な理由でレシピを売る人。 買い取る人情 かなりの高額で買い取ってるみたいだけど これ商売として成り立つのか疑問(笑) これ2作目だったのね。こっち先に読んじゃいました。
小堀商店の第2弾。短編好き、シリーズ物好きのわたしには必読のケース。でもちょっと、うーん、という感じ。ひとつひとつのお話は面白かったのですが。シリーズ物を読んでるときの高揚感みたいなのが足りませんでした。わたしにとって、ですが。
シリーズ2作目。今回はカレーうどんならぬうどんカレー、鯖寿司ならぬ鯖飯茶漬けとか。時には足を延ばして明石の魚之棚商店街、さらには佐賀の唐津まで。行動範囲が広がった。ちなみに柏木さんのこれまでの名探偵・星井裕の事件簿や京都下鴨なぞとき写真帖と違って、このシリーズの店は架空だそうなので、探しに行かないよ...続きを読むうに!
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祇園白川 小堀商店
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