柏井壽のレビュー一覧

  • 鴨川食堂おまかせ

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    今回も定形フォーマットに依頼人の個性に合わせて少しだけ改変してあてはめるような流れで、とても読みやすいです。料理の奥深さを感じさせる描写や鴨川食堂の2人による魅力的なキャラ設定による定番の掛け合い、必要に応じてごくたまに出現する常連客の妙さんも活きてますね。
    「冷やし中華」と「マカロニグラタン」にやられました。親が子を思い遣る内容に個人的に弱いようです。次回作も読みます。

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    2018年12月02日
  • 鴨川食堂おかわり

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    毎回どうしてこう美味しそうなんだ!

    文章なのに料理が目の前にあるみたい。すごい。それでいてどうしてその料理を再現できたのか、その説明も読みやすく納得できるものばかり。
    読み終わったあと、美味しいご飯食べたみたいにほっとできるのもいい。
    何度でも読みたくなる作品。

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    2018年11月26日
  • 鴨川食堂はんなり

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    「鴨川食堂」シリーズ第5弾!
    今回も、様々な地方から、食に対する複雑な思いを抱えたお客様が訪れる。
    求められるものも、ただ懐かしいというものではなく、今までにないような変わった依頼もあって、流さんも二週間が期限ではだんだん難しくなってきた。
    こいしは相変わらず、つけつけと思ったままのことを口にするが、ずいぶんとお客様の気持ちに寄り添うようになったなあと感じる。
    謎解きも詳しく描かれるようになり、流が依頼人にかける言葉も温かい。


    第一話 親子丼
    外食はインスタ映えが大事!
    並んででも名店で食べたかったのに、フツーの食堂に連れて行った彼氏とは別れたが…

    第二話 焼売
    気難しい老女が、自分基準

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    2018年06月28日
  • 鴨川食堂いつもの

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    愛すべきマンネリと予定調和が安心できます。
    季節感のある依頼前の料理と人情味溢れる謎解き、探す料理に込められた意外なひと工夫。
    軽く読める短編集なので、寝る前のリラックスタイムに最適です。

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    2018年01月29日
  • 鴨川食堂おかわり

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    ミステリーというほどのものじゃないけど、読んでいるとお腹が温かくなって、休みの日の午後の読書にはぴったりだと思う。

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    2017年11月07日
  • 鴨川食堂おかわり

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    やっぱりベタベタな方言に、主要な人物は酒飲みばかり
    食にも器にもこだわりがあるのに、季節が飛んだりします

    話の流れはおんなじで、悪人もでてこなくて、刺激のある話ではありません

    しかし、見つけてくるのは食だけでなく、ほっこりさせられます
    探す過程、依頼人のその後はなど、余計なことは語らず読み手に委ねられています

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    2017年09月05日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    料理がおいしそう、と、人間ドラマがすてき、が、ちょうどいい塩梅で描かれているところが好き。
    第2話のおにぎりがよい話だった。何気ない料理だけど、誰かが握ってくれたおにぎり食べたくなった。

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    2017年08月13日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    第四弾でした。第三弾と間違って購入してしまった。「味噌汁」「おにぎり」「豚のしょうが焼き」「冷やし中華」「から揚げ」「マカロニグラタン」の6篇。今回はこいしも食を捜しにいったので、少し雰囲気違うものもあったかな。

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    2017年07月16日
  • できる人の「京都」術

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    <目次>
    第1章  「できる」人はなぜ京都が好きなのか
    第2章  「できる」人は京都をこう歩く
    第3章  「できる」人はこんな店で食べる
    第4章  「できる」人はここに泊まる
    第5章  「できる」人の一歩先行く京都の愉しみ方

    <内容>
    毎度おなじみ柏井さんの京都本。「できる」人とくすぐっているので、どんどん読み進められる。ちょっとずらした観光地案内、京都にいるからわかる飲食店情報(値段は度外視だけど…)。宿は最近の宿状況を踏まえた他府県を紹介する周到さ。いいですね。

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    2017年04月21日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    食探偵シリーズ第4弾。
    今回も美味しい料理がたくさん並ぶ。相変わらず物語が大きく動く事は無いが今回はちょっと違う顔も見えた。お父さんが静かに怒っていた。嘆いていたという方が正しいのかもしれない。旨さを感じるのは舌でもなければ胃袋でもなく心なのだと。こういう事をちゃんと言える人に憧れる。
    最後のマカロニグラタンはちょっとハラハラした。都合よく美化した過去よりも今を生きる事に意味がある。心を込めた料理は食べる人の心に届く。素敵連鎖。
    それにしてもふだんお店ではどんな料理を出しているのだろう。お昼に1万円。おまかせの料理を見ていれば安く無い事は解るけれど。おいそれとは行かれないお店なのが辛い。
    そう

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    2017年03月25日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    4巻目。いやあ、とりあえずのランチを食べてみたいものだ。でも、1万は出せんなあ~
    鴨川親子が忽那汐里と萩原健一にしか思えなくて、困ったものだ。元々のイメージは違ったのに・・・

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    2017年02月25日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    いつもと変わらず、美味しそうな「おまかせ」&「思い出の食」(*^^*)♪でも最後のマカロニはいつもと少し違う展開にドキドキした(^^;)いつも食べたいと思っている「おまかせ」は常連の妙さんが昼食代に一万円札を置いていっているから、「やっぱり、おまかせ もそのくらいはするよね~(--;)」と思った(-.-)

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    2017年02月19日
  • 鴨川食堂おまかせ

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    シリーズ4作目です。

    様々な今を生きるお客さんが探し求める、
    遠ぃ記憶にある大切な思い出の「食」を、
    元刑事の料理人の父・流と娘のこいしが、
    本人も忘れていた思い出と共に捜し出し、
    その思い出とともに食べさせてくれる、
    鴨川食堂と鴨川探偵事務所のお話です。

    作品の体も、所謂、探偵小説にある、
    依頼編と解決編の2つから構成され、
    お約束のパターンも、そのまんまで、
    それでも、状況がいろいろなので、
    各話、新しく読むことができます。

    本シリーズの作風、構成を、
    お約束と思ぅか、ワンパターンと思ぅか、
    それによって、評価も変わるでそぅが、
    ボクは、お約束と思って、安心できます。
    とは言え、やは

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    2017年01月20日
  • 鴨川食堂いつもの

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    鴨川食堂、第3弾。
    連続ドラマ化記念の、文庫書き下ろしだそう。
    個人的に、ドラマはイマイチでしたが、ほとぼりが冷めた今、ドラマのテンポに引きずられずに素直に本に入り込めるようになりました。
    一つだけ残ったのは、やはり、鴨川流の配役は良かったなあ、ということ。
    台詞の部分を読むと、声も姿も浮かんできます。

    最初に読んだ時は、探偵事務所という割に、推理の段階を経ずに謎明かしなんだなあ、と物足りなく思ったのですが、娘・こいしが依頼人から話を聞き、父・流が食を探す、というパターンがすっかりおなじみになりました。
    普通のミステリだと、話を又聞きして解決する流さんは「安楽椅子探偵」ということになるけれど

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    2017年01月20日
  • 京都のツボ 識れば愉しい都の素顔(集英社インターナショナル)

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    食のツボ、地のツボ、しきたりのツボ。
    と、大項目が3つあり、それぞれ10〜14の章が書かれている。
    全てに、昔からの伝承や、文化が関連付けられており、「たまごサンド」の話題だけのはずなのに、京都を少し知った気になれる。

    スラスラと読める文体なので、ちょっとした観光の前に目を通すのも面白いかも。

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    2016年09月20日
  • 鴨川食堂いつもの

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    久々の3巻目。ドラマがいらん話盛り込んで1回がちと長かったので、こういう短編で続くとほっとする。みんないくらくらい振り込むのか興味ある・・・

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    2016年05月21日
  • 鴨川食堂いつもの

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    ネタバレ

    どの料理もとてもおいしそうで食べたくなります。
    それぞれの料理に込められた思いに切なくもなりました。

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    2016年05月17日
  • 鴨川食堂おかわり

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    1巻目と同じ流れで進む、「鴨川食堂」2冊目。

    海苔弁の章は、父の息子への愛情溢れる話。
    クリスマスケーキの章は、ひどく切なく、でも人はどこかでいろんなものに区切りをつけて、そうして生きていくものなんだよな、ということを思い出した。
    ひとつひとつが心温まる、ほっこりするお話。
    「食べ物」には、いろんな思い出が宿るのだ。
    楽しいことも嬉しいことも、辛いことも苦しいことも。
    それらを、食を探す人たちに、届けるお手伝いを、鴨川食堂はしている。

    流さんの料理は、京料理をあまり知らないわたしには見た目の想像がつきにくいけれど、京都にまた旅行に行きたいと思わせるには十分すぎるほど。
    鴨川食堂はないけれど

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    2016年02月14日
  • 京都 奥の迷い道~街から離れて「穴場」を歩く~

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    京都の観光案内本。有名どころの案内だけど、エリアの中でちょっとマイナーなみどころとその由緒を楽しく紹介してくれている。京都はやはり歩く街。嵐電に乗って歩きたくなった。ご飯どころの情報も多く、ゆっくり楽しみたくなる一冊。手持ちの地図と照合して携帯していきたい。

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    2015年12月31日
  • 京都の定番

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    京都の定番の観光地を中心に、そこをどのように廻るのか「大人のための修学旅行」として紹介されています。人ごみに紛れて、ただ必死になって写真を撮り、後になって何をしたのかの記憶が曖昧な京都旅行になっていませんか。そうならないために前知識として何を仕入れておくべきか、当日はどのように廻るのか。それも季節ごとに違う顔を見せる京都それぞれについて書かれているところが、京都に住んでいる人間からもうなづける内容になっていると思います。また改めて京都の定番とはこれだったなと思い出させていただきました。初めてであっても、何度かであっても、京都に旅立つ前に一度読んでから出かけられると、今までとは違って落ち着いて京

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    2015年12月20日