中村うさぎのレビュー一覧

  • セックス放浪記

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    はじめで中村うさぎさんの著書を読ませていただきました。
    まず持って感じたのは著者はものすごく正直で純粋で傷つきやすい人なんだろうと。自分で自分をイタいほどわかっているから、ウリセンやホストのチンコが勃たなくてもカネで買っているんだから自分が傷つく必要はないんだと、カネで買いながらもう一方では自分にちゃんと欲情してほしいという、自分を愛してほしいという気持ちもあるのだ。自分はちゃんとここにいるのだ、自己顕示としての、そんな薄っぺらいものではないけどそれでも世間を認めさせたい、自分の存在価値を自分できちんと感じたい、そんな葛藤を壮絶に描いた作品だと思います。たんなるセックスを題材としたエロ自叙伝で

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    2025年12月06日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    マツコ・デラックス・中村うさぎ両氏の掛け合いが小気味よく、お二人にしか出せないであろう回答も面白かった

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    2025年09月25日
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡

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    ネタバレ

    魂の双子、マツコ・デラックス氏と中村うさぎ氏の往復書簡。
    東日本大震災後、マツコさんも寄る辺無さを感じていたとは。

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    2025年09月11日
  • 脳はみんな病んでいる(新潮文庫)

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    マシュマロテストで、出世率や肥満率、テストの成績まで予想できてしまうという…。自制心、コントロールする力は、とても大切だと思った。

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    2025年06月01日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    酸いも甘いも知り抜いたおふたりの人生相談。人生を達観しているふたりの会話はいい意味で力が抜けていて、小さい悩みやこだわりがどうでも良く思える。気楽に読めて、気持ちが楽になる内容。人生をもっと楽しもうと思えました。

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    2025年02月09日
  • 私という病

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    壮絶。壮絶すぎてすぐに感想が書けなかった。中村うさぎが自分の女性としての価値を確認したくてデリヘル嬢として風俗店で働くところから始まる。単なる風俗体験記ではなく、そこで見つめた自分のはらわたまで引きずり出して著述している。作家とはこうまで曝け出すのか、と戦慄すら覚えた。性的強者であった女性が加齢などのさまざまな理由から性的弱者になっていくという分析・視点には説得力があり、それを受け入れたくない様を赤裸々に教えてくれてる。読んでいて心が痛くなる。マチズモに関する考察や指摘も沢山含まれていて今の俺の興味に相応しい一冊でもあったと思う。どんな文脈で出てきたのか忘れたが、「大人になるとは親を人間だと認

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    2025年01月28日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    マツコが書いた本があったら読んでみたいなあと思っていたときに出会った本。

    中身は、マツコと中村うさぎさんが様々なお悩みに答えるという形なのだが、その寄せられたお悩みがなかなかディープなものだった...笑
    だが、一見自分には関係のない悩みでも、マツコとうさぎさんの答えの中で自分も共感する所や痛いところを突かれてしまったなと思うところがいくつもあった。

    自分と歳がだいぶ離れているから、お2人が人生経験が豊富なのは当たり前ではあるが、「ゲイ、女装家」「美容整形、買い物依存症」の経験があるからこその視点もあり、なかなかの説得力があった...。

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    2025年01月19日
  • 脳はみんな病んでいる(新潮文庫)

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    自閉スペクトラム症について正確に自分を説明できる人が、専門家も含めて話をしているのが画期的。程度はあるけど自分にもある部分あるね

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    2024年10月28日
  • 愛という病

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    「人生を狂わす名著50」に載っていて読んでみた第2弾。中村うさぎさんって昔から名前は知ってたけど、読むのは実は初めて。
    「人生を狂わす名著50」で三宅さんが、『中村うさぎは読者を切る前にまず自分を切る、読者も筆者もお互い血塗れになるようなエッセイ』みたいな事を書いていて、読んでみてめっちゃ納得した。
    確かにこんなに自分の身を切るエッセイを書く人って他にいない気がする。例えば、ちょっとは良いこと言ってやろうっていう気持ちが見え隠れしたり、自分の都合の悪いところは自然と省いたり、そういうエッセイでも別に満足できる。だけど、中村うさぎさんは「自分ってこういう人間なんすよね~」ってフランクに、しかしど

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    2024年10月07日
  • 脳はみんな病んでいる(新潮文庫)

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    一気読み終える。最後は高機能自閉スペクトラム症の診断が降りる。誰もが何かの症状を持っているという証かも。

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    2024年07月12日
  • 私という病

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    まず大前提として、自分の存在意義や評価を完全に他者評価に委ねてしまうべきではないと私自身はは思っているが、作者はまさしく他者評価で自身の性的価値を測ろうとした。それ故に作者は病んでしまったのでは?と感じた。最後に良い結論に辿り着いているので安心するが。

    と言う大前提の自分の考えはさておき、この本は人生経験として読む価値がある1冊だと思う。自身の中の「女の性的価値」について深く考えさせられる。私自身は、信頼できるパートナーの存在を改めてありがたく感じたが、まだまだ執筆当時の作者に比べれば若輩者で、自分が47歳になった時にどう思うかはまた別なのかもしれない。
    しかし作者は東電OLとか、依存性当事

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    2024年06月30日
  • ババア・ウォーズ3 税務署の復讐

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    面白かった!区役所との税金支払いにおける攻防の話だけではなく、ジェンダー論、過敏に反応するマスコミの風潮、木嶋佳苗のような虚言癖がある人間についての分析など、テーマが多岐に渡ります。
    周りに迎合しない意見は筋が通っていて清々しいし、本もたくさん読んでおられる様子がよくわかります。
    2024年の今こそ、読んでほしい一冊。

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    2024年05月14日
  • ショッピングの女王

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    20年以上前に書かれた、買い物依存症の40代女性のエッセイです
    頭の良かった人がウケを狙って書いた文章で、楽しく読めます

    ブランド狂いなだけでなく、高級品であれば健康も美食もターゲットになります
    声をあげて笑ったのはコース料理の回です
    ごちそうを食べさせてくれると評判の通り、前菜に始まり毛蟹、サバの味噌煮、イワシの塩焼きと続いて、仲居が「エビフライ、グラタン、炭火焼きステーキをお持ちします」と続けたところです
    内心で「量が多すぎる」と悲鳴をあげているシーンで、例えで定食にエビフライもグラタンも同時に注文する人はいないと丁寧に解説していくのでおかしかったです
    どれも美味しいだけあって、終いには

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    2024年03月02日
  • 最後の聖戦!? ショッピングの女王FINAL

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    ここまであけっぴろげに書くんだと思った。
    通常知られなくないだろう事もかいてる、
    文章もわかりやすい。
    整形かぁ、皮膚は確かにリフトアップしてみたい!

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    2023年12月01日
  • 愛という病

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    意外と、いや結構良かったです。
    女性の方には是非読んで欲しい本。

    この直前に読んでいたのがホッコリ心温まる系の本たちだったので、この本の「女ども…戦うぞ!」みたいな過激さ満ち溢れてる感じに、最初はちょっと腰が引けながら読んでいた。

    でもうさぎさんの文章って、過激で尖っていながらもやっぱりそこにはどこか真摯さがある。
    「ジェンダーレス」という言葉が世の中に浸透してきた現代、くだらない性差の概念はどんどんなくなっていってほしいけど、やっぱり男と女というものがある以上、絶対そこに違いはある。
    当たり前だけど。
    その「女」っていうものに、現代でとことん向き合い続けてきたのがきっとうさぎさんなんだろ

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    2023年08月09日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    面白い。池谷さんの本はどれも読みやすいけど中村さんと対談するとより読みやすい。
    私も遺伝子検査したくなった。

    環境より遺伝子の力はだいぶ大きいな。興味深い。

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    2022年09月20日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    すっごく面白くて爆笑しながらいっき読み。
    このお二人なら、どんな悩みでも答えられると思います。
    続編も希望。

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    2022年08月14日
  • ショッピングの女王

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    借金が有っても、シャネルのコートを買うことがやめられない、破滅的な買い物スタイルで有名な中村うさぎの1990年代の買い物日記。

    中村うさぎがいつごろ有名になったのかは忘れたが、いわゆる「伝説」に近いような話が満載されたエッセイ。後半の話やあとがきに自己ツッコミが入っているように、最初は椅子などのおとなしいもの、途中でエログッズなどに行き、ウケを狙ってブランド物の小物、そして開き直ってひと月数百万を買いまくる。

    「金はないのに」「保険未納で」とネタなのか本気なのか(本気らしい)がわからないレベルのネタの中に、全体に漂うやけっぱち感が独特。1980~1990年代らしい、一人称視点で自分にツッコ

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    2022年08月13日
  • 愛という病

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    おもしろかったー。
    この気持ちってこういうことだったんだ、と
    共感できる。
    根拠はないものもあるけど、
    自分の行動論理に当てはまるから自ずとこれが正解なんだろうなと思えた。

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    2022年08月13日
  • 私という病

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    ネタバレ

    今回は中村うさぎさんの体験等をもとに、自己分解?をされているお話でした。
    確かに、わかる。と思うことが多く、普段の生活で感じていても言語化することがなくもやもやとしている気持ちをうまく言語化してくださっている感じでした。

    「女であること」を拒否した女は、どんなに出世して「勝ち組」になろうと、惨めな「負け組」に分類されてしまうのだ、と。

    ここはとてもわかる。女だからと舐められたくなく努力して成功したとしても、今度は女としての評価で負けてしまう。
    どちらも勝ち組でいることは、今の社会だと難しいのだな、と改めて感じた。

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    2022年06月12日