大竹文雄のレビュー一覧

  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    前書より具体的になっている
    個人的な発見は「脳疲労」とかいう第2の「こころの風邪」キャンペーンの正体を知れたことが発見。
    また阿呆が医療化しようとしてやがったのか。
    それが向かう先の精神科医療は薬物療法しかできないクズばかりなのに。それを内科に向けよう、というところまでが狙いかな。
    ノイズにつられる...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    まず経済学なので個人レベルで何をするべきか、に関してはヒントにはなっても明確に何かを得られるわけではないので注意。

    ユニークなポイント
    著者の主張と反するような別の研究者のコメントが多数掲載されており、様々な観点から主張を見ることが出来る。
    その代わり主張自体はボリュームが非常に少なく、あっさり読...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    【内容】
    医師と患者の診断。
    その食い違いをバイアスを通して説明立ててくれる。

    バイアスに対抗するため、ナッジを使った行動変容を促す。

    【感想】
    現場で起きているバイアスは考えていたよりも多いし、重大だ。
    ・死に直面する医療の対応
    ・癌に対するチョイスの返答
    普段味わうことのない事態に対面したと...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    大学の勉強内容に行動経済学があったので、興味本位で読んだ。まず、第一に感じたことは、人間の何気ない行動1つ1つ全てに、なんらかの因果関係があり、その多くは言語化が可能なことに驚いた。様々なバイアスやナッジによって人間がその行動を取るということを知った。
    まだ行動経済学の基本を知っただけだが、行動経済...続きを読む
  • 実践 医療現場の行動経済学―すれ違いの解消法
    医療の現場で起きている様々な問題を行動経済学を使って分析して、解決策を提示しますよ、という本。
    ですが、まあ、個別の問題、新型コロナウイルスの行動制限の行い方やHPVワクチン接種率を普及させるには・・・といった話は、専門的で一般的には面白く感じないかも。
    冒頭、第1章の臨床医にとって役に立つのか、が...続きを読む
  • あなたを変える行動経済学
    時間割引率が低い=将来のことを重視して考えられる。
    サンクコストは忘れる。オランダ語を捨てて英語を勉強した福沢諭吉。大村益次郎は、オランダ人が翻訳したものを読めばいいと考えた。
    人が来なくなった重要文化財はサンクコストか。将来盛り返すかもしれない、または外部性がある。=外部性があればサンクコストとは...続きを読む
  • リーダーの教養書
    教養を身につけることの楽しさや重要性は出口さんの本で学んでいたので、NewsPicksの記事で気になっていた本書を読んでみた。
    楠木教授の書評も読んでいるのし、最初の対談で出てくるお二人の本をまずは…と思いつつ、ほかに興味がありそうな本を先に買ってしまった…

    なお、哲学なんて興味ないと思っていたの...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    全てがマーケティングだと感じた。
    マーケティングとは少し距離のある分野と考えていた医療現場でも行動経済学でによって効果が変わることを改めて実感した。

    例えばマーケティングのようなABテストを繰り返し、どのような表現をすれば人が大腸がんの定期検診に行くのかなど、その行動が変わることに驚いた。

    そう...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    とても社会心理学的な性格を持った内容なので
    人の行動原理を臨床的に検証するのに有効なのではないかと感じる

    大きなポイントは
    ☆☆メッセージにより選択は変わる☆☆
    という点だ

    例えば 「消費税を上げる必要がある」と書かれた本を読んでそれだけを信じてしまうような人はいる。多様な価値観の中で、どう行動...続きを読む
  • あなたを変える行動経済学
    大竹氏のこの手の本を読むのは、これで3冊目。さすがに内容は重複するものが多く、これまでのおさらいのつもりで読んだ。復習した主なポイントは以下のとおり。
    ・サンクコスト(埋没費用)を取り返すことにこだわると、合理的でない選択をしがち。過去にこだわらず将来について意思決定をすべき。
    ・人はマイナスによる...続きを読む
  • あなたを変える行動経済学
    わかりやすい入門。ほとんどがごく実践的な話なのと、「ナッジ」にけっこうページつかってるのが特徴?賢い高校2〜3年生向けに書いてるような雰囲気があり、これで経済学部志望者を増やす計画なのではないか。
  • あなたを変える行動経済学
    今の世界事情…
    ウクライナ侵攻問題のような危険が
    もし自分の身に降り掛かったとき、
    自分はどんな行動をとれば
    どんな意思決定をすればベストなのか
    参考にしたくて読みました

    結果…ベストな答えはでませんでしたが
    より良き人生を歩む為に、現状維持バイアスやピア効果を参考にしながら
    戦争の無い平和な社会...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    経済学の下地がない私には少し難解で読み終わるまでに少し時間がかかった
    なんとなく私自身も臨床現場で感じていたことがきっと言語化されているんだろうなと思った
  • 幼児教育の経済学
    マクロ視点の話のため、思っていたの内容とは少し違った。具体的な各家庭でのお金のかけ方の話などはなし。

    公共政策に興味のある方には良いかと思います。
  • リーダーの教養書
    リーダーの教養書

    ■教養がなければ「奴隷」
    ・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
    ・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
    ・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
     自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    小さい子供ほど教育への投資をすることの重要性を科学的に証明したことでノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授の本。認知能力(定量化できるもの)だけでなく非認知能力(やる気や忍耐力など)も重要である。一親として何ができるか?というよりも、政府としてどこに選択と集中投資を行うべきかという教育に関するマク...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    期待していただけに、がっかり感がある。

    幼児教育の重要性や非認知スキルの重要性はわかったがでは、どういった方法でというところが弱い。

    幼児教育の必要性が訴えられているのも、この考えに起因することが多いだろう。
  • 競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには

    興味深いお話だった

    現代ではなかなか考えないようなことが多く書いてあり面白いお話だった。これからの社会をより楽しく生きるきっかけをくれた本
  • 競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには
    行動経済学の小ネタと社会問題への経済学的アプローチ。
    競争と協同は二律背反ではない。行為者,行為階層と時空間の違いを考慮する。競争や協同の言葉が表す内容が多岐にわたる。競争や協同は目標達成の手段。競争の仕方や協同の仕方というのはどこで学ぶのだろうか。こんな風に競争しなさいや協力しなさいなどと教えられ...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    インフォームドコンセントとかシェアドディシジョンメイキングとか言われるけど、やはり医者の言い方次第という側面はあると思う。