大竹文雄のレビュー一覧

  • あなたを変える行動経済学

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    人は理屈では動かない。私たちの意思決定がいかに感情や環境に左右されるかを描き出す。「後でやろう」と先延ばしし「みんながそうしている」と流される。そんな日常の選択にこそ行動経済学の知恵は光る。罰よりも報酬、命令よりも仕組み――人を動かす鍵は意外なところにある。自分を責める前に行動を導く環境を整える。それが変化への近道なのかもしれない。

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    2025年07月19日
  • あなたを変える行動経済学

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    人間の行動やバイアスがわかりやすく書かれている。
    実際の研究データをもとに調べられておりわかりやすかった。

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    2025年05月14日
  • あなたを変える行動経済学

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    高校生に向けての連続講義からの理解しやすい行動経済学の入門書。様々な意思決定場面で合理的判断をつけていくヒントが得られる。高校生が出す身近な事例から考えの過程を追えることが、とても参考になった。

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    2025年05月11日
  • 幼児教育の経済学

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    J.J.ヘックマンの幼児教育に関する主張、それに対する他者からの批評、そしてヘックマン自身の反論をまとめた一冊。多くの研究者が一致している点は、「能力は遺伝だけでなく環境にも依存すること」、「幼少期からの非認知能力の育成が重要であること」である。しかし、どのような教育が効果的か、またその効果の程度については、実験ごとに異なる結果が出ている。これは、子どもが育つ環境が一人ひとり異なるため当然ともいえるが、個人的には最も大切なのは、愛情を持って子どもに接することなのではないかと思った。

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    2025年04月06日
  • いますぐできる実践行動経済学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現

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    書店のビジネスコーナーで、最近やたら目立つ“行動経済学”馴染みのある大竹さん著書で勉強。結局よくわからない…。「経済主体の合理性の限界に関心を持つ…。経済理論からどのように逸脱するか研究…」美人投票…?昔からあるが…?少子化対策として外国人労働者に触れ「企業にとっては外国人労働者の導入は賃金コストを引き下げて人手不足を解消し…良いことばかり」いつの時代の話?今では韓国にも抜かれて、OECD加盟国でも下から数えた方が早くて、円安も加わり敬遠されてるのに。日本の労働者よ!立ち上がれ!唯一の教訓「迷ったときは変化を選ぶ」現状維持バイアスを断ち切り。

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    2025年03月09日
  • いますぐできる実践行動経済学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現

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    ●高校生への講座をもとにした内容とのことで、行動経済学に関して初学者でも聞いたことのある「ナッジ」や「サンクコスト」といった事柄をわかりやすく学べる。

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    2025年02月02日
  • いますぐできる実践行動経済学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現

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    「行動経済学」というワードが静かなマイブームになってます(^_^)関係ないですけど(^_^)
    あとがきによると本書は、高校生向けの講義をもとにしているとのことで、身近な実例を交えて分かりやすく、かつ、面白く読むことができました。
    特に、4章のナッジについては仕事やプライベートにも応用できそうで興味ぶかかったです。もっと詳しく知りたいので、関連書籍でよいものがあれば調べたいと思います❗️

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    2024年09月23日
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで

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    コロナ禍終盤の2022年の本なので、コロナ絡みの章が半分程。どうしても興味が薄くなってしまったが、それだけ身近な話題に行動経済学をどう生かし得るか、という面では分かりやすくはあった。

    リモート会議はブレストには向かないが、多くの案からベストの案を選ぶには適している、という実証研究の結果は、感覚とは合う。

    最終章の神社仏閣に関する考察では、神社は地縁、仏閣は血縁を強化することを通じて、ソーシャル・キャピタルを高める点では共通だが、神社は居心地の良さがひとの流動性を低め経済に悪影響を与える面があることが観察されている一方、仏閣はひとへの信頼全般を高め、信用経済の拡大に貢献し得る、という違いがあ

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    2024年09月19日
  • あなたを変える行動経済学

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    NHKのオイコノミアで放送した内容という感じだった。
    p177の熊本の病院で行ったナッジの取り組み(日勤と夜勤の看護師のユニフォームの色を変えたところ、夜勤明けの看護師に医師が仕事を頼まなくなったので残業が減った)がとてもよいなと思った。

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    2024年09月16日
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには

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    20年前近くの本なので、読み飛ばした部分もあり。
    でもどんなことにも言語化できることがあるんだなと感じた。

    まあわかってないこともありそうだけど。
    おもしろかった

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    2024年08月29日
  • あなたを変える行動経済学

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    行動経済学とは直感的意思決定が合理的な判断からズレる事。
    ・サンクコスト 取り戻せないコスト
    ・損失回避 利得よりも喪失を回避したくなる
    ・現在バイアス 先延ばし
    ・ビア効果 みんなと同じ行動
    ナッジとは、自由に行動はできるが、あなたのために望ましい選択肢を選びやすくする

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    2024年08月24日
  • 行動経済学の使い方

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    平均への回帰。女性よりも男性の方が競争好きという統計データがあるが、文化的環境的背景によるという説もある。シーシュボスの岩実験→人は意義のある仕事やその実績を実感できる仕事に対してやりがいを感じる→仕事の記録・見える化重要。オプトイン・オプトアウトに見るデフォルトの効果。軽減税率は低所得者に不利。色んなナッジの話。

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    2024年08月22日
  • 行動経済学の使い方

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     従来の経済学では、計算能力が高く、情報を最大限に利用して、自分の利益を最大にするように合理的な行動計画を立てて、それを実行できるような人間像を考えてきた。行動経済学は、従来の経済学で考えられていた人間像をいくつかの点で現実的なものに変えている。
     第一に、不確実性のもとでの意思決定の仕方に違いがある。従来の経済学では、人間は将来起こりうる事態が発生した際の満足度をその発生確率で加重平均した値をもとに意思決定していると考えてきた。行動経済学では、プロスペクト理論と呼ばれる考え方で、人々は意思決定すると考えられている。その際、利得と損失を非対称に感じたり、ある事象が発生する確率をそのまま使わない

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    2024年08月17日
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで

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    伝統的な経済学では、人びとは合理的に行動しているので経済がうまく回らない時にだけ政府が介入すればよいと考える。一方、必ずしも人びとが合理的に行動しないのであれば、行動経済学を用いてよりより意思決定の支援をすることができる。
    本書は、著者がコロナ新型コロナウイルス感染症対策分科会の委員を務めた経験から、感染予防の対策を引き合いに行動経済学の立場からよりよい行動への処方箋を提示する。行動経済学の知見を政策に活かす実地の取り組みなどを垣間見ることができ、興味深い。

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    2024年06月29日
  • あなたを変える行動経済学

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    サンクコスト
    現在バイアス
    などが、高校生に行ったアンケートをもとに説明。
    わかりやすいが、40代以降には質問自体がかけはなれている。
    20代前半まで向け?

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    2024年06月16日
  • 幼児教育の経済学

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    成人の職業訓練の効果は低い
    重要なのは幼少期
    認知的スキルと非認知スキルを上げる
    一方で貧困の問題がある
    幼少期こそ、社会として愛情と子育ての力で、皆の環境を高める必要がある
    就学前の幼児教育で公的投資をするのは収益率が高い

    英語タイトルは、Giving kids a fair chance
    経済学という日本語タイトルなのは大竹先生の解説を読むとわかる

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    2024年06月15日
  • 幼児教育の経済学

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    幼児期に教育上の介入を行うことが、それより上の世代に行うよりも効果が高いという主張。効果は何%の投資効果があったというような経済的な指標で述べられるが、これは、単に教育が将来の収入を増やすということではなく、政策立案において幼児教育への介入がコストパフォーマンスが良いという意味を含むと思われる。

    本書は、第1章で著者の主張を紹介した後、第2章で専門家によるコメント(批判的なものが多い)を紹介している。そして、最後の第3章で、それに対する著者の反論を示す構成となっている。
    批判に対する回答を示すことで著者の論の説得力が増す、というのを意図しているのだと思われるが、、、第3章の反論が不十分で、説

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    2024年06月06日
  • 幼児教育の経済学

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     幼児教育について投資効果があるかどうかの観点でずっと書かれているので違和感があるが、経済学者から見れば当然と言えば当然か。一方で幼児教育を実践・研究する側にも経済的視点は大切だ。福祉や教育は行政と結びつきが強く、公的なお金に頼ることが多い。限りある財源をどう使うか考えたときに、優先付けをしてどこかを切り捨てたりする前に、必要な領域には必要なケアがまわるよう、少ないお金でより効果の高い施策を考えるべきだ。
     幼児期の教育はその後の人生に大きな影響を与える。忍耐力、協調性、計画力といった“非認知能力”を幼児期にきちんと身につけた人は、良いところに就職し、より高い所得を得るので税金を納め、健康も向

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    2024年06月01日
  • あなたを変える行動経済学

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    勉強やダイエットがなぜ続かない?

    大阪大学の先生が高校生向けにおこなった行動経済学の講義を元に著した本。理論の説明と身近な行動がセットで提示されており、どのようにすればよりよく行動できるかの具体例が数多く紹介されるので、行動経済学とは何かを学ぼうとする人だけでなく、行動を変えていこうとする人にも有益だろう。

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    2024年04月27日
  • 行動経済学の使い方

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    ナッジの活用方法を知るために読んでみた。前半は類書で見聞きした内容で、後半は仕事や医療、防災での活用事例等は参考になったが、事例の紹介に留まっており少し物足りない。アンカリング、参照点を変えることで行動を変化させる手法が印象的だった。

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    2024年01月03日