【感想・ネタバレ】海近旅館のレビュー

あらすじ

東京で働いていた私が残念旅館の女将に!?

亡き母の跡を継ぎ、東京での仕事を辞め静岡県伊東市にある「海近旅館」の女将となった海野美咲は、ため息ばかりついていた。

美咲の旅館は“部屋から海が見える”ことだけが取り柄で、他のサービスは全ていまひとつ。お客の入りも悪く、ともに宿を切り盛りする父も兄も、全く頼りにならなかった。

名女将だった母のおかげで経営が成り立っていたことを改めて思い知り、一人頭を抱える美咲。あるとき、不思議な二人組の男性客が泊まりに来る。さらに、その二人が「海近旅館」を買収するための下見に来ているのではないかと噂が広がり……。

ドラマ化もされた大人気作「鴨川食堂」シリーズの著者が贈る、おいしくて元気が出る、ハートフルストーリー!

文庫化にあたり、“今すぐ行きたい”著者厳選のおすすめ旅館を紹介する「美咲のおすすめ宿 厳選8軒」も収録!

※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

女将さんが可愛らしいのだけど、お客さんが褒めてくれたら素直にありがとうございますと応えて欲しいな。
卑下されると会話がつまらなくなる。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

コロナ禍以降でもなかなか旅館には泊まりに来てもらえなくて、どうやって経営するのか悩みどころなんだけど、一生懸命良い旅館にするために頑張っているとどこからか助け舟が現れて、みんなの気持ちも徐々に変わっていってー。

その後の話もぜひ読んでみたいと思わせる一冊。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

今はコロナ禍で旅が難しいから、小説の中で楽しみたい。読みやすくて、気持ちが温まる。続編が読みたくなります。

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2021年09月22日

Posted by ブクログ

楽しく読めました。
個人経営の旅館の大変さや心意気など興味深かったです。

最後の展開はちょっと唐突で、しっくり来なかったけど。智也より宮大工の冨久山さんの方が、個人的には好ましかったなぁ。

伊東温泉は行ったことあるけど、川奈に泊まったことはないので、行ってみたくなりました。
洞窟の神社・姥子神社や桜寺・松月院も惹かれます。

章ごとに紹介されている全国のオススメ旅館も素敵!

智也のお寿司が松鮨のお寿司と似ている件とか、解き明かされないままのものがあるので、もしかしたら続編がある予定なのかな?

【オススメ旅館一覧】
オーベルジュ花季(静岡県伊東市)
旅館すぎもと(長野県松本市)
洋々閣(佐賀県唐津市)
みやじまの宿 岩惣(広島県廿日市市)
杖立温泉 米屋別荘(熊本県阿蘇郡)
和味の宿 角上楼(愛知県田原市)
円かの杜(神奈川県足柄下郡箱根町)
旅館紅鮎(滋賀県長浜市)

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

Audibleで。
歩きながら。伊東温泉は遠いけど伊東温泉辺りを歩いてるような気分で。
1泊2食、お部屋でご飯。贅沢だなあ。
昔は確かに私の田舎の海の民宿もそんな感じだった。必ず舟盛のお刺身があって、翌朝は魚のアラでお味噌汁。
料理が想像できて、懐かしかった。
いまはなかなか、そういう経営も難しく後継者もなく、そういう処も減ったから、有名温泉地であっても厳しいだろう。
この「海近旅館」も厳しい状況ではあったが、母から受け継いだ精神をもったミサキには、神が2人も舞い降りる。奇跡、ではなく、一生懸命さが呼び込んだんであろう。
こんな温泉に本を持って行って連泊したい(笑)
追記。
他に8つの旅館の案内がありました。
行けるか行けないか解らなくても興味津々
ネットで検索した(笑)

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

今はなき女将の教えが若女将の中でしっかり生きているのが素晴らしいなと思いました。合間に入る実在の旅館の紹介もよくて、泊まりに行きたいなと思いました。

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2020年12月05日

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