大竹文雄のレビュー一覧
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あなたを変える行動経済学
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試し読み
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Posted by ブクログ
大学の教養で経済学を学んだのは随分昔だが、現実をそんな数式にして、何が判ってたつもりになってんねやろ、と思って、なんも役に立たん学問と思ってしまったのは事実だ。
が、経済に関わる人が、非合理的な存在であって、それを理解して具体的に対策に活かしていこうという行動経済学。
これは面白い。
認知心理学とか社会学とかの研究結果も当然反映しているというか、反映せざるを得ない。
本としては大上段でもなく、具体的な事象にどう対応するかっていうところを語ったり、コロナ対応、テレワーク、最低賃金の引き上げの効果など、まさに今話題になっていることも行動経済学の視点で説明する。
なかなかに面白い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【内容】
医師と患者の診断。
その食い違いをバイアスを通して説明立ててくれる。
バイアスに対抗するため、ナッジを使った行動変容を促す。
【感想】
現場で起きているバイアスは考えていたよりも多いし、重大だ。
・死に直面する医療の対応
・癌に対するチョイスの返答
普段味わうことのない事態に対面したとき自分ならどのように対応すべきか。
考えさせられる。
「医療に明確な答えはない」
まさにその通りであり、それだからこそ最善を模索すべきである。
【読んでほしい人】
患者を診る医師にはもちろん読んでおいてほしい。
もちろん、患者になる可能性のある私達も読むべきである。
医療従事者が読む場合は★4くらいの評価です。 -
あなたを変える行動経済学
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試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレ時間割引率が低い=将来のことを重視して考えられる。
サンクコストは忘れる。オランダ語を捨てて英語を勉強した福沢諭吉。大村益次郎は、オランダ人が翻訳したものを読めばいいと考えた。
人が来なくなった重要文化財はサンクコストか。将来盛り返すかもしれない、または外部性がある。=外部性があればサンクコストとは言えない場合がある。
人間の特性としては現在バイアスがある。現在を重要視する傾向。貯蓄目的にも表れる。
損失回避。損失のほうが痛手を感じる。プロスペクト理論。
デフォルトで意思を誘導できる。レジ袋が追加出費になるか、レジ袋代を値引きするか。損失回避との組み合わせでレジ袋の有料化はうまくいった。
デフォルトとコミットメントを組み合わせる=予定を入れておいてキャンセルを面倒にさせる。
ワクチン接種で、接種をデフォルトとすると、接種率が高くない場合無断キャンセルが多くて混乱する。
ヒューリスティックス=近道で考えようとすること。
社会規範=多くの人の行動、を参照点にするとそれに外れた行動は損失を感じる。マスク、制服の例。
相対所得仮説=周りの所得と比べて多ければうれしい。絶対額ではない。
「コミットメント、ノルムス、&カスタードクリーム」=約束、社会規範、カスタードクリーム。
自ら約束をして記入してもらうと、守りやすくなる。
この依頼のために、カスタードクリームを挙げると互恵性から、依頼を断れなくなる。
互恵性のためにはプレゼントらしく見せること。引っ越しの手伝いのお礼に、食事をごちそうするほうが、同額のお金を渡すよりも喜んでもらえる。カスタードクリームの代わりに300円だったら喜ばれない。
コミットメント=患者自身に予約の日時を記入してもらう。
限定合理性。どのくらい先を読むか。=フレーミング効果。参照点を変えると判断が変わる。
代表制ヒューリスティックとリンダ問題。
大小二つの病院の男の子の割合。
アンカリング=最初に見せた価格が参照点になる。
まったく関係のない事柄の数字でも、アンカリングになる。誕生月、学籍番号を書く、サイコロの数字、などもアンカリングになる。
ナッジは大きな金額をかけないこと。
ナッジは望ましい行動をとらせるもの、スラッジは本人には望ましくない行動をとらせるもの。
ナッジかどうか=EASTか=簡単、魅力的、社会規範を利用、互恵性に訴えている、タイミングがいい。
ナッジを選ぶには、何が原因かをよく考える。
現状維持バイアス、損失回避、各省バイアス、書記保有効果、選択過剰負荷、情報過剰負荷、投影バイアス(現在の状態が将来も続くと考えやすい)
具体的な行動であれば先延ばししずzらい。コミットメント効果で罰を決めておく。デフォルトを利用する。
看護師の残業を減らすため、日勤と夜勤のユニフォームを変えた。
外部性を減らしたり、市場競争を促進するためにナッジを導入できる。
男性の育児休暇をなぜ取らないのか聞き取りを始めると取得率が上がった。デフォルトで取得するようにした。
処方箋のジェネリック医薬品は、今は変更可がデフォルトになっている。
床に⇒を書くと、消毒する。喫煙所への⇒を床に書く。
行動経済学で最も効果があるのは社会規範。みんながやればみんながやる。
ピア効果=グループ内のメンバーの行動が影響を与えること。ピアとは、同僚のこと。同じでないと損失を感じて損失回避しようとする。
正のピア効果=周りが優秀だと自分も努力する。周りがさぼると自分もさぼる。同調しようとする動き。
負のプア効果=周りが優秀だとあきらめる。反対の動き。
水泳チームに早い選手が入ると全員が早くなる=ピア効果。
仕事をした成果が目に見えるようにしておくと意欲がわく=自分で意味のある条件を作り出す。
行動計画を立てるのは、先延ばしする現在バイアスを防ぐ効果がある。具体的な行動に分解する。
ライバルをつくる=ピア効果を狙う。コミットメントの達成には小さなご褒美をつくる。
塩分少なめ、と表示されていてもその商品を買わないが、塩分多めを表示するとそれを避けることになる。
経済学部は女子学生比率が文系の中でも低い。女性は資格が得られる学部を選ぶ傾向がある。
経済学部は何を勉強するかが分かりにくい。
経済学部の中でも経営は女子学生に人気がある。実社会で役立ちそう。 -
Posted by ブクログ
全てがマーケティングだと感じた。
マーケティングとは少し距離のある分野と考えていた医療現場でも行動経済学でによって効果が変わることを改めて実感した。
例えばマーケティングのようなABテストを繰り返し、どのような表現をすれば人が大腸がんの定期検診に行くのかなど、その行動が変わることに驚いた。
そう考えるとモノを売るためのマーケティングと言うよりも健康を維持する予防医学としてのマーケティングに行動経済学を今後どんどん使った方が良いと言うように感じる。
行動経済学の分野は非常に興味があり好きなため書籍もたくさん読んでいる。
ただなかなか記憶が定着しないため、こういうようなパターンの場合、人はこういう行動を取ると言う知識がなかなか自分の中に増えていかないのが難点…
この知識をフルに活用すれば、今設計している研修プログラムでも人が動けない場合と人が動いてしまう場合の設計がもっと緻密にできるはずと考える。 -
Posted by ブクログ
とても社会心理学的な性格を持った内容なので
人の行動原理を臨床的に検証するのに有効なのではないかと感じる
大きなポイントは
☆☆メッセージにより選択は変わる☆☆
という点だ
例えば 「消費税を上げる必要がある」と書かれた本を読んでそれだけを信じてしまうような人はいる。多様な価値観の中で、どう行動すれば より良い選択行動なのかは自分の頭で考える訓練をしてからでないと盲目的で危険なヒューリスティックの渦に巻き込まれてしまいます とでも怖いです
キーワードは ナッジ
医療への活用もあって実用性が注目されているので読んでおきたいと思って お勉強
人間の行動パターンを理解するのに、心理学と併せて理解を深めたいと考えさせられる
リチャード・セイラー の提示した
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あなたを変える行動経済学
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試し読み
Posted by ブクログ
大竹氏のこの手の本を読むのは、これで3冊目。さすがに内容は重複するものが多く、これまでのおさらいのつもりで読んだ。復習した主なポイントは以下のとおり。
・サンクコスト(埋没費用)を取り返すことにこだわると、合理的でない選択をしがち。過去にこだわらず将来について意思決定をすべき。
・人はマイナスによるショックの方がプラスのうれしさより、その度合いが大きい。だから、できるだけ「損失回避」をしようとする。
・先延ばししようとする「現在バイアス」に対する有効な対策は「コミットメント」
・レジ袋の有料化は「デフォルト設定(初期設定)」と「損失回避」の組み合わせ
・合理的な推論によらずに近道の直感を用いて判断する方法が「ヒューリスティックス」
・「社会規範」、「不平等回避」は行動経済学上の大事な概念。特に「社会規範」を使ったナッジは効果がある。
・同僚や友人の動きと異なっていると損失を感じるのが「ピア効果」
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あなたを変える行動経済学
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