和田はつ子のレビュー一覧

  • 伊勢海老恋し 料理人季蔵捕物控

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    第39弾
    伊勢おかげ参りの騙り、背後に旧藩が
    江戸の闇支配と旧藩の悪の取り巻き策謀、李蔵に現在の困窮を押し付ける策謀?
    旧藩主の一人は実は女だった、勿体が過ぎるとだれる

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    2020年10月06日
  • 珍味脅し 料理人季蔵捕物控

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    第三十八弾
    変わった料理を脅迫付きで依頼され、同時に前将軍、大御所の側近の毒殺事件、そして季蔵そっくりな大名の御曹司、そして盗賊疾風小僧翔太、奉行が毒殺され、先が闇の中敵の正体が、内与力、藩の江戸家老、そして幕閣の要人、欲を描いて失敗、策士奉行の勝ち!

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    2020年09月17日
  • 伊勢海老恋し 料理人季蔵捕物控

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    すっきりしないラストだった。
    それって忠義なの?
    なんで季蔵が忠義としてものすごく共感しているのかがまったく理解できなかった。
    富豪のお嬢様の件は、食事シーンは興味深かったけど、何のために江戸に来たかとかなんでそういうことを?がよく分からず。
    三吉はがんばっているね。
    ところで、これって物語開始からどのぐらいの時間がたっているのだっけ?
    三吉はいつまでも季蔵のところで見習いなのかな。
    すごく成長しているようなのに。
    あのお菓子への瑠璃の反応もよくわからない。
    あー、なんだか私の読解力が追いつかない話になったのか。
    なんて言っても、続きがでたら読むのは間違いないだろうな。

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    2020年07月06日
  • 口中医桂助事件帖16 さくら坂の未来へ

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    幕末の横浜は、外国人が商売をする雑多で危険が隣り合わせた場所だった。
    そこで妹が虫歯の治療を受けることになった。
    抜くだけでなく小さな虫歯を治療するという技術に関心がある桂助。

    その横浜では、アヘンを商売とする男が。

    最後の章。
    アヘンの日本に流入させることを止め、清国の二の舞にならないようにと。。。

    シリーズ最終章。

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    2019年11月11日
  • 鴨ぱりぱり 料理人季蔵捕物控

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    今回の話は最後までやるせない話だった。
    季蔵の知り合い二人がそれぞれお腹に子を宿し、大事な時期に、無残な殺人事件が起こる。

    昔起こったかどわかし事件がつながる。

    幼子や少女に害なす仮面を被った大人たちの嫌な事件が背後に大きな魔の手を広げていたのだった。

    途中で、かな傷のある同心に、回復に大切な栄養を取ってもらおうと、工夫する料理の数々。

    たった一つ美味しい描写だけが、気持ちを救う。

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    2019年10月06日
  • うに勝負 料理人季蔵捕物控

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    大量な収穫でミョウガが安く出回った。
    季蔵と三吉は茗荷で色々な料理を試作。
    その時入店して依頼されたのが、当時は流通していなかった生ウニと、塩をされて遠くから運ばれる塩ウニとの食べ比べの料理。

    毎回恒例の美味しい描写だ。
    と、その依頼をした旦那が殺されて発見される。
    そこには二重の暗殺計画があった。
    謎に重ねて、一見無関係と思われる殺人が立て続けに。

    今回は禁じられているキリスト教を模した、偽の宗教で、殺し屋を雇いたい大店を集め金儲けをする集団が敵。

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    2019年10月05日
  • 口中医桂助事件帖15 毒花伝

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    藤屋桂助のところへ、虫歯だらけの武士がやってきた。
    若いのに歯がなくなると、嫁さえ持てぬと、死ぬ覚悟をしたようだった。
    だが治療して、痛みが消えると、生きる意欲が出たようだった。
    だがある日、骸となって発見された。
    そこから、次々と歯のない遺体が発見される。

    初めは破傷風だと目星をつけたのだが。。。。

    フグの毒の研究をしている集団が人を使って、
    実験をしてるのでは?

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    2019年10月04日
  • 口中医桂助事件帖14 恋文の樹

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    口中医、藤屋桂助は、先先代の将軍の御落胤。桂助の秘密を知る元御側用人の岸田正二郎や友人夫婦たちに支えられて「いしゃ は くち」を営んでいる。

    歯は生きるためにとても大事だ。そこが悪くなるだけで、仕事ができなくなったり、栄養不良で、死ぬことも。

    歯槽膿漏や虫歯など、当時の口中の難題を盛り込みながら、話は進む。
    この回は、かつての口中医師の惨殺事件も絡んでいる。
    そこには青州が考えた当時の手術用の麻酔薬との関連が。

    外国からの圧力に、麻酔薬の製品化と輸出を考える人々が絡む。

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    2019年10月04日
  • 鴨ぱりぱり 料理人季蔵捕物控

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    第三十六弾
    肝心な部分は短いが非常に込み入った話
    金験実直な同心の裏の顔少女趣味、亡くなった背後には拐った子供達を殺人者に仕立てる大悪、この正体が
    係わった同心の若妻二人、幼なじみが
    最後の救いは幼子二人の救出

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    2019年09月27日
  • 南蛮菓子 料理人季蔵捕物控

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    第三十四弾
    何時もの様に菓子も含め色々な料理が
    しかし解決すべき事件は?一つの事件が尊い命と引き換えに解決するが、これによって背後の闇・黒幕の存在が
    旧藩の闇、変態的な藩主の息子には双子の妹が、季蔵に横恋慕からの犯行
    全ての彼に絡む女ゆえの惨殺劇

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    2019年09月20日
  • 天狗そば 料理人季蔵捕物控

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    第三七弾
    瑠璃が天狗の面を何かの兆候か、息子を誘拐するとの脅迫状から、色々な処で大山天狗の存在が
    結局は大山詣での利権を狙う赤天狗一味、それを阻止する青天狗、神の山に纏わる正邪の争い?
    巻き込まれた娘たちは誘拐された者達!
    娘婿の闘いは親子の諍いでなく正邪の関係

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    2019年09月14日
  • 牡丹ずし 料理人季蔵捕物控

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    江戸時代、初夏。
    イノシシの肉を使った牡丹ずしが人気となった塩梅屋。
    そこに、極上の牡丹ずしを破格の報酬で作って欲しいという話が入る。
    試行錯誤する料理のシーンは毎回のことだが、今作は洋風のものも多く出てきて、一瞬江戸時代だということを忘れてしまう。
    そろそろ和食だけというのもネタ切れなのだろうか。
    さらに江戸にねずみ小僧が現れ、その影響で起きる殺人事件を解決していく。
    昔の言い方や言葉などわからないところもあり、調べないで読んでいたのでよくわからなかったので、調べながら読んだ方がいいかも。

    しかしなぜ突然パンだったのだろう?

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    2019年07月03日
  • 涼み菓子 料理人季蔵捕物控

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    小町娘が、母親と滅多づきの惨殺事件があった。その後、季蔵を兄貴と慕う豪助の許嫁が父親と惨殺された。
    二つの事件には、幕府に入る裏金を作るための、賭博が関わっていた。

    犯人と思しきものが浮かび上がるが、上からの命令で、捕まえられない。。。

    婿入りの条件の新しい菓子比べや、記憶を失った人の好物を作り、記憶を取り戻すとか、事件には必ず美味しい料理が関わる。

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    2019年04月24日
  • ひとり膳 料理人季蔵捕物控

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    長次郎が大事にしていた松花堂弁当と、三段重の提げ弁当の春慶の塗りの入れ物。

    これを使った毎年お馴染みの梅見弁当。
    が、しかし三段重の方は使われた形跡がない。
    その秘密には。。。

    身代わりで八丈島への遠島となった手代の無念を晴らす。

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    2019年04月24日
  • 思い出鍋 料理人季蔵捕物控

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    「相愛まんじゅう」という名の饅頭が大流行りだった頃、突然小僧と手代の二人が行方不明に。
    その手代が、十なん年ぶりかで稲荷で遺体となって発見された。

    その身には相愛饅頭の中に入って陶でできた小さな桜が。
    その手代に世話になり可愛がられた当時の小僧が、どうしても仇をとってもらいたいと、願いに来た。

    真相をさぐっていくと、前々回から続く、長崎奉行時代に禁止されていた海外の贅沢品の宝が関係していた。

    料理と推理、面白さが重なるシリーズ。

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    2019年04月24日
  • 菊花酒 料理人季蔵捕物控

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    秋、栗の甘露煮、松茸などをめぐり、商人とのせめぎ合いが。今まで主権を持っていた大商人がなくなり、儲けだけを考える商人に釘を誘うと奉行が釘を刺すが、その裏をかいて内与力や、松茸の山地の江戸家老を陥れる。

    貧しい江戸町民に季節の味を届けようと工夫をした前の店主長次郎に習って季蔵も奮闘。

    料理に事件、そして季蔵の思いびととの関係も絡めて、読む楽しみをたくさんもらえるシリーズ。

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    2019年04月24日
  • へっつい飯 料理人季蔵捕物控

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    今回は、暑い夏に、涼しくなるには?と常連客が、怖い話を落語で聴き、塩梅やで美味しい飯を、というものだった。
    又5夜に渡り、怖くて可笑しい落語の怪談を、それにちなんだ料理を工夫ししつらえることに。

    ある時に、貧しい人を助けると有名な僧侶が、強盗に変わった旅人に惨殺され、残った品を点検すると30年前に一家皆殺しの凄惨な強盗事件に符丁があう。

    次々と起こる殺人事件はその残った物証を調べると、殺された人が当時強盗事件の犯人グループではないかという結論に至る。

    推理と美味しい料理と江戸の落語の3拍子!

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    2019年04月22日
  • おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控

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    先代の親方の時から長年懇意にしていたお店から、主人があろうことか父親を殺し、店も没収された。
    また、おきくの師匠が後添えになるはずだった家が、主人が自死、大きな借金を抱え、店がなくなった。
    長年懇意の薬種問屋が突然の火事を出し、罪に問われるという。そこで偶然に、実家の跡取りとなった弟と再開。
    店の娘が許嫁という。
    季蔵は、探りを入れてゆくと、そこには次期長崎奉行を争っての暗躍が。

    時期は雛の節句を前にして、今回は練り切りを作るという。
    ひなの節句を楽しみにしていた、孤児となった二軒の娘を慰めようと、今回も料理人として、裏の仕事人として活躍。

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    2019年04月22日
  • 時そば 料理人季蔵捕物控

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    江戸時代にでもいたであろう預言者や新興宗教の教主にまつわる事件を今回は落語の主題にあった料理を注文されて、工夫を重ねる季蔵。その裏には、金儲けの筋書きに合わせ、アヘンを使った刷り込みで人を殺させるというシナリオがあった。世間に大きく知らしめようと奉行とともに活躍。
    今回は、小さな幸せをつかもうとする市井の人々がいとも簡単に殺されてしまう事例が多かったのが残念!

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    2019年04月19日
  • 悲桜餅 料理人季蔵捕物控

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    長次郎の覚書にどんな料理だかわからない「椋鳥飯」が。
    冬の農閑期に江戸で出稼ぎをする椋鳥と呼ばれる人々の好んだ料理らしい。
    捨て子を見つけて保護した季蔵たち。巷で万引きを繰り返す親子三人の子供だとわかる。
    事件を追ってゆくと裏で操る大物の悪。
    正気を失っている元の許嫁の命も狙われる。

    事件を探索するうちに、親方の後を継ぐという気持ちに傾いてゆく。

    今回も美味しいこだわりの料理とともに事件を探る楽しみが。

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    2019年04月17日