中野信子のレビュー一覧

  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

    Posted by ブクログ

    前半の、脳内の快感のメカニズムと、麻薬などがどのようにして快感を引き起こすか、依存症がどのような脳内の原理によって生じるのかについての物理的な説明が興味深く面白かった。
    後半は説明が雑になり、社会的報酬の観点から利他行動を部分的に説明しようとするも、前半のような幹のある説明ではなく、人間には利他的な面もあるといったすっかり知っているような内容の記述がメインの展開になり、しりすぼみの感あり。

    0
    2020年01月14日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

    Posted by ブクログ

    B2Cマーケティングから悪徳商法、詐欺に至るまでのお金を使わせる手練手管に対して、私たちの脳はどのように反応しているのか、脳の基本的な性質を解説しつつ紐解きます。マーケッターと脳科学者との対談で盛り上がる本書は、半信半疑ながらもとても面白く読めました。

    0
    2020年01月05日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

    Posted by ブクログ

    へーそうなんだ、と思った点は次の3つ。
    ・脳が自分の体重を知りコントロールしている
    ・アルコールが好まれるのはドーパミンが出るから
    ・他人に褒められるときと、金銭をもらったときに反応する脳の部位は同じ

    0
    2019年12月18日
  • 不倫

    Posted by ブクログ

    不倫=悪みたいな考え方をもっていたが、それは間違っていると感じた。この本では生物学的観点や文化的観点から不倫ということを書いている。不倫は誰もが経験する可能性のある身近なことなんだろうと思った。だからワイドショーなどでよくある、「不倫した人は極悪人」みたいな叩かれ方に違和感を感じる。必要以上に叩く人は自分の正当性を誇示したいのかなって思う。

    0
    2019年11月30日
  • あなたの脳のしつけ方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容としては、最近読んだ本と大差なかった。
    過去の実験例にしても、よく使われる例が記載されているだけであった。
    ただ、わかりやすい説明だったので、サーと読めたのはよかった。

    1. 警報装置を稼働させる要因を排除する
    机の上に関係のないものがたくさんあると、集中力がなくなる

    2. 目先の利益を我慢し、後々大きな利益になることを選択する

    3. アイデアを発表するときは、自信をもって発言する

    4.周りから見ると、血の吐くような努力に見えても、本人たちは意外に努力と感じていないことがある

    5.自分で自分を観察する癖をつける。
     内観日記で自分の感情がどう動いたのか、わかるようにする

    0
    2019年11月17日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

    Posted by ブクログ

    専門書を部分部分に絞って説明しているような本で、少し頭に入りにくかった。冒頭のドーパミンの説明を理解しないと、薬物や依存症の説明を読み続けるのは少し難しいと感じた。

    薬物や依存症、報酬系などそれぞれにドーパミンが関係しているから、どうなのかまでは理解できず。

    0
    2019年10月14日
  • 脳科学からみた「祈り」

    Posted by ブクログ

    脳科学でわかってきた「社会脳」つまり人間は、本能的に利他行動を志向する。逆境は脳を鍛えるチャンス。脳科学が示す「幸福」な生き方は、他者に愛情を向け思いやりを持つこと、逆境に直面し力を限界まで発揮して乗り越えること。

    祈る側の幸福効果は、具体的物質的にあることがわかりましたが、祈られる側はどうなんでしょう。祈られるような状況こそが逆境、乗り越えれば幸福になるんでしょうけど。

    0
    2019年09月18日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

    Posted by ブクログ

    私も自称ではあるがガチのメタラーだと思う。
    自分のトリセツを読んでいるかの如く頷けることが多々ある。
    完全な読み物として暇つぶしに読んでほしい。

    0
    2019年09月05日
  • 不倫

    Posted by ブクログ

    人類は遺伝子的にそもそも乱婚、一夫一婦は社会における最近のしくみにすぎない。生殖コストが高い日本では、不倫は、フリーライダーとして妬みの対象となり、バッシングも続く。

    結婚しない女性に関する本を読んでいると、不倫が出てくることが多いように思います。高すぎる結婚&子育てコストなのですね。

    0
    2019年08月24日
  • あなたの脳のしつけ方

    Posted by ブクログ

    これまで聞いたことのある話をコンパクトに纏めてあります。 自分にとって再認識したことは、「メタ認知=自分を客観視することが大事。」という点。 ポイントが濃い字になっており、読みやすかったです。

    0
    2019年08月21日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気になった箇所
    ・優秀な人がリーダーになるとは限らない
     「支配性」の高い人がリーダーに選ばれやすい。たとえば一番最初に発言することや確信の満ちた様子で話をする人。
    ・スノッブ効果
     目立つ少数派になりたい。マイナーなものを支持しようとする。アンチ村上春樹とか、アンチ巨人とかかな。
    ・努力すればするほど空回り。エミール・クーエの法則
     例:好きな子に告白しようと思いうまくやろうとすればするほど焦って失敗してしまう。など。
     そんなときは妄想を思う存分働させてみよう。そして受け止めよう。
    ・男女の脳内の違い
     新鮮な刺激を好む性質。新規性探索傾向が高い。受容体の違い。恐るべし脳。

    0
    2019年06月15日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

    Posted by ブクログ

    著者は、これまでに脳科学という学問領域から得た知見を
    一般向けに分かりやすく解説してきた。
    過去には
    「ヒトはいじめをやめられない」
    「不倫」
    等、時流に乗ったテーマを脳科学の視点から
    学者らしくロジカルに分析している。
     
    しかし。
    今回、「ヘヴィメタル」と意外な領域を取り上げた。
     
    それは何故か。
     
    著者は思春期にヘヴィメタルの「洗礼」を受ける。
    周りの女子が光GENJI等、流行りの音楽に熱中する中、
    とても「ヘビィメタ」とは口にも出せない自分に
    苦悩を抱える。
    実はそんな時期が自分の「個」を形成したプロセス
    だったと振り返る。
     
    「内面性の高さが、同時に社会からの影響の受けにくさ

    0
    2019年05月18日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

    Posted by ブクログ

    おもろいです。「メタルの嗜み」を文章化した初の試みって感じ。ちょっと俺と守備範囲が違うのだが、メタル好きの雰囲気がよくでている。「脳」関係ある?って気になるところだが、それもギャグ。文章自体にリフが利いてる。

    0
    2019年04月26日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

    Posted by ブクログ

    脳内物質について、ドーパミンについて細かく脳のどの部分から分泌されているかなど細かく記載されていて、かつ読みやすくまとめられていた

    0
    2019年04月20日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

    Posted by ブクログ

    レイ・クロック ウォルト・ディズニー ミラーニューロン 成功者の話やっていることや考えていることを積極的に真似したり吸収したりしていくということには、脳科学から見ても、とても意味があるのです。筋肉の修復時に成長ホルモンが出るのですが ドコサヘキサエン酸 脳を鍛えるにはタンパク質が必要 トリプトファン セロトニン 海鮮丼 納豆ご飯 ゲシュタルト知覚 ゲシュタルト崩壊 習うより慣れろ 「知識の錯覚」の罠 退職勧奨かんしょう 誤謬 クラスター錯覚=何らかの相関があると誤認してしまう錯覚 バンドワゴン効果 判官贔屓=アンダードッグ効果 サンクコストの錯覚=コンコルド効果 合理的な損切り判断 ハロー効果

    0
    2019年03月06日
  • あなたの脳のしつけ方

    Posted by ブクログ

    ゆる~く、脳のちょっとした小話を知れる本です。
    知っておくと日々の生活に生かせそう、と思ったことは下にメモ書き。
    ただ、残念なのが、本のタイトルと内容がイマイチ合っていないこと。
    脳のしつけ方と謳ってるくらいだから、
    脳のメカニズムなどの理論の部分もしっかり知った上で
    どういう行動、思考をしていけばいい、といった本かと思ったのですが、
    著者のエピソード多めで、ほんとにゆる~く豆知識をさらっと拾う感じの内容。
    脳の難しい話より、
    「こう考えたらいいよ」「こう行動したらいいよ」といった結論をサクッと
    いってもらえる本が好きな方にはお勧めですが、
    私のように次々と疑問が湧いて深堀したくなるような人間

    0
    2019年09月07日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

    Posted by ブクログ

    非社会性が大きなテーマになっていますが、側からはとても社交的に見える人も本人に聞くと本当は人に合わせたりするのは苦手と言う人が多い気がします。
    本書は、メタラーのメタラーによるメタラーの為のメタルアルバムような本Deathlml

    0
    2019年02月17日
  • 不倫

    Posted by ブクログ

    テレビなどで見て、面白い人だなあと思っていた著者。
    脳の構造から、人は何故不倫をするのか、何故不倫はバッシングされるのか、を説明する。
    タイトルが直接的過ぎるところが、かえって目を惹く。

    0
    2019年02月13日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

    Posted by ブクログ

    冒頭から迸るメタル愛。そして脳科学的な観点から分析し、社会との関わり方にまで話が及ぶ。
    私自身もメタルを聴くことはやぶさかではない人間なので共感する箇所は多かったが、メタル以外のジャンルに対しては主観による浅い断定が目立ち、片手落ちの印象。

    0
    2019年02月01日
  • 不倫

    Posted by ブクログ

    不倫はワイドショーや雑誌といったメディアの格好の話題だ。
    センセーショナルだし、見ている方はちっとも傷つかない上に「それはいかん」と正義漢ぶれる。
    リスクの高い行為であるが、示されたデータは、結婚相手、または交際相手がいながら、その相手以外にセックスする人がいる割合は、男性26.9%、女性16.3%だそうだ。
    意外と高い。
    これだけ皆さん楽しんでいるのだから、容認したっていいじゃないですか、ねえ?!

    第三章の愛着理論の考察、四章の社会的排除の仕組みは興味深い。
    オキシトシン、俗に幸せホルモンと呼ばれるこの物質がもたらす影響に驚く。
    母と子のスキンシップでオキシトシン量が上昇、愛着形成がなされ

    0
    2019年01月05日