柏井壽のレビュー一覧

  • 京都四条 月岡サヨの小鍋茶屋
    舞台は幕末の京都。
    15歳で故郷の近江を離れ、清水寺境内で働き始めたサヨ。
    清水寺の妙見さんに気に入られ、料理の腕を認められ、伏見の菊屋旅館の女将フジに助けられながら、清寿庵の境内で昼はおにぎり屋、夜は一組限りの小鍋茶屋を始める。
    そこには、幕末のあの有名人達が訪れて、サヨの鍋料理に舌鼓を打ち、サヨ...続きを読む
  • 京都スタアホテル
    柏井さんらしい、人の人情が味わえる作品。
    鴨川食堂のこいしちゃんが出てくるのも、柏井さんの作品を読んでる人なら、面白さも倍増します。
    ホテルという限られた空間の中で様々な人間模様がこんな形で物語として語られるのはとても良いですね!
  • 鴨川食堂ごちそう
    ドラマ化もしやすいようにと考えられた、お馴染みの展開。
    パターンが決まっているので飽きるっちゃ飽きるけど、定番だと思うと安心感があるし、面白い。
    どのお話も、ほっこりするなあ。
  • 鴨川食堂しあわせ
    いつもどおり旨そうなもんがズラズラと…( ̄¬ ̄)今回、第六話2の書き出しで「遂にこの時が来たか?(゚д゚;)ドキッ」と思ったけれど、心配無用だったわ~(^o^;)
  • 鴨川食堂しあわせ
    今回は純粋なこいしちゃんがぷりぷりしてしまうような依頼が数件あった。もちろん依頼人なのだから、流さんがいうように仕事をするだけなのだけど。想い出がどのように作用するかは人それぞれだな。
  • 鴨川食堂ごちそう
    今回の依頼も難儀な食からまぼろしのお店、世界的デザイナーまで。お客様の幅が広い。そして、流さんのお料理は自分も食べてみたいっ!
  • 京都四条 月岡サヨの板前茶屋
    桂飯朝の茶々入れもおもしろい。続編と知らずに手にとってしまったけど、前編の前提なしに楽しめた。新たな時代を感じる料理というのはワクワクする。
  • 鴨川食堂ごちそう
    久しぶりに鴨川食堂シリーズを探してみたら思いのほかたくさん出版されていたので、慌てて読んでいなかった分を購入。
    こちらはその一冊。

    鴨川食堂シリーズは、食べ物にまつわるストーリーがとても素晴らしくて、よくこれだけ異なるたくさんの話を毎回書けるのだと感心しながら、また読み終わるごとに感激しています。...続きを読む
  • 鴨川食堂ごちそう
    本読みたい熱がすごくて(せやろな)昨日は雨やしひたすら読書した
    どうしようもない依頼人(失礼)のときもあるのに、今回の話はどれも刺さったなあ…

    個人的には甘すぎるおいなりさんが気になる。まさかの弘前。わたしは東北地方にだけは行ったことがないなあ

    沖縄も行ったことなかった(どうでもいい)
  • おひとりからのひみつの京都 カリスマ案内人が教える48の歩き方
    p.214 <嵐電>沿線のみどころを東から順にいくつか紹介しましょう。まず最初に降り立つのは『蚕ノ社』駅。難読駅名のひとつで、カイコノヤシロと読み、『木島坐天照御魂神社』の別名です。<続日本紀>の大宝元年、すなわち西暦701年4月の条に、この神社の名前が記されていますから、奈良時代以前からあった古い...続きを読む
  • 京都のツボ 識れば愉しい都の素顔(集英社インターナショナル)
    柏井先生の本は2冊目です。
    語り口調のようで読みやすいです。
    観光としてではなく、生活の中の京都を感じます。京都人から見た京都、興味深いです。
  • おひとりからのしずかな京都
    本書は、明確にガイドというようなことでもなく、人々の暮らしや文物に纏わる研ぎ澄まされたエッセイや、勿論“小説”ということでもない。本書は、永く京都に在って活動をした経過を有している著者による、「一部にガイド的内容を含む場合も在る、著者が愛する人々の様子や文物に関して綴ったエッセイ」とでも呼ぶべき、な...続きを読む
  • 鴨川食堂しあわせ

    良いなぁ

    良いなぁ。どの話にも、余韻が有って。
    その人の料理に纏わる思いが有って、その料理を食べた所で、話は終わる。わざと、書かないけれど、なんとなく想像できる。心憎い演出(笑)
  • 鴨川食堂もてなし
    鴨川食堂第7弾!続いているなぁ。こいしちゃんの将来とか気になるけど、この物話が続いていってほしい気もする。
    いよいよ大道寺さんも鴨川食堂のお世話に?お父様の病気が思い出の味で一瞬クリアに?思い出はいいものもあれば後悔もある。人の一面だけで判断してはいけないか、依頼人から学べる流さんはえらいな。
  • 鴨川食堂
    思い出の食を探す探偵事務所、事務所は食堂の奥の部屋。
    目立たない看板を掲げる食堂の、積極的に宣伝をしない探偵事務所。
    強い意志と縁が無ければ行き着けないが、それでも依頼人が訪れる。
    人情味あふれる親子が探し出す味にホッとする物語。
    続編もあるようですね。
  • 鴨川食堂しあわせ
    いつものごとく流さんの作るご飯はおいしそう。今回の食の探偵の依頼人たちは、心温まるエピソードの人もいたけど、いつも以上にどこかダークな人が多かったような…
    コロナ禍を表す言葉もちらほらと。
    やっぱりこのシリーズ好きです。

  • 鴨川食堂
    警察官を退職した父とその娘が二人でひっそり営む京都の食堂。看板も暖簾もないそんなお店に、思い出の味を求めてお客さんがやってきます。料理を通して思い出を辿るお話しです
  • 鴨川食堂ごちそう
     今回は、話の運びのルーティーンをわざと少し変えたようなところはある。しかし、話は、いつもの「ええ話」。

     最後の書き下ろしの一話は、コロナ禍の風俗を取り入れている。これも当世のならい。
  • 鴨川食堂もてなし
    前巻を読んでからちょっと間があいたな~。
    このシリーズは、見事にパターンが同じなので(いい意味で)続けて読むとさらっと読み飛ばしてしまうな、と、思ったのでゆっくり読むことにした。

    結果、今回もめちゃくちゃ面白かったな~…。
    茜さんが登場するのはちょっと意外^^
    この人は、なんか、まぼろし的な存在な...続きを読む
  • 鴨川食堂ごちそう
    シリーズ最新作。今まで読んだ中で一番良かったと思う。描かれる食事は相変わらず読んでいるだけで匂い立つ程美味しそうなのだが、それ以上に食事がなぜこれほどまでに人の心に残るのかをしみじみと感じさせてくれる内容だった。
    大事なのは、何を食べたかよりも誰と食べたかなのかもしれない。