中野信子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすく、わかりやすく、とてもよかった。努力、強運力、アイデア力のしつけ方がとても参考になった。
集中力のしつけ方
・キリが悪いところでやめる。
・スリープ状態をつくる。
・とにかくやりはじめると抹消からスイッチが入る。
・集中できないのはセロトニン不足。カツオ、レバー、パスタ、チーズ、落花生、ホウレンソウ、豆もやしなど。
湯船につかる、ウォーキング、適度な甘いもの。
記憶力のしつけ方
・意味記憶、エピソード記憶。陳述記憶、非陳述記憶。
エピソード記憶に変換して覚える、イメージでも、こじつけでもいい。
・口に出して覚える。五感で覚える。コーヒーショップの香りなど。
・一度学習しただけど、学習した後に3回復讐するのとでは記憶の定着率が違う。
判断力のしつけ方
・Xシステム アクセル、 Cシステム ブレーキ
・睡眠不足はCシステムを鈍らせる。食欲、性欲など。
・Cシステムを働かせて余計な情動を抑えられる人は、生涯を通じて勝者となりやすい。
アイデアのしつけ方
・右脳派、左脳派には科学的根拠はない。
・ものごと全体を把握するのに右脳を使い、細部をじっくり見るのには主に左脳を使う。
努力のしつけ方
・努力すればそれなりにリターンが期待できるもの、努力がムダになるものがある。脳の構造がそうなっている。
・努力が実りやすいもの、楽器、語学の習得、運動技能、受験勉強、絵を描くなど。
努力しても実を結びにくいもの、背の高さや顔の造形、足の速さ、跳躍力、肩の強さなどの身体的特徴。
数学力も。
・努力の苦手の人が努力を続けるには、努力することで得られるご褒美を具体化し、頭の中で映像化する、商いでやり続けられるような工夫。
・「記録する」というのは、ゲーム性を高めて楽しく努力するのにとても有効な手段。
・努力中毒を避けるには、「メタ認知=自分を客観的に見つめること」が大切。
強運力のしつけ方
・一度勝負に勝った人は、その勝ちというリソース(=資源)を使って次の勝負にのぞむことができるので、次も勝ちやすい。運のいい人=勝ち癖のついている人、運の悪い人=負け癖のついている人。
・勝率を上げるには、「知能」「言語性知能」本を読んだり、誰かから教わったりして積みあがった知識や、経験のこと。いわゆる教養。これを身につける。
「非言語性知能」は生まれつき能力が決まっているので、なかなか鍛えるのは難しい。「柔らかい頭」
「地頭」と呼ばれているもの。鍛えるとすれば、脳のワーキングメモリを広げること。日ごろから「物事を短期的に記憶すること」を意識的に行う。
・運をよくするためにゲーム自体を変えてしまう。「勝負する環境を変える」こと。
・勝てるゲームを探すためにまずやるべきことは、自分探しの旅でも起業でもなく、自分がどの分野で必要とされているのかを分析すること。
・メタ認知を鍛える、内観日記。その日に自分の感情が動いたことなど。 -
Posted by ブクログ
ドーパミンは、自分へのご褒美、リスクや努力をともなって得た成果のほうが快感が大きい。
SF商法=新製品普及会の頭文字。催眠商法ともいう。
自由というのは、負荷が高い状況。自由に絵をかくより塗り絵のほうが簡単。あらかじめ道筋を用意したうえで、自分が選んだように見せかける。
システム1=速い思考は、自動的に発動する。感情や直感。
システム2=遅い思考は、努力しないと起動しない。
システム1は、ブランドが成り立つ基礎。
選択肢が多すぎると決断できない。松竹梅の3つ程度が適当。選択することも脳の負担になる。選択肢が少ないほど簡単に決められる。認知負荷は親近性が高いほど低くなる。ブランド効果の根拠。
右脳人間左脳人間という区別はない。性差も同じ。確証バイアスの典型。
アメリカでは、新商品には棚代をメーカーに要求する。そのためむやみには新製品を出さず、既存のリニューアルが多い。
日本では、新製品はとりあえず棚に並べられる。
そのため、日本のほうが新製品の失敗が多いように見えるが、全売上に占める新商品は、日本は一番高い。
残り僅か、得より損に敏感、損をちらつかせる商法=ポイント、マイル
タイムセール=できるのにやらなかったこと、に後悔する。
不安をあおる。
パチンコでギャンブル依存症になりやすい。巨大なギャンブル産業。ギャンブルにはまりやすい人は、ドーパミンの分泌量が多く受け取りやすい。
買い物依存症=開封されていない箱が山積みになっている。
新規探索性=ギャンブル依存、ゲーム依存、浮気性になりやすい。
やくざの兄弟の契りも、オキシトシンが発生している。
詐欺事件は、性善説的な社会基盤があるから発生する。
SF商法=催眠商法=新製品普及会、の略。
既に買った商品のcmを見る=一貫性の原理=自分の判断は正しかった。
返報性の原理=借りを作ったままでは居心地が悪い。
能力が劣った人ほど自己を過大評価する。
ナルシストは、容姿を褒めてもらいたいからナルシスティックなふるまいをする。
人は、自分のことを正確に見てしまうと、生きづらくなる。
ヒトの脳は、正確な読みよりも、心地よさに従おうとする。
右脳人間左脳人間はいない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ内容としては、最近読んだ本と大差なかった。
過去の実験例にしても、よく使われる例が記載されているだけであった。
ただ、わかりやすい説明だったので、サーと読めたのはよかった。
1. 警報装置を稼働させる要因を排除する
机の上に関係のないものがたくさんあると、集中力がなくなる
2. 目先の利益を我慢し、後々大きな利益になることを選択する
3. アイデアを発表するときは、自信をもって発言する
4.周りから見ると、血の吐くような努力に見えても、本人たちは意外に努力と感じていないことがある
5.自分で自分を観察する癖をつける。
内観日記で自分の感情がどう動いたのか、わかるようにする -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になった箇所
・優秀な人がリーダーになるとは限らない
「支配性」の高い人がリーダーに選ばれやすい。たとえば一番最初に発言することや確信の満ちた様子で話をする人。
・スノッブ効果
目立つ少数派になりたい。マイナーなものを支持しようとする。アンチ村上春樹とか、アンチ巨人とかかな。
・努力すればするほど空回り。エミール・クーエの法則
例:好きな子に告白しようと思いうまくやろうとすればするほど焦って失敗してしまう。など。
そんなときは妄想を思う存分働させてみよう。そして受け止めよう。
・男女の脳内の違い
新鮮な刺激を好む性質。新規性探索傾向が高い。受容体の違い。恐るべし脳。 -
Posted by ブクログ
著者は、これまでに脳科学という学問領域から得た知見を
一般向けに分かりやすく解説してきた。
過去には
「ヒトはいじめをやめられない」
「不倫」
等、時流に乗ったテーマを脳科学の視点から
学者らしくロジカルに分析している。
しかし。
今回、「ヘヴィメタル」と意外な領域を取り上げた。
それは何故か。
著者は思春期にヘヴィメタルの「洗礼」を受ける。
周りの女子が光GENJI等、流行りの音楽に熱中する中、
とても「ヘビィメタ」とは口にも出せない自分に
苦悩を抱える。
実はそんな時期が自分の「個」を形成したプロセス
だったと振り返る。
「内面性の高さが、同時に社会からの影響の受けにくさ
であるなら、それはこれからの社会を生きるうえで
強力な武器になるでしょう。
なぜなら、いまの時代というのは社会そのものが
リスクだから。」
ロジカルな著者が、今回は非常にエモーショナルな
一面を見せてくれた。 -
Posted by ブクログ
レイ・クロック ウォルト・ディズニー ミラーニューロン 成功者の話やっていることや考えていることを積極的に真似したり吸収したりしていくということには、脳科学から見ても、とても意味があるのです。筋肉の修復時に成長ホルモンが出るのですが ドコサヘキサエン酸 脳を鍛えるにはタンパク質が必要 トリプトファン セロトニン 海鮮丼 納豆ご飯 ゲシュタルト知覚 ゲシュタルト崩壊 習うより慣れろ 「知識の錯覚」の罠 退職勧奨かんしょう 誤謬 クラスター錯覚=何らかの相関があると誤認してしまう錯覚 バンドワゴン効果 判官贔屓=アンダードッグ効果 サンクコストの錯覚=コンコルド効果 合理的な損切り判断 ハロー効果 光背 mensa ロス効果 「鎮痛薬を投与されている」と信じている時は、痛みのシグナルが脳や脊髄に到達し難い状態になっていたのです。痛みが言葉一つでこんなに左右されてしまう。プラシーボ効果・ノーシード効果は、脳がどれほど単純で騙されやすいかかが良く分かる好例と言えるでしょう。 努力逆転の法則=エミール・クーエの法則 「意志力と妄想力が相反している場合は、妄想の方が勝ってしまう」 嫌な妄想が頭を掠めたら、自分の中に生まれてしまったそのネガティブな妄想に、とことんまで、付き合ってあげましょう。 話を聞いてくれる人に洗いざらい不安を吐露して、すっきりしてしまうというのも手です。 バーナム効果 末梢器官からの入力を人体の器官を介さず直接、脳に入力できるとしたら。 人間は、レバーを押し続けるネズミにように必死になって、報酬系を活性化させる為に行動しています。その報酬は、単純な食の喜びや性の快楽だけではなく、より高次で社会的であったり、時間的に長期にわたることだったりするのです。さらに人間は、直接得られる報酬に限らず、将来得られるであろう報酬を予期して、そこへの期待を喜びとし、原動力としながら、活動しています。要するに、自分でも意識しないうちに、人参を自分の前にぶら下げながら走っているのです。この、自分の為の人参を上手にぶらさげることができる人が、成功していける人の要件とも言えるでしょう。その人は、妄想の達人であり、自分の脳を上手くコントロールできる人、ということになります。 セロトニン不足による「寂しい気持ち」や「不安な心」をお酒で紛らわしているうちに セロトニンの濃度が高いときには安心感を覚え、落ち着いた気持ちでやる気のある前向きな状態であるという内観が得られるでしょう。 「転石、苔を生せず」という言葉の解釈が、日米で異なるというのはよく知られていることと思います。 母マウスが豊かな環境を経験してくるなかで、もともと持っていて、眠っている遺伝子がOFFからONになったのではないかと推測しています。 イメージすることで脳が変化することを示したこの実験は、私達に多くのことを示唆してくれます。 意識があるおかげで、人は快楽の上位概念として「幸せ」を感じることができます。が、一方で、不快の上位概念として「不幸」を感じます。 最後のフロンティアと言われながら随分長い時間が経ちましたが それは、未だ知らない土地の地図を手に入れるようなものです。
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Posted by ブクログ
ゆる~く、脳のちょっとした小話を知れる本です。
知っておくと日々の生活に生かせそう、と思ったことは下にメモ書き。
ただ、残念なのが、本のタイトルと内容がイマイチ合っていないこと。
脳のしつけ方と謳ってるくらいだから、
脳のメカニズムなどの理論の部分もしっかり知った上で
どういう行動、思考をしていけばいい、といった本かと思ったのですが、
著者のエピソード多めで、ほんとにゆる~く豆知識をさらっと拾う感じの内容。
脳の難しい話より、
「こう考えたらいいよ」「こう行動したらいいよ」といった結論をサクッと
いってもらえる本が好きな方にはお勧めですが、
私のように次々と疑問が湧いて深堀したくなるような人間だと
少し物足りないかもしれませんね。
なんか全体的に中途半端な印象でした。
この本を選んだ理由*
考え方の癖や記憶力など、脳科学の観点からいい方向にもっていく術を知りたい
自分の課題*
なぜかいつも努力が空回り
集中力が続かない
覚えなければいけないことがたくさんあるのに、なかなか定着しない
この本の良いと思った内容抜出*
記憶力について
・意味記憶ではなく、エピソード記憶の方が定着率が良い説
・記憶力の良しあしに遺伝は関係するが、工夫次第で向上可能
・記憶力を定着させるには、短期記憶にせず長期記憶にする。
そのためには、学習したあとに3回は復習して、記憶の定着をはかる。
発想力について
・既存の枠にとらわれない柔軟な発送を生み出すのが非言語性知能
→出会ったことのない問題に当たったときに解決する力、自頭力など
遺伝子的要素が強く、20歳くらいまでの発達で決まる
・過去の歴史やデータを蓄積し、それを目の前の問題に応用するのが言語性知能
→脳の側頭葉にたまる記憶(記憶のデータベース)を比較、応用して
判断をしていく。
・非言語性知能は伸ばしにくいので、言語性知能を伸ばす。
そのためにはアイデアの源をたくさん増やすのが大事。
・アイデアの源は、楽しみながら増やすのがベスト。
解決策を学びたいときは、歴史小説から得る、など。
(エピソードと交えて知ることが出来るので覚えやすい)、
また、仕事ができるひとや面白いと思ったものをコピーすることで
新しいものを身に着ける、といった王道の方法も良い。
・但し、アイデアはためるだけでなく、ためたアイデアを
外に繰り返してだすことも大事。
脳は繰り返し呼び起こされることで記憶力の定着につながる。
人に話す、聞き入れてもらえるような環境(根回し)をつくる、
ダメ元でもいいから行動することが大事。
メタ認知力の向上がカギ
・自分を客観視するメタ認知を鍛えることが大事。
計画性、合理性、論理性をつかさどるDLPFCという部分が担っており、
この部分を鍛えることで、成功やいいアイデアを生む力につながる。
(感情的な判断や、論理的でない話、アイデアなどを減らせるかも)
・自分はどういうときにどういう感情で、どういう行動をするのか?という
行動パターンや癖などを研究することで、自分の勝ちパターンを見つける。
自分を内省すること、周りから客観的な意見をいってもらうことも、
より成功や勝ちにつながる行動、思考パターンを見つけやすくなる。
すぐ取り組める脳にいい行動、避けるべき行動*
・睡眠時間の不足とアルコールは合理的な判断を鈍らせる。
・合理的な判断力を磨くために、目の前の利益をいったん隠して、
嫌なことにまずは目を向ける。
・なかなか進まない作業は、とりあえずやってみる。体を動かす。