大竹文雄のレビュー一覧

  • あなたを変える行動経済学

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    行動経済学に興味があり、著者のみならず、セイラー氏やサンスティーン氏の著作も読んでいるが、専門用語がしっくり心に落ちずに、理解が不十分な部分もあった。本書は高校生向けであるため分かりやすく、また章末に高校生自体が具体例をあげたり、Q &Aコーナーで応用例を示してくれているので理解しやすい。入門書としてはお薦めである。

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    2022年08月04日
  • あなたを変える行動経済学

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    タイトルになぜか興味を持った。
    そもそも「経済学」もよくわかっていないのに。

    行動経済学が「分かっていてもできない」ことについての学問だとは、全く知らなかった。
    これは楽しそう。

    サンクコストは大体わかるけれど、「損失回避」の具体例や「現在バイアス」、「アンカリング」など、他にも様々な特性でボトルネックを引き起こされているようだ。

    そこで、「自由に行動できるけれど、できればいい方を選びやすくさせてあげるよ」というナッジを組み込めば暮らしやすくなる。
    紹介されている「コミットメント」や「デフォルト」は、他のビジネス書などで書かれている手法のもととなる考えだった。

    ナッジ…とまではいかなく

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    2022年06月10日
  • 競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには

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    メモ用

    怒りは不確実な事でも、より確実に生じるように感じ、周囲の事を自分で統制できるように感じる。未知の危険や恐ろしい危険を感じなくなる。その結果リスクのあるものを受け入れてるようになる。
    ※問題の責任が他人にあるように感じる傾向にあるように感じる。
    利益傾向志向に落ち入る。


    恐怖の感情
    不確実性を大きく感じ、自分で統制している感覚が減少する。その為、リスクに対して、回避的な行動を取る。直感的な感情ではなく理論的意思決定を用いる傾向にある。

    悲しみ
    自分で統制する感覚を減らすうえ、利益志向的になり、短期的視野を持つようになる。他人を信頼しなくなり他者との協力も減ってしまう。

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    2022年05月06日
  • 実践 医療現場の行動経済学―すれ違いの解消法

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    前作『医療現場の行動経済学』の続編として、様々な医療の現場での行動経済学の”実践”的な事例を示した一冊。2018年に出版された前作から今作への大きな変化といえば新型コロナウイルス感染症の猛威と、編者である大阪大学 大竹教授が政府の新型コロナウイルス感染症対策部会に行動経済学の専門家として招集された点であろう。行動経済学を用いた行動変容への期待が高まっているこのタイミングで、様々な領域での実践事例が紹介される意義は大きい。

    前作でも様々な領域での実践事例が紹介されていたが、本書ではその領域の広がりを感じられる構成となっている。

    例えば、40歳以上の国民に受診が義務付けられている特定健診の受診

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    2022年04月24日
  • 行動経済学の使い方

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    自主ゼミで勧められたので購入。行動経済学って何ぞやを知るにはいい本の一つだと思います。他にも何冊かあるのでもう少し勉強して比較できたらなあと思います。

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    2022年04月11日
  • 行動経済学の使い方

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    人間は自分達が思うほど合理的に判断を下せるわけではない。文脈や、基準点や、状況をナッジ(軽く肘でつつくという意味らしい)すれば、喫煙、がん検診、災害避難、スポーツetc...数%人々の行動をずらし、変えることが可能である。
    相撲の勝ち越しとか、最近の政府広報の言い回しとか、なんとなくそんな気はしていたけど、改めて調査され、データで示されると面白いし、ほんの少し怖さもある。これを知っていると違和感に気づいて立ち止まって考えるし、自分で「参照点」を作らず最善を尽くして行こうと思える気がするので、読んで良かったです。

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    2022年04月10日
  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    何かで目にした教養書リスト。スコープをひろべるべく、良著に出会うべく読書

    メモ
    ・ヒットを生むための時代性✖️普遍性
    ・教養は奴隷にならないためのもの。選択肢を増やすためのもの。
    ・品があるとは欲望の速度を抑えられるということ。物事を抽象化し、汎用度高く捉えられるということ。実用的とは対をなす事も少なくない部分。それが教養。
    ・教養を深めることでパターン認識が豊富になる。
    ・コアがあるからこそ柔軟に動ける、いろんなことを仮置きできるようになる。

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    2022年02月13日
  • あなたを変える行動経済学

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    行動経済学って初めて聞いたけど、日々の何気ない言動は潜在的にこうやって体系づけられているんだと。後半が事例も出てきて自分の言動にも応用したいと思ったが、一読だけでは頭に刻み込めていない。もう一回読み直すことにしよう。

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    2022年02月05日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    行動経済学はキャッチーなのでお手軽本が出過ぎていてちょっと辟易していましたが流石大竹先生の本は違いますね
    医療現場の具体に関してわかりやすい解説を得られました

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    2021年12月29日
  • 行動経済学の使い方

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    私は行動経済学に基づくナッジ理論を用いて人々の行動変容によって健康状態を改善させるスタートアップ企業で働いているので、もとより行動経済学には触れているものの、一通りの書籍には目を通すようにしている。そうした日本語で書かれた書籍の中で、もっとも分かりやすさ・実践性に富む示唆を与えてくれるのがこの著者、大竹氏であると感じている。

    本作は新書という極めてコンパクトな中に、行動経済学を実務で応用するためのエッセンスが詰まっている良書である。良い点として、
    ・行動経済学はなかなか理論的な全体像/ユニバースを把握するのが難しい中で、そのベースにある人間心理のバグを4つに整理して示している(1.プロスペク

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    2021年10月03日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    医学、公衆衛生学、心理学、行動経済学などの分野の研究者が集まり、行動経済学の医療への応用について研究を進めてきたその集大成といえる本。
    第1部で行動経済学の枠組みから入り、医療行動経済学的研究を紹介する。第2部では、主に患者と家族の意思決定のバイアスについて議論する。がん治療における適切な意思決定支援、がん検診受診率を上げるために行動変容を起こさせるナッジ、高齢患者への意思決定支援、デフォルトによる臓器提供意思表示の変容などについて論じている。
    また、第3部では医療者側にも様々な意思決定におけるバイアスがあることを紹介する。生命維持治療の「差し控え」と「中止」の倫理的違い、ガイドラインの行動経

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    2021年09月22日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    医学、公衆衛生学、心理学、人類学、ソーシャルマーケティング、行動経済学の研究者が集まって話した研究会の成果と謳ってる書籍。

    内容は、細かく理解しようとすると、単語レベルから難しい。書いている内容はかなり難しいのと、書き方も簡潔だがわかりやすさよりも簡潔さを重視した文章なのがわかる。
    また、広義の医療を扱っているので、患者側か医療提供側か、一般的な医療か治療か、など場面や登場人物なども多い。

    例がかなりわかりやすい。ただし、例が医療に関したものに特化してはいない点は注意。

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    2021年07月24日
  • 幼児教育の経済学

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    色々な育児書で引用されている本書。
    やっと読んでみた。
    翻訳された文章のため、少し分かりにくい。
    最後に日本人の経済学者による解説があり、そちらは身近な日本の社会問題と関連させて書かれているので入ってきやすい。

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    2021年07月03日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    2017年のノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーなど、経済学の中でも近年注目を集める行動経済学。行動経済学の良さの一つは、経済的インセンティブだけで動くのではないという人間の非合理性を明らかにすることで、特定の人々を動かすための有意味なアプローチを我々に与えてくれる点にある。

    こうした行動経済学が実際に活用され、効果が出始めており、更なる実践が期待される領域、それが医療である。本書は医療現場における行動経済学の実践例などをまとめた一冊であるが、その対象は患者もしくは患者予備軍(”病気にならないように健康に配慮した生活”を送らせる)だけではなく、医者に最適な行動を取らせるにはどうすべ

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    2021年05月04日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    ノーベル経済学賞でも注目された行動経済学ですが,情報の非対称性や不確実性の要因が大きい医療現場でそうした知見を生かそうという発想は自然です。本書では行動経済学の基礎知識(プロスペクト理論,限定合理性,ヒューリスティックスなど)が具体的に解説されていますが,特に意思決定の場面で,リバタリアン・パターナリズムの立場から「ナッジ」を医療現場で活用することの意味(単なる誘導とどう違うのか?)に関する一節は,大変興味深いところです。

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    2021年05月04日
  • 行動経済学の使い方

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    ネタバレ

    表現1つで人のやる気を左右する。
    良い方に誘導したいと思いつつ、ダークパターンとの違いについて考えさせられる。

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    2021年05月01日
  • 行動経済学の使い方

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    人間の様々な意志決定には、伝統的な経済学からずれるというバイアスがあり、それを前提とした行動経済学が1980年代から発展してきた。
    本書では、行動経済学的な特性を使い、人の意志決定をより合理的なものに近づけるため、主にナッジと呼ばれる知恵と工夫、その具体的な活用について解説する。
    損失回避、現在バイアス、サンク(埋没)コスト、ヒューリスティックス(直感)、アンカリング(係留)効果、ピア(同僚)効果、デフォルト(初期値設定)そしてナッジといった専門用語がこれでもかと出てくるが、いずれも具体例が示され、分かりやすく説明されている。
    公私両面で時々の判断や相手との折衝の場面で応用できればと思いながら

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    2021年04月15日
  • 行動経済学の使い方

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    誰でも読めるとっつきやすい書き方で、モデルも併せて理解を促してくれました。社会に出る前に知っておきたい内容について理解を深められました。

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    2021年04月05日
  • 行動経済学の使い方

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    実用例が豊富でわかりやすかったが政治経済に関する知識を持っていないと難しい内容もあった。読んだ後、ものの見方が変わった。今後情報提供者になったときにはこのナッジと呼ばれるテクニックを活用していきたい。

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    2021年03月07日
  • リーダーの教養書

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    著者は、教養とは「普遍的な知識」であるとし、時代に振り回されないためには教養が必要であると言っています。
    この本は、その教養をつけるための「お勧め本❕」を紹介してくれます。
    ぜひぜひ、読んでみてください

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    2021年02月15日