和田はつ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ料理人を表の顔としていきてる季蔵が主人公です。
彼は、元武士です。一膳飯屋・塩梅屋の主です。
茶漬けから始まり・・・町人の腹を満たす気軽で美味しいものが出てきます。卵が貴重だったころです。卵二個も使った丼ものなんて、豪華だったことでしょうが、これはとくには・・・。葱めしも・・・、いけません、私は奢っておりますね、血もドロドロなわけです。甘酒なども細かく描写されて出てきます。
中盤には、ふく尽くし。
かなり丁寧に書かれてて、それほど河豚好きではない私も、それは美味しそうですな、と思う描写がいくつもありました。しかも、これが内密に、裏で料理屋をやってる場所であり、殺しの場面も展開されてゆくわけです。
次は、漬物尽くし。これは、かなり興味深かった。木曽にもすぐき漬けがあるとは・・・。「すんき」というのだそうで、寒い分京都のものより塩分が少ないという点が、興味をそそられます。雪菜の漬物も美味しそうですし・・・まかないで、季蔵が食べてる小松菜の浸し物も美味しそうです。子供の腹の足しに作られてた花梨等なども美味しそうです。
〆が、柚子です。柚子味噌、柚べし・・・・柚子の砂糖煮と・・・
後半、役者がそろっての展開になってくると、話も膨らんで楽しく読めました。
どうもシリーズものなようで・・・ほかも美味しそうなものが出てくるようです。