中野信子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人がキレるメカニズムと、どうしたらキレないようにできるのかその対処法が知りたかったので本書を読んだ。
メカニズムについては、脳内物質が関係しておりその解説が一通りあったが、とてもシンプルで分かりやすかった半面、本来はそんなに単純ではなくもっと複雑ではないのかと少し疑問に感じた。
キレる側の話はあまり出てこなくて、周りにいるキレる人に対する対処方が紹介されていた。
特に、怒っている人に対して、萎縮してしまい言いなりになってしまうような人に対するアドバイスが中心だった。
そして、なんと言い返せばよいのかという具体的なアドバイスにも少し疑問を感じた。
そんな言い方したら火に油を注ぐことになりかねない -
Posted by ブクログ
(更新中)
・簡単な文章で分かりやすかった。
・白雪姫コンプレックスなど専門用語を知れた。
・パンドラの箱の語源を知れた。ギリシャ神話。
・六本木ヒルズにある謎のクモのオブジェ(ママンという名前)のゆかり、彫刻家の一生を知れた。
・ハロー氏による猿の実験(布の母、針金の母)が印象的だった。スキンシップの重要性。レイプマシーンという言葉に不謹慎ながらちょっと笑った。
・世代間連鎖の話
・独親のもとで育つことによる影響(下垂体皮質、前頭葉の萎縮など)など科学的根拠のある内容で構成されているが、作者の医学博士としての研究成果による仮説、論理が記載されているわけではないので、目からウロコ!という本で -
Posted by ブクログ
・世代の分断
イタリア→3世代同居が多い。「楽ではない人生をこんなにたくさん生きてきたのだから、後はもう親切にしてあげないと」
日本→「長生きしたら若いもんに申し訳ない」
文化が世代間で共有されていない。
世代が違う人と、いっしょに飲んだりしない。
・「はりぼて」の民主主義
自分たちの頭で考え、意見を言い、反論することができて、受け入れることができるのが民主主義のフォーマット
西洋→弁償や演説が要
日本→忖度、階級、ごまかし笑い
世間が戒律
映画「はりぼて」の政治家たちは、論理的に考える、語ることができない。「行間を読んで」「答える立場にない」「あんたも分かるやろうへらへら」思考停止。
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Posted by ブクログ
知りたかった脳内物質のメカニズムがわかりやすく書いてあり良かった。
ただ、文章の揺れがあり、ところどころわかりにくく気になった。
ところどころ説明が飛んだり、やたらトゥーマッチに説明してたと思ったら急に端折ってよくわからなかったりしたところに筆者のADHD的な性質が表れているなと思った(自身もそうなので良し悪しではない)。話のトビなどもあったため★3。
細かいところの書きっぷりで気になるところはあったり説明不足を感じるところはあるものの、ライトにラフに短時間でざっと読めるので、脳の活動等についての大枠を抑えたい人にとっては良書。
もちょっと揺れがなければ全体的にわかりやすく★4でも良かった -
Posted by ブクログ
読後、女性ならでは、と思いかけて、いやそうじゃないだろうと反省。これが養老孟司と内田樹あたりの対談なら、男性ならでは、はもちろん、年配の人なんていうラベリングもしなかったことだろう。そういうのも偏見だよなぁ、と反省する。特にヤマザキマリさんの方は何冊か読んでいて好きなんだけど、それぞれが持ち味を出して、楽しませてくれたと思う。自分にはそおゆう語り口が期待されているんだ、と言っちゃうあたりも含めてね。
コロナだけではなく、現代社会を生きる人間として、いろいろ考えさせられる部分があったんじゃないだろうか。まぁトンデモな話も断ったうえで乗っけたりしてたし、それほど大上段に構えた本でもないんだけどね