あらすじ
桜が咲き誇る広沢池の畔で、八重桜の樹の枝に吊り下がった日本画壇の重鎮・植山小堂の死体が発見された。現場に残された椅子・ライターは本事件を解くカギとなるのか。警察の捜査が進む中、一人の容疑者が行方不明に……。なぜ、植山は殺されなければならなかったのか。その謎解きに、京都取材を得意とするプロカメラマンにして美食家、そして名探偵である星井裕が、元妻である京都府警の安西美雪警部補とともに挑む。京の名所や美味満載で、推理をしながら、この一冊であなたも京都通になれる! ミステリー小説初の旅のガイドコラムと、事件のストーリーを追える京都マップ付き。『京都嵐山 桜紋様の殺人』を改題・再編集。
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う~~ん。微妙。
微妙……一度読んだけれど、内容を、すっかり忘れていて、再読した。私にしては、とても珍しいことなので、不思議に思って読み返していて、納得。京都旅行のガイドマップなんだか、ミステリー小説なんだか、どっちつかずで、多分、どっちの内容も、頭に残って無かったんだ。
Posted by ブクログ
広沢池の畔で、日本画壇の重鎮・植山小堂の死体が
発見された。なぜ植山は殺されたのか。京都取材を
得意とするプロカメラマンにして美食家、名探偵の
星井が、元妻で京都府警の美雪と共に謎解きに挑む!
Posted by ブクログ
小説「鴨川食堂」シリーズや、数々の京都のガイドブック、エッセイを出版している、柏井壽氏の長編ミステリ。
以前、「柏木圭一郎」名義で出版されたものを改題・加筆・再編集したもの、ということです。全然知りませんでした。
カメラマンであり美食家の星井裕が探偵役のシリーズものだそうで、ところどころにそれをにおわせる描写はありました。
ドラマ化もされたそう。
小説が土台で、章の合間に小説の内容とシンクロした、京都文化や観光についてのエッセイが入っている変わったつくり。
巻末には地図が載っており、実在するスポットと、作中に出てくるスポットの両方が記号で示されている。
作中でも、参照する地図がカッコ書きされています。
小説を読みながら、スマホで地図を確認するのが好きな私にとっては、まことにありがたいつくり。
ただ、間にエッセイが挟まるのは、ややストーリーに集中できない感もありましたが、面白い企画だと思いました。