中村うさぎのレビュー一覧

  • 私という病

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    どんなに仕事を頑張っても趣味を楽しんでも多くの人は”女としてどれだけ価値があるか”の物差しでジャッジしてくる気がして、苦しかったので読んでみた。

    多角的にアイデンティティを承認されることで一個の完全な人間としての存在を達成した気になれる、だから一つでも欠けていると感じると、そこを埋めなきゃいけないという強迫観念で必死になってしまう。

    ただ、「性的な価値を持った私」という評価軸を持ち、そこを埋めようとするのはやっぱり精神的にバランスを崩すので良くないと感じた。
    それをジャッジするのは女性の性的価値を求めながらも軽蔑するアンビバレントな感情を持っている人達なので。

    自分が人間であることを思い出させてくれる相手と一緒にいるのが一番だね〜

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    2026年08月08日
  • 最後の聖戦!? ショッピングの女王FINAL

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    整形を始めてからすごい文章がマジメになった印象。ショッピングからどんどん遠ざかり少し寂しかったです。女性にとって「美」ってなんなんだろうね?うさぎさんの考えを読んで、虚しくなりました。なんか色々と違和感。うーん。

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    2026年03月24日
  • 愛か、美貌か ショッピングの女王4

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    ホストの春樹に入れ込む様はおもしろく、プチ整形をやり始めたら恐ろしく。顔に注射針刺して、顔の形を変えるとか、文章読んでるだけで怖くて。美しくなりたいや若くなりたいという欲求は分かるけれど、ここまでできてしまうんだと、勉強になりました。最終巻では豊胸手術をやるそうで、想像するだけでなんか怖い。肉体が変わることによる精神の変化のレポート、ちょっと怖いながらに期待しています。

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    2026年03月24日
  • 崖っぷちだよ、人生は! ショッピングの女王3

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    うさぎさんのエッセイは本当におもしろいなあ。税金返済のため、500万円借りたら400万円は返済(完済にはならない)に充て、100万円は保証人の許可なくパーッと使っちゃう。読者から「どこまでが実話か?」と疑われたそうですが、疑いたくなりますよね。だって、無茶苦茶だもん。うさぎさんの地方税(うさぎさんが未払の方)と国税(払済の方)の説明と、東電OL殺人事件に対する見解はうって変わってマジメで、興味深かったです。

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    2026年03月24日
  • 浪費バカ一代 ショッピングの女王2

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    税金滞納により、ついに港区役所に電話加入権と銀行預金まで差し押さえられ、すっごい人生を送っているなあと感嘆の至り。人生における勝ち負けって何よ?とマジメに考えてたりもするのに、漏らしたことを笑い話として語り、なんかもうすごい人だなあと再認識しました。おまけの旦那さんとの対談ではほっこり。うさぎさんの浪費癖のこと含め、理解してくれているようでちょっとうらやましかったです。

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    2026年03月24日
  • ショッピングの女王

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    好き放題やっても案外生きていけるのではないかと、妙な錯覚をしてしまいそう。下過ぎるネタはパスしてしまいましたが、文体も内容も読みやすくておもしろかったです。読者の抗議にすら開き直る姿勢はとても勇ましいし。かっこいいなあと、つい思ってしまいます。見栄っ張りなわりにエッセイではネタばらしし放題。好きです。

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    2026年03月24日
  • うさぎとマツコの往復書簡

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    うさぎさんとマツコの魂の叫び!「行き着いた先は何もない砂漠だった」「地獄と地獄の間に天国はあった」「ゴールなんてない」中村さんのことばが印象的でした。今まで単純に色物キャラとしか思ってなかったマツコの、ゲイで女装であることの苦しみも分かってよかった。自分をぶつけられる相手がいることは幸せですね。続きも読みます。

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    2026年03月24日
  • オヤジどもよ!

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    中村父の話がどれもおもしろかった!トイレのドアだけを青くすると主張し、リビングに自分のベッドを置くことを主張し、それを全部押し通してしまうなんて。すご過ぎます。流行に乗りたいがために好きでもない芸能人を好きだと言い張る気持ちは、私も疎いからわかってしまうなぁ。中村さんのオヤジへの愛と憎悪をたっぷり感じました。満足です。

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    2026年03月24日
  • 屁タレどもよ!

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    芸能人への悪口本。芸能人がさっぱりわからない私でも楽しく読めました。うさぎさんは下ネタに走らなければ、ピリッとした毒が心地よい。他人の悪口書いてるんだから私への悪口もどんとこい!みたいな姿勢には憧れます。おもしろい作品でした。

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    2026年03月24日
  • 女という病

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    加害者、または、被害者となった女たち。13人の女たちはすべて私だと、中村うさぎは言う。想像ではあるものの、それぞれの女の心中が中村さんによって語られます。生々しくて、ずぶずぶと弱くて孤独な女たちの中に入っていく。みんな病んでいるのでしょうか。私は女たちのどうしようもない苦しみが、分かってしまうような気がしました。この作品に出会えてよかったと思います。

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    2026年03月23日
  • 私という病

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    中村さんならではの、体験談。生々しいというか、今更ながらに世の中には色々な仕事があるのだなあと、感慨深いというか。女性がそういった仕事をすることによる、世間の目の変化はとても興味深かったです。特に男性の反応は顕著。男性の浮気と女性の浮気の重みが違うことと、似たようなものなのでしょうね。ホストとの一件はこの作品で初めて知りましたが、切ない。こういう経験を伝えられる女性は貴重だと改めて考えさせられました。

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    2026年03月23日
  • 愛という病

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    手持ちの中村さんの電子書籍はこれで最後!エヴァンゲリオンのアスカの見方が変わりました。原作を一応最終回近くまで観た気でいたのですが、ただのツンデレなのかとばかり。病的なまでの内向的で自己愛の強いシンジと、シンジを理解することを拒み他者であり続けたアスカ。男より行動的な女たち。意外な作品から、エヴァンゲリオンに改めて興味を持てて複雑な反面、嬉しいです。あと、8年間の放浪のくだりはちょっと気になりました。それについて書かれた作品は読まないとは思いますが。またおもしろそうなエッセイがあったら購入したいです。

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    2026年03月23日
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡

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    最近、感想が書けない病。なんとなーく読み終わってから間が空いてしまう。そして、内容を忘れてしまう。ジレンマ。中村うさぎとマツコ・デラックスの文通&対談集。「テレビに出演するとき、誰よりもこんな私を母に見られることが嫌だった」マツコの悲しみが痛かった。性別も年齢も境遇も違う、魂の双子。こういう風に私も誰かと語り合いたい。二人の関係が羨ましいです。

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    2026年03月23日
  • 喧嘩上等 うさぎとマツコの往復書簡3

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    中村うさぎとマツコ・デラックスの文通&対談集の第三段。政治家は世界にオタク文化を売り出すべき。オタクだから、うさぎさんの主張にニヤリときてしまう反面、なんか恥ずかしい。東京タワーは日本が世界一だという象徴だけど、スカイツリーはもう世界一にはなれない象徴のようで見ていて辛い、とは。こういう見方もあるのですね。言われてみれば、東京タワーとスカイツリーってなんか立ち位置が違う気が。考え方や見方が変わってくる、おもしろい作品でした。

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    2026年03月23日
  • 地獄めぐりのバスは往く

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    一つ一つが短いからさくさく読める分、ちょっと物足りない。うさぎさんのエッセイを読んでいると、「大丈夫」って安心できます。誰にも分かってもらえないと思っているところを認めてもらえている感じ。久々に読めて良かったです。

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    2026年03月23日
  • 聖書を語る

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    キリスト教の大学に在籍しておりましたが、聖書っておもしろそうだと本書を読んで気付きました。聖書とエヴァンゲリオンを比較しながら語ることが多く、エヴァンゲリオンを知っている身としてはかなりとっつきやすかったです。といっても、エヴァンゲリオンは上澄み程度の知識しかないので、「複数を個にする」物語だということは初めて知りましたが。予期せずして、エヴァンゲリオンもといシン・ゴジラへの興味も高まりました。「神様のノート」というすでに人生は決まっているという考え方もおもしろかった。続きも読んでみたいです。

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    2026年03月23日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    脳ってこんなにおもしろいものなのね、と中村さんと池谷先生のゆるいテンポの会話で肩ひじ張らずに勉強できました。難しい単語も分かりやすく説明してあるおかげもあって、するすると内容が入ってきます。特に印象に残っている話題が「田舎より都会で暮らす人々の方がストレス度が高い」「遺伝子から才能や嗜好が読み取れる」「人間は集中力を高めることで生物として劣っている」「顔が覚えられない相貌失認」「間違った紐づけ方ができるからこそ進化する人間」これは良作。続編があったら十中八九買いです。

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    2026年03月23日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    うさぎさんと佐藤さんが生と死についてマジメに語り合う対談集。うさぎさんの死を怖くない、死後に著書が絶版になってしまってもかまわないという姿勢に「え」、と。うさぎさんの臨死体験では、"死ぬ"と痛みとは無縁の真っ暗な世界に放り出されたとのこと。別段死への怖さが消えるわけでもないのだけど、お二人が天国に行くだけとか輪廻転生があるからとか語られるのを読むうちに、うやむやだった死との向き合い方がなんとなーく見えてきた気がします。おもしろい本でした。

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    2026年03月18日
  • 聖書を語る

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    【あらすじ】
    共にキリスト教徒(プロテスタント)、同志社大学出身の二人が、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題と縦横無尽に語りつくす異色の対談集。第一章では、カルヴァン派の佐藤氏とバプテスト派の中村氏が、同じプロテスタントでありながら宗派によって異なる、他力本願と自力本願などの相違点、終末論など神学的な問題を語りあう。第二章のテーマは、村上春樹の『1Q84』とサリンジャーを読む。そして、「新世紀エヴァンゲリオン」など、文学やサブカルに見られるキリスト教の影響を読み解く。第三章は、3・11を契機に激変した日本社会を伝統宗教は救えるのかがテーマとなっている。不安定な世の中にはスピリチュアル的なものがはびこるが、本当の意味で自分と他者をつなぐことのできるものは何なのか。ライプニッツのモナド論など引用しながら考察する。

    【きっかけ】
    大昔、高校時代くらいに中村うさぎと佐藤優の対談本を読んだ記憶があった。聖書について語っていたと思う。面白かったので再読してみようと思った。
    が、昔読んだのは『聖書を読む』の方だった……!間違えてしまったので、本作は初読。

    【特徴】
    ・キリスト教の価値観について知りたい人向け
    私はミッション系スクール出身で聖書に馴染みがあるが、多くの日本人はキリスト教を知らないはず。
    私も、根本の価値観や死生観はキリスト教ではないのだけど、キリスト教から見た世界とはどういうものかがわかって面白い。

    ・頭がいい人の会話を覗きたい人
    2人とも、頭がいい。佐藤優は外務省出身のエリートかつ知識人。質問に対して、様々な角度から知識が出てくる。また中村うさぎは、とにかく鋭い観察眼と、それを言語化する力が強いと思う。
    そんな天才2人の対談をそばで聞き耳立てているような気持ちになる。
    頭がいい人の世界の見え方/捉え方を知りたい人におすすめ。

    【感想】
    そもそも、キリスト教にも種類があるようだ。カトリック/プロテスタント以外にも宗派がある。
    (仏教ですらあれだけ種類があるのだから、改めて考えると当たり前かもしれない)

    佐藤優=カルヴァン派。神様のノートに救われる人が描かれていて、自分はそのノートに書かれてる、つまり救われる人間であると信じている。自分の努力でなんとかなると思うことは傲慢である。
    ※社会の支配者層の中の主流派。
    中村うさぎ=バプテスト派。自分の行動は全てら自己責任である。人生の選択は自分で行い、行動に伴う結果を反省。

    キリスト教は否定神学。合理的な言語でもって非合理を説明する。神様とは、これではない、これでもないと次々に否定して、それでも否定できないもののあるところに神様や宗教がある。
    人間の言語では説明できないなにか。ウィトゲンシュタインの「語り得ぬことについては沈黙しなければならない」
    それでも、語り得ないことについて語る努力を続けていくこと。


    エヴァについて語るシーン。
    人間を完全な単体生物に進化させようと人類補完計画(全ての個を一つの全体に融合させる)が生まれる。主人公の碇シンジは、この計画にノーと言うことで計画は頓挫、人類はまた個に戻ってしまう。
    最後、アダムとイヴのように目覚めたシンジとアスカだが、アスカはシンジを見て「気持ち悪い」と言う。
    全体となることを拒否した以上、個であり続けなければならない。その時に課せられるのは、他者からの拒絶である。

    サリンジャーの話。フラニーとゾーイーについて語っている。要約が難しいけど、サリンジャーってすごいんだ読んでみたい。
    そして、なんか心に残った一説。
      こういうものって、自分のために書くものじゃないの?
      それだけ、自分のために書いている人が少ないってこと。

    佐藤さんは変なことまで詳しい。インクの黄色が不足していると、エロ雑誌が困るらしい。乳首の色が出なくて、乳首の色だけで本の売り上げにすごく影響する。


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    2026年02月12日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    初めてマツコさん、中村うさぎさんの書籍を読む。所謂普通の人生ではないお二人の人生相談。

    どんなお答えをするのかなと思ったら、モラルがあってとても真っ直ぐ。(失礼です。すみません)
    ある程度の常識、モラル、犯罪にはならないことの範囲内で、自分がやりたいことはやる、他人がしたくてしていることには口を出さない。そういうことが一貫しているのかなと感じた。かっこいいお二人だった。

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    2026年01月15日