【感想・ネタバレ】せつない京都のレビュー

あらすじ

雅で煌びやかな反面、寂しさや侘しさを内包している京都――。平清盛に心変わりされた祇王が出家した「祇王寺」、愛する男と生きるためすべてを捨てた遊女の眠る「常照寺」ほか、千二百年の歴史を持つ都には、悲話の残る小さな寺社が多い。また、朝陽に照らされた東寺五重塔、大覚寺大沢池の水面に映る景色、野宮神社の“黒い”鳥居など、街中で、ふと足を止めて見入ってしまう物悲しい光景にもたびたび出会う。綺麗、楽しい、美味しいだけじゃない、センチメンタルな古都を味わう、上級者のための京都たそがれ案内。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

京都で「せつない」と言うと、建礼門院徳子や小野小町に魅せられた深草少将などが浮かびます。そのようなせつなさを感じさせる人物やゆかりの地を、京都在住の著者だからこその視点で案内してくれます。お勧めのお店紹介などもあり、京都へ行きたいと思いました。早く涼しくなってほしいですね。

0
2024年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに  「美しさ」はせつない
第1章   せつない神社せつないお寺
第2章   せつない京都百景

<内容>
京都を語らせたら、今第一人者かもしれない著者の本。今回は、さまざまな伝説や歴史を「せつなさ」でまとめたもの。学術書ではないが、なかなか読ませてくれる。著者らしさは、ときどき「食べ物屋」が登場すること。旨そうな話である。

0
2019年04月04日

「雑学・エンタメ」ランキング