中村うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ※自分語りです。けどね、本文中の「私(中村うさぎ)はあなた」ということで、私自身の「女という病」を語らせてくださいませ。他の方の感想を見る限り私も禿同!!なので、、!せっかくなら私の考え語らせてー!
【1章 読むにあたったきっかけ】
大学に入学して以来、女を謳歌している子達とよく接することになった。彼女達と話をすると、どうも噛み合わない。日々恋愛話やゴシップに花を咲かせ、私に語りかけてくる。どうも毎日続くと、まるで私は女を謳歌せずにこのまま死ぬのかと、頭が痛くなった。
高校時代は部活に勤しんで、恋は二の次(ということにせねば恋を恐れているのことが明白になる)で、恋せずとも充実した人生を送 -
Posted by ブクログ
女性と男性とは何者なのか?そしてどう関わりあっているのか?という問いに対して、男女あるあるな具体例を切り口に、かなり痛烈に切り込んでいる著者!男性の身としてはグサグサ刺さるけど、何だか痛快!
読み終えてみたものの、まだまだ自分の中では消化し切れるほど深い理解に至れておらず、悔しい。再度読み返したり、自分で考えることで、男性、女性に対する解像度を高めていきたい。この本を通じて、なにか、現代社会において男女が関係を築く上で、そして人生を歩む上で、とても大切な気づきを与えていただいた感覚がある。
うまく表せないけど…
特に自分自身、普段女性と接する時に感覚のズレを感じることはある。そこには男女で -
Posted by ブクログ
「自分を器用に使い分ける」について
目からウロコでした。そんな器用なことができる人がいるなんて…私は不器用だからそんなことはできない。だから獣道を進んでいるわけで。
好きでこんな道を進んでるんじゃない!私だって石畳みの敷いてある道を歩けるなら歩きたかった!でも私にはこの道しかないんだ!等々、くだを巻きながら進んでいるけれど、石畳みの道の方も、実は綺麗に見えて、石畳がガタガタで歩きづらいかもしれない。みんなそれぞれに大変なことがあるってことを忘れてはいけない。
「パンドラの箱」について
私も「ヘタレ」が入ってるに違いない。失敗したくない、負けたくないから、なにかと理由をつけてやらなかったりす -
Posted by ブクログ
ネタバレあとがきまでふくめて名著だと思ったのは初めてかもしれない。
この本は中村うさぎ氏と三浦しをん氏という全く違った生き方(この本ではそれを離れ小島と言っており、大陸は世間体と言っている)をした2人の対談本だ。
この本のすごいところは女子(もしくは女性)の幻想を打ち破っているところにある。男性と女性について深く掘り下げていて、まだまだ私自身も固定概念を抱えていると痛感した。下ネタもたくさん出てくるが、むしろ正直に生きていたら世間一般が思っているような綺麗なものには変化していかない。世間体が嫌うものにこそ、根本的な"何か"がある。
人生ってなんだろうと再度悩んだとき、笑いながらた -
Posted by ブクログ
中村うさぎさんの語り口が好き。
「すべての男をマシンガンで撃ち殺したいと思っていた時期があった」と書いてあって、ものすごく今の私はそれに近いなと感じていたんだけど、読んでいるうちに、中村うさぎさんが体験したように、少しずつ、記号としてしか見えていなかった男性が一人ひとり顔を持つようになってきた気がする。
自分の中のモヤモヤがうさぎさんの言葉で言語化されていくのが心地よかった。
男性にとって「ヤリチン」が必ずしもマイナスの意味で使われない、寧ろ憧れ的な意味さえ持つのに対して、「ヤリマン」にはまるで「簡単にやられて馬鹿な女」というニュアンスがあることに常々疑問を感じていた。
ヤリマンだっ -
ネタバレ 購入済み
考えさせられた…
自分自身、性風俗に人一倍嫌悪感を持っていた。夫が過去、風俗を利用したことを聞き、離婚すると騒いだほどだ。風俗を利用する男性の気持ちやそこで働く女性の気持ちを知ってみたいと思っていたところ、この本に出会った。
性の自主性、なるほどと思った。確かに「身体を売る」という言葉で何となく汚らわしいと思っていた部分はあった。そして、今風俗で働く女性(特にデリヘル)がいかに危険にさらされているかということを初めて知った。ここまで、社会に浸透しているならば、女性が安全に働ける環境にしてほしいと願わずにいられない。風俗嬢の話が載っていたが、中絶の話は同じ女として辛すぎた。
風俗反対の人とも対談していて、様々な立