大竹文雄のレビュー一覧

  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    ノーベル経済学賞でも注目された行動経済学ですが,情報の非対称性や不確実性の要因が大きい医療現場でそうした知見を生かそうという発想は自然です。本書では行動経済学の基礎知識(プロスペクト理論,限定合理性,ヒューリスティックスなど)が具体的に解説されていますが,特に意思決定の場面で,リバタリアン・パターナ...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    表現1つで人のやる気を左右する。
    良い方に誘導したいと思いつつ、ダークパターンとの違いについて考えさせられる。
  • 行動経済学の使い方
    人間の様々な意志決定には、伝統的な経済学からずれるというバイアスがあり、それを前提とした行動経済学が1980年代から発展してきた。
    本書では、行動経済学的な特性を使い、人の意志決定をより合理的なものに近づけるため、主にナッジと呼ばれる知恵と工夫、その具体的な活用について解説する。
    損失回避、現在バイ...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    誰でも読めるとっつきやすい書き方で、モデルも併せて理解を促してくれました。社会に出る前に知っておきたい内容について理解を深められました。
  • 行動経済学の使い方
    実用例が豊富でわかりやすかったが政治経済に関する知識を持っていないと難しい内容もあった。読んだ後、ものの見方が変わった。今後情報提供者になったときにはこのナッジと呼ばれるテクニックを活用していきたい。
  • リーダーの教養書
    著者は、教養とは「普遍的な知識」であるとし、時代に振り回されないためには教養が必要であると言っています。
    この本は、その教養をつけるための「お勧め本❕」を紹介してくれます。
    ぜひぜひ、読んでみてください
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    昨今、医療現場ではアドバンス•ケア•プランニングの重要性が説かれている。これは自分で意思表示できなくなった時に希望に沿った治療が受けられるようになるという趣旨のものである。しかしそこで起こる「先延ばし」というのは人間が普遍的に持っている現象に過ぎない。そういった行動経済学の視点が医療に欠いていた意思...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
     行動経済学では、ヒトは合理的な存在ではなく、思考に一定のバイアスが存在すると考える。この本では、実臨床で遭遇する具体的な問題について、行動経済学的なアプローチから問題の原因をデータで証明しながら考察し、解決案を提示している。また、患者だけではなく、医師も思考のバイアスがあるとし、それにより生じる問...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    国内医療業界の行動経済学的解説、というよりも、行動経済学的観点からみた医療業界という期待値で読まれた方がいいと思った。
  • 行動経済学の使い方
    行動経済学、ナッジの実用場面が簡潔にまとめてある。
    他の参考書籍を読んでからだととても繋がりやすいし、コンパクトなので参照しやすいと思う。
    ここから入ってもいいけれど、どちらかというとまとめの本かなぁ、という感じ。
  • 行動経済学の使い方
    とても学術的。理解するのに頭を使う。以前、行動経済学の本である「ヘンテコノミクス」を読んでいたので、何とか理解できた。文字数が多いので当たり前だが、ヘンテコノミクスより例が多い。

    初めて知ったものとしては、締め切りを細かく設定することで、現在バイアスから発生する先延ばしを防ぐ効果。

    例えば、学生...続きを読む
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」
    ナッジを政策に取り入れる上で、大衆の合意が必要であり、政策立案者と大衆のより良い話し合いで、ナッジの導入を検討する必要がある。
    日本は他国と比べ、ナッジの賛成率が低く、これは政府への信頼が低いとの推測にはなるほどと思った。
    大半の人はシステム2のナッジを選好をするのは意外だった。自分で考えて選択する...続きを読む
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」
    教科書ではナッジの例として1-2ページで触れられるような点を1冊にまとめられている。
    類書とは全く違う視点を提供してくれるので5だが

    国際比較が主で、では実際に導入するときにどう設計したら良いのかにはあまり触れられていない。
    これ1冊ですべてが分かるわけではないので仕方がないのだが、データからもう...続きを読む
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者
    題名通り医療現場における行動経済学について触れた本
    前半の行動経済学に関する解説も簡潔でそれだけでも読む価値がある
  • 行動経済学の使い方
    著者が又吉直樹のヘウレーカ!に出演しているのを観て行動経済学に興味を持ち購入。
    特に面白かった部分は
    自信過剰の男女差(文化や教育によって形成)、
    リスク愛好家、
    賢明な人・単純な人、
    意思決定に思考費用がかかる、
    平均への回帰、
    長時間労働は職場で感染してしまう
    といったところ。
  • 幼児教育の経済学
    教育を経済学の観点から考えたことが全くなかったので、教育を利益を生み出すものして捉える視点が面白い。幼児教育への介入が重要であり、非認知能力を伸ばすことの重要性も分かった。じゃあどうすればよいんだ?←考えてみよう!
  • 行動経済学の使い方
    行動経済学的に人間がとると予想される選択と、相手の行動を変えるためのナッジという概念は面白かった。

    大衆に対するナッジと個人に対するナッジがあると思うんだけど、実際僕らが使えるのは後者で、それは"参照点"を変えて選択させるというのが良さそうだなと感じた。
  • 行動経済学の使い方
    初めての行動経済学として選んだこの本。
    初心者でも読みやすく、専門用語の解説も十分であったと思う。そして言葉1つで人の行動が変化するのは不思議だなと感じ、考えさせられた。
  • 行動経済学の使い方
    プロスペクト理論=確実性効果と損失回避。
    フレーミング効果。保有効果。現在バイアス=先延ばし行動=コミットメントの利用。
    互恵性と利他性=社会的選好
    ヒューリスティック=近道による意思決定、サンクコスト、意志力の枯渇、選択過剰負荷と情報過剰負荷、平均への回帰。
    メンタルアカウンティング、利用可能性ヒ...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    あらゆる組織と個人が、日々何かしらの意思決定を行っている。現況の緊急事態宣言下の政府や自治体、大学も(!)の意思決定は重大かつ、スピード感が求められる。本書は「人間の行動特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定をうながし、より良い行動を引き出す」ナッジの作り方を解説している。第一章では...続きを読む