柏井壽のレビュー一覧

  • カール・エビス教授のあやかし京都見聞録

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    ネタバレ

    カール・エビスせんせは、英国人のミステリー作家。
    太めの野口英世(笑)といった風貌で、1959年生まれ。
    東京に6年住んだが、京洛大学の文学部に招聘され、日本文学の講座を持つことになった。
    それを機に京都に移り住み、憧れの庭付き一戸建京町家に暮らすようになって半年。
    教室で助手を務める、九条葵(くじょう あおい)が身辺の世話などもしてくれる。

    お話の「型」としては…
    葵がお茶を点てて、季節にふさわしい和菓子とともに教授に差し出す。
    小説の取材も兼ねて、葵のアドバイスで神社仏閣を巡り、おいしい店でランチを頂く。
    葵とはそこで別れ、小平菊乃の店、『喫茶菊乃』へ足を運んだり、または川嶌葉子(かわし

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    2019年12月23日
  • 鴨川食堂おかわり

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    シリーズの他作品同様、故郷や家族が恋しくなるような、五感にはたらきかけてくれるお話。
    京都の穏やかさであったり、人を思いやる心の深さを感じられるものばかり。
    優しい気持ちになれる一冊。
    忙しくて心がささくれだったとき、ぜひ何度でも読みたい。

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    2019年12月19日
  • 極みのローカルグルメ旅

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    京都案内などの著者が多く、その嗜好も通っぽいグルメ系
    かと思いきや、意外とB級グルメな食を好む方の様です。

    しかもグルメ本やネットを使わず、人に聞いたり自分の
    勘で店を探す姿勢には共感しました。

    ただ全体的にはカレー系が多かったかな。辛いものが好き
    らしいです。

    一方で宿泊する街ではうまい寿司屋を探すそうですが、
    これが年季が入っていて面白いです。何より最近観光地化
    が激しい小樽の寿司を批判しているのも頼もしいと感じ
    ました。

    それからフードライターへの苦言も忘れません。
    本当のフードライターとは店を見極めることが必要で
    ある、と。
    例えば夫婦二人で切り盛りする店を雑誌で紹介して
    しま

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    2019年11月11日
  • 京都に行く前に知っておくと得する50の知識 - 初心者からリピーターまで、京都に行くならどっち!? -

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    タイトルが軽くてちょっと損しているのではないかと思う、濃い内容の京都案内本。
    といいつつ、タイトルにあるように京都に観光に行く人は読んでおくとよいと思う。見どころの要点が要領よく示されている。行ったことのある場所は納得の内容、行ったことのない場所は、こんな楽しみ方があるのかという内容で、京都経験が豊富な人にはどうかわからないが、普通の観光者には魅力ある内容が紹介されている。
    得するといわれると趣旨と違う気がするけど、本書を読んでから京都に行くと、きっともっと楽しめると思う。

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    2019年11月03日
  • 鴨川食堂まんぷく

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    あの日あの時食べたあの料理の味をもう一度ーーー。
    そんな思いでやってくるお客様のために、鴨川流とこいしがその味を見つけてくる、食のミステリー。
    味や香りが人の記憶と強く結び付いていることは、自分の経験からもイメージできるけれど、その味を探すために尋ね人が与えてくれる手がかりは決して多くない中で、記憶を呼び覚ますほど的確に味を見つけてこられ、再現できる流のような人が、そしてそれをサポートするこいしのような聞き手が現実にいればいいのにな、と感じた。
    とてもほっこりする物語。

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    2019年09月05日
  • 鴨川食堂はんなり

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    お任せで出てくるご飯のおいしそうな感じ、こいしと鴨川食堂を訪れる人との掛け合い、こいしと流のかけあい。食探し。どれも安定の面白さでした。

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    2019年08月21日
  • 祇園白川 小堀商店 レシピ買います(新潮文庫)

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    ネタバレ

    レシピを買う、そんな不思議な小堀商店のお話。鱧の源平焼き、小袖くずしのような和のものだけでなく、オムライスや焼肉まで、ステキなストーリーとともに料理をつくる。
    最初の源平焼きのストーリーが衝撃、その後同じパターンで話が進む。面白いのは、京都ならではの文化も匂いを纏っていること。
    例えば、草履片々、木履片々。黒田官兵衛が、本能寺の変で動転している秀吉に、慌てると片方に草履、もう片方に木履を履く。それでも走れる。落ち着いてゆっくり迷っていたら潮はすぐに引いてしまう。それを聞いて、秀吉は飛んで行った。そんな話しを、差し込みながら人間模様とレシピを繋げていくところが非常に面白い。

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    2019年07月06日
  • 鴨川食堂はんなり

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    シリーズ第5巻もええ話がいっぱいでした。もうショーケンでの続編(ドラマ)があり得ないのが悲しい・・・

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    2019年05月19日
  • 京都の路地裏 生粋の京都人が教えるひそかな愉しみ

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    京都の旅から帰ってきました。今回柏井さんの新書を4冊持って行ったのですが、結果的に1番役に立った(旅途中、最も鞄から取り出した)本がコレでした。食べ物も、旅スポットも、そんなにテーマが統一されているわけでは無いのですが、所謂観光旅をしない私の好みに合った場所がたくさんあったということなのでしょう。実は、約40年前の受験で兄貴の下宿に宿泊しながらこの時ばかりとまるまる一週間京都を観光しました。そこで銀閣寺、清水寺、金閣寺、嵐山等々の観光スポットは回り尽くしたという自覚があって、その時の旅スタイル、歩き通す旅が最も楽しい発見のある旅として私の身に染み付いたのです。だから、京都に来たらもう有名な場所

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    2019年04月24日
  • せつない京都

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに  「美しさ」はせつない
    第1章   せつない神社せつないお寺
    第2章   せつない京都百景

    <内容>
    京都を語らせたら、今第一人者かもしれない著者の本。今回は、さまざまな伝説や歴史を「せつなさ」でまとめたもの。学術書ではないが、なかなか読ませてくれる。著者らしさは、ときどき「食べ物屋」が登場すること。旨そうな話である。

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    2019年04月04日
  • 鴨川食堂はんなり

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    私は今のところ探して欲しい食べ物はないですが、
    そのうち出てくるのかもしれませんね。
    今回は、ウルウルくる場面もあって、電車で読むのは厳しかったです。

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    2019年02月03日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    今回も定形フォーマットに依頼人の個性に合わせて少しだけ改変してあてはめるような流れで、とても読みやすいです。料理の奥深さを感じさせる描写や鴨川食堂の2人による魅力的なキャラ設定による定番の掛け合い、必要に応じてごくたまに出現する常連客の妙さんも活きてますね。
    「冷やし中華」と「マカロニグラタン」にやられました。親が子を思い遣る内容に個人的に弱いようです。次回作も読みます。

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    2018年12月02日
  • 鴨川食堂おかわり

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    毎回どうしてこう美味しそうなんだ!

    文章なのに料理が目の前にあるみたい。すごい。それでいてどうしてその料理を再現できたのか、その説明も読みやすく納得できるものばかり。
    読み終わったあと、美味しいご飯食べたみたいにほっとできるのもいい。
    何度でも読みたくなる作品。

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    2018年11月26日
  • 鴨川食堂はんなり

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    「鴨川食堂」シリーズ第5弾!
    今回も、様々な地方から、食に対する複雑な思いを抱えたお客様が訪れる。
    求められるものも、ただ懐かしいというものではなく、今までにないような変わった依頼もあって、流さんも二週間が期限ではだんだん難しくなってきた。
    こいしは相変わらず、つけつけと思ったままのことを口にするが、ずいぶんとお客様の気持ちに寄り添うようになったなあと感じる。
    謎解きも詳しく描かれるようになり、流が依頼人にかける言葉も温かい。


    第一話 親子丼
    外食はインスタ映えが大事!
    並んででも名店で食べたかったのに、フツーの食堂に連れて行った彼氏とは別れたが…

    第二話 焼売
    気難しい老女が、自分基準

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    2018年06月28日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    今回は、第3話「豚のしょうが焼き」が良かった。
    依頼人の不倫相手が作ってくれたしょうが焼は、当人の健康を気遣って一手間掛けた料理であった。この事を鴨川流は依頼人には敢えて伝えなかったことで、不倫相手の愛情が期待外れであったと理解し、気持ちの整理が出来たんだろう。
    こういう気配りができて、美味しい料理を出してくれる馴染みの店を持ちたいものだ。

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    2026年01月17日
  • 鴨川食堂ごちそう

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    はいりの1話と2話、更に締めの6話が泣けた。思い出に残る料理とは、味だけでなくその時点の状況や心持ちが大きく左右されるのだと思う。私の最後の晩餐料理は、母が作ってくれた太巻とお好み焼きにしたい。貧しい暮らしの中でハレの日に食べられたご馳走だったから。
    ところで、探偵事務所の広告に連絡先を掲載しないのは何故なんだろう。

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    2026年01月17日
  • 鴨川食堂まんぷく

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    鴨川食堂シリーズも4冊目になる。ストーリーは毎回同じでも感動してしまう。
    探偵事務所を訪れると必ず供されるおまかせ定食を一度は食べてみたいものだ。ところで、今回読みながら考えてみた私の思い出の味は、
    ?太巻き
    ?お好み焼き
    ?おはぎ
    ?かた焼きそば になる。
    因みに、???はおふくろの味だ。

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    2026年01月17日
  • 鴨川食堂しあわせ

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    いつもの決まった
    ①食探しの話の前に鴨川流れの料理を味わい驚愕する
    ②探偵事務所に向かう途中の廊下に飾ってある料理写真
    ③こいしが依頼内容のヒアリング時に書くイラスト入りメモ
    ④依頼人が帰った直後の掬子の仏壇拝み
    をルーティンにストーリーが進む。
    食には作り手の魂が宿る「巻き寿司」とフィアンセが残した「フィッシュアンドチップス」が感動した。
    今巻を読んでいて、私の最期の晩餐は何だろうとふと思った。やはり幼い頃に食べた、太巻きあるいはお好み焼き?
    それとも近頃食べることがなくなった、家人のシーフードカレーだろうか。

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    2026年01月17日
  • 鴨川食堂いつもの

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    愛すべきマンネリと予定調和が安心できます。
    季節感のある依頼前の料理と人情味溢れる謎解き、探す料理に込められた意外なひと工夫。
    軽く読める短編集なので、寝る前のリラックスタイムに最適です。

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    2018年01月29日
  • 鴨川食堂おかわり

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    ミステリーというほどのものじゃないけど、読んでいるとお腹が温かくなって、休みの日の午後の読書にはぴったりだと思う。

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    2017年11月07日