中村うさぎのレビュー一覧

  • セックス放浪記

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    初中村うさぎさん。タイトルからどんな過激な内容かと思ったら、読みやすいわ共感できるわで面白かったです。
    求められることが幸せと感じる女って沢山いるし、自分もそんな人間の一人だけど、そんな人って自分一人では幸せになれないんだな〜っと今更ながら実感。
    でも人間って男だろうが女だろうが、大人だろうが子供だろうが誰かに認めてもらいたいって欲求は大なり小なり抱えて生きている。だからこそ生きていくのって難しいんでしょうね。

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    2012年11月11日
  • セックス放浪記

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    文庫の新刊コーナーから購入しました。
    中村うさぎさんの本を読むのは初めてで。

    タイトルからして、
    とても赤裸々で内容も過激なものかと思いきや。

    面白かったー。
    自分が求めるもの、自分自身について、
    真摯に向き合っている作家さん。
    だけど、どーしようもない部分を持っていたり。笑

    本当は賢者なのに、愚者を全面に押し出して
    かなり振り切っている方。
    とてもカッコ良い女性。

    買い物依存症、デリヘル嬢経験、ホストとの恋に次いで、
    「ウリセン」を「買う」ことにしたうさぎさん。

    「さっき会ったばかりで、
     しかも金でセックス売買している関係で、
     愛なんか発生するワケ

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    2012年09月14日
  • 女という病

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    「女という病」中村うさぎ
    ルポルタージュ。カーマイン。

    月刊誌『新潮45』での連載をまとめた一冊。
    実際に起きた事件をもとに、「女の自意識は、それ自体、病である」という視点でルポルタージュ風に構成した文章。
    決して純粋なノンフィクションではありません。(著者もまえがきで触れています)

    ディープです、一番印象的だったのが著者本人の心情を吐露したあとがきで、社会表に犯罪として顕れた事柄を仮借して、
    結局女性一般?に潜む「自意識」=「病」を書き出そうという。
    内容についてのレビューはあまり書きたくないなあ。(3)

    p38. "だが、玄関ポーチを飾り立てる 〜 「行動化」するしかないの

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    2012年07月11日
  • セックス放浪記

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    共感できることがたくさんあった。
    特に痛い女についての定義が好き。私も痛い状態になってるなと認識できた。今の自分の悩みにフィットする本だったから、読んでいて楽しかった。

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    2012年06月27日
  • うさぎとマツコの往復書簡

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    稀代の個性がぶつかり合う、天衣無縫のガチバトル!
    中村うさぎとマツコ・デラックスがそれぞれに宛てた手紙のやりとり。
    TVで2人は既に毒舌と知っていたけど、文章になるとさらに伝わってきたのが面白かった。
    TVだと、言ってる一部分だけが放送されて、言いたい放題に見えるけど、この本は、その言いたい事にもちゃんと意図があって、自分の意見を素直に伝えてて、しかも、文章がとても上手で、内容よりも文章力のうまさに驚かされた。
    少しだけ、いい人やん!?って思えるところもあり、意外性でオモローやった。
    本当の自分を出さずにどんな人かわからへん人、本当の自分を出しすぎて嫌われる人、いろんなパターンがおるけど、素直

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    2012年05月05日
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡

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    第二段!自他ともに認める異形のお二人。お笑いではなく「ガチ」。中村うさぎさんの異形は自分の中にあるものをこれでもかっ!と見せつけてくれるので、私にとっては怖くても見ざるを得ない貴重な存在です。魂の双子であるマツコさんとの書簡はなかなか読みごたえがある。賢い人ですよね、ホント。

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    2012年04月08日
  • うさぎとマツコの往復書簡

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    中盤までの流れが神がかっていた気がする。

    バラエティで、出オチと言おうか存在感の特異さで笑いをとるだけの人物じゃない、マツコ・デラックス。
    強烈な生き方で周りを圧倒して、貫き通すことを時でゆく中村うさぎ。


    両人の感覚の似通った点や相違点が浮き彫りになってゆくさまが面白い。

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    2012年03月12日
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡

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    前作に引き続き、力のこもった一冊だったように感じる。

    自らを愛憎相半ばする感情を以て「化物」と称し、どこまでも内に向かっていくメンタリティを持つ…という共通項を持ち、互いに理解しあっているふたりの遣り取りは純粋に面白い。
    時に堂々めぐって喧嘩腰。

    ふたりの間の認識や意識の違いについて、ここまで私的に、そして徹底的に対話できたらそれは相当に幸福だよなぁ、と。
    読んでいて一片のジェラシーを感じてしまった。

    前作の後半部で、少し失速気味かな、などと勘繰った自分を少し恥じた。

    内的経験という概念だとか、
    フィクション・ノンフィクションの自虐という言葉、
    うさぎ氏が見せる言葉への

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    2012年03月12日
  • 愛という病

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    幸福になるには自分をしることのほかに道はない。
    男と女二つの間にさまざまな人がいる。愛とジェンダー。著者が日常感じている男と女の疑問を感じ考え結論を述べている痛快エッセイ。

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    2012年03月07日
  • 私という病

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    女性作家のデリヘル嬢体験記ということだけど、その実務的(?)な部分な部分よりも、なぜそこに至ったか、その体験を通じて分かったことなどの考察が面白い。性の部分だけでなく、社会的に人間的に、自分の存在価値を掘り下げていく作品。男ですがとても共感できます。

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    2012年02月21日
  • 愛か、美貌か ショッピングの女王4

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    買い物依存症で有名な中村うさぎさんのエッセー集です。週刊文春に連載したものをまとめたもの。
    今回はホストクラブに入り浸りになり、何十万という単位のドンぺリを一晩に何本もついその気になりつぎこむ場面が登場します。馬鹿な!と思いつつもそのジェットコースターに乗っているかのような高揚感と失墜感の繰り返しはさすが中村うさぎの世界です。
    いやそれにもまして、その次に登場するプチ整形にはまる話は、顔や容貌という自我を形作っているアイデンティティにまで触れているから読ませます。そもそも依存症になっている彼女が、自分の精神分析をきちんとしているのは、それで苦しんでいるわけだから当然といえば当然なのかもしれない

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    2012年02月11日
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡

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    二人ともなかなか頭の良い人たちであるのはわかるけど、所々に難しい言い回しが多すぎて、なんだか鼻についた。2012*1*5
    今年第一冊目(ё_ё)

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    2012年03月27日
  • ババア・ウォーズ3 税務署の復讐

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    税務署の人、思い切り書かれていますが大丈夫でしょうか?
    敵に回さない方がいい種の方も世の中にはいるということでしょう…

    税務署とのやりとりについてが本書の多くを占めています
    税金滞納してるのに、うさぎさんはきっと本気で腹を立てているのに、
    なんだかポップに感じてしまいました

    エヴァンゲリオンにおける幸福の定義について
    “人類が「個」であることをやめて、大きな「母なる存在」に飲み込まれて
    一体化し、幸福で平和なユートピアを実現しようというものであった”
    といっていますが、感覚的にではあるけれどわかる気がします

    溶け合うことにより我を失うことを幸福というのなら
    幸福の根底にあるのは我の否定の

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    2011年10月21日
  • ババア・ウォーズ3 税務署の復讐

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    久しぶりの中村うさぎ本だ。買い物依存症、ホストに入れあげ、とはちゃめちゃな性格破綻ぶりを売り物にしていた頃はよく読んでいたのだが、自分の内面に深く入り込んだ分析をするようになってからは余り読んで居なかった。今回のは税務署から滞納税金をどうやって払わせられるのか、どんなやり取りがあったのかが結構そのまま書いているので久しぶりに臨場感があり笑える。税金滞納など普通の人はなかなか経験出来ないことなので将来、滞納が有りうる人にとっては有益な情報というか勉強になるだろう。

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    2011年10月17日
  • ショッピングの女王

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    医師にも「買い物依存症」と診断されるほどの、すさまじい買い物っぷりを描いた中村さんのエッセイです。

    愛すべき浪費家。
    次から次によくもまあ、いろんなものを(笑)と、読んでいて笑いました。
    ブランド物を買い漁るほど陶酔していながら、「ブランド物ってのは一種の宗教だから、信者以外の人間にとっては、まったく価値がないんだよ」と言い切っちゃうあたりが好きです。

    販売の仕事をしていた身からすると、こういうお客様が来店されたら嬉しいです。
    決して「いいカモだ」とか思うからじゃなくて、心底買い物を楽しんでいるのが伝わるから、話していてこちらまで楽しくなる。
    買い物を楽しめる人は、人生得している気がします

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    2011年09月30日
  • 月9 呪われた女たち

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    題名に引かれて購入。女の嫉妬で自分自身が壊れていく様がリアルで怖かった。人形のくだりはないほうが更にリアル度が増したような気もする。

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    2011年09月24日
  • 私という病

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    中村うさぎさんは、本当に自分を掘り下げていくのが好きで、何で自分はこういう行動をするのか、徹底的に追求しています。
    心理学的な意味ではおもしろいんだけど、おそらくほとんどの人は、自分の行動(または他人の行動)の元をそこまで追求しないので、読んでいて途中からどうでもよくなってくるのではないかしら。中村うさぎさんは、行動自体が普通の人より破天荒なので、追求せざるをえないんだと思う。
    結局私は、途中まで読んでやめていまいました。。。

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    2011年09月08日
  • 屁タレどもよ!

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    なんだかな~と思った。中村うさぎさんなのでしょうがない。
    納得できる話もあったが、某タレントさんの目が怖いとかって、それは単にいちゃもんだよな~。

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    2011年08月23日
  • ババア・ウォーズ 新たなる美貌

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    ネタバレ

    中村うさぎの「自分を若く保ちたい」っていう気持ちは分かるなあ。そして実年齢と自己認識年齢がかけ離れているからこその、整形とかの力技でその溝を埋めたい、っていう気持ちも分からんではない。むしろ、金があったら自分もやりそうw

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    2011年06月30日
  • ショッピングの女王

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    10年くらい前に買って、実家に置きっぱなしにしてあった本。うさぎさんのめちゃくちゃなショッピングが楽しいです。
    評価は★3つにしておきますが、これを読んだうちの母は大受けしていました。(母はお買い物大好き人間) 
    たぶん母なら★5つを付けると思います。

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    2011年05月15日