大竹文雄のレビュー一覧
-
EBPM(エビデンスに基づく政策形成)とそれと親和性のあるナッジについて、国内外の実践事例も含めて、総合的に解説。
EBPMやナッジについて理解する上で非常に有益な内容。海外や国、地方自治体での実践事例(特に、広島県のEBPM推進の取組や横浜市のナッジ・ユニットの取組)もとても参考になる。
ただ、成...続きを読むPosted by ブクログ -
時勢柄、コロナ禍にややウエイトが置かれているが(逆に言うとそれだけ行動経済学の視点で議論できる事例が多いのだろうが)、様々な事例を行動経済学の観点から議論している。
行動経済学そのものについて解説しているわけではないが、基礎知識が無くても十分理解できるだろう。Posted by ブクログ -
この本に3ヶ月前に出会ってたら、チケットは買ったけど、乗り気がしなかったフジロックには行くことはなく、安値でも売り払ったのに…
と思えるような、日常においても、ビジネスにおいても目から鱗な考え方を学ぶことができた。
義務教育の必須科目にしたほうがよくないか?コレPosted by ブクログ -
他の評価はなかなか厳しいが、個人的には面白く読んだ。人を方向づける要素はいろいろあり、人に影響を及ぼしているが、それを善とするか悪とするかは人によって全く違うという。政治が国民に信頼されているかどうかによって、びっくりするほどに数値が違う。
日本は方向づけられることを誘導と取る。思うに、そもそもの日...続きを読むPosted by ブクログ -
行動経済学に興味があり、著者のみならず、セイラー氏やサンスティーン氏の著作も読んでいるが、専門用語がしっくり心に落ちずに、理解が不十分な部分もあった。本書は高校生向けであるため分かりやすく、また章末に高校生自体が具体例をあげたり、Q &Aコーナーで応用例を示してくれているので理解しやすい。入門書とし...続きを読むPosted by ブクログ
-
タイトルになぜか興味を持った。
そもそも「経済学」もよくわかっていないのに。
行動経済学が「分かっていてもできない」ことについての学問だとは、全く知らなかった。
これは楽しそう。
サンクコストは大体わかるけれど、「損失回避」の具体例や「現在バイアス」、「アンカリング」など、他にも様々な特性でボト...続きを読むPosted by ブクログ -
メモ用
怒りは不確実な事でも、より確実に生じるように感じ、周囲の事を自分で統制できるように感じる。未知の危険や恐ろしい危険を感じなくなる。その結果リスクのあるものを受け入れてるようになる。
※問題の責任が他人にあるように感じる傾向にあるように感じる。
利益傾向志向に落ち入る。
恐怖の感情
不...続きを読むPosted by ブクログ -
前作『医療現場の行動経済学』の続編として、様々な医療の現場での行動経済学の”実践”的な事例を示した一冊。2018年に出版された前作から今作への大きな変化といえば新型コロナウイルス感染症の猛威と、編者である大阪大学 大竹教授が政府の新型コロナウイルス感染症対策部会に行動経済学の専門家として招集された点...続きを読むPosted by ブクログ
-
行動経済学って初めて聞いたけど、日々の何気ない言動は潜在的にこうやって体系づけられているんだと。後半が事例も出てきて自分の言動にも応用したいと思ったが、一読だけでは頭に刻み込めていない。もう一回読み直すことにしよう。Posted by ブクログ
-
行動経済学はキャッチーなのでお手軽本が出過ぎていてちょっと辟易していましたが流石大竹先生の本は違いますね
医療現場の具体に関してわかりやすい解説を得られましたPosted by ブクログ -
医学、公衆衛生学、心理学、行動経済学などの分野の研究者が集まり、行動経済学の医療への応用について研究を進めてきたその集大成といえる本。
第1部で行動経済学の枠組みから入り、医療行動経済学的研究を紹介する。第2部では、主に患者と家族の意思決定のバイアスについて議論する。がん治療における適切な意思決定支...続きを読むPosted by ブクログ -
医学、公衆衛生学、心理学、人類学、ソーシャルマーケティング、行動経済学の研究者が集まって話した研究会の成果と謳ってる書籍。
内容は、細かく理解しようとすると、単語レベルから難しい。書いている内容はかなり難しいのと、書き方も簡潔だがわかりやすさよりも簡潔さを重視した文章なのがわかる。
また、広義の医...続きを読むPosted by ブクログ -
色々な育児書で引用されている本書。
やっと読んでみた。
翻訳された文章のため、少し分かりにくい。
最後に日本人の経済学者による解説があり、そちらは身近な日本の社会問題と関連させて書かれているので入ってきやすい。Posted by ブクログ -
2017年のノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーなど、経済学の中でも近年注目を集める行動経済学。行動経済学の良さの一つは、経済的インセンティブだけで動くのではないという人間の非合理性を明らかにすることで、特定の人々を動かすための有意味なアプローチを我々に与えてくれる点にある。
こうした行...続きを読むPosted by ブクログ