大竹文雄のレビュー一覧

  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    身近でわかりやすい具体例をあげ、市場原理や経済について解説してくれる著書。経済についてネガティブなイメージもあったが、この本を読んで改めて勉強し直そうと思った。
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    行動経済学であったり日本における貧困と教育の相関であったり、今までこの授業関連で読んだいろいろな本とリンクする話が多く、読み進めやすかった。様々なデータをその実験とともに自説の強化に援用しており、興味深い。ただ雇用形態のパラダイムシフトは少しユートピアかもしれないと思った。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    「社会におけるさまざまな現象を、人々のインセンティブを重視した意思決定メカニズムから考え直すことが、経済学的思考法である。」

    経済学って数学できないとわかんないんでしょ無理無理!と思っていた経済食わず嫌いには目から鱗の本でした。

    女性はなぜ背の高い男性を好むのか?プロ野球の監督の評価の仕方は?オ...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    本書は、日本人の資本主義及び競争と格差に対する感じ方の特徴に始まり、雇用、格差、貧困といった社会問題について、経済学的見地から分析し、問題の本質を明らかにしようとしている。こうした社会問題は、個別事例を強調した報道により、情緒的、感情的な議論が蔓延し、政治家も問題の本質に取り組まず、大衆迎合的かつ近...続きを読む
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    NHKの「オイコノミア」を見て大竹先生の本を読みたいと思い、初めて読みました。番組内でしていた話の内容もありました。先生の顔や話し方を知っているので読みやすい面もあったのかも。内容は難しい面もありましたが、最近は情報量のやたら少ない新書も多い中で、久々に濃い内容で満足しました。オリンピックのメダルの...続きを読む
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    中学生の時、「今経済に関心があります」と教頭先生と本について話したら紹介してくださった本です。中学生のときはとても難しかったのですが、いまなら読めました。身長や双子などの勝ち組と負け組について書かれたいたところがとくに興味深くて面白かったです。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    経済学的思考のセンスとは「インセンティブの観点から社会を見る力と、因果関係を見つけ出す力」
    なぜ風が吹いただけで桶屋が儲かったのかを見つけられるセンスのこと。読んでみると、いかに印象論でものを見ているのかがわかる。

     僕らはネガティブな話題を好む傾向があるから、巷には印象論的な悲観論が流され、それ...続きを読む
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    これは面白かった!
    印象に残ったのは、ワーカホリックの人が同僚のうちは周りにとってとても重宝する存在となるが、こういう人が管理職になった際にはそうとも限らないという点。
    盲点を突かれた感じでした。
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット
    最近話題となっている社会テーマをわかりやすく経済学の視点から解説した本。
    お固い2トップである中公新書にしてはとっつきやすいです。(もうひとつは岩波新書)

    競争嫌いの日本人
    夏休みの宿題をいつすませたかとその人の将来所得の相関性
    最低賃金の上昇は本当に所得格差を縮小させるのか
    外国人移民...続きを読む
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    ・良書。
    ・最初は普通に日常のトピックスを経済学的に分析するよくあるパターンで始まるが、途中から著者の専門分野(労働経済学)が爆発。「年功賃金と成果主義」、「格差社会」、「所得の平等か、機会の均等か」など、つっこんだ論理展開がとても興味深い。
  • 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには
    簡単な例から始まって、確かに「これで誰がトクするんだ?」とか「メリットはなんだ?」とか、要するにインセンティブの面から物事を考える(=経済学的思考)ということについては、よーくわかりました。叩き込まれました。
  • あなたを変える行動経済学
    勉強やダイエットがなぜ続かない?

    大阪大学の先生が高校生向けにおこなった行動経済学の講義を元に著した本。理論の説明と身近な行動がセットで提示されており、どのようにすればよりよく行動できるかの具体例が数多く紹介されるので、行動経済学とは何かを学ぼうとする人だけでなく、行動を変えていこうとする人にも有...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    ナッジの活用方法を知るために読んでみた。前半は類書で見聞きした内容で、後半は仕事や医療、防災での活用事例等は参考になったが、事例の紹介に留まっており少し物足りない。アンカリング、参照点を変えることで行動を変化させる手法が印象的だった。
  • 行動経済学の使い方
    著者は経済学者でコロナ禍の時に「分科会」にも所属していた人。行動経済学の基礎を初学者向けに書いた本で、読んでいて大学一年生向けの基礎講座を受講したような気分になった。巻末に詳細な参考文献一覧があるのも嬉しい。行動経済学について学ぶ時のとっかかりとして、最適となる一冊であるように思う。
  • あなたを変える行動経済学
    「行動経済学」というのを初めて知って、読んでみましたが、ちょっと難しくも感じましたが面白かったです。自分の普段の行動で、「上手く操作されていたなぁ」と思うところがありました。

    ① 毎日、前日より1%でいいから成長する。すると70日後、実力は今の2倍になっている。
    ② サンクコストをりかいすればあ行...続きを読む
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで
    大学の教養で経済学を学んだのは随分昔だが、現実をそんな数式にして、何が判ってたつもりになってんねやろ、と思って、なんも役に立たん学問と思ってしまったのは事実だ。

    が、経済に関わる人が、非合理的な存在であって、それを理解して具体的に対策に活かしていこうという行動経済学。
    これは面白い。
    認知心理学と...続きを読む
  • 行動経済学の使い方
    読もう読もうで積読でやっと読んだ本。聞いたことあることも多いけど、わかりやすく定義の説明がされてる。
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで
    心理学+経済学=行動経済学ってこと。人間が合理的判断をするとは限らないことを踏まえた学問で、言われてみればその通りってことが多い。
    特に「デフォルトの状態を変えれば解決につながる」はその通り。難しいけどね。最終章で人文科学や社会科学の意義について「反事実的思考力を養う」とするのは説得力があるよね。
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで
    ダン・アリエリーの、実験満載の「行動経済学」本に慣れてたから、そういった具体的なエピソードの日本版を、もう少し書いて欲しかったかな。
  • 幼児教育の経済学
    就学前の教育が、忍耐力や協調性、頑張る力などの非認知能力を高める。ゆえに社会課題である子どもや社会的貧困を解決する一助となると主張する。

    著者の主張への反論、またそれに対する反論も書かれている。著者の主張だけに偏らず、多様な意見を見ることができるのも好感が持てる。