柏井壽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Audibleで。
歩きながら。伊東温泉は遠いけど伊東温泉辺りを歩いてるような気分で。
1泊2食、お部屋でご飯。贅沢だなあ。
昔は確かに私の田舎の海の民宿もそんな感じだった。必ず舟盛のお刺身があって、翌朝は魚のアラでお味噌汁。
料理が想像できて、懐かしかった。
いまはなかなか、そういう経営も難しく後継者もなく、そういう処も減ったから、有名温泉地であっても厳しいだろう。
この「海近旅館」も厳しい状況ではあったが、母から受け継いだ精神をもったミサキには、神が2人も舞い降りる。奇跡、ではなく、一生懸命さが呼び込んだんであろう。
こんな温泉に本を持って行って連泊したい(笑)
追記。
他に8つの旅館の案 -
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Posted by ブクログ
食を探す鴨川食堂と鴨川探偵事務所シリーズ第四弾!
母の味を探す「味噌汁」
昔の恋人の味を探す「おにぎり」
愛人の味を探す「豚のしょうが焼き」
祖母の味を探す「冷やし中華」
人生を振り返る味を探す「から揚げ」
二度と会えない息子との思い出の味を探す「マカロニグラタン」
四作目も安定のワンパターン。
いよいよ慣れてきて、物足りなさも心地良く思えてきた。
しかも、常に気になっていた「自分で探せばいいのに」の部分についてはこいしがちゃんと毎回補足説明してくる。
今回は初めてこいしが調査に出かけたり、少しの変化あり。
そして、依頼人のドラマが今までで一番グッときた。
でもこれはミステリーではない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ移転してからどうなっちゃうんだろうと
思っていた「鴨川食堂」なんですが、
ふつうに本屋で新刊が売っていたので
あと後どうなったんだと思いながら読んだら
普通に美味しいご飯と食探しのストーリが
描かれていました。途中浩さんどうすんねん!
なんて思いながらも読み進めていましたが
落ち着くところに落ち着いたようでよかった。
食探しについては子供時代に食べたお弁当の
記憶と大人になって改めて思い出した
記憶の中のお弁当の味がこうも違うものかと
思ったんですが、人間の記憶ってあいまいだし
逆に母親の心遣いにぐっときた「牡蛎フライ」
の話や、昔の淡い思い出をいつまでも
持っている事って普通のことだと思うの