柏井壽のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
う~~ん
今回の話は、悲しくて、少し不思議な感じだった。全体に、コロナの影が、色濃く影響しているのも、暗く感じる理由かとも思うけれど、次は、明るい話が良いなぁ。
-
Posted by ブクログ
ホテルのレストランという特別な場所での食事は、日常を離れる心地がする。
ここで描かれるお客様は常連さんが多いようだが、その中でも特別な「ある日」が描かれている。
二人の人生の転機の日であったり
ここでしか話せない悩みであったり
新しい門出への思いであったり
どれも家族のドラマであることが共通点で、皆、ここにはいない人の話をする。
新しい道に進むために過去を振り返らないという人もいるが、この作品に登場する人たちは、今まで積み上げてきた縁をとりわけ大切にしているようだ。
「ホテル」という場においては、もちろんお客さまが主役で、ホテルマンは徹底的に裏方である。
けれど、この小説では、表から見るとお客さまたちのドラマだけれど、くるっとセットが回って裏側が見えると、実はホテルマンたちの仕事が主役になる。
リバーシブルなお仕立ての小説なのだ。
こういうご時世、京都に旅行に行きたくても行けない。
こういうご時世でなくても、高級老舗ホテルには行きたくたも行けない。
そんな心を満たして、幸せな気持ちにしてくれる作品だ。
勤続二十三年で、『京都スタアホテル』館内レストランバーの支配人となった
北大路直哉(きたおおじ なおや)がご案内する。
第一話 『禊川茶寮』の再婚ごはん
第二話 『綾錦』のひとり鮨
第三話 『白蓮』の親子ごはん
第四話 『風花』のたそがれごはん
第五話 『アクア』の嫁ぎごはん
ーーーーーーーーーーーーー
なんと「鴨川食堂」の、こいしちゃんも登場!
おとうちゃん大好きなこいしちゃんにも、そんな悩みがあったんですね。