あらすじ
京の路地裏、隠れた名刹、お手頃ランチ、ひとりで行ける割烹に、手軽な宿。ひとり旅だからこそ楽しめる、そんなスポットを紹介。京都通になれる市内詳細地図、店舗リスト付き。
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Posted by ブクログ
タイトルどおり、京都一人旅のガイドブック。
他に買ったガイドブックにはないお店が紹介されており、非常に楽しみ。
あとは実際に体験してみるだけ。
不満は、本論で紹介していた歩き方を経路付きの地図で示して欲しい。
初京都だと道がわからん。
第1章 京都ひとり歩き
第2章 四つの文字で巡る京都
第3章 京都ひとりランチ
第4章 京都ひとり晩ご飯
第5章 京都ひとり泊まり
Posted by ブクログ
外国人にとって京都は日本を「象徴」する都市かもしれない。
そこには日本の伝統が息づいていて、人間の営みの普遍性
が感じられる。
個人を重視する西洋思想にはない、その普遍性が彼らには
新鮮に映るのだろう。
でも伝統は単に古いことを尊ぶという単純な話ではない。
私たちに与えられた時間には限りがある。
その短い時間の間に受け継いだしきたりや感じ取った情緒と
かいったものを、自己消化して次の世代へと橋渡しをしていく
といったような、気の遠くなるような作業を連綿と続けてきて
やっと築きあげた、伝統というものの重みを感じ取っているの
ではないだろうか。
一人では成しえない何かを。
そんな京都をひとり歩いてみる。
鴨川、路地裏、京料理と、京都の愉しさを知り尽くした京都生ま
れの著者が京都の魅力を余すことなく紹介していけば、
また、「京都の違った顔」が見えてくる。
Posted by ブクログ
今回の旅では、この本を1番使うと思っていた。まさに今回は「おひとり京都」だったからである。この本の1番のオススメは冒頭の章だと思い、2日目は下鴨神社周りの散策を最初にした。そこから延々と歩いて北野天満宮まで行った。
結局この日の歩数は3万5千歩ほどになったのだが、ものすごく役に立った部分と、歩いた割には残念な部分が半々だったと言っていい。よって、点数低め。
よかったのは、みたらし団子発祥の店のみたらし団子を食べることが出来たこと(「加茂みたらし茶屋」)。この地域に他にみたらし団子を売っている店はなく、本家宗家を好きな日本人が自他共に認める発祥団子だとわかったし、実際食べてみて形状・味そして店の佇まい共に他と隔絶していた。下鴨神社の御手洗池のぽこぽこと浮かぶ泡を見立てて小ぶりの5つの団子を作り1つを離して頭にして人型にしていた。謂れは鎌倉時代の後醍醐天皇に至る。コレが京都という街なのである。
そこから御霊神社に行く途中に出雲路橋を渡る。ここから見る比叡山から大文字山に至る東山が「もっとも美しいプロポーションを見せる」と著者は書く。理解できなかった。比叡山を眺める『額縁門』の天寧寺にも行ったが「まあそんなもんかな」と思った。
オススメの昼食は、一つは当たり(「淡海」)、一つは見つけられなかった。夕食は、一つは食べることができて(「まんざら亭NISHIKI」)、もう一つ(二ヶ所回ったのだが)は、見つけられなかった。そのうちの一つは既に閉店しているとしか考えられない。著者がこの本の中でも熱を入れて紹介していたのに残念(発刊から10年経っているので仕方ない所もある)。しかも、この2つを探すために1時間半歩いた。少し怨みが点数に入るのも理解してもらいたい。全体的に、一万円コースの夕食は、著者はなんとも思っていないようだが、それは一般庶民の感覚とは違う。もちろん「カジュアル」と表現しているのは、その半額でもOKだ。まだまだ行き損ねた所や、行きたい所は多い。また来たいと思う。
Posted by ブクログ
京都だけではなく、近江の湖東三山や草津のホテルまでがカテゴリーに入っています。近江の歴史や文化の高さを否定するものではないが、「京都」とタイトルに銘打っている以上、ちょっと反則かな、と思います。
相変わらずの辛口批評は心地よいですが…。
Posted by ブクログ
『おひとり京都の愉しみ』という内容では悪くない。
が、京都の人である著者が観光客向けの本を書くというのは無理があるのかなぁと感じた。やっぱり保守的で、東京のもの、外国のものをよく知らずにただ批判していて良い気分ではない。一番のやり玉に挙がっていた『ミシュラン』についてもなんでそんなに目の敵にする必要があるのだろう、という感じ。しかも、自分が良いと思って褒めちぎったお店がミシュランで星をもらっていた事実について何のコメントもせずに、ミシュランの人たちに本当の店の価値が分かるはずはない、と言うあたり、どうなのかと。メディアに載ったお店に訪ねる人たちを馬鹿にしつつ、こういう本を書いている時点で矛盾してるのでは?とか。