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歴史は、偶然と必然のからみ合い。無理やり“法則”を見出すのではなく、とにかく“事実”を追究するべし――。そんな著者の歴史観のもと、古代から幕末までを一気呵成に論じる。「古代のことを“なぜ”と問うな」「聖徳太子のどこが凄い?」「烏帽子はいつから消えたのか」「信長が将軍にならなかった理由」「徳川時代は“大いなる停滞”」「攘夷思想=現代の排外主義」……。何度学んでも楽しい、日本史再入門にはうってつけの一冊!
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Posted by ブクログ
『日本人のための世界史入門』(新潮新書)と同様、新書一冊で日本の歴史を概観した本です。
ただ、『日本人のための世界史入門』が、いちおう一通りの世界史の流れをつかむことができるように書かれていたのに比べると、本書はややまとまりに欠けており、NHKの大河ドラマに関する感想などもあって、「日本史よもやま話」といったような印象を受けます。
とりとめのないけれどもおもしろい著者の話を聞いているような気分で読むことができるという意味では、渡部昇一の日本史に関する著作と似ているように思います。ところどころで左翼的なアカデミズムの歴史学に対する皮肉が差し挟まれているのも渡部の本と同じですが、本書の方は日本の伝統について一定の予断を持つことなく、あくまで実証的な観点からの批判にとどまっているので、渡部の本に比べると比較的多くの読者に受け入れられやすいのではないでしょうか。
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