感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年12月27日
単に各作品の偏差値をつけているだけでなく、芥川賞が創設された時のことや文学界についての話が入っているのがとても面白かった。
紹介されている作品の中で、いくつか読んだ作品もあり、芥川賞受賞作以外にも高い偏差値をつけてある作品も含めて
これから読んでみたいと思う作品もある。
本を読むことがますます楽...続きを読むしくなるような一冊でした。
Posted by ブクログ 2023年06月16日
筆者は学者だったけど今は作家で、やはり実践者・作る側の人だけに説得力がある。そのかわりに随分と偏っている。そこを楽しむ本。
その作家でもある作者が自ら「文学」は終わりに近づいているという。単なる個人の感想だが、文化・
芸術の中で、絵画や音楽、演劇でさえもまだ国民から尊重されているように思えている。...続きを読むが、古いものさえあればいい、と一番思われているのが文学なのではないか? その中で、知名度ゼロの専攻委員やら文壇やらが権威を振り回すのも、失礼ながら馬鹿らしいというか。
あと、賞をめでたく取ったそのあと、ほとんど書いていない作家もいるが、だいだい書いてもボツにされた、とのこと。そういものかと勉強になる。
Posted by ブクログ 2017年08月10日
芥川賞の本はよくわからない。
でも、読まないと格好がつかないから、
一応読んでいる・・・というのが正直な現状。
面白くなくなってきたのかと思ったら、
昔から面白くなさそうだったから、
ちょっと笑える。
でも、ここまで続いている権威ある賞だから、
簡単に「なくせばいい」というものでもない。
なくすの...続きを読むは簡単でも、復活するのは至難の業。
今年は面白いかもと思いながら、
読み続けるのもまた一興。
Posted by ブクログ 2017年06月25日
昔から芥川賞というものがよく分からなかった。
まず候補作にいまいち「読んでみよう!」と思わせるようなものが少ないし、いざ読んでみても、「…うん。」となるばかりで、なんというか、…どう考えても面白くないよなあ…しかしこれは私が「ブンガク」というものを理解できていないからなのかなあ、なにかこう、これらの...続きを読む作品を受賞作たらしめる見方、面白さ、美しさみたいなものがあって、きっとわかる人にはわかるんだよなあ…と、芥川賞受賞作を読むたびにもやもやしていたわけですが、…うん、もう芥川賞はつまらないってことでいいかな。結局エンタメが好きだし。
『コンビニ人間』が芥川賞受賞作のくせにわりと面白かった、というのは私も感じて「おおっどうした」と思ったので、ちょっと楽しかった。…うーん、なんやかんやで結局読んでるんだなあ。あるいは「やっぱりつまんないな」と確認するために読んでいるのかもしれない。
Posted by ブクログ 2017年04月22日
例によって自分の好みを前面に押し出した独断的見解なんだけど、さして不愉快でないのがいつも不思議。挟み込みのコラムには「美人作家路線」なんてのもあって、コラコラそれはイカンよと思いつつ、読んでしまうんだよねこれが。
偏差値(と言うより「採点」だけど)については、まあある種の趣向だと思って読めばいいの...続きを読むだろう。ほとんどの受賞作家について、他の作品も多く読んだ上で評しているところが立派だと思う。それでも読んでいて一番面白いのは文壇ゴシップ的な話。へぇ~ということがいろいろ書かれていて、結構笑ってしまった。