中野信子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
快感を生む脳内物質ドーパミン。
その作用や放出される過程や、
過不足の時にどうなるか、などなど、
まずドーパミンを中心に、
それから、そのほかのセロトニンやオピオイドという脳内物質についても
説明されていきます。
次章では、
依存症から入って、
アルコールやニコチンの中毒に触れることを契機として、
コカインやヘロインといった麻薬についての説明に移っていきます。
これは『脳内麻薬』というタイトルを見て買って読んでみた僕にとっては
予想外のトピックの広がりでもあり、
昔読んだ中島らもさんの『アマニタ・パンセリナ』を彷彿とさせるというか、
よりマジメに端的に、そのものを説明するものになっていました -
Posted by ブクログ
「妄想とは、夢を現実化する技術である。」と書ききる本書の内容は、非常に面白い。思考は肉体の健康に大きく左右されると書いてあり、脳に良い食べ物、悪い食べ物があるというのだから興味深い。丁度私が最近ハマっていること(食べ物、引き寄せ、運動)を凝縮し、私が好きな深層心理的な要素をプラスした、まるで欲張りセットのような内容に仕上がっている。「そこにあるのは脳が見たいもの」や、人生の大先輩も言っていた「先に良いレッテルを貼ってしまう」効果は覚えておきたい。また、「ラットが子どものときに、舐めるのが上手でたくさん舐める母親のもとで育てられた子は、ストレス反応がより軽減される」という実験結果があるそうだ。(
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Posted by ブクログ
ネガティブな祈り(呪い)は、脳がよくないことをわかっていて、ストレスホルモン(コルチゾール)が出る。その結果自分に悪影響を及ぼす。
ポジティブなよい祈り、とポジティブだが悪い祈り、は違う。勝負事などでライバルの成長を祈る。
よい祈りは、喜びを伴うからベータエンドルフィンが出て、脳と心に好影響を及ぼす。その結果、魅力的になる。
祈りは3ヶ月続ける。しかし惰性になりやすい。一回一回祈りの的(理想の自分、目標、反省、次の日にできること)などに集中する。
利他の行動で大きな快感を得ることができる。
平穏は分泌されるドーパミンが減少する=愛は4年で消える。脳は常に刺激を求めている。
アリストテレ -
Posted by ブクログ
有意差 釣鐘状 社会通念上 近代イデオロギーが生み出しているタブー そう、「私が言ってるんじゃなく、実験データが言ってるんだから」って開き直れる。それがサイエンスの魅力でもあると思います。 外見こそ情報のかたまりである 迷妄 人間の世界も、「他者のリソース(資源)を奪う」という点では攻撃性が持つ意味は同じです。 惹起じゃっき 不安感情を抑える脳内物質セロトニンの合成能力が、女性は男性の三分の二ぐらいしかないのです。 シャーデンフロイデ=メシウマ感情=他人の不幸で飯がうまい=他人の不幸は蜜の味 類似性と獲得可能性 陰惨な権力闘争 近代的人間観を覆す鼎談ていだん 包含 人間は生物学的にナショナリズ
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Posted by ブクログ
漫画でわかるシリーズ。
スマホのアプリが主人公に対してアドバイスしていくことで、
仕事も恋愛も上手くいっていない主人公が変わっていく
というストーリーになっています。
脳科学の視点で書かれていて、
「なぜ、脳がこう感じてしまうのか?」から入り、
「では、脳によく感じさせるにはどうすればよいか?」
まで書いています。
読んでいて思いましたが、
「まず、自分を大切にする」ことが一番重要なんだ
と改めて思いました。
【勉強になったこと】
・発想力や創造力は、本来誰にでも備わっている。
成長していく過程の中で、みんなに合わせるという
感覚・抑制力が働くようになったために、
なかなか斬新なア -
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Posted by ブクログ
ラジオ番組に出演した時の中野さんのお話が印象的で読んでみました。
特に学生時代の話で、勉強を「ゲームに例えると攻略本(教科書)が手元にあって、先生が攻略の仕方まで教えてくれるのになんでわからないの」と思っていたくらい秀才だったことに笑い、同時にそれをクラスメイトに言ってしまい、孤立していたことにも驚かされました。
あと「ノートを綺麗に取ったって単なる筋トレだよ!」にも爆笑&目から鱗でした。勉強は与えられるものじゃなく、自分で理解を深めていかないとダメなんですね。いやー、私も筋トレにばっかり力を入れてたなぁ。
常日頃、自分が考えている思考がどれだけ曖昧で、脳の錯覚だったか、本では働く人 -