大竹文雄のレビュー一覧
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幼児期に教育上の介入を行うことが、それより上の世代に行うよりも効果が高いという主張。効果は何%の投資効果があったというような経済的な指標で述べられるが、これは、単に教育が将来の収入を増やすということではなく、政策立案において幼児教育への介入がコストパフォーマンスが良いという意味を含むと思われる。
本書は、第1章で著者の主張を紹介した後、第2章で専門家によるコメント(批判的なものが多い)を紹介している。そして、最後の第3章で、それに対する著者の反論を示す構成となっている。
批判に対する回答を示すことで著者の論の説得力が増す、というのを意図しているのだと思われるが、、、第3章の反論が不十分で、説 -
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幼児教育について投資効果があるかどうかの観点でずっと書かれているので違和感があるが、経済学者から見れば当然と言えば当然か。一方で幼児教育を実践・研究する側にも経済的視点は大切だ。福祉や教育は行政と結びつきが強く、公的なお金に頼ることが多い。限りある財源をどう使うか考えたときに、優先付けをしてどこかを切り捨てたりする前に、必要な領域には必要なケアがまわるよう、少ないお金でより効果の高い施策を考えるべきだ。
幼児期の教育はその後の人生に大きな影響を与える。忍耐力、協調性、計画力といった“非認知能力”を幼児期にきちんと身につけた人は、良いところに就職し、より高い所得を得るので税金を納め、健康も向 -
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「行動経済学」というのを初めて知って、読んでみましたが、ちょっと難しくも感じましたが面白かったです。自分の普段の行動で、「上手く操作されていたなぁ」と思うところがありました。
① 毎日、前日より1%でいいから成長する。すると70日後、実力は今の2倍になっている。
② サンクコストをりかいすればあ行動を変えられる。
③ 人は同じ金額であれば、利得よりも損失を約2.5倍大きく感じる。
④ 人はよく分からないものに対して「何も意思決定はしない」という選択を選ぶ。
⑤ 「純粋な利他性」は良し。しとご喜んでいる姿を見ると自分も幸せになるというもの。 -
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大学の教養で経済学を学んだのは随分昔だが、現実をそんな数式にして、何が判ってたつもりになってんねやろ、と思って、なんも役に立たん学問と思ってしまったのは事実だ。
が、経済に関わる人が、非合理的な存在であって、それを理解して具体的に対策に活かしていこうという行動経済学。
これは面白い。
認知心理学とか社会学とかの研究結果も当然反映しているというか、反映せざるを得ない。
本としては大上段でもなく、具体的な事象にどう対応するかっていうところを語ったり、コロナ対応、テレワーク、最低賃金の引き上げの効果など、まさに今話題になっていることも行動経済学の視点で説明する。
なかなかに面白い。 -
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ネタバレ【内容】
医師と患者の診断。
その食い違いをバイアスを通して説明立ててくれる。
バイアスに対抗するため、ナッジを使った行動変容を促す。
【感想】
現場で起きているバイアスは考えていたよりも多いし、重大だ。
・死に直面する医療の対応
・癌に対するチョイスの返答
普段味わうことのない事態に対面したとき自分ならどのように対応すべきか。
考えさせられる。
「医療に明確な答えはない」
まさにその通りであり、それだからこそ最善を模索すべきである。
【読んでほしい人】
患者を診る医師にはもちろん読んでおいてほしい。
もちろん、患者になる可能性のある私達も読むべきである。
医療従事者が読む場合は★4 -
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ネタバレ時間割引率が低い=将来のことを重視して考えられる。
サンクコストは忘れる。オランダ語を捨てて英語を勉強した福沢諭吉。大村益次郎は、オランダ人が翻訳したものを読めばいいと考えた。
人が来なくなった重要文化財はサンクコストか。将来盛り返すかもしれない、または外部性がある。=外部性があればサンクコストとは言えない場合がある。
人間の特性としては現在バイアスがある。現在を重要視する傾向。貯蓄目的にも表れる。
損失回避。損失のほうが痛手を感じる。プロスペクト理論。
デフォルトで意思を誘導できる。レジ袋が追加出費になるか、レジ袋代を値引きするか。損失回避との組み合わせでレジ袋の有料化はうまくいった。 -
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全てがマーケティングだと感じた。
マーケティングとは少し距離のある分野と考えていた医療現場でも行動経済学でによって効果が変わることを改めて実感した。
例えばマーケティングのようなABテストを繰り返し、どのような表現をすれば人が大腸がんの定期検診に行くのかなど、その行動が変わることに驚いた。
そう考えるとモノを売るためのマーケティングと言うよりも健康を維持する予防医学としてのマーケティングに行動経済学を今後どんどん使った方が良いと言うように感じる。
行動経済学の分野は非常に興味があり好きなため書籍もたくさん読んでいる。
ただなかなか記憶が定着しないため、こういうようなパターンの場合、人はこ -
Posted by ブクログ
とても社会心理学的な性格を持った内容なので
人の行動原理を臨床的に検証するのに有効なのではないかと感じる
大きなポイントは
☆☆メッセージにより選択は変わる☆☆
という点だ
例えば 「消費税を上げる必要がある」と書かれた本を読んでそれだけを信じてしまうような人はいる。多様な価値観の中で、どう行動すれば より良い選択行動なのかは自分の頭で考える訓練をしてからでないと盲目的で危険なヒューリスティックの渦に巻き込まれてしまいます とでも怖いです
キーワードは ナッジ
医療への活用もあって実用性が注目されているので読んでおきたいと思って お勉強
人間の行動パターンを理解するのに、心理学と