医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

ビジネス・実用
2,640円 (税込)

13pt

医者「なぜ患者さんは治療方針を決められないのか」
患者「なぜお医者さんは不安な気持ちをわかってくれないのか」
人間心理のクセがわかれば、溝は埋められる!

「ここまでやって来たのだから続けたい」
「まだ大丈夫だからこのままでいい」
「『がんが消えた』という広告があった」
「本人は延命治療を拒否しているが、家族としては延命治療をしてほしい」
「一度始めた人工呼吸管理はやめられない」
といった診療現場での会話例から、行動経済学的に患者とその家族、医療者の意思決定を分析。
医者と患者双方がよりよい意思決定をするうえで役立つ一冊!
シェアード・ディシジョン・メーキングに欠かせない必読の書。

「行動経済学では、人間の意思決定には、合理的な意思決定から系統的に逸脱する傾向、すなわちバイアスが存在すると想定している。そのため、同じ情報であっても、その表現の仕方次第で私たちの意思決定が違ってくることが知られている。医療者がそうした患者の意思決定のバイアスを知っていたならば、患者により合理的な意思決定をうまくさせることができるようになる。また、医療者自身にも様々な意思決定におけるバイアスがある。そうしたバイアスから逃れて、できるだけ合理的な意思決定ができるようにしたい。患者も行動経済学を知ることで、自分自身でよりよい意思決定ができるようになるだろう。」――「はじめに」より

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    東洋経済新報社
  • タイトル
    :
    医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
  • タイトルID
    :
    534429
  • ページ数
    :
    316ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年07月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    10MB

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医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    行動経済学では人間は合理的な生き物ではないということが出発点として考えられていることに衝撃を受けた。また、立ち止まって考えると、人間は合理的ではないのが当然だと思う。ただ、医療の現場、特に医者や看護師から治療について説明を受けると、専門家としての意見として合理的正しい判断だと考えがちである。ただ、彼らにも間違いはあり、考え方のクセみたいなものはある。それは、僕らも同じだ。そのことに気づくきっかけを得られたことでは、この本を読んでよかった!

    0
    2025年02月17日

    Posted by ブクログ

    医療に関する意思決定をする際に陥りやすい『思考のクセ』をわかりやすくまとめてくれた一冊。

    行動経済学の枠組みを一通り説明したのちに、具体的によく見られる事例を紹介してくれていることで、すごく納得感があり、学びの多い内容となっていました。

    患者目線では、陥りやすいバイアスを知っておくことで、より適切な意思決定に近づくことができると思われる。

    また、医療従事者の目線では、患者及び医療者が陥りやすいバイアスのことを理解した上で、ターゲットになる行動と対象者に合わせた情報提供や行動について塾講する必要がある。

    今回の気づきをまとめると以下の通り。

    ①インフォームドコンセントの時代からリバタリアンパターナリズムやシェアードディシジョンメーキングの時代へ。

    ②特に無関心層に行動変容を促すことが喫緊の課題である。ターゲットの特徴を理解した上で、ナッジ活用を検討する。

    ③アドバンスディレクションやアドバンスケアプランニングについて考えておく。

    0
    2020年10月24日

    Posted by ブクログ

    医療における患者の意思決定については、日々の仕事の中でなぜこうなってしまうのか?と悩まない日はない。経験則にすがって自己解決してしまうことが殆どだった。行動経済学のアプローチからこのことに挑んだ本書は一読の価値があると思う。

    0
    2020年07月08日

    Posted by ブクログ

    医療者と患者の認識のギャップについて行動経済学的に解釈できる一冊。

    心不全患者への行動変容を促すためにこの一冊を買いました。

    読んでみると、如何に私には現状維持バイアスが多いことか。
    悪いことではないけれど、それだけでは挑戦できないこと聞く気づかされました。

    また、改めて医療者の言葉の重みを感じる一冊でした!
    また読みたいです。

    0
    2020年01月25日

    Posted by ブクログ

    NHKEテレの番組、ヘウレーカに何度か出演されていた、経済学者の大竹文雄先生が、行動経済学の観点から医療をとらえた本です。
    自分が病気になって長期で入院することになり、医療従事者と患者がうまくコミュニケーションをできない場を何度か見かけ、どういうときにディスコミュニケーションが起こるか興味が沸いて手に取りました。
    医療従事者側の問題点、患者側の問題点、双方の視点で事例を用いてわかりやすく解説されていました。
    自分が病院でのコミュニケーションで苦労されている方、ご家族の付き添いで悩んでいる方にお勧めです。

    0
    2020年01月18日

    Posted by ブクログ

    この本はドライかもしれませんが今の医療のあり方と社会保障のあり方の中で1つの処方箋を示すものになると思います。
    もちろん治すための医療は必要ですが身体に負担をかけてまで高度医療を続けるのか。
    社会保障の観点からも議論が必要です。

    サンクコストバイアス(返ってこないコストにこだわる)
    現状維持バイアス(明日も同じことが起こると思う)
    現在バイアス(先送り)
    利用可能性ヒューリスティック(身近で目立つ情報を優先)
    人の意思決定はいろいろバイアスがかかっており経済的に合理性のある決断をするわけではないということです。

    そういう意味で医療の適正化という目的に向けて有効な手段を取るにあたって人間の意思決定のクセを利用する必要があると思います。
    そのためには行動経済学を知る必要があります。
    仕事に活用するのにちょっと真剣に勉強しなあかん分野やなと思います。

    0
    2019年12月15日

    Posted by ブクログ

    最近よく聞く行動経済学の、医療での話。医師と患者の間の意思疎通・意思決定の際に生じる心理について分かりやすく説明されている。命に関わる選択を迫られた時、冷静に合理的な選択を行うため、医師側と患者(あるいは家族)側の双方理解・バイアス理解が重要。また、医療において男女でリスク回避能力に統計的有意差があるというのは意外ではあったが納得感はあった。

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    医療現場においてのバイアスやナッジについて書かれている本。具体的な内容で読んでいて面白いし、タメになりました。他業界でも十分に応用できる内容です。

    0
    2023年05月26日

    Posted by ブクログ

    思ってたよりずっと骨太な内容だった。
    なぜ人が合理的な決断ができないのかを考える上で、患者のみならず医師側のバイアス、ヒューリスティックによる影響を受けることについては多く言われることですが、多くの臨床における例を挙げながらそれらについて考察を進めていく。
    ケースはいずれも医療者であれば体験したことがあるであろう内容であった。
    ただ、行動経済学だけでは意思決定における人間の姿の解像度が低いようにも思えました。
    患者家族の決定について語っているところについては、合理性に影響するヒューリスティックに注目するより、家族が責任を感じるのはどのような状況か、についてむしろ個人的には興味を持ちました。なぜ合理的な決定ができないのか?なんて上から見るだけでなく、家族たちが何を恐れているのかによりそう重要性を思い。行動経済学的には、こういう理由であなたが合理的判断ができてないのですよ、みたいな人物が増えるのは鬱屈した気持ちになります。
    患者や家族が何を目標にしているのかで、どの決定が合理的になるのかは微妙に異なるとも思うので、医療者はそういう意味でも試されているのだと思いました。

    0
    2023年05月11日

    Posted by ブクログ

    行動経済学はキャッチーなのでお手軽本が出過ぎていてちょっと辟易していましたが流石大竹先生の本は違いますね
    医療現場の具体に関してわかりやすい解説を得られました

    0
    2021年12月29日

医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    東洋経済新報社
  • タイトル
    :
    医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
  • タイトルID
    :
    534429
  • ページ数
    :
    316ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年07月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    10MB

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