柏井壽のレビュー一覧

  • 鴨川食堂おかわり

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    鴨川食堂第二弾。その名もおかわり。
    料理雑誌に載せた一行広告を見つけて辿り着いたお客さんの想い出を聞き、再現する。家庭料理からお店の味まで。
    前作から劇的な変化もなく、今作の中での変化もなく、ただ、京都にある食堂の日常を覗き見ているような感じ。
    想い出の味が過去に浸るだけのものではなく、次に進んでいくきっかけになっている。再確認出来たり新たに気付かされたり。
    抜群の料理センスのお父さんの料理は本当に読んでるだけでお腹が空く。ぬる燗と共にいただきたいものです。

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    2015年11月15日
  • 鴨川食堂

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    再読4回目。
    好きなタイプ!読んでて疲れない長さで、展開にもあまり無理がない。美味しそうなものがいっぱい出てくる連作もの、大好物です。

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    2017年09月09日
  • 京都の定番

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    <目次>
    第1章 京都名所再見
    第2章 京都の食の定番
    第3章 京土産の定番
    第4章 京都の桜と紅葉
    第5章 京都の夏の定番
    第6章 京都の冬の定番
    第7章 京都のお茶
    第8章 花街と祇園町の愉しみ

    <内容>
    京都を紹介し続ける柏井さんの新作。今回は定番スポット(観光地も食も何もかも)をきちんと調べて書いた。
    祇園祭の様子の詳細や、京都の文化である「喫茶店」の老舗を盛り込んだり、花街(かがいと読むそうだが…)の遊び方をきちんとまとめてくれたり、なかなか親切。一方でにわか観光客や食事処などは一刀両断で心地よい。

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    2015年06月05日
  • 京都の路地裏 生粋の京都人が教えるひそかな愉しみ

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    京都に生まれ、京都に育ち、そして京都をこよなく愛する筆者による、京都案内。

    京都市内(いや、むしろ京の都といった方が良いかもしれない)は、御所を中心に置き、東西南北に規則正しく貫かれた大通り(路)を基本に発展してきた。
    しかし、それは寺社や貴族などの暮らしであって、庶民の暮らしは、より細い道である筋、そして路地に面して営まれてきた。

    京都を旅する時に、有名な観光地だけを点と点を繋ぐように旅行するのであれば、決して目に入らない路地。
    乗り物に乗って通り過ぎるだけでは、決してめぐり会えない、路地との出会い方の入門書。

    京都は、千年の歴史を持つ我が国の都。そして、その歴史的な町は、時代の発展と

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    2015年02月14日
  • 憂食論 歪みきった日本の食を斬る!

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    最近のTV食番組のレポーターのコメントや、食べ方にまで口を出す店など日頃思っていたことを、改めてずばりと斬り捨ててくれた本です。さらに最近の料理店のあり方にも言及している。事実なら、ネットの仕掛人が新たな店を紹介→TVが取り上げる→味もわからないレポーターが取材し褒める。→このような構図でできあがった店に喜んで出かける人たち→繁盛店が出来上がる→新たな店がネットに現れる。これは職人を含めた食世界のバブルです。ブームが去った後に何が残るのか。

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    2015年02月11日
  • 京都の路地裏 生粋の京都人が教えるひそかな愉しみ

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    記載されているお店を目指して行く、つまり、本書をガイドブックのように使う方法もある。

    本書を読むと、有名な観光地を避けて、京都で路地裏巡りしたくなる。
    おもしろいことはないかなと思いながら路地裏を散歩している時に、本書に記載されたお店に偶然出会うのもまた旅の醍醐味。

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    2014年12月05日
  • 極みの京都

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    <目次>
    序   日本を極めると京都に行き着く
    第1章 京都を極めるとは
    第2章 京都の流儀を極める
    第3章 京都の心を極める
    第4章 「普通の京都」を極める
    第5章 「特別の京都」を極める
    第6章 京都の食を極める
    第7章 京都の名所を極める

    <内容>
    京都の案内では最近特に著書の多い、柏井さんの旧著の改訂版。食事どころはともかく、かなりコアな名所案内が出てる。最初のほうは、「観光ありき」の人々への文句が並ぶが、この人の筆致だとそれも許される気がする。

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    2014年10月10日
  • おひとり京都の愉しみ

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    タイトルどおり、京都一人旅のガイドブック。
    他に買ったガイドブックにはないお店が紹介されており、非常に楽しみ。
    あとは実際に体験してみるだけ。
    不満は、本論で紹介していた歩き方を経路付きの地図で示して欲しい。
    初京都だと道がわからん。

    第1章 京都ひとり歩き
    第2章 四つの文字で巡る京都
    第3章 京都ひとりランチ
    第4章 京都ひとり晩ご飯
    第5章 京都ひとり泊まり

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    2013年03月22日
  • 極みのローカルグルメ旅

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    20120303 全国のローカルグルメ。行ったことが有って今までガイドとかに載ってない店が何軒か出てる。自分と感覚があうのでガイドブックとしても使えそう。

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    2012年03月04日
  • ふらり 京都の春

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    柏井壽の京都四季シリーズの完結編(かな?)。
    食事処、隠れた花の名所、花の名所の観光客のはずし方、など、まあ為になると思う。

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    2011年05月01日
  • ふらり 京都の春

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    春の京都を感じたくて購読。すらすらっと読めてしまいました。京都の洛東、洛西を中心にふらりと歩いているような感覚になります。私は京都在住なのですが「玄琢」という京都市内の人間でも足が遠のく場所ですが、再度いきたくなりました。近江のくだりいらなかったかもです。

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    2011年04月15日
  • おひとり京都の秋

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    京都にお住まいなので、地元の旨いものが満載。
    ただ、京都市内だけはネタが足らないのか、
    滋賀県の湖東三山とかが一緒に入っています。
    私的には問題ないですけど…

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    2010年12月18日
  • 京都 夏の極めつき

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    京都の夏を楽しむという容易ではないことに挑戦した本です。何度か夏の京都を訪れたことがありますが、休憩をいれるところが分からなかった気がします。
    龍馬ゆかりの地(ちょっとレア)を訪ねたり、足を延ばして琵琶湖畔を散歩したり(京都市役所前から浜大津まで24分)や比良山荘まで鮎を食べに行くなど、京都人の贅沢をうらやましく思うのでした。

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    2010年06月29日
  • おひとり京都の愉しみ

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    外国人にとって京都は日本を「象徴」する都市かもしれない。
    そこには日本の伝統が息づいていて、人間の営みの普遍性
    が感じられる。
    個人を重視する西洋思想にはない、その普遍性が彼らには
    新鮮に映るのだろう。
    でも伝統は単に古いことを尊ぶという単純な話ではない。
    私たちに与えられた時間には限りがある。
    その短い時間の間に受け継いだしきたりや感じ取った情緒と
    かいったものを、自己消化して次の世代へと橋渡しをしていく
    といったような、気の遠くなるような作業を連綿と続けてきて
    やっと築きあげた、伝統というものの重みを感じ取っているの
    ではないだろうか。
    一人では成しえない何かを。
    そんな京都をひとり歩いて

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    2010年01月26日
  • ほんとうの京都 古都をめぐる知られざる58の視点

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    京都について多角的に理解できる
    いかにも京都人が書いたのだろうという書
    また京都に行く際に再読したい

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    2025年12月08日
  • 鴨川食堂まんぷく

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    2019年出版。シリーズ第6作。定型のパターン
    が繰り返されるが、さすがにバリエーションが豊かになって来ている印象。毎回の料理の説明を、楽しく想像しながら読めるか否か?で評価は大きく変わるかな、と改めて思う。相変わらず、シリーズを通してのストーリー展開は特に無く。その点も深みや味わいを今一つ感じさせない要因かな...。決して詰まらなくは無いのだけど、4 を付けられるか?と云うと微妙。

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    2025年11月27日
  • 下鴨料亭味くらべ帖2 魚の王様

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    シリーズ第二弾。

    料理対決もさることながら、川向かいに建つ外資系ホテルの件が気になります。
    次巻以降に持ち越しですが。

    料理対決の部分は安定感。
    おいしそうだし楽しめますが、対決としてはマンネリになってきて、前巻より盛り上がりがないようにも感じました。

    作中に京都スタアホテルというホテルの話が出てきて、実在のホテルかと思い検索してみたら、柏井さんの作品の中のホテルだった(爆)

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    2025年09月05日
  • 海近旅館

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    楽しく読めました。
    個人経営の旅館の大変さや心意気など興味深かったです。

    最後の展開はちょっと唐突で、しっくり来なかったけど。智也より宮大工の冨久山さんの方が、個人的には好ましかったなぁ。

    伊東温泉は行ったことあるけど、川奈に泊まったことはないので、行ってみたくなりました。
    洞窟の神社・姥子神社や桜寺・松月院も惹かれます。

    章ごとに紹介されている全国のオススメ旅館も素敵!

    智也のお寿司が松鮨のお寿司と似ている件とか、解き明かされないままのものがあるので、もしかしたら続編がある予定なのかな?

    【オススメ旅館一覧】
    オーベルジュ花季(静岡県伊東市)
    旅館すぎもと(長野県松本市)
    洋々閣(

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    2025年08月30日
  • 下鴨料亭味くらべ帖 料理の神様

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    特に期待せず手に取ったのですが(失礼!)、思いがけず楽しく読めました。
    老舗料亭の九代目となった明美の語りで綴られる物語。

    全体としてはほのぼのしているけれど、岩田さんがなぜ糺ノ森山荘に来ることになったのかなど、ミステリー要素を含んでいます。

    岩田さんの鱧料理おいしそうだったなぁー。

    続巻も読みたいし、明美の夫・旬が主人公の「京都下鴨なぞとき写真帖」シリーズも読んでみようと思います。

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    2025年08月12日
  • 鴨川食堂

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    スペイン人の親友が教えてくれた本。
    京都の食材や日本の文化、どうやってスペイン語に訳されているのか気になった

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    2025年08月09日