大竹文雄のレビュー一覧

  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    ・何かを知るとか学ぶとかいうことは、自分自身の人生の選択肢を増やすもの。
    心の奥底にある教養を身につけていきたいと思った

    ・人間は「考える葦」(パスカル)、つまり、
    最終的に自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言うために、一生懸命勉強している。

    ★働き方改革をしっかりとやり、生産性を上げて経済の足腰を強くすることに尽きる。

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    2025年07月12日
  • 経済学者のアタマの中

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    行動経済学については多くの書籍があり多少は理解していたが、そもそも経済学とはなにか、を理解していなかったため、ずっとモヤモヤしていた。
    そんなの時に本書を読み、非常にスッキリした。
    経済学とは世の中にある仕組みをより良くするための学問である、ゆえに、教育経済学、公共経済学、なと、各分野における経済学(仕組みをよくするための学問)が存在する、ということがわかった。
    経済というワードだとどうでも金銭が絡むイメージがあるので、構造学?などより実態に近い名称だとわかりやすいと感じた。

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    2025年07月01日
  • 競争と公平感 市場経済の本当のメリット

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    ネタバレ

    競争と公平感
    ―市場経済の本当のメリット

    帯に「週間ダイヤモンド」2010年のベスト経済書とあったので、思わず購入。本の山に眠っていた物を発掘しました。貧困問題、非正社員問題、外国人労働者問題など数々の問題を取り上げながら、全体として日本人と競争に関して論説しています。
    日本人は先進国の中でも飛び抜けて競争が嫌い。ふむふむ。それは教育から来ている。なるほど。現在の日本の教育では金融リテラシーは教えられていない。ほー。
    著者は公平さを保つ介入を政府が行いながらの競争市場が健全で効率的な経済成長を促すことを盛んに論じています。でも、そうなっていない。そこには、為政者たちが既得権を死守するように誘

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    2025年05月12日
  • あなたを変える行動経済学

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    行動経済学を体系的に知ることができた。先に読んだ後著の「実践行動経済学」の方が好みではあるが、こちらの実践例があってわかりやすかった。

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    2025年03月26日
  • 行動経済学の使い方

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    行動経済学のキーワードを一通り学べるような良書。プロスペクト理論や確実性効果と損失回避、ナッジとスラッジなどなど。人間は常に合理的に動いている訳ではないが、その非合理性にもある程度法則があり、その法則をハックすれば逆に行動を促すこともできる。悪用厳禁。

    最近気になっているのはモチベーションについて。組織に評価された人間はモチベーションを上げるが、逆もまた然り。モチベーションを上げた人間は更に活動量を上げる傾向にあるが、これまた逆も然り。という事は、評価されてより頑張るというブーストがかかった人間と、本当は能力があるかも知れない人間が意欲を落とす状態、というのが組織には混雑する。やる気のある人

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    2025年03月01日
  • リーダーの教養書

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     本を読む力、読み込む力が自分に備わっているかはわからない。難解な文章や深い思想に触れるとき気持ちが揺らぐ。それでも読みたい本がある。読むだけで新たな視点が得られるような一冊に出会いたい。
     読む力とは完璧な理解ではなく挑み続ける姿勢に宿るのかもしれない。本を読むたび、自分自身も少しずつ成長していける気がする。
     リーダーたるもの数字を追うばかりではなく教養が人を引きつけ掌握へも繋がる。教養に裏打ちされた想像力が必要となる。

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    2025年01月15日
  • 競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには

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    つくづく経済は人の心理で動いていると感じる。人気の歌手のチケットともなれば、ダフ屋が法外な金額でチケットを売ったり、最近は転売目的で希少な商品を買って、フリマアプリのような個人取引に倍以上の値段で売り出す人もいる。だが、その値付けでさえも欲しいという人がいて更に値段は跳ね上がる。オークションなどは価値のある絵画だから当然ではあるが、価格を決めるのはどうしても欲しい、という人の心理だ。古くはなるがドラゴンクエストというゲームが発売された当時は、それがニュースでも報じられるくらい小学生に混じって大人もおもちゃ屋さんに長蛇の列を作った。確かにゲームは面白いであろうが、中にはみんなが並ぶから並ぶ、人が

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    2024年12月13日
  • 行動経済学の使い方

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    行動経済学で自身の習慣をよい方向へ変えられないかと思い、この本を見つけて読んでみた。

    行動経済学とは、人間の性質を知る学問だなと読んで思った。
    取りあえず、ナッジと現在バイアスの先延ばし行動が役に立ちそうだ。

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    2024年06月20日
  • EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践

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    EBPMの基礎と実例を学ぶことができる。
    基礎部分については丁寧に記載されておりよく理解できた。一方でデータ分析手法については概要レベルで書いてあるため、しっかり学びたい場合は別の本を参照した方が良いと思った。
    事例の方も国内外様々な事例があり勉強になったが、文章のクオリティがイマイチで結構読みづらいため、なんとなくどんなことをやっているのかサラッと読むくらいにとどめた方が良いと思った。オムニバス本なので、しっかりとした日本語を書いてある章と、そうではない章のムラが激しい印象だった。
    いずれにしても、EBPMを最初に学びたい方向けな本だと思った。

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    2024年04月06日
  • 行動経済学の使い方

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    行動経済学の簡単な説明と、仕事や健康や日々の生活でナッジをどのように作るかを教えてくれている本。様々な実験や研究の例を示しながら説明してくれている。言い回しが少し難しく感じる箇所もあったが全体的に面白く、実際に生活の中で使ってみようと思った。

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    2023年10月30日
  • あなたを変える行動経済学

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    行動経済学関連のを立て続けに読んだけど、とても興味深い分野だった。人は、サンクコスト(埋没費用)に振り回され、損失を極端に嫌うが、損失の基準も、参照点が異なれば、同じ内容でも損失とは思わずに行動してしまう。どこか合理的に装いながらも、不完全な状態である

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    2023年09月22日
  • あなたを変える行動経済学

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    高校生相手にお話されたことがベースになっているからか、とても読みやすく、理解しやすい一冊でした。一つ一つが興味深かったので、何度も読み直しながら理解深めていきたいと感じました。

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    2023年07月29日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    最近よく聞く行動経済学の、医療での話。医師と患者の間の意思疎通・意思決定の際に生じる心理について分かりやすく説明されている。命に関わる選択を迫られた時、冷静に合理的な選択を行うため、医師側と患者(あるいは家族)側の双方理解・バイアス理解が重要。また、医療において男女でリスク回避能力に統計的有意差があるというのは意外ではあったが納得感はあった。

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    2023年07月29日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    医療現場においてのバイアスやナッジについて書かれている本。具体的な内容で読んでいて面白いし、タメになりました。他業界でも十分に応用できる内容です。

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    2023年05月26日
  • 医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者

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    思ってたよりずっと骨太な内容だった。
    なぜ人が合理的な決断ができないのかを考える上で、患者のみならず医師側のバイアス、ヒューリスティックによる影響を受けることについては多く言われることですが、多くの臨床における例を挙げながらそれらについて考察を進めていく。
    ケースはいずれも医療者であれば体験したことがあるであろう内容であった。
    ただ、行動経済学だけでは意思決定における人間の姿の解像度が低いようにも思えました。
    患者家族の決定について語っているところについては、合理性に影響するヒューリスティックに注目するより、家族が責任を感じるのはどのような状況か、についてむしろ個人的には興味を持ちました。なぜ

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    2023年05月11日
  • EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践

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    EBPM(エビデンスに基づく政策形成)とそれと親和性のあるナッジについて、国内外の実践事例も含めて、総合的に解説。
    EBPMやナッジについて理解する上で非常に有益な内容。海外や国、地方自治体での実践事例(特に、広島県のEBPM推進の取組や横浜市のナッジ・ユニットの取組)もとても参考になる。
    ただ、成田悠輔氏の「EBPMに死を!」は、それこそエビデンスに乏しい思いつき的なEBPM批判だと感じ、玉に瑕だと思った。EBPMへの批判的な観点も必要だが、別の論者に執筆してもらうべきだったのではないかと思う。

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    2023年05月01日
  • 行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで

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    時勢柄、コロナ禍にややウエイトが置かれているが(逆に言うとそれだけ行動経済学の視点で議論できる事例が多いのだろうが)、様々な事例を行動経済学の観点から議論している。

    行動経済学そのものについて解説しているわけではないが、基礎知識が無くても十分理解できるだろう。

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    2023年02月12日
  • 行動経済学の使い方

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    大学の講義のために購入。
    最初は課題として読んでいたが、読んでいくうちに行動経済学の面白さに気づくことができて楽しく読むことができた。
    何気ない行動も意思と密接に関わっていることがわかった

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    2022年12月16日
  • あなたを変える行動経済学

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    この本に3ヶ月前に出会ってたら、チケットは買ったけど、乗り気がしなかったフジロックには行くことはなく、安値でも売り払ったのに…
    と思えるような、日常においても、ビジネスにおいても目から鱗な考え方を学ぶことができた。
    義務教育の必須科目にしたほうがよくないか?コレ

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    2022年10月21日
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

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    他の評価はなかなか厳しいが、個人的には面白く読んだ。人を方向づける要素はいろいろあり、人に影響を及ぼしているが、それを善とするか悪とするかは人によって全く違うという。政治が国民に信頼されているかどうかによって、びっくりするほどに数値が違う。
    日本は方向づけられることを誘導と取る。思うに、そもそもの日本のシステムそのものが、申請主義的であるからではないか。要らぬものを押し付けられることを嫌う国民性、みたいなものがあるのではないか。

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    2022年09月18日