小谷野敦のレビュー一覧

  • 芥川賞の偏差値

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    偏差値の基準が小谷野敦自身だと知り一安心笑。
    納得できるものもあり、まさかと首をかしげる評価あり。エンタテインメントとして楽しみました。あー、こんな作家いたいたと懐かしく思い出したが、今何しているのか。
    又吉直樹は第二作をようやく出したが、『火花』ほど話題になっていないなあ。

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    2017年04月05日
  • 美人好きは罪悪か?

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    男の目から見た、美人に関わる戯言。
    歴史上の美人に及ぶ知識と、なんというか、ちょっと斜めからの視線だったり色々。存外面白かったのは文章が上手いからかな。読むの辛くなるかなー、と思ってたら、最後まで行った。

    結局、美人という枠組みがあって、そこにどこからの視点でどう関わっていくかだな。

    もちろん、美人好きが罪悪であるわけがない。

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    2017年02月06日
  • 日本人のための世界史入門

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    数冊読んで、論者として決して好きな訳じゃないのに、なお手に取ってみようと思うのは、選ぶテーマに惹かれるからか。相変わらず、主語と述語がとっ散らかってる文章は散見されるし、内容があっちこっち飛ぶしで、読み心地はかなり悪い。ただそれは、新書の厚さで世界史を俯瞰するっていう時点で、ある程度覚悟しなければ仕方のないところ。世界史をギュッと濃縮っていう点では、結構いい感じで目標は達成されていると思われて評価できるかも。

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    2017年01月30日
  • 日本人のための世界史入門

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    世界史の教科書を著者視点でおさらいしている感じです。
    「そういえばこんなこと習ったけど、そういう意味だったのか~」と思い出すという意味では入門書です。
    少し著者の主張がうるさい所がありましたが、あとがきの一般人の歴史知識は「だいたい」でいいには納得です。

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    2016年12月21日
  • 本当に偉いのか―あまのじゃく偉人伝―

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    兼常清佐の考え方にまったく賛成。やはり録音とライブは比較できないと思う。読んでみたい。→小谷野敦さんから理解が間違っているとの指摘をいただく。ありがたい。

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    2016年11月07日
  • 性と愛の日本語講座

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    使う言葉は時代風俗を表し時代精神をも作り出すので、こういう調査は大切だ。
    読み物として面白くするために資料という面は少し弱い。

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    2016年07月15日
  • 日本恋愛思想史 記紀万葉から現代まで

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    相変わらずの本である。小谷野節と言えば聞こえはいいが、ぬめりとした嫌みがそこかしこにある、というか本人はあまり嫌みとは思ってないからこうなんだろうけれども、まぁ、しかしこれも芸のうち。
    ひたすらに積み重ねられた文学の数々は全体としてはよく分からないが、ミルフィーユと思えばざっくりいただくのがよろしかろう。

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    2016年05月30日
  • 日本人のための世界史入門

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    「入門」とあるが、高校教科書レベルの知識は持っていたほうが読みやすそう。基本的な単語は知っていて、歴史に対しある程度の興味はあるが、頭の中でうまく繋がっていない人には、ちょうどいい本なのではないかと思う。

    参考として挙げているものが、比較的手に取りやすい一般書や映画などであるのはありがたい。
    さらに知見を広げるための「入門書」としては優れているように感じた。

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    2016年04月03日
  • 美人好きは罪悪か?

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    「美人が分類されないわけ」という見出し
    ブスは分類される?美人とはどういう認識か。美人がどのように扱われたか。・・・・いろいろ論考できるんだな。

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    2016年03月14日
  • 友達がいないということ

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    正直読みやすいとはいえないし、話があちらこちらに飛ぶのだが、自分の意見をどんどんと押し出してくる文章を楽しんでしまったもの勝ちかもしれない。
    いじめについての章を一番面白く拝読した。

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    2016年02月09日
  • もてない男 ――恋愛論を超えて

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     恋愛って素晴らしい、人はいくつになっても恋愛をしなければならない、などなどの恋愛礼賛にしんどさを覚える人におすすめ。

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    2015年11月28日
  • このミステリーがひどい!

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    何とまあ正直な人だこと。あちこち怒らせるようなことをかまわず書くのが著者のスタイルではあるけれど、なかなかこうは書けないだろう。ミステリって読者も評論家も多い。傑作・名作と言われるものを読んで面白くなかったら、自分がちゃんと読めてないのかしら?と思って黙っとく。あるいは著者が言うように「私の好みじゃないです」と言っとく。つまらないのをほめている評を見ると、あの程度のを喜ぶなんて低レベルだなーとか思ったりする。ミステリファンって小うるさいものだ。(SFファンほどじゃないか)

    そんな思惑などものともせず、自分の主観で、名だたる「名作」や近年のヒット作などを「まったくつまらん」とメッタ斬り。一方で

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    2015年10月17日
  • 俺の日本史

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    論じるというよりは,大河ドラマに結びつけて「俺の」知識を披露してくれる。再入門にふさわしいかどうかは読む人の日本史の知識に依るだろう。

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    2015年10月13日
  • 俺の日本史

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    著者ならではの日本史との接し方という感じの本です。と言い表すくらいに力を抜いて読むことができました。日本史について肩肘張らず、満遍なく理解をすることができます。ただ著者の私見もだいぶ入っているようで、書いてあることを真剣に読んではいけないなと感じました。日本の歴史についての、他の著作(ドラマなど)についても書かれていて、いろいろな人が、歴史に対して何を書いているのかが分かって、そこは勉強になりました。

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    2015年10月03日
  • このミステリーがひどい!

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    だらだらした筆致は相変わらず。ただし、著者と年が同じなので、共通する話題があったりして、そこは楽しく読めた。

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    2015年08月05日
  • 面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる

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    英語の勉強について。外国語を学ぶ才能のない人は、単語と文法を一つずつ地道に覚えるしかない。
    そもそも、明治大学の3・4年の英語力は、東大1年の英語力より劣っているにも関わらず、そんな人達が教鞭を取るんだから、推して知るべし。
    とまあ、辛辣な書きっぷりでとても楽しく読める。
    時間を作るには、何かをしないこと。勉強に力を入れるなら、酒は飲まない、旅行には行かない、とか。そりゃそうだ。
    あと、本を読むなら、学歴ロンダリングもあるので、誰が書いたものなのか、年齢は幾つのときの本かを気にして読むとよいとも言ってる。
    学問の世界において、大きな仕事をした女性学者には、概ね子供はいないってかかれているように

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    2015年06月28日
  • 頭の悪い日本語

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    「顧みて他を言う」⇒関係ないことを言って誤魔化す。「泰山鳴動鼠一匹」正しくは大山。古代ローマのホラティウスの警句である。「ぬきんでる」は「擢んでる」と書く。「青田刈り」は正しくは「青田買い」。「根気強い」は「根気よく」と「粘り強く」を混ぜこぜになった言葉。「博打を打つ」は「博奕を打つ」の誤り。「存じ上げない」の対象は人。「破瓜」は処女が破れるのではなく八+八で女性の十六歳。あるいは八×八で男性の64歳のこと。宅急便はヤマト運輸の商標であり一般名詞は宅配便。「田吾作椋十」=「張三李四」。オクラは英語でイクラはロシア語・・・・・・・。おもしろすぎる。

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    2015年06月09日
  • 俺の日本史

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    ネタバレ

    日本史へのバックボーンの方が世界史より、上のせいなのか、分かりやすかった気もします。

    アマテラスの時代から明治維新までを駆け足で巡りましたが、平家物語やゲームの影響もあり平安時代や戦国時代は興味深く読めました。南北朝時代なんかはほんとど、知識がなかったので、この辺りの本を読んでみようかな。

    作者が江戸時代をあまり評価していないようですが、現代だって似た様な部分もあり、それが良い方向にも機能したこともあったと思う。戦争をしなかったことなど。もう少し評価しても良いのではと

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    2015年05月30日
  • 俺の日本史

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    まさに「”俺の”日本史」ですな^^;
    読んで面白いけど、
    日本史の試験の点数は上がらない(笑)

    歴史は偶然と必然のからみ合いである。
    歴史に法則はないし、そう簡単には
    終わらない。前著の世界史入門でも
    言ってたような気がするが
    ここいら辺りが落ちだと思う。

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    2015年05月30日
  • 面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる

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    「勉強法」とタイトルにありますが、実践的なテクニックというより、著者自身がさまざまな分野の本を読んできて、気づいたことや考えたことなどを綴ったエッセイに近い内容です。

    勉強法として有益だったかと言えば疑問ですが、少年時代の読書遍歴や、大学の英文科で英語に苦労した話など、著者の自伝的な内容も多く、楽しんで読めました。

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    2015年05月07日