中村うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
稀代の個性がぶつかり合う、天衣無縫のガチバトル!
中村うさぎとマツコ・デラックスがそれぞれに宛てた手紙のやりとり。
TVで2人は既に毒舌と知っていたけど、文章になるとさらに伝わってきたのが面白かった。
TVだと、言ってる一部分だけが放送されて、言いたい放題に見えるけど、この本は、その言いたい事にもちゃんと意図があって、自分の意見を素直に伝えてて、しかも、文章がとても上手で、内容よりも文章力のうまさに驚かされた。
少しだけ、いい人やん!?って思えるところもあり、意外性でオモローやった。
本当の自分を出さずにどんな人かわからへん人、本当の自分を出しすぎて嫌われる人、いろんなパターンがおるけど、素直 -
Posted by ブクログ
前作に引き続き、力のこもった一冊だったように感じる。
自らを愛憎相半ばする感情を以て「化物」と称し、どこまでも内に向かっていくメンタリティを持つ…という共通項を持ち、互いに理解しあっているふたりの遣り取りは純粋に面白い。
時に堂々めぐって喧嘩腰。
ふたりの間の認識や意識の違いについて、ここまで私的に、そして徹底的に対話できたらそれは相当に幸福だよなぁ、と。
読んでいて一片のジェラシーを感じてしまった。
前作の後半部で、少し失速気味かな、などと勘繰った自分を少し恥じた。
内的経験という概念だとか、
フィクション・ノンフィクションの自虐という言葉、
うさぎ氏が見せる言葉への -
Posted by ブクログ
買い物依存症で有名な中村うさぎさんのエッセー集です。週刊文春に連載したものをまとめたもの。
今回はホストクラブに入り浸りになり、何十万という単位のドンぺリを一晩に何本もついその気になりつぎこむ場面が登場します。馬鹿な!と思いつつもそのジェットコースターに乗っているかのような高揚感と失墜感の繰り返しはさすが中村うさぎの世界です。
いやそれにもまして、その次に登場するプチ整形にはまる話は、顔や容貌という自我を形作っているアイデンティティにまで触れているから読ませます。そもそも依存症になっている彼女が、自分の精神分析をきちんとしているのは、それで苦しんでいるわけだから当然といえば当然なのかもしれない -
Posted by ブクログ
税務署の人、思い切り書かれていますが大丈夫でしょうか?
敵に回さない方がいい種の方も世の中にはいるということでしょう…
税務署とのやりとりについてが本書の多くを占めています
税金滞納してるのに、うさぎさんはきっと本気で腹を立てているのに、
なんだかポップに感じてしまいました
エヴァンゲリオンにおける幸福の定義について
“人類が「個」であることをやめて、大きな「母なる存在」に飲み込まれて
一体化し、幸福で平和なユートピアを実現しようというものであった”
といっていますが、感覚的にではあるけれどわかる気がします
溶け合うことにより我を失うことを幸福というのなら
幸福の根底にあるのは我の否定の -
Posted by ブクログ
医師にも「買い物依存症」と診断されるほどの、すさまじい買い物っぷりを描いた中村さんのエッセイです。
愛すべき浪費家。
次から次によくもまあ、いろんなものを(笑)と、読んでいて笑いました。
ブランド物を買い漁るほど陶酔していながら、「ブランド物ってのは一種の宗教だから、信者以外の人間にとっては、まったく価値がないんだよ」と言い切っちゃうあたりが好きです。
販売の仕事をしていた身からすると、こういうお客様が来店されたら嬉しいです。
決して「いいカモだ」とか思うからじゃなくて、心底買い物を楽しんでいるのが伝わるから、話していてこちらまで楽しくなる。
買い物を楽しめる人は、人生得している気がします