大竹文雄のレビュー一覧

  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」
    情報提供型ナッジ
    デフォルト設定型ナッジ
    ナッジの問題点=誘導されている感覚、支持されないナッジ。
    日本では、政府への信頼が低いことで、賛成されないナッジが多い。
    アメリカで人気があるナッジ=レストランでのカロリー表示
    タバコパッケージの画像、貯蓄プランへの自動加入。
    価値観と合わないナッジは反対さ...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    行動経済学におけるナッジの作り方が分かった。
    ただ、文と文の繋がりが分かりづらかったり、おかしなところで改行されていたりにて、文章としては読みにくかった。
  • 行動経済学の使い方
    行動経済学2冊目。1冊目と同様、著者は大竹文雄氏。

    感想。行動経済学は偉大だ。ナッジの研究はとても大事だ。私は研究結果を知り、活用をする側で十分だと思った。以前読んだ本を思い出した。

    備忘録。
    ・従来の経済学では合理的経済人。行動経済学ではプロスペクト理論と呼ばれる考え方で、従来型の確率論がその...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    医師の意思決定や患者の行動を行動経済学の観点から考察するという内容。行動経済学の背景知識をもって読むと、応用のレベルが学生のレポートレベルであったように感じられた。質の高い議論や有用な洞察は見つけられなかった。行動経済学の有名な書籍を読む方が有益だと思います。
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    全体的に学術的。堅い印象で読みごたえがある反面、さらりと読むには適さない。

    大腸がん検診の受診率向上に、「今年度、大腸がん検診を受診しなければ、来年度は便検査キットが送付されません」という損失フレームのメッセージが有効、というのがなるほどと思った。
  • 脳の中の経済学
    <感想>
    経済的な意思決定をする際の脳活動について分析する「神経経済学」についての書籍。並行して読んでいた心理学の本で「感情はコントロールできない」ことを学んだばかりだったので、「本人の意思でコントロールできない脳の反応」の実験結果は腹落ちした。

    自分のモヤモヤが科学的に実証されているという事実は...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    経済学として活かせるかと言われると、それはまた別の能力が必要な気がするけど、心理学としてはなるほどね〜と感じる事が書いてあると思います。
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」
     世界18か国でナッジを活用した政策をどのように考えるかについて調査を行ったもの。
     日本が慎重国であることに驚き。
     著者は、政府への信頼が低いことが原因ではないかと推測しているが、監修・解説の大竹文雄は、「日本人が外国人よりもナッジに強く反応する傾向があることを知っているからではないか」と推測し...続きを読む
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」
    行動経済学のナッジについて、どういう原則を守って使わなければならないかを述べた本。

    特に、日本は世界に比べてナッジを用いた政策に否定的なのは驚いた。
  • 行動経済学の使い方
    ナッジについて知りたいと思って読んだ。本書は行動経済学の考え方やその応用ともいえるナッジについて簡潔に書かれているが、元々の行動経済学の考え方がそう単純ではないためか、必ずしも各概念・要素が頭に残らず、また、自分でナッジを考えるのも難しそうという印象が残った。
    他方、様々な経済事象に対する伝統的経済...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    ヘックマンの研究結果については他の非認知能力本で知っていたが、改めてそのエッセンスをおさらいできたのは良かった。
    ペリー就学前プロジェクト自体はヘックマンが実施したものではないこと、この研究でノーベル経済学賞を取ったわけではないことなど、勘違いしている部分もあり、正しく理解することができた。

    パー...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    行動経済学の観点で行動を促すナッジを我々の生活の中に応用する視点を提供する。今までに見たこともないような突拍子もないアイデアではなく、実験による裏付けのある実践的な例が示される。
  • リーダーの教養書
    途中まで。


    ■教養の定義
    ・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです

    ・自由でない状態は奴隷の状態

    ・自らの選択肢を増やしてくれるもの
    ・ワクワクして楽しいもの

    知りたい、興味を持ったことを
    その時に調べてみる、詳しい人に聞く
    →岩盤に突き...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    公共政策としての就学前教育の重要性と特に社会階層の低い家庭の子供達が就学前プログラムを受ける事で将来の年収等、長期に渡ってその効果が及ぶということを研究したジェームズ・へックマン氏の論文を一般向けにした内容とのこと。再分配ではなく事前分配こそ効果があり、その重要性を説いている。プログラムの具体的な内...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    参考文献は非常に多く、時間をかけて研究されたのだろう。データも多く使われ、説得力はある内容。
    だが、思い切った自論を展開するのではなく、今後の改善案的なものは平凡な気がした。
    団塊の世代のボリュームが選挙結果にも影響しているとのことだが、たしかに多数決の論理ではそうだろう。
    日本人には自分のことだけ...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    大好き行動経済学の医療版。医療にはさほど興味はないんだけど、とりあえず選んでしまう。
    執筆者の一人が書いてた。“医療は人を幸せにするもの。幸せは合理的に導かれるものではなく、感情によって導かれる。”いろんな捉え方あると思うけど、その人が満足すれば幸せなんだよなとは思う。
    印象に残ったのは、人工呼吸装...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    競争の大事さわ経済的に語る本
    日本人に競争嫌いが多い理由を説明
    いろんなことに触れてはいるが、なんか散発的な印象を受ける
  • リーダーの教養書
    教養についての意見は、ビジネスエンターテイメントとして、楽しく読めた。こういうの読むと、仕事できるようになる気がして、楽しいんだよね。実践しなければ、エンターテイメントにとどまってしまうだろうけど。でもこういうのも好きなんだ(笑)。

    サマセット・モームの『サミングアップ』とか、読むべきだなと感じた...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    ダニエルカーネマンをはじめ行動経済学の本を既に読んだことがあれば行動経済学自体に目新しさはない。ただ医療現場に適応する論点は非常に興味深く、本書前半はとても面白く読めた。しかしながら後半は前半の論を具体的な場面に援用しただけであり、これだ! という記述はなく退屈。ナッジを上手く使えるようにというけれ...続きを読む
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    行動をうながすためのインセンティブを見ていったり設計したり、また、統計データから相関しているものをどう読み解くか、その因果関係への着眼点の持ち方、それらが、本書のタイトルになりテーマとなっている「経済学的思考のセンス」になる。本書は2005年刊行の本ですが、すでに行動経済学の考え方が取り入れられてい...続きを読む