中村うさぎのレビュー一覧
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ネタバレホストとの「心のない義理セックス」で奪われた「性的強者」のプライドを取り戻すべくデリヘル嬢バイトをした著者による体験と考察。作中の『女を「人間」として、対等な目線で見』よ。でなければ、『「理解」も「共感」も生まれない』に納得できるからこそ、著者自身も強者弱者などとせず対等に思える相手を見つけたら良いだけではと思った。理解は出来ているのに二元論的な振舞いでしか対処出来ないからこその『私という病』なのか。風俗で売買されているのは身体ではなく「性的幻想」だ。男は幻想を抱いている女には優しいが、抱けなくなると人間扱いしなくなる、との指摘は体験者ならではの説得力があった。また、女らしさを隠すべしとされな
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Posted by ブクログ
先日、聖書を読む を読んでから、この作家さんがめちゃくちゃ気になっていた。
何と言うのか?砕けた文章なのに、とてつもない知性を感じたからなのだが、
この本もやっぱりそんな感じだった。
テンポが良くて、一つ一つの話がちゃんと落ちがあって読み易く、
とんでもない人間なのだが、とっても可愛らしく
どこか憎めず、そんな感じ。
今私が41歳。
ちょうど中村うさぎさんがこれを執筆していた頃と同年代。
色々なところで、うんうん、わかるわかる!と思ってしまった。
やってることはハチャメチャに見えてしまうが、
嫌いじゃないなぁ~。
自分にないものをたくさん持っていて、羨ましくも感じてしまった。 -
Posted by ブクログ
親のお金に頼らず大学院の修士課程まで行くと、1000万円くらいの借金ができてしまう。奨学金を利用した場合、20代前半で有利子1000万円の借金を背負うことになる。毎月6~7万円返済して15年。人生の可能性がかなり制約されてしまう。加えて大学院を出てもなかなか思った就職はできない。そうなると自己破産ということになる。同い年くらいの成功している人間を引きずりおろすことに残りの人生をかけるという鬱屈した人間ができてしまう。社会的な死が若者を追い詰めている。そして、「お前は既に死んでいる」と宣言されているような格差社会に放り出される。死をテーマに死の意味、生きる意味を考え、死に寄り添うのが本書。せめて
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ネタバレ読んでていろいろ考えさせられた。
いろんな見方や考え方があるなぁーって。
又、自分について気づいたこともあった。
「なりたい自分」ごっこや「同一化願望」は
まさにわたしにも当てはまって
かなり気持ち的にもスッキリした。
同一化願望で言えば
たとえば昔だったら、Paris Hilton. 今なら、Camila Cabello.
でも「永遠に手に入らない自分」なんだけどね。
まるでこの本は自分についての説明書かと思うくらい
共感できるところがあった。
あとね、
私の大嫌いな差別についての考え方も変わった。
自分も気づかないうちに
差別してるのかもって思っちゃった。
だ -
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ネタバレ重い話になるが
『死はむしろ煩わしい生からの解放であり、私にとっては救いである。死ぬのは一向に構わんが、死ぬ際に苦しむのは嫌だなぁというのが目下の本音なのだ。』
『死ぬことよりも、死ぬ時に痛かったり苦しかったりするのが怖いだけじゃない?眠っているうちに安らかに息が止まるなら、べつに明日死んでもよくないか?』
激しく同感した。
全く私が考えていたことと同じでビックリした!
とくに生きたいと感じたことはない。
というかむしろ1日に一度は死について考えてるいるから。
『メメントモリ』のこともそうだけど
みんなはそこまで死について考えてないのか?
まして10代や20代でこんなことを
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Posted by ブクログ
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救世主の降誕という人知を超える出来事が起きたことだけを確認すればよくて、誤訳問題には踏み込まない。(佐藤)
つじつまが合わなくなると知らんぷりか、か。(中村)
都合が悪いことについては黙る、というのが優れた神学者に求められる資質です。(佐藤)
政治家みたいだね。(中村)51
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彼がこう言ったんです。ソ連崩壊はいつ始まったか、それはチェルノブイリ原発事故からである。
原発のような巨大システムが事故を起こすときは、必ず国家や社会の機構の不具合もパラレルに起こっているのだ -
Posted by ブクログ
女はいつから、女じゃなくなるんだろう。
結婚したら?ママになったら?閉経したら?
今日共に暮らす母が、苦しそうに横になっていた。
最近少し無理をしたかららしい。
働かず、家のことを何にもしない父に代わり、
広い庭の草むしりをし、重たい灯油を買いに行き、毎日の家事をこなし、祖父の介護を行う。
終日働いていることを言い訳に、あまり手伝えない私にも責任がある。
でも、「出かけてくるから。」「遊んでくるから」と、家にいなければ遊びに行き、家にいれば終日テレビを見るか自分の部屋に引きこもり、気分屋で、母が用意したご飯を食べないこともしょっちゅうなのに、腹が減れば「飯