中村うさぎのレビュー一覧

  • 死を語る

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    中村氏の臨死体験からいろんな話に発展。
    キリスト教徒の佐藤氏の各宗教による、死後の世界の取り扱いの
    違い含めて、いたって真面目に面白おかしく語ってる一冊

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    2019年06月12日
  • セックス放浪記

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    自分を認めてもらいたい、こんな自分を認めてもらえるはずがない。葛藤のなかで、それでも人生に対して諦念持つことなく生きたい。紆余曲折の放浪記。2019.4.28

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    2019年04月28日
  • 女子漂流

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    う~ん。下ネタが多すぎてなんだかなぁ・・・。
    私は中村うさぎさんのエッセイも三浦しをんさんのエッセイも好きだけど、対談となると何か違うというか、しをんさんがうさぎさんに合わせているように感じました(無意識にでも)。
    それでしをんさんの新しい面が見られた部分もあったけれど、期待していたほどの面白さはなく。残念でした。

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    2019年02月11日
  • 女子漂流

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    女子校(出身者)あるある。
    下ネタ、オタク多め?さーーーっと流れるように頭に入ってくる。

    最後に中村さんの文庫版あとがきが刺さる。
    漂流の果て。たどり着いた岸。

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    2019年01月14日
  • 他者という病(新潮文庫)

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    自分を客観的に見据えること。著者が興味を持っていたとはいうが、わかりにくい自我、自己愛といったものをわかりやすく表現しているところは素晴らしい。2018.11.16

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    2018年11月16日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    池谷さん、中村うさぎさんの対談形式の一冊。
    質疑や例話を交えながら対話が進んで行くので、専門書を読むよりもわかりやすいと感じた。脳科学について体系的に書かれているわけではないので、読み物として良いという印象を受けた。

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    2018年11月05日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    ふんだんに出てくる小ネタや、少し変わった思考方法に、読んでいる最中は「なるほど!」と思い、面白く読んだが、読後は、不思議なほど何のインパクトも残らない。
    私は、家族(一族)の看取りを何度か経験しているので、「死」の傍観者としては知見があり、余計、そう思うのかもしれない。
    酒席の小ネタになりそうな話がちょこちょこ出てくるので、時間潰しにはいいかなと思う。

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    2018年09月07日
  • 死を語る

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    社会的に死んだことのある佐藤さんと、
    肉体的に死んだことのあるうさぎさんが語る、死。

    不思議な組み合わせですが、不思議と気が合うお二人のようです。

    読み手の方が、驚くほどまじめに「死」について、生について、性について、生き方について想いを馳せることができるでしょう。

    死ぬのは怖いし、と、いって、永遠に死なないことも怖い。
    死を語られたあと、生きる意味を考えることができる本です。

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    2017年11月06日
  • 私という病

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    期待以上に深かった。中村うさぎの「だって、欲しいんだもん!ー借金女王のビンボー日記」を読んだ時には語り口があまり好きになれなかったけれど、本作は自らの女性性を嫌悪して閉じ込める自分と、男性に愛されたい、性的に魅力的でありたい、性を奔放に楽しみたいという自分との二面性を深く考察している。女性なら多かれ少なかれ誰しも持っているであろう二面性。自分の中の「女」を押し殺して振る舞う自分と、女として魅力的でありたいという自分、どちらも本当の自分で、それを場面や相手ごとに使い分けながら矛盾しないように見せているという感覚、疑問にも思っていなかったけど、それってもしかしてこの社会で生きるために身につけた処世

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    2017年11月04日
  • 壊れたおねえさんは、好きですか?

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    敢えてオシャレじゃないブラのホックを見せるように服を着て、だらしない女=ヤレる女だと思わせてモテるようにするという話は予想外だった。

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    2017年08月27日
  • うさぎとマツコの往復書簡

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    本にしても大丈夫だったのか…と心配になるくらいにうさぎとマツコが本心をぶちまけた本。
    手紙形式に書かれていた分、とっても読みやすかった。
    政治的なことから性別のこと色々。
    なるほどなあと思うことが多かった。

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    2017年08月05日
  • 月9 呪われた女たち

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    ネタバレ

    人間とは複雑で不可解な存在だ。
    だけどもしかしたら、女は単純で嫌になるほどわかりやすい存在なのかもしれない…と思ってしまった。
    周囲からは友人だと思われていた弓絵と晴子。
    いつだって、互いに優越感を抱きながら友人ごっこを続けてきた。
    自分は優秀だ、自分は美しい、自分はいつだって悪くない。
    弓絵は自分の感情を隠さずに、相手よりも優位に立っていることを垂れ流しながら生きているような女だ。
    脚本家として名を成したこともあるけれど、それもいまでは過去の栄光のように色あせてきた。
    常に自分よりも格下だと余裕をもって接してきた晴子が、人気ドラマ枠である「月9」の脚本を書くと知って穏やかではいられない。

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    2017年04月09日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    死に関しては、肉体の限界は超えられないという物理的な事実から考える必要がある。だから、意識がなくなった後、その意識がまた別の世界で生き続けるかのような宗教感は、私には馴染まない。佐藤優もこの点に関しては歯切れが悪い。当然だろうが。臨死体験には、その国の文化的背景が影響するため、これは死後の世界を見たとは言えない、と佐藤優は言う。意識が断絶していないのだから、これは夢を見ているのと同じと言える。従い、このコメントには賛成だ。論点は死後の世界だが、これを想像するのは自己満足の域だろう。

    うさぎと佐藤優の対談本。死について語る。この2人が好きだから雰囲気を楽しめるが、死後の世界については生きている

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    2017年03月18日
  • 女という病

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    アンビリバボーであった事件が載ってるってことで読んでみたけど、結構楽しめた。
    わたしが一番自分かも…って思ったのは最初の同人家殺害事件かな。

    私もこういうところで自分の意見を言ったりして、自分自信を演じて、いろんな自分に酔ってるのかもな。

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    2017年02月22日
  • うさぎとマツコの往復書簡

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    旧知のマツコと中村うさぎが往復書簡という形でお互いの心の深いところを探っていく。マツコはなぜ女装をしているのか。うさぎはなぜ破天荒なことに足をつっこむのか。女性という性が憎いのか男性という性に差別を感じるのか。ある意味哲学書を読んでいるようで奥深い。

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    2017年01月14日
  • 私という病

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    ネタバレ

    ホストとの「心のない義理セックス」で奪われた「性的強者」のプライドを取り戻すべくデリヘル嬢バイトをした著者による体験と考察。作中の『女を「人間」として、対等な目線で見』よ。でなければ、『「理解」も「共感」も生まれない』に納得できるからこそ、著者自身も強者弱者などとせず対等に思える相手を見つけたら良いだけではと思った。理解は出来ているのに二元論的な振舞いでしか対処出来ないからこその『私という病』なのか。風俗で売買されているのは身体ではなく「性的幻想」だ。男は幻想を抱いている女には優しいが、抱けなくなると人間扱いしなくなる、との指摘は体験者ならではの説得力があった。また、女らしさを隠すべしとされな

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    2016年11月27日
  • ショッピングの女王

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    後半の、金額の大きい買い物や保険滞納の暴露話は面白くて、つい声に出して笑ってしまいました。
    ただ、国民健康保険料金の滞納だけは………頼むから払ってくれ、って気持ちになりました^^;
    払わなきゃダメだよねー的に書かれてるけど、少しもやもやした気持ちにさせられます。
    でも、悪いってわかっていて本にするところが、中村さんのすごい所なのかなとも思います。

    今回初めて中村さんの本を読んだのですが、短編で読みやすくしかも面白かったので(まぁ、出版年月とか考えると今から10年以上も前の買い物事情ですけど)他の本も機会があれば読んでみたいと思います。

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    2016年07月21日
  • ショッピングの女王

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    先日、聖書を読む を読んでから、この作家さんがめちゃくちゃ気になっていた。

    何と言うのか?砕けた文章なのに、とてつもない知性を感じたからなのだが、
    この本もやっぱりそんな感じだった。

    テンポが良くて、一つ一つの話がちゃんと落ちがあって読み易く、
    とんでもない人間なのだが、とっても可愛らしく
    どこか憎めず、そんな感じ。

    今私が41歳。
    ちょうど中村うさぎさんがこれを執筆していた頃と同年代。
    色々なところで、うんうん、わかるわかる!と思ってしまった。

    やってることはハチャメチャに見えてしまうが、
    嫌いじゃないなぁ~。
    自分にないものをたくさん持っていて、羨ましくも感じてしまった。

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    2016年06月18日
  • 女という病

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    実話を自分の目から見てドキュメントする。事実ではないかも知れないが、きっとこう思ったのであろうと。登場する犯罪者の気持ちと私は同じと述べることで、皆さんは如何と語りかける。しかし女だからこそこんな風に行動するのだという主題には共感できなかった。2016.6.11

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    2016年06月11日
  • セックス放浪記

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    ここまで赤裸々に自分の性生活について語る作家が他にいるだろうか
    嘘偽りもキレイゴトも全くないうさぎさんの文章は胸に深く突き刺さるものがある

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    2016年05月30日