大竹文雄のレビュー一覧

  • 幼児教育の経済学
    賛成、反対の論文をまとめるという形式はほかにあまりなく、面白い試み。

    内容は概要説明に感じ、入り口としてはよい書だと思う。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    経済学というより、雑学っぽい感じで気軽に読めます。
    格差や不平等など、身近でよく聞くキャッチー単語を絡め経済学を論じています。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    経済学がインセンティブに関する学問であることを、楽しみながら再認識させてくれる。題材はプロ野球やダイエットなど、なじみのあるものばかりでとっつき易いが、その実内容は意外にハード。酒の肴にするにはちょっと重たかった。
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    市場競争は豊かさを生むが、「競争」であるが故に各人の間に格差を生じさせる。
    また、政府による徴税や公的扶助など、社会的システムにより再配分が行われる。

    このような基本的働きの中、例えば、「公平」に重きを置けば、「競争」自体を制限することにもなりうる。日本人の競争嫌い、グレーなままに安心してしまう文...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    行動経済学や文化経済学などの最新の研究の知見をふんだんに盛り込みながら、格差問題などを検討している。いろんなトピックを取り上げているので、全体としてはやや散漫な印象。
    政策効果検証のための政府保有情報のオープンソース化や長時間労働問題の分析など政策立案のヒントとなるような内容も多い。
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    競争嫌いの男女差、人の決断の時間非整合性、最低賃金引き上げの被害者など、社会と経済の問題を具体例を交えつつ説明。
  • 脳の中の経済学
    リスク選好と双曲割引が、脳神経科学で結びつく。経済活動を脳科学で説明しようという意欲的な試み。ひいては、妬みとかのいわゆる「人の不幸は蜜の味」は、脳の帯状回が強く関与しているなど、面白い内容。
  • 脳の中の経済学
    もうちょっと雑談っぽい内容やと思ったけど、後々になってくるとけっこう専門的な話になり、ちょっとついていけませんでした。
    タイトルに惹かれ、入門的なものやと思ったんですが…。
    何はともあれ、「神経経済学」という分野があるのが驚き。本書を読んで、行動経済学にもより興味がわいてきた。
    ひとがどういうときに...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    競争は必ず勝者と敗者を生むし、努力をしたからといって勝者になれるとは限らない。市場経済のメカニズムが人々の努力を促し、失敗して敗者になっても政府のセーフティネットがしっかりと再チャレンジを可能にしてくれる。そうしたら日本の国際競争力も上がるのじゃないかと思いました。
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    競争・格差・公平感にまつわる統計データや考察が豊富に載っている。全体として統一されたストーリーがないためかあまり刺激的なものではないものの、充分に示唆を得られる。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    経済学を体系的にどうこうしようとかいう内容じゃないので、自分が気になったトピックスを1つ2つ覚えるくらいの、そこそこの気概で読んだらいいんではなかろうか。章ごとの中身は面白いです。
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    行動心理学的なのも結構乗っていて面白可笑しく読めた。市場・競争・金融の意味や価値をもっと学んでも良いのかもしれない。特に学校において競争は毛嫌いされてる感あるしな。確かに学校の中で能力や成果を図る定規が偏差値しかない中で競争させるのは割を食う子が出る。そのことを問題視するのはわかるが,競争自体を否定...続きを読む
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    経済学的に考えるには?が書かれた本。

    事象に対して常に疑問を持つことと、色んな角度から物事を見る目が必要かなと思う。

    内容も簡単で読みやすい本。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    「イイ男は結婚している」とは本当か?」
    「女性はなぜ、背の高い男性を好むのか?」
    など、一見経済学とは関係なさそうな命題を明快に解析していく良書。
    なるほど、経済学的思考って、こういうことなんだな。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    太る日本人男性、やせる日本人女性。
    身長プレミアム。
    ゴルファーの賞金。
    評価制度。
    賃金カットか、リストラか。

    など様々なことに経済的思考を持ちこむことで、
    インセンティブの観点から社会を見て、因果関係を見つけ出す力をつけましょう!って本。

    いろんな場面で実践出来たら世の中面白く感じれそうです...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    年功序列から実力主義の社会になった。常に競争を強いられる辛さは大きくなったが、それだけに市場競争のメリットがそれ以上にあることを努力して認識しなければいけないと筆者は説く。そのメリットをもっと論じて欲しい部分はあった。市場競争のメリットを理解するのは難しいので、格差を必要以上に問題視する風潮になると...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    現在の経済学と、それをベースに構成されている社会、制度と、生物としての人間の本性、文化、慣習などの関係を、いろいろなトピックの説明を通じてなぞっていく。