中村うさぎのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
女性が主役を演じた実在の13の事件。
その闇に迫るドキュメント。
描かれる事件と当事者の心理はもちろん
それを描き出す著者もまた、良くも悪くも
女性特有の形で表現されていて
大変面白い一冊でした。
奥底にあるテーマは、以前に読んで感想を記した
「グロテスク」や「ヘルタースケルター」と、ほぼ同じかも。
今回も、前出の二冊も、関西弁で言うところの
いわゆる「えげつない」話なんだけど、目を背けることができない。
そこに生きている彼女達は、可哀想という言葉をかけるには
あまりにも力強くてたくましくて、まぶしすぎる。
「女の自意識は、それ自体、病である。」
というコピーに、首をふれない女性は多 -
Posted by ブクログ
どんなに仕事を頑張っても趣味を楽しんでも多くの人は”女としてどれだけ価値があるか”の物差しでジャッジしてくる気がして、苦しかったので読んでみた。
多角的にアイデンティティを承認されることで一個の完全な人間としての存在を達成した気になれる、だから一つでも欠けていると感じると、そこを埋めなきゃいけないという強迫観念で必死になってしまう。
ただ、「性的な価値を持った私」という評価軸を持ち、そこを埋めようとするのはやっぱり精神的にバランスを崩すので良くないと感じた。
それをジャッジするのは女性の性的価値を求めながらも軽蔑するアンビバレントな感情を持っている人達なので。
自分が人間であることを思い