中村うさぎのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
薄くてあっという間に読めるけど、内容が重かった。
ジェンダー的苦悩を体を張ってありったけ表現した本。
しかし読んでいる間、自分の居場所がなかった。
「女として認められなければ自分を肯定できない」
という感覚がつかめなかったからだ。
自分の「女度の低さ」故?
しかし、とっくの昔に淘汰されれるべき、
(とっとと定年して淘汰されたまえ。アーメン)
「セクハラ」オヤジが今も沢山いるんだね。
そういう人種が身近にいない、もしくは気づかない
今の環境を感謝すべきか。
ところで。
著者は女性をひとくくりに「味方・被害者」風に
扱っているが(まぁジェンダーを扱うならしょうがないよね)ひとこと。
老若かか -
Posted by ブクログ
病院の待合室でサクッと読んでしまった。
ここ数年の世の中の事件で、女性の感情などが大きく報じられたものについて、中村うさぎが解説しながら持論を展開するというノンフィクション。
ニセ皇族の結婚披露宴詐欺事件・・エリート医師妻誘拐殺人事件・・「ああ、そんな事件があったな」と思い出させるものばかり。
事件の背景には、様々な人間模様があるとされる。そこには男もいれば女もいる。
オレは男だからだが、この本を読んで「女の憎悪」のようなものは本当に恐ろしく感じた・・
この13のケースは特殊なのだろうが、何かネジが1本外れてしまうだけで、狂気や破滅が待ち受けている。
思わず背筋が寒くなる思い。
正直・・買