あらすじ
福沢諭吉や夏目漱石のどこがそんなにエラいのか? 坂本竜馬は結局何をした? アレクサンドロス大王やコロンブスはただの侵略者じゃないか? 評価が上げ底されがちな明治の偉人、今読んでもちっとも面白くない文豪、熱狂的な信者が多いだけの学者……世間の評価に流されず、その業績や作品を詳しく見れば、歴史や文学の新たな一面が浮かんでくる。独断と偏見で「裸の王様」をブッタ斬る、目からウロコの新・偉人伝!
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Posted by ブクログ
歴史上の偉人が本当に偉いかどうか作者が斬っていくスタイル。上げ底された偉人や誤解の多い偉人、本当に偉い偉人など収録されている人物は多い。
自分的には「偉い」の定義が提示されていないようなので納得できる人物評もあるが、坂本龍馬のように大河ドラマの話から入りフットワークが軽いだけで偉くないと断じるのには疑問が残った。
また中島敦は原典が元ネタで他のオリジナルも面白くないとのこと。古典に自分の感性を載せたのだからアレンジャーは偉人になれないということのようだが死後80年くらいたっても読み継がれているのだから十分凄いとは思う。