大竹文雄のレビュー一覧

  • 行動経済学の使い方

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    行動経済学の基礎から学べる本だった。心理学と経済学が掛け合わさっていてマーケティングに応用したいと思いこの本を読んだ。基礎から学べるとはいえ基本的な用語は知らないと読みづらい。

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    2025年08月21日
  • いますぐできる実践行動経済学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現

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    ネタバレ

    お金をついつい使ってしまう心理や行動を知りたくて、読み始めました。人間が望ましくない行動をとってしまう背景、意思決定の部分を学ぶことができてよかった。「バイアス」がかかっているかを知っているか知らないかで考え方が変わるんですね。

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    2025年03月19日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    行動経済学では人間は合理的な生き物ではないということが出発点として考えられていることに衝撃を受けた。また、立ち止まって考えると、人間は合理的ではないのが当然だと思う。ただ、医療の現場、特に医者や看護師から治療について説明を受けると、専門家としての意見として合理的正しい判断だと考えがちである。ただ、彼らにも間違いはあり、考え方のクセみたいなものはある。それは、僕らも同じだ。そのことに気づくきっかけを得られたことでは、この本を読んでよかった!

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    2025年02月17日
  • リーダーの教養書

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    冒頭の出口治明氏と楠木建氏の対談が面白かった。
    すぐ役立つ知識ほどすぐに役立たなくなる、ってのはその通りだと思う。教養が深まるからこそ判断力も鍛えられていくんですね。
    教養書120のうち興味深かった分野は、
    ・経済学
    ・進化生物学
    ・医学
    ・哲学
    ・宗教
    あたりかな。
    また読みたい本が増えてしまいました。

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    2024年10月09日
  • 行動経済学の使い方

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    経済学の知見を実社会に応用しようとしたら、かなりの場面で生活者の慣習と衝突したり、利害に影響を与えるので政治的決着を求められ玉虫色的になることが多い。

    行動経済学は政府や生産者側が消費者側(必ずしも一方的では無いだろうが政府、生産者側からのアプローチが多いだろうと思う)にこちらの意図に沿った行動を促すための知恵を与え、上記の問題の有効な解決方法を与えてくれる。

    それは厚生の向上へのコストを削減して社会全体の効用をあげることが出来るのだろうが、パレート改善に至るまでの調整過程に、人間行動の面白さを感じることができるとしたら、そこも法則が発見され理論化されていくと何か味気ないような気がする。

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    2024年06月17日
  • あなたを変える行動経済学

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    行動経済学の類書を数冊読んだ中でダントツにわかりやすい本だった。高校生への講義がベースになっており、Q&Aも理解を深めるのに役立った。

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    2024年04月29日
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで

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    日本の時事的な話題や社会問題について、行動経済学を用いた考え方を知ることができる本。個人的に経済学というとなんとなく敬遠してきてしまっていたが、とても読みやすく、面白かった。
    特に、人文学や社会科学を税金を使って大学で教育・研究する意味については、こんなことまで行動経済学で説明するのか!という驚きと同時に非常に腑に落ちた。

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    2024年04月06日
  • 幼児教育の経済学

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    本書は、2000年にノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授(シカゴ大学)の著書で、日本では2015年に初版が発行されています。教授の専門は労働経済学ですが、非認知能力を高めるための幼児教育の重要性を説いていて、教育的な価値からも興味深く読むことができます。
    パート1ではヘックマン教授の理論、パート2では各分野の10人の専門家によるコメント(批判も多く含みます)、パート3ではその意見に対する反論も含むヘックマン教授によるまとめ、最後に日本人専門家による解説、という構成になっていました。40年にわたる研究が解説されていて、とても興味深かったです。

    【パート1子供たちに公平なチャンスを与える(ヘ

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    2023年09月18日
  • あなたを変える行動経済学

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    そうなんだよね。サンクコストは無視できないんだよね。人って弱いよね。と改めて実感する本。
    アンカーとかナッジとか損失回避とか、実践できれば、もっと賢くなると気付かされる本。

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    2023年06月19日
  • あなたを変える行動経済学

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    これは面白い。早稲田塾の高校生向けの講義を母体とした具体例豊富な行動経済学入門。

    対象が高校生ということで分かりやすいし具体例も豊富。勉強を続けるコツだったり、高校生の選んだ選択肢を解説するスタイルは実に良い。出版社が東京書籍なのも頷ける。

    本書でもちょこっと言及しているが箱根駅伝の青学の目標設定も、行動経済学的には現在バイアスを減らすようにしていることが良く分かる。

    筆者は新型インフルエンザ対策委員。行動経済学の視点からまん延防止の意見を出しているという。

    まだまだ発展途上の行動経済学。どちらかというと現実的ではなかった経済学と人間の認知バイアスをうまく組み合わせた楽しいジャンル。そ

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    2022年05月05日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    医療に関する意思決定をする際に陥りやすい『思考のクセ』をわかりやすくまとめてくれた一冊。

    行動経済学の枠組みを一通り説明したのちに、具体的によく見られる事例を紹介してくれていることで、すごく納得感があり、学びの多い内容となっていました。

    患者目線では、陥りやすいバイアスを知っておくことで、より適切な意思決定に近づくことができると思われる。

    また、医療従事者の目線では、患者及び医療者が陥りやすいバイアスのことを理解した上で、ターゲットになる行動と対象者に合わせた情報提供や行動について塾講する必要がある。

    今回の気づきをまとめると以下の通り。

    ①インフォームドコンセントの時代からリバタリ

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    2020年10月24日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    ネタバレ

    「行動経済学」とのタイトルではあるが、患者やその家族との医師の関わり方について、指針を示すことに紙面の多くを割いている。
    患者とのコミュニケーション技術に関するノウハウを書き並べるのではなく、過去の論文や研究に基づいた書き方には非常に説得力があった。

    盲目的・マニュアル的に患者及びその家族の診療にあたってはいけない、と再認識させられる内容であった。
    特に終末期は、しばしば合理的とは思えない判断をしてしまうことは普通であり、むしろ当たり前かもしれない。

    患者は合理的な判断をいつでも出来るわけではない、ということは全ての医療従事者が知っておくべきことであり、その点において行動経済学は医療(治療

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    2020年07月31日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    医療における患者の意思決定については、日々の仕事の中でなぜこうなってしまうのか?と悩まない日はない。経験則にすがって自己解決してしまうことが殆どだった。行動経済学のアプローチからこのことに挑んだ本書は一読の価値があると思う。

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    2020年07月08日
  • 行動経済学の使い方

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    話題になって久しい行動経済学。何冊かこのジャンルの本は読ませていただいていますが、今回は新書にて。
    新書ならではの分かりやすさが、私にとってはとてもありがたかったです。
    第2章のナッジに関する記述と、第7章の医療・健康活動への応用が私にとっては特に有用な内容でした。
    一連のコロナ騒動においても、おそらく随所で行動経済学の知見が取り入れられているのでしょうね。
    巻末の「文献解題」が充実しており、さすが学者の方だなぁと。
    付箋は24枚付きました。

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    2020年07月05日
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット

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    日本人がなぜ資本主義なのに市場競争に拒否反応が強いのか。
    たしかに市場経済の授業ってまともに受けたことなかったなあと。
    慣れのない中で「負ける苦痛」もそうですが「勝ち続ける苦痛」も耐え続けるのがしんどいんやろなあと思います。

    本書を読むと「生産性の低い人」は辛いことになるんやろなあと思います。
    例えば残業規制が緩かった時は長時間労働で帳尻合わせてたのが時間内で結果を出さざるを得ないようになると仕事が追いつかなくなるんですよね。
    仕事の持ち帰り規制があって長時間労働規制があって有給取得義務化につながるとますます「生産性」が仕事できる人になれるか否かに直結するようになるんやろなあと思います。

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    2020年05月07日
  • 競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには

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    信頼と経済成長
    経済成長は相互信頼と強い相関関係があるそうです。
    「情けは人の為ならず」
    日本人のある年代を境に意味が変わって理解されてるようです
    危険ですね
    他人への信頼があるから人の為に動けるんですよね。
    まあ個人的には僕が人の為にするのは回り回って社会が良くなると思ってるからです。
    信頼こそが経済成長の基礎なんやと思います

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    2020年04月06日
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには

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    「お金がない人を助けるにはどうしたら良いですか?」
    運や努力や能力によって様々な格差や不平等が生じます。
    小学5年生の質問が大人に深く刺さります。
    僕は福祉の世界からこの問題を見ていますが経済学からの視点を示唆してくれる本です。

    マリッジプレミアム
    「マトモな男は絶対結婚している」
    のではなく
    「結婚によって男は仕事ができるようになる」
    良い男は結婚しているのではなく結婚して良い男になると神学論争に決着がついたように思います(笑)

    著者の調査によると
    日本人の7割を超える人が
    「十分な格差がないと人々は努力しない」
    過半数が
    「所得は各人の選択や努力によって決まる」
    と考えるとのこと
    日本

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    2020年02月11日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    医療者と患者の認識のギャップについて行動経済学的に解釈できる一冊。

    心不全患者への行動変容を促すためにこの一冊を買いました。

    読んでみると、如何に私には現状維持バイアスが多いことか。
    悪いことではないけれど、それだけでは挑戦できないこと聞く気づかされました。

    また、改めて医療者の言葉の重みを感じる一冊でした!
    また読みたいです。

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    2020年01月25日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    NHKEテレの番組、ヘウレーカに何度か出演されていた、経済学者の大竹文雄先生が、行動経済学の観点から医療をとらえた本です。
    自分が病気になって長期で入院することになり、医療従事者と患者がうまくコミュニケーションをできない場を何度か見かけ、どういうときにディスコミュニケーションが起こるか興味が沸いて手に取りました。
    医療従事者側の問題点、患者側の問題点、双方の視点で事例を用いてわかりやすく解説されていました。
    自分が病院でのコミュニケーションで苦労されている方、ご家族の付き添いで悩んでいる方にお勧めです。

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    2020年01月18日
  • 経済学は役に立ちますか?

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    「エビデンスかエピソードか」
    今の社会の動きはまさにエピソード重視になっています。
    僕自身仕事をしていく中でエピソードの方が説明しやすいのでやってしまいがちですが本当はエビデンスに裏付けされた説明にならないといけないと反省してます。

    「社会還元の1つの方法が本を書くこと」
    本を書くという大それたことではなく仕事の中で言語化されていない部分を言語化していくだけでも価値があるのかなと思います。
    それを次代に繋ぐことができたら僕の目的の1つは達成されます。

    「給付型奨学金の是非」
    竹中先生は給付型に否定的で大竹先生は全て給付型にするのではないものの給付型のメリットを書かれていました。
    前提として

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    2020年01月06日