柏井壽のレビュー一覧

  • 祇園白川 小堀商店 レシピ買います(新潮文庫)

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    柏井壽氏のグルメ小説。レシピを買うと言っても、商売気がある訳でなく、人情物です。グルメ、人情話、ふく梅さんのお色気と面白い要素は十分です。自分は気になりませんでしたが、京都弁が気になる人にはちょっとしつこいかもしれません。

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    2021年06月27日
  • 鴨川食堂まんぷく

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    京都行きたい!!!
    鴨川食堂でランチ食べたい!!!
    食探し、、、なにを探してもらおうかなぁ。
    アレかなぁ。。。
    流れさんとこいしちゃんの親子の雰囲気がいいですよね。

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    2021年05月22日
  • 京都スタアホテル

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    最近コロナ禍を反映した小説にしばしば遭遇します。そのたびに、ちゃっちゃと時世を盛り込んで書ける作家ってすげぇなと思います。

    コロナで客もまばらなホテルのレストラン。たとえ客がひと組であっても開けるであろうそれぞれの店。ただ食事に来ただけではない客たちは、今日この席にさまざまな想いを抱いています。その想いを汲み取り、最大限のもてなしに努めるスタッフの面々。

    さすがの作家も終日酒類提供禁止の日まで来るとは想像しなかったでしょうから(^^;、お料理とアルコールをきっちりペアリング。

    今だからこその心洗われる話ばかり。

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    2021年05月05日
  • 鴨川食堂まんぷく

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    シリーズ第六作。たらこスパゲッティ、焼きおにぎり、じゃがたま、かやくご飯、カツ弁、お好み焼き。ご馳走様でした。

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    2021年05月05日
  • 京都スタアホテル

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    ホテルのレストランという特別な場所での食事は、日常を離れる心地がする。
    ここで描かれるお客様は常連さんが多いようだが、その中でも特別な「ある日」が描かれている。

    二人の人生の転機の日であったり

    ここでしか話せない悩みであったり

    新しい門出への思いであったり

    どれも家族のドラマであることが共通点で、皆、ここにはいない人の話をする。
    新しい道に進むために過去を振り返らないという人もいるが、この作品に登場する人たちは、今まで積み上げてきた縁をとりわけ大切にしているようだ。

    「ホテル」という場においては、もちろんお客さまが主役で、ホテルマンは徹底的に裏方である。
    けれど、この小説では、表から

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    2021年04月28日
  • 鴨川食堂はんなり

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    ネタバレ

    シリーズ第五作。今作も面白かった。親子丼・別れた彼氏、焼売・死んだ息子、きつねうどん・死んだ妻と息子、おでん・別れた夫、芋煮・幽霊?、ハヤシライス・死んだ恋人。

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    2021年04月19日
  • 鴨川食堂いつもの

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    モルタル造りのしもた屋、初めての客にはおまかせ、美味しい食事、写真の貼られた細長い廊下、こいしの面談、あんじょうお聞きしたんか、ひるね、料理の種明かし、仏壇の掬子。水戸黄門のようなお決まりの展開だが、面白い。

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    2021年04月10日
  • 鴨川食堂

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    思い出の料理を作ってくれる食堂を描いたグルメ推理小説。シリーズ第一作。鍋焼きうどん、ビーフシチュー、鯖寿司、とんかつ、ナポリタン、肉じゃが。手軽に読め、面白いが、心が揺さぶられるなんてことはない。星4.5。

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    2021年04月07日
  • 京都スタアホテル

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    ネタバレ

    柏井さんの小説が大好きで、新刊を待ちわびていたので、読めてとても嬉しいです。こんどは、なんと和食にフレンチに中華に…という超豪華版!また、ホテルによく滞在する私としては、ホテルマンの仕事を描いているところも魅力的なところ。こんなホテル本当に欲しい!そして、常連になって大切にされたい!!
    こいしちゃんも出てきてビックリでした。続刊出て欲しい〰️

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    2021年03月13日
  • おひとりからのひみつの京都 カリスマ案内人が教える48の歩き方

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  京都の知られざる顔に出会う
    第2章  京都の美味を堪能する
    第3章  京都の多様な食文化を巡る
    第4章  京都の奥深い歴史を学ぶ

    <内容>
    「京都」とつくと飛びついてしまう飢餓感で、☆が4つになってしまった…。内容的にはそう新しいものはないが、著者が京都在住で、フットワーク軽く京都の町を歩いているので(実際に歩いていることは本書でも窺い知れる)、わりと地元的な情報が入っている。今回も、「殿田食堂」や「ますや」、「たつ㐂」などは他のガイドには載っていない食堂。西加茂とか洛陽十二支妙見とか、超マイナー。

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    2021年03月10日
  • 京都スタアホテル

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    柏井さん、人情話がやはり上手い。こいしも出てきて、思わずにんまり(^^)そして、あいも変わらず食べたくなる料理の書き方。京都に行きたい!

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    2021年03月05日
  • 京都スタアホテル

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    うーん、間違い無かったな。現実にこんなにサービスの良いホテルがあるかわかんないけど、あるなら私、行きたいです!

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    2021年03月04日
  • 祇園白川 小堀商店 いのちのレシピ(新潮文庫)

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    『祇園白川小堀商店レシピ買います』に続くシリーズ第二巻。

    日本各地に存在する長く人を惹きつけてきたレシピを買い取る商店。店主は、京都老舗デパートの相談役、小堀善次郎。
    そして、其の手となり足となるのは、小堀商店の隠れ蓑、『和食ZEN』の店長、森下淳くん、アシスタント理恵ちゃん。京都市相談科の実質的室長、木原裕二さん。そして祇園の芸妓ふく梅。

    いろいろな事情で消えてしまう運命の名レシピを、其の作者の人生も考えて買い受ける。情けもあり、粋な商談。


    様々なケースを盛り込んだ短編が組み合わさった形式。

    このほのぼの〜〜っとしたところ、気になる。
    と思っていたら京都を舞台にし、食をテーマに人生

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    2021年02月23日
  • 祇園白川 小堀商店 レシピ買います(新潮文庫)

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    ネタバレ

    京都白川の辰巳大明神から巽橋を渡る。路地灯りの灯る末吉町の『和食ZEN』。
    ZENの料理人、淳、売れっ子の芸妓ふく梅、市役所勤務の木原の三人は、食通として名高い小堀善次郎の命を受け、とびきりのレシピを買い取るため、情報収集に努めている。
    「そのレシピ、売らはる気ぃはおへん?」

    老舗料亭の元料理長が京都御所で出した源平焼
    江戸前と関西寿司のいいところをひとつにした小袖くずし
    甥に店のタレを盗まれた焼肉屋のすすぎタレ
    信州の旅館の松茸の土瓶蒸し
    街のレトロな洋食屋のオムライス
    駐車場の屋台のひと口おでん

    メインの料理も美味しそうだけど、ZENのお酒と料理が食べたい!
    京都人の人情にもふれてホロ

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    2021年01月22日
  • 鴨川食堂もてなし

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    毎回楽しみに読んでいます。私も食を探してもらいたい、というか、食探しよりも鴨川食堂で食事したいっ!!!

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    2020年12月30日
  • 鴨川食堂

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    思い出の料理を探し出し再現してくれる鴨川食堂。依頼人のこれからの生き方に元気を与えてくれる料理。私だったら初デートで食べた海老ドリア。

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    2020年12月27日
  • 鴨川食堂

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    看板のない食堂、縁がある者だけが行き着く事が出来る、、、ある小説を彷彿させるが、実は依頼者の「食」を探す探偵もの。兎に角食べ物の描写が細かく、食レポの方も参考にされたら如何かと思うほど。味と共に香りや温度までリアルに迫る。「肉じゃが」では涙が。

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    2020年12月01日
  • 祇園白川 小堀商店 いのちのレシピ(新潮文庫)

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    料理は美味しそうで、物語の人たちも魅力的ですが、京都弁が多いのはちょっと読みにくかったかな。文体って、その物語の印象に思ったよりも影響がありますね。

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    2020年11月01日
  • 「極み」のひとり旅

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    複数のひとり旅が紹介されており、参考になることが多かった。
    この著者の考え方である、ひとり旅の食事は開店と同時に行く、というところなどは、まったく同じ考えで実践していたので、とても共感できた。
    紹介されている都市も、今まででよかったなと思える都市ばかりだったので、ほかの著作にも触れたくなった。

    著者の新しい考え方も吸収でき、次のひとり旅で試すのが楽しみになった。

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    2020年10月26日
  • 五条路地裏ジャスミン荘の伝言板

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    時代小説の長屋物の現代京都版。
    柏井壽さんらしく食もちゃんと出てくる。柏井さんは、食をメインにした方が面白いけど、こうやって、サブで食を出してくる物もある。食べ物好きとしては、小堀商店や鴨川食堂は、言うことなく面白いけど、今作もキャラがたっていていい。特にとんでもない鬼塚さんがどんどん好きになってくる。

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    2020年08月31日