中村うさぎのレビュー一覧

  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    ネタバレ

    うさぎさんと佐藤さんが生と死についてマジメに語り合う対談集。うさぎさんの死を怖くない、死後に著書が絶版になってしまってもかまわないという姿勢に「え」、と。うさぎさんの臨死体験では、"死ぬ"と痛みとは無縁の真っ暗な世界に放り出されたとのこと。別段死への怖さが消えるわけでもないのだけど、お二人が天国に行くだけとか輪廻転生があるからとか語られるのを読むうちに、うやむやだった死との向き合い方がなんとなーく見えてきた気がします。おもしろい本でした。

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    2026年03月18日
  • 聖書を語る

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    【あらすじ】
    共にキリスト教徒(プロテスタント)、同志社大学出身の二人が、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題と縦横無尽に語りつくす異色の対談集。第一章では、カルヴァン派の佐藤氏とバプテスト派の中村氏が、同じプロテスタントでありながら宗派によって異なる、他力本願と自力本願などの相違点、終末論など神学的な問題を語りあう。第二章のテーマは、村上春樹の『1Q84』とサリンジャーを読む。そして、「新世紀エヴァンゲリオン」など、文学やサブカルに見られるキリスト教の影響を読み解く。第三章は、3・11を契機に激変した日本社会を伝統宗教は救えるのかがテーマとなっている。不安定な世の中にはスピリチュアル的なものがはびこるが、本当の意味で自分と他者をつなぐことのできるものは何なのか。ライプニッツのモナド論など引用しながら考察する。

    【きっかけ】
    大昔、高校時代くらいに中村うさぎと佐藤優の対談本を読んだ記憶があった。聖書について語っていたと思う。面白かったので再読してみようと思った。
    が、昔読んだのは『聖書を読む』の方だった……!間違えてしまったので、本作は初読。

    【特徴】
    ・キリスト教の価値観について知りたい人向け
    私はミッション系スクール出身で聖書に馴染みがあるが、多くの日本人はキリスト教を知らないはず。
    私も、根本の価値観や死生観はキリスト教ではないのだけど、キリスト教から見た世界とはどういうものかがわかって面白い。

    ・頭がいい人の会話を覗きたい人
    2人とも、頭がいい。佐藤優は外務省出身のエリートかつ知識人。質問に対して、様々な角度から知識が出てくる。また中村うさぎは、とにかく鋭い観察眼と、それを言語化する力が強いと思う。
    そんな天才2人の対談をそばで聞き耳立てているような気持ちになる。
    頭がいい人の世界の見え方/捉え方を知りたい人におすすめ。

    【感想】
    そもそも、キリスト教にも種類があるようだ。カトリック/プロテスタント以外にも宗派がある。
    (仏教ですらあれだけ種類があるのだから、改めて考えると当たり前かもしれない)

    佐藤優=カルヴァン派。神様のノートに救われる人が描かれていて、自分はそのノートに書かれてる、つまり救われる人間であると信じている。自分の努力でなんとかなると思うことは傲慢である。
    ※社会の支配者層の中の主流派。
    中村うさぎ=バプテスト派。自分の行動は全てら自己責任である。人生の選択は自分で行い、行動に伴う結果を反省。

    キリスト教は否定神学。合理的な言語でもって非合理を説明する。神様とは、これではない、これでもないと次々に否定して、それでも否定できないもののあるところに神様や宗教がある。
    人間の言語では説明できないなにか。ウィトゲンシュタインの「語り得ぬことについては沈黙しなければならない」
    それでも、語り得ないことについて語る努力を続けていくこと。


    エヴァについて語るシーン。
    人間を完全な単体生物に進化させようと人類補完計画(全ての個を一つの全体に融合させる)が生まれる。主人公の碇シンジは、この計画にノーと言うことで計画は頓挫、人類はまた個に戻ってしまう。
    最後、アダムとイヴのように目覚めたシンジとアスカだが、アスカはシンジを見て「気持ち悪い」と言う。
    全体となることを拒否した以上、個であり続けなければならない。その時に課せられるのは、他者からの拒絶である。

    サリンジャーの話。フラニーとゾーイーについて語っている。要約が難しいけど、サリンジャーってすごいんだ読んでみたい。
    そして、なんか心に残った一説。
      こういうものって、自分のために書くものじゃないの?
      それだけ、自分のために書いている人が少ないってこと。

    佐藤さんは変なことまで詳しい。インクの黄色が不足していると、エロ雑誌が困るらしい。乳首の色が出なくて、乳首の色だけで本の売り上げにすごく影響する。


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    2026年02月12日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    初めてマツコさん、中村うさぎさんの書籍を読む。所謂普通の人生ではないお二人の人生相談。

    どんなお答えをするのかなと思ったら、モラルがあってとても真っ直ぐ。(失礼です。すみません)
    ある程度の常識、モラル、犯罪にはならないことの範囲内で、自分がやりたいことはやる、他人がしたくてしていることには口を出さない。そういうことが一貫しているのかなと感じた。かっこいいお二人だった。

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    2026年01月15日
  • まだ、死んでない

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    著者の過激な?エッセイしか知らなかったけど、この本でイメージが書き変わったかも。

    失礼ながら、こんなにしっかりした文章、考えがあることに驚かされたとともに、共感する部分もあった。

    難病を患いながらも、年齢を重ねた今こそもっと発信して欲しい。

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    2026年01月13日
  • 私という病

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    中村うさぎさんという作家さんが、
    デリヘルで3日間働いた時の話と、
    なぜ働いたのかを書いたエッセイ。

    恋したホストには捨てられて、
    誰にも相手にされなくなって、
    若かりし頃に性的優位に立っていた自分が気づけば、誰からも相手にされなくなっていった。

    男から性的に見られたい要求から働いたけれど、
    本心では男が嫌いだった。
    みたいなフェミニストっぽい内容。

    前半の体験談は面白かったんだけど、
    デリヘルをするに至った経緯とか心理に正直1ミリも共感できなかった。

    共感できないだけなら良いのだけれど、女代表として「私たち」みたいな語り口にしてしまうのには違和感があるんです。

    ホストにハマり、整形を繰り返す、買い物依存症、、、、令和のホス狂いの話なのかな?って思う内容だったけど、しっかりアラフィフで震える。
    いつの時代もホス狂いの心理は変わらないのか。

    極端に自尊心が低いのかなぁ?と思って調べたら、
    自己愛性パーソナリティ障害を自認しているとwikiに書いてあって納得した。

    でも、共感はできなくとも、シンプルに文章がどえらい面白い。
    特に前半のデリヘル体験談の件は、何度も吹き出した。
    だから、買い物依存症について書かれた他の本も読んでみたいと思った。

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    2025年12月07日
  • 私という病

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    この作者さんは、自分の内面をあまりにも愚直に見つめ、掘り進めてしまった結果、後戻りできないところまで病んでしまったのだと感じる。そこまで凝視せず、もっと楽にして他のことにも目を向けた方が上手く行くのにと思った。自分探しのためにグルグルと変なところを回っている視野の狭い学生のようだ。
    また、所々ハッとさせられるが、やっつけ仕事的な部分も多く混ざっている。自己分析のために包み隠さず書かれた文章が半分、締め切り間際にヤケになって書かれた文章が半分、といった印象を受けた。

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    2025年11月20日
  • 浪費バカ一代 ショッピングの女王2

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    とにかく金遣いが豪快で、後先考えてなくて清々しい。850万の住民税の滞納やら1000万以上の前借りやらがあれば落ち込むと思うのだけど、そうはならない肝っ玉もすごい。前世紀の話なのでブランド品の値段も隔世の感。下世話で面白かった。

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    2025年11月09日
  • 女子漂流

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    同じくカトリックの女子校出身のため、共感出来る部分が多々あった。しかし三浦さん!!かわいそう。なんとかしてあげたいと思ってしまった。

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    2025年09月03日
  • 脳はみんな病んでいる(新潮文庫)

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    脳研究者の池谷先生と漫画家・コラムニストの中村うさぎさんとの対談本。
    どちらも初めて知りましたが、対話のテンポがよく、専門分野の話も一般にもわかりやすく噛み砕かれていて、取っ付きやすく読めました。
    読みながら自分を振り返るきっかけにもなる本。

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    2025年08月05日
  • 脳はみんな病んでいる(新潮文庫)

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    久しぶりにYouTubeで中村うさぎさんを拝見し、本読みたい!と思い、手に取った一冊です。

    脳研究者 池谷さんと、
    中村うさぎさんが対談する形式で進みます。

    印象的だったのは、
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    物理学は「世界がどう成立しているか」を説明しようと努力していますが、一方で「世界がなぜこんな設計なのか」は説明できていないのです。
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    だから飛行機もなぜ安全に空を飛べるのかは未だによくわかっていないし、麻酔薬もなぜ効くのか原理がよくわかってないと言う。

    本書に出てくるものは過剰過ぎて日常生活に支障をきたすと病と診断されるのかもしれませんが、普段の私でも「違和感」「異常」を感じることはあって。

    「わかっている」ことの曖昧さや甘さも再確認しました。

    中村さんの話し方がやっぱり好きだと思った一冊です。

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    2025年04月27日
  • 幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

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    ネタバレ

    所々、ページ左端におふたりのアイコンと一緒にコメントが抜粋されているのだが、マツコさんのアイコンがもう大仏様にしか見えない…
    奇しくも違うお悩み相談本で同じ結論に辿り着いているジェーン・スーさんとの対談とかあったら読んでみたいなぁ。

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    2025年03月19日
  • セックス放浪記

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    中村うさぎの恋愛とセックスについてのエッセイ。金を払って愛しているフリを提供されるのは幸せなのか等々

    愛されたいという欲望から他者からの愛情を求めつつ
    愛されるはずがないとも思っているため疑うことがやめられない

    両方とも誰しも抱きうる気持ちなので分からないでもないが、うさぎさんの場合はあまりにも劇的なように感じて病的かしら?とも思った
    そのスリルが読む人を惹きつけるのでしょうけど

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    2024年12月19日
  • 女子漂流

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    んー、悪くないんだけど根底では共通点の多い女2人が飲み屋でしゃべっているのを眺めている気分になりました。2人とも大人なのでいい塩梅におとしどころを見つけながら喋っているというか。。

    個別の小説なりエッセイを読む方が2人の個性をよりよく理解できます

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    2024年11月16日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    気軽に読める脳の本。

    中村うさぎさんの鋭めの質問にサラリと答える池谷裕二さんの二人の化学反応が面白かった。

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    2024年10月18日
  • 地獄めぐりのバスは往く

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    ブランド狂いの40代女性のエッセイです
    実家がキリスト教信者で、二世らしい価値観を覗かせています
    定義のない世間に縛られるより、自分の価値観で自分自身を縛りつけたいという行は、宗教的に感じました

    著者自身が自分のことを棚にあげて書いています、と仰られているように、綴られているゴシップはすべてブーメランです
    中年男性の性欲に石を投げつつも、40代の自信はウリセンに金を注ぎ込んでいます
    ファッションに関しても自分の好きなように趣味の服を着ればイイと語っておきながら、谷亮子のフェミニンな私服を指差してバカにしていたり、すべてのエピソードで不整合を起こしています

    ギャンブルに挑戦してみる章もあまり面白くなかったです
    ギャグ漫画みたいなノリツッコミで自虐するワンパターンな引き出しか、無頼気取った女優のような語り口で説法を始めるかの2パターンくらいしかないなと気づいてしまいました

    2000年に書かれたエッセイで、グッチやエルメスといったブランドが幅を利かせていた時代で、当時の風俗が伺いしれました

    昔は人気のあった高飛車な女性エッセイストで、今に見てみるとそんなに面白くないなと思いました

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    2024年10月12日
  • 女子漂流

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    他者と自意識かぁ、、
    どちらも、あったら厄介だけど、若さの象徴のイメージだな。自分らしさを確立するための養分になることも大いにある。
    生きやすさという視点とはまた別で。
    好きじゃないことはしなくていい!と言い切るのは難しいけど、必要以上に他者を気にするのも不毛。いい塩梅って人によるし、正解はないし、その時々で違うし、まさにその辺を両立しようと思うと漂流しているような感覚になるのかも。
    下世話すぎる話もあったけど、2人とも自分の周りの人たちとまた全然違うタイプで面白かったな。
    自分が彼女たちと対談してもこんなエピソードは聞けないだろうなとも思うし。
    対談本もやはり面白い。

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    2024年10月09日
  • 女子漂流

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    赤裸々ということで、共感や反感もいろいろ湧き上がるのではと思う。私には「女ってだけでものすごく得している」が、気になった。
    もう、損得で物語るのは止めないかと常々思っているからだ。その物差しを持ち出すとたちまち対立の構図が出来上がってしまう。
    その上、自分より明らかに優秀な女子を差し置いて就職したことに後ろめたさを抱いた男性や、努力した能力ではなくただ単に容姿を求められていたことに落胆した女性等々、「トク=幸せ」でもないことも知っている。
    しをんさんのいうように、自意識と世間体とのせめぎあいは、苦しみにも満ちているが自己を浮かび上がらせるものでもあるのだろう。しかも恋愛は良くも悪くもその効能の最も濃いものとして我々を翻弄する。
    だから、興味を持てない、しない、のは自由だが、そこから離脱しないと幸せになれないというのは腑に落ちない。
    そう、離脱すべきは「恋愛市場」なのだろう。
    他者と張り合い商品価値を高め、属性に求められるあるべき姿を追求する。競争してくれないと経済じゃないですからね。
    幻なのはマジョリティのいる島ではなく、ランキング上位者のみがたどり着ける楽園なのではないかと思う。そんな万人向けのオールマイティな幸せなんて本当にあるのでしょうか。
    自己実現なんてゴールがないと諦めて漂っているのではなく、自分にとっての幸せが宿る島を探している、もしくは漂流こそが幸せなのかもしれない。縁あって辿り着いた島も、自分の力でそれなりに心地よくすることができると信じたい。
    うさぎさん、灰色の鳥もよく見ると銀色に輝いているかもしれませんよ。

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    2023年03月11日
  • 最後の聖戦!? ショッピングの女王FINAL

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    今日も楽しく整形を。

    のっけから、そちらの話。
    する気はまったくなくても、どういう手術をするのか
    非常に楽しく読めました。
    麻酔、案外自白剤状態なのだな、という
    使えない知識も手に入れました(笑)

    競馬も恐ろしいですが。
    大金を手に入れて、進むか止めるか。
    これもまた、悩むところ。

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    2022年12月08日
  • 女という病

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    ネタバレ

    事件をテーマにした本はよく読むが、ここまで筆者が加害者側に寄り添った本は珍しいと感じた。

    女性たちがどのように自己を肯定していくのか、といったことを中心に様々な考察がされており面白い。

    中村うさぎさんは自身と加害者女性に重なり合う部分が多い、と語っており自らの体験なども記述しているが、正直私が共感できる部分は少なかった。

    本書では「あらゆる女性に当てはまる感情」として事件に関わる女性たちの内面が描かれていたが、必ずしもそうではない気がする。女性が生得的に持っている感情というよりは家庭環境や交友関係などから後天的に得られるものなのでは??と思った。事件に関わる女性たちがどのような環境で育っていったのか事実ベースでもっと知りたい。

    少なくとも「女はなにものでもない自分自身を肯定できない」「女の価値は男性に愛されることで決まる」というのはあまり共感できなかった…。

    読み物としてはどんどん読み進められてとても面白い。

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    2022年11月04日
  • うさぎとマツコの往復書簡

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    個性的で刺激的な人生を送ってきた2人が往復書簡を通じて自身の価値観を語り,ときには互いの指摘をきっかけに自己分析し、結論を出そうとしていく。中村うさぎさんの言っていた地獄の中にこそ天国があって,地獄を抜け出した今は砂漠だけ、という話が印象的。特に考えさせられたのはオカマの立ち位置の話であった。マツコが何を言っても心地よく思えるのは心の奥底で特権階級とみなしていたからだったのか。自分とここまでしっかり向き合って,分析して、言葉にして表現できるのは本当に尊敬。

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    2021年04月29日