柏井壽のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
残念
一度読んだけれど、内容を忘れていて、再読した。読み始めて、納得。面白くなかったからだ。さっと読み飛ばしたんだった。作者の他の作品が、面白かったので、つい購入したが、残念な結果だった。
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ネタバレ 購入済み
う~~ん。微妙。
微妙……一度読んだけれど、内容を、すっかり忘れていて、再読した。私にしては、とても珍しいことなので、不思議に思って読み返していて、納得。京都旅行のガイドマップなんだか、ミステリー小説なんだか、どっちつかずで、多分、どっちの内容も、頭に残って無かったんだ。
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ネタバレ毎回、依頼人が鴨川食堂を探して訪れ、
食事をして依頼人の食とその食に対する思いの
説明を聞き、後日板前の流がその食を
再現して依頼人にお出しする・・・
このマンネリなストーリー展開は
正直嫌いじゃないですwww。今回の作品は
「おにぎり」に込められた思いと依頼人の
思いにほろっとし、「豚のしょうが焼き」の
依頼人には流れもこいしもいつもと違う対応に
にまっとし、「マカロニグラタン」では
母と子の繋がっていないようでつながった
感じがした話にほっとしました。
流と一緒に食探しに行ったのはあった記憶が
あるのですが今作はめずらしくこいしが一人で
食を探しに行ったのが新しかった。
(前作までにも一人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ食を捜してもらうという今まであまり
読んだことのないジャンルの作品。
依頼人が「鴨川食堂」を探して訪れ
食事をし、依頼の食を記憶をたどりながら
説明し後日再現した食を提供される・・・
どの話もこのパターンで進められて
いくのですが、それぞれの依頼人が
捜してもらった食にまた出会うことで
これまでよりまた違った思い出の食に
関する感じ方になっていくのが
食ってすごいもんだなと改めて思いました。
ただ文体が京都の訛りのせいが読みづらく、
「鴨川食堂」の世界にあまり
入り込めなかった気がします。
「鴨川食堂」はシリーズ化され続刊も
たくさん出ているので数冊読んだらどっぷり
「鴨川食堂」の世界にはま -
Posted by ブクログ
ネタバレ第1章 京のブランド力-虚像でできた街の強さ
・なぜ人は京都に惹かれるのか→ブランド力→希少性があってこそ、ないものをあるように見せる力
・しかしブランド力に翳り。ずかずかと京都に入ってくる=観光客誘致の結果
・錦市場での食べ歩き、本来の錦は観光ではない。
・京都の店は火曜日と水曜日に休むのか?「か」「み」→かみ、といったこじつけ。水曜日は中央市場が休みだから。
・おいでやす、と おこしやすの違い。おこしやすぅ、おはようおかえりやすな
第2章 イケズの本質-京女の言葉力 京男の伊達力
・「えらいええ腕時計してはりますな。うちみたいな店には似合いませんで」といいながら、普段づかいの器で料理を出 -
購入済み
不思議な独白調
地の文が、主人公の独白調で書かれているのですが、謎の自信というか男好きというか、でも本人の様子は変わり者だし、不思議な雰囲気を感じ続けて読み終わりました…
事件の解決とかは、何となく意外だけどあっさり、という感じで、どこがクライマックスか分からんというか、特にグワッと盛り上がる感じは無いです。
こういう雰囲気が好きな人は好きかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ基本的なストーリーの展開は一緒なんですが、
毎回少しずつ変化をつけているので安心して
読みつつも読者に飽きさせない感じに
してくれているのかな?今回探す食材は
「親子丼」「焼売」「きつねうどん」
「おでん」「芋煮」「ハヤシライス」
今回はちょっと不思議な話の「芋煮」には
おやっ?と思いまいたがその話も基本的には
ほっこりする話でした。「おでん」の話に
出てくる元夫・・・わたしも奥さんに
言われたら同じように外で食べてたかもwww
「焼売」に出てくる依頼主はちょっと頑固
だったんですが、息子が生きた証明というか
そういったものを確認したかったのかも・・・
毎回思うことですが、鴨川食堂みたいなお店 -
Posted by ブクログ
ネタバレ探している<食>を見つけます。
鴨川食堂・鴨川探偵事務所は知る人ぞ知る食堂。ここではもう一度食べたいものを探してくれる。心温まる京都の物語。
京都が舞台の小説はたくさんあるが、これは少し毛色が違うかもしれない。いわゆる京都らしい要素である舞妓さんや寺社などは前面には出てこない。食堂で出てくる料理は京都らしさを感じるが、探す料理の方は鯖寿司はともかく、とんかつ、肉じゃが、鍋焼きうどん、ビーフシチュー、ナポリタンなど、ザ・京都の料理というわけではない。
しかし京都らしい小説である。ご縁を大切にするところ、さりげない気配り、本物を妥協しない、など京都らしさが散りばめられている。さすが京都生まれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ全6品6章からなる今作品、毎度のことながら
訳ありの食探し・・・・子供のことは
なんだかんだとお見通しなんだとわかる
コロッケの話や餃子の意味が深かった話も
よかったですが、自分が訪れたことのある
カレー屋さん「いんでぃか」の話が
出てくる「カレーライス」は読んでいて
当時を思い出しました。
"食"ってその当時のこともひっくるめて
記憶に残っているものだと改めて実感。
話自体はちょっと切ないながらも頑固な
父が少しずつ変わっていけばいいなと・・・
あとは共通で思うことですが各話の話の続きが
すごく気になる形(読者に想像させる?)で
終わるのでちょっともやっとするwwww